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第6章 第6特殊犯捜査・第6係の本気

51: 蘭府虎臥 (1)

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「お江戸じゃ、美馬とやらの台頭で大変らしいが、こっちは相も変わらず。しけた景気や、、荒れようがないがな。」
 俺はそんな事には興味がないという風に煙草をふかし終わって、灰皿代わりの缶ビールの空き缶に吸い殻を落とし込んだ。
 缶に残ったビールに、煙草の火が消えるジュっという音が、微かに聞こえた。
 二人の間に沈黙が広がった。

 昼間から親父のアパートにしけ込んだ俺。
 お互い交わす言葉もなく、目を合わす事もなく服を脱ぎ始めた。
 薄暗くタバコ臭い部屋の中で、素っ裸になった親父と俺。
 親父の背中には、立派な「金太郎の抱き鯉」の刺青がある。
 親父の黒ずんだペニスは既に弧を描く様に反り返り血管が浮き出ていた。

 親父は手を伸ばし、俺の体に触れた。
 俺の体を確認するかの様に、俺の体に手を這わし続ける親父。
 頬から首筋。
 そして肩から胸・脇腹・腰・腹そしてケツへと、ゆっくりとゆっくりと俺の体に手を纏わり付かせる親父。
 マメだらけでゴツゴツした親父の手が、俺の性感帯に触れる度に俺は体をビクっと痙攣させた。
 親父と目が合った俺。
 微かな微笑を浮かべいた親父は 「お前の弱点、分かってきたぞ」っと悪戯っぽく囁き、唇を重ねてきた。

 犯罪者の中には「性根が腐っている」極悪人も沢山いるが、この親父のように、根が優しい善人も結構いる。
 こういった人間達は、生まれ、生い立ち、運不運、色々なものに押しつぶされ流され、悪事に手を染め、そこから抜けられなくなる。
 だから結果が悪でも、全てが一緒ではない。そういった機微に反応できないと、俺のような仕事は出来ない。
 勿論、それに飲み込まれてしまっては元も子もないが、、。

 「弱点が判った」と言われて、奇妙に照れくさかった。
 この親父に自分の性感帯を知られるのは、不思議な気分だった。
 俺は、唇を重ね合わせお互いの舌を絡ませながら親父のペニスに手を伸ばした。
 俺が親父のいきり立ったペニスを握り、前後にゆっくりとしごくと、 親父は「おお・・・・・」と擦れた声を上げ全身を痙攣させる。

 「エエ年こいたおっさんがビンビンやんけ。エロイのー、親父」と俺は親父をおちょくってやる。
 唇を重ね合わせたまま、鼻でフフンと笑た親父は、 「どつくぞ」と言いながら俺の脇腹をこそばして来る。
 俺は、脇腹だけは駄目だ。
 潜入捜査のプロとか言われても、そういった部分だけはどうにもならない。
 伝説的な美人女優でも糞をたれるのと同じだ。
 感じるとかを通り越して只こそばいだけなのだが、ただ、それが過剰すぎる。
 ビクンっと体を捩じらせた俺を、親父はベットに押し倒した。
 親父は俺の腹の上に乗っかって容赦なく脇腹を攻撃して来る。
 俺にとっては拷問だった。

 息で出来ないようになるまで、口から泡吹きそうになるまで、こそばして来た。
 しかも、いい年をしたオッサンが自分もゲラゲラ笑いながらだ。
 あほらしい・・・。
 ペニスしゃぶりに行ってんのに、大の大人がベットでコチョコチョしてるなんて。
 10代のカップルじゃあるまいし・・・。
 失神1歩手前までこそばされた俺は、 「止めてくれ。何でも言う事聞くから頼む、頼むからもう止めて」と叫んだ。
 親父は手を止め「ホンマやの?」と眉間にしわを寄せながら聞いてきた。

 親父の手は未だ俺の脇腹に置かれたままだった。
 俺が「おお。ホンマやから、止めてくれ」と言うと、親父は俺にキスしてから、耳元で「ケツ掘ってエエか?」と低い声で聞いてきた。
 俺が「おお」と答えると、暫く見つめ合った後、二人は全身を重ね唇を重ね合わせた。

 俺の上に重なって来た親父。
 俺の舌を求め激しく吸い付いてくる親父。
 親父の鼻息と、お互いの舌に吸い付くヤラシげな音だけが薄暗い部屋に響いていた。
 不規則に腰を振っている親父。
 いきり立ったペニスを俺の腹に擦り付ける様にゆっくりと腰を振る親父。

 この道では筋金入りの男だ。
 「善人」の持つ頑固さで口だけは異常に固い、この犯罪者から、何かの情報を引き出すのには、こういう接近の仕方しかなかった。
 親父は、親父と俺のカチカチになったペニスが触れ合う度に、 「ああ・・」と微かにタバコ臭い擦れた吐息を漏らした。
 親父は顔を俺の耳元に埋めると、手に唾液を取り重なり合った腹の辺りに手を入れ、2本のペニスを握った。
 ペニスの裏筋を重ねる合わせる様に2本のペニスを握った親父は、ヌチャヌチャと音を立てながら体を上下させる。
 俺は、親父の生温い吐息と無精髭の感触を首筋に感じながら喘ぎ声を上げた。

 親父は喉の奥から搾り出すような、鼻息交じりのくぐもった喘ぎ声を上げながら、 「クッ・・ゥ・気持ちエエ。お前はどや?気持ちエエんか?フン?」と擦れた声で聞いてきた。
 俺が「ああ、親父。気持ちエエ」と答えると、親父は腰を振りながら俺の顔を見つめて、「ヤラシイ顔すんの、お前。男をそそる表情や・・。」と切なげに呟いた。 
「お前、マグマ使うんか?」と親父が聞いてきた。

 俺が「おお」と答えると親父は立ち上がり、戸棚の所に行きポーチの様な物を取り出した。
 ポーチを手にベットに戻ってくる親父。
 親父が足を前に進める度に、親父のいきり立ち天を仰いでいたペニスがブラブラと上下左右に揺れた。
 黒の革のポーチから数本のマグマと、スキン・ラブオイルを取り出した親父は、マグマを1本俺に手渡し、俺の腹の上にまたがり膝立ちし、自分のマグマを手にした。
 親父はいきり立ったペニスをヒクヒクとひくつかせながら、目を閉じ何回もゆっくりと長く深くマグマを吸い始めた。

 俺は、男がペニスをおっ立ててマグマを吸う姿なんか今まで何回も見てきた。
 しかし、今日は少し違うような気がした。
 どうやら俺に対して親愛の情のようなものを感じ始めているこの親父が、俺と盛るために吸っているのだ。
 潜入してから二週間、この親父は、俺の事を「自分の息子のようだ」と言っていた。
 それが今、理性をなくして、獣のように盛り合う為にマグマを吸っているのだ。
 マグマを3・4回吸った親父は目を閉じうつむいた。
 2・3秒して頭を上げた親父は、顎をクッと上げ、俺にマグマを吸うよう促した。
 親父は虚ろな目で俺を見つめていた。
 親父は俺の腹の上で口を半開きにし、ハアハアと言いながら、いきり立ったペニスをゆっくりとしごいている。
 俺は親父の虚ろな目を見らマグマを深く深く吸い込んだ。

 「たまらん」と吐き捨てる様に呟き、俺に覆い被さってきた親父は、俺の喉仏に吸い付いてきた。
 チュパチュパと音を立てながら、舌先を使って口の中で俺の喉仏を転がす親父。
 俺の首筋に顔を擦り付ける様にして吸い付きまくってくる親父。
 親父の髭がジョリジョリと音を立てて俺の首筋を刺激した。
 俺は首筋も感じる。
 俺は歯を食い縛り、体を仰け反らす様にして、親父の頭を抱え込んだ。
 それに気づいた親父は俺の顔を覗き込み、 「おお?何や?ここ感じんのか、お前?」と囁くと、フンと笑って俺の首筋に吸い付いてきた。

 髭を擦りつけたり、吸い付いたり、舌先で嘗め回したりして俺の首筋を攻める親父。
 俺は食い縛った歯の隙間から「・・クッゥ・・」と言う声にならない喘ぎ声を漏らした。
 親父は更に激しく俺の首筋を責めながら、 「気持ちエエんか?どや?感じとんねやろ?感じとんやったらもっと声出せ」 と低く纏わり付く様な声で囁いた。 
 「ここはどないや?」と言いながら俺の耳の裏辺りをベロベロと舐め上げる親父。
 俺は体を痙攣させながら声を上げた。
 親父は俺のコメカミの辺りと肩を押さえつけ、更に激しくネットリと俺の耳の裏を舐め上げた。
 押さえつけられ抵抗できない俺は 「・クッゥ・・親父・・」と声を上げるしかなかった。

 「ほら、もっと声出せ。恥ずかしがらんとエエ声出さんかい。」と言いながら、親父は無精髭の生えた頬を俺の耳元に擦り付けてきた。
 たまらなくなった俺は、体を悶えさせながら絶叫に近い喘ぎ声を上げた。
 親父は満足げに「おお、エエぞ。エエ声や。もっと気持ちようしたるさかいにの」 と言いながら、俺の上半身の方へと舌を滑らせてくる。
 ハアハアと息をしながら俺の乳首に吸い付いてくる親父。
 舌先で俺の乳首の周りをゆっくりと舐め、吸い付き舌先で乳首を突く親父。
 俺の反応を確かめるようにゆっくりネットリと俺の乳首に貪り付いとった親父は、マグマを手に取り俺に手渡した。

 俺の乳首を舐めながら、それを吸えと目でサインを送ってくる親父。
 俺は再びマグマを深く吸った。
 親父も狂った様にマグマを吸っている。
 全身が熱くなって心臓が激しく脈打つ。
 マグマのせいで薄暗い部屋がより薄暗く感じられた。

 狂った様に俺の体に吸い付く親父。
 親父は、その顔を俺の股間の辺りに移した。
 俺の陰毛に、鼻を埋め大きく息をしながらペニスの根本の土手に歯を立てた親父は、次にゆっくりと俺の陰茎を舐めた。
 レロレロと舌先を使い時折口から垂れる涎を吸いながら、俺の陰茎全体を、じらす様に舐め上げる親父。
 親父は俺のペニスを力強く握り2・3回ブルブルと振りながら、 「おお・・ビンビンやんけ・・儂にしゃぶられて・・スケベやのお前・・」 とペニス越しに俺の顔を見つめるように囁いた。

 「どないして欲しんや、言うてみ?」と親父は続けた。
 「・・・てくれ」と言葉にならない俺。 
 「なんやて?聞こえへんぞ?」と親父。
 俺のペニスをギュッギュッと握りながら「ほら、どないして欲しいんや?」 と低く擦れた声で嬲るようにように親父が囁いてくる。
 俺はたまらず「ペニスしゃぶってくれっ!」と叫んだ。

 親父は「よっしゃ」と言うと、俺の鈴口に口を近づけて来る。
 親父は「ようさん先走り垂らしやがって」と言いながら、舌先で舐め取るように俺の亀頭を舐める。
 俺の亀頭を口に含み、舌先で俺の鈴口を攻めながらチューチューと音を立てる。
 俺は全身を小刻みに震わせた。
 俺の先走りを全部吸い取った親父は、俺の陰茎全部を口に含んだ。
 親父は俺のペニスに舌を纏わり付かせながら頭を上下させる。
 荒い鼻息を漏らしながら激しくリズミカルに俺のペニスをしゃぶる親父。
 親父は「たまらんわ・・」と言いながら自分のペニスをしごきながら、俺のペニスに貪り付いている。
 そして俺のペニスをしゃぶりながら体を回転させ横伏せになった親父は、ペニスを俺の顔に近づけ、それをしゃぶる様に促してきた。

 赤黒くパンパンになった親父の亀頭は、先走り汁でいやらしく光っていた。
 俺は親父のペニスを握り親指の腹で親父の亀頭の先を撫でた。
 先走り汁でヌルヌルになっていた親父の亀頭。
 俺は先走り汁をヌチャヌチャと音を立てながら亀頭全体に塗りつけた。
 親父は俺のペニスを咥えた口から「おお・・」と唸るような喘ぎ声を漏らした。
 俺は親父の先走り汁でヌルヌルになった親指を口元に近づけ舐めた。
 親父の先走り汁の味・・。
 塩気を含んだ舌に纏わり付く様な味だった。

 「どや?俺の?旨いか?」と聞く親父。
 そして親父は「俺にも舐めさせ」と続けた。
 俺は親父の亀頭の先走り汁を指に擦り付け親父の口元に運んだ。
 親父は舌を纏わり付かす様に、俺の指を舐めた。
 俺の指を咥えしゃぶっていた親父は、 「おお。お前のと同じ味や」と囁いた。
 荒い鼻息を漏らしながらお互いのペニスに貪り付く親父と俺。
 薄暗い部屋の中に、いやらしい音だけが響いていた。
 グボっとペニスを喉の奥まで咥え込みえづく音。
 ジュパとペニスに吸い付く音。
 ぺチャぺチャと裏筋を舐め上げる音。
 ジャリジャリと毛むくじゃらの玉袋を舐める音。
 それらの音と親父の鼻息、そして低く唸る様な親父の喘ぎ声が、俺のペニスを一層堅くさせた。

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