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第一章 【日常から非日常へ】
第27話 非日常が日常へ
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目を覚ますと……何やら騒がしい。
今日は誰かが尋ねに来るような予定はなかった筈……もしかしたら、昨日のように急患が来たのかもしれないとは思ったけれど、それならダートさんが起こしに来てくれる筈だ。
「……じゃあ、これはいったい?」
それならこの騒がしさはいったい何なのだろうか。
妙な胸騒ぎを感じて急いでベッドから飛び起きてメガネをかけると、急いで部屋を出て、声のする方へと向かう。
「でね?この前……あら?先生ったらやっと起きたのね?」
「……え?」
「何を間抜けな顔をしているの?まったく、先生が起きるのが遅いからダートちゃんと一緒に朝ご飯を頂いてるわよ?」
「えっと……ダート、これはいったい?」
「おばさまが朝食を作って尋ねに来てくれたんです」
いや……朝食を作って来てくれたとかじゃなくて、どうして家に服屋のおばさんがダートと二人で、リビングにいるのか。
それにおばさまって、何だかダートのイメージに合わないような気がして違和感も凄い。
「ダートちゃんが診療所に来てくれたじゃない?」
「えぇ……」
「こんなに可愛い子が、先生の助手として来てくれたのが嬉しくて、ついつい張り切ってご飯を作って来ちゃったのよぉ」
「もう、おばさまったら、かわいいだなんて……私はそんなんじゃないですよ?」
「何を言ってるの?本当に凄い可愛いんだから自信を持ちなさい?」
もしかしたら来客用に丁寧な言葉使いをしているのかもしれない。
そう思えば違和感は無いけれど、この状況は本当に何なのだろうか……。
とりあえず事情は分かったけれど、どうして張り切って朝食を作って来てくれたのか……まぁでも、楽し気に食べているのを見ると、ぼくの考え過ぎなのかもしれない。
「……?どうしたの先生、そんな複雑そうな顔をして」
「きっとおばさまが来た事に驚いてるのかも?」
「そう言う事?先生ごめんねぇ?」
「あぁ……いえ、大丈夫です」
「なら良かった、私ねぇ?これからはダートちゃんに会うために、時間がある時はお邪魔させて貰おうかなって思って、今日はその事も含めて来たのよぉ」
という事は……朝の落ち着いた時間が、今みたいに騒がしくなるという事だろうか。
彼女と一緒に暮らす事になっただけでも、色々と慌ただしくて慣れるまでは大変だと言うのに、更に忙しくなるのかもしれない……そう思うと頭が痛くなりそうだ。
「後はそうね、コルクちゃんも呼んだから……後で来ると思うわよ?」
「……コルクが?」
「えぇ、この村で唯一先生と仲が良いから、呼んだ方が良いと思ってね?」
「コルクさんも来てくれるんですか?私……凄い楽しみですっ!」
……嬉しそうに笑顔を作る彼女には悪いけれど、ぼくは全くもって楽しみじゃない。
朝だからこそ、ゆっくりとした時間を楽しみたいのに、いつも出来ていたことが突然出来なくなってしまうかもしれないという事実に、思わず戸惑いを覚える。
「でもおばさま?勝手に人を呼んでいいんですか?」
「いいのよぉ、だって……先生はこうでもしないと、自分から人と関わろうとしないんだから」
……確かにそれはその通りだから、何も言い返せそうにない。
服屋のおばさんがいうように、自分から他人に積極的に関わろうとはしてこなかったから、強引な手段を取られてもしょうがないのかもしれないけど……呼ばれたのがコルクで良かった。
彼女ならたまに遊びに来てくれるから慣れているし、来ても余計な事はしないだろう。
「私もそれが良いと思いますけど、次は私から会いに行きますね?」
「あら?どうしてかしら?」
「だって、村から診療所までの距離ってかなりありますし……おばさまにはあまり無理をして貰いたくありませんから」
「あらぁ……それだと、ダートちゃんにばかり無理をさせてしまうけど、いいのかしら?」
「えぇ、私は歩くのが好きなので大丈夫です、それに……人付き合いが苦手なレースさんの変わりに、村の人達と仲良くなっておきたいですし」
本当にこの二人はいつの間にここまで仲良くなったのだろうか。
そう思いながら聞いてはいるけれど、何だか不思議な感じがする……先程まで、あれほど色んな事を感がていたというのに、こういう楽しそうな雰囲気は嫌いじゃない。
「……あなた、本当に良い子ねぇ、よしっ!それじゃあおばさん、今度ダートちゃんが来た時の為に、もっとかわいいお洋服を取り寄せておくわね?」
「ふふ、おばさまったら、ありがとうございます」
この光景が、これからの日常になっていくのだろう。
「レースさん?どうかしたの?」
まだ非日常的な状況に違和感を感じるけれど、そこは少しずつ慣れていけばいい。
けど……ふと、師匠が様子を見に来る日が来た時の考えると、何だか不安な気持ちになる。
折角慣れて、日常的な光景だと思えるようになったとしても、ある日唐突に終わってしまうかもしれない。
そんな言い知れぬ不安が、ぼくの心にちょっとした影を落とす。
「先生も話に入っていいのよ?」
そんな気持ちを知ってか知らずか、二人が心配そうな表情を浮かべてぼくの顔を見る。
話に入っていいとは言われても、女性同士の会話に割り込んでいいものかと、少しだけ悩むけれど、多分何とかなるだろう。
「あぁ……それなら、身体に良いお茶があるので、それでお飲みながら話しましょうか」
「あ、それなら私もお手伝いしますね!」
「……服屋のおばさんを一人にしてもいいの?」
「私は大丈夫よぉ、待ってるからいってらっしゃい」
「ふふ、ありがとうございます、ではおばさま、少しだけ待っててくださいね?」
服屋のおばさんを一人残してキッチンに入ると、慣れた手つきで湯を沸かしてお茶を淹れる準備を進めていく。
その間に彼女が、人数分のカップを用意すると、注ぎやすいように順番に並べてくれる。
「あらまぁ……仲睦まじくて素敵ねぇ」
「捨てきって、私達はそんな関係じゃ……」
「あらそうなのぉ?残念ねぇ……でも、それならこれからが楽しみねぇ」
ぼく達の姿を見て何を思ったのか、遠くから声が聞こえて来たけれど……反応に困るから対応を彼女に任せて、作業に集中する。
暫くして数分のお茶を淹れ終わると、ダートがリビングへと運んで行ってくれる……そんな彼女の後ろ姿を見て、思わずおばさんの言葉が脳裏を過ぎるけど、ぼくはそんな親密な関係になる気は無い。
「おーい、レースぅ!うちが遊びに来たでぇ!」
「ん……?」
片付けが終わってリビングに戻ろうとするのと同時に、玄関の方から元気な声が聞こえて来る。
「今行きます!」
楽し気に話しているダート達の邪魔にならないように、急いで玄関へと向かうと扉を開けて声の主を家に迎え入れる。
「朝早くからごめんなぁ?おばさんに来るように言われて来たんだけど……お邪魔しちゃって大丈夫なんか?」
「あぁ……まぁ、うん、大丈夫だよ」
「……なんか歯切れ悪いけど本当に大丈夫なん?まぁ……でも、とりあえこのままお邪魔させて貰うわ」
彼女をリビングまで連れて行くと、暫くして更に楽しそうな声で騒がしくなる。
その光景を楽しく感じている自分がいて、少しだけド受け入れ始めているぼくがいた。
これから先、どんなふうに変わって行くのか分からないけれど、師匠が様子を見に来るまでの束の間の出来事を、自分なりに楽しんで見ようと思う。
今日は誰かが尋ねに来るような予定はなかった筈……もしかしたら、昨日のように急患が来たのかもしれないとは思ったけれど、それならダートさんが起こしに来てくれる筈だ。
「……じゃあ、これはいったい?」
それならこの騒がしさはいったい何なのだろうか。
妙な胸騒ぎを感じて急いでベッドから飛び起きてメガネをかけると、急いで部屋を出て、声のする方へと向かう。
「でね?この前……あら?先生ったらやっと起きたのね?」
「……え?」
「何を間抜けな顔をしているの?まったく、先生が起きるのが遅いからダートちゃんと一緒に朝ご飯を頂いてるわよ?」
「えっと……ダート、これはいったい?」
「おばさまが朝食を作って尋ねに来てくれたんです」
いや……朝食を作って来てくれたとかじゃなくて、どうして家に服屋のおばさんがダートと二人で、リビングにいるのか。
それにおばさまって、何だかダートのイメージに合わないような気がして違和感も凄い。
「ダートちゃんが診療所に来てくれたじゃない?」
「えぇ……」
「こんなに可愛い子が、先生の助手として来てくれたのが嬉しくて、ついつい張り切ってご飯を作って来ちゃったのよぉ」
「もう、おばさまったら、かわいいだなんて……私はそんなんじゃないですよ?」
「何を言ってるの?本当に凄い可愛いんだから自信を持ちなさい?」
もしかしたら来客用に丁寧な言葉使いをしているのかもしれない。
そう思えば違和感は無いけれど、この状況は本当に何なのだろうか……。
とりあえず事情は分かったけれど、どうして張り切って朝食を作って来てくれたのか……まぁでも、楽し気に食べているのを見ると、ぼくの考え過ぎなのかもしれない。
「……?どうしたの先生、そんな複雑そうな顔をして」
「きっとおばさまが来た事に驚いてるのかも?」
「そう言う事?先生ごめんねぇ?」
「あぁ……いえ、大丈夫です」
「なら良かった、私ねぇ?これからはダートちゃんに会うために、時間がある時はお邪魔させて貰おうかなって思って、今日はその事も含めて来たのよぉ」
という事は……朝の落ち着いた時間が、今みたいに騒がしくなるという事だろうか。
彼女と一緒に暮らす事になっただけでも、色々と慌ただしくて慣れるまでは大変だと言うのに、更に忙しくなるのかもしれない……そう思うと頭が痛くなりそうだ。
「後はそうね、コルクちゃんも呼んだから……後で来ると思うわよ?」
「……コルクが?」
「えぇ、この村で唯一先生と仲が良いから、呼んだ方が良いと思ってね?」
「コルクさんも来てくれるんですか?私……凄い楽しみですっ!」
……嬉しそうに笑顔を作る彼女には悪いけれど、ぼくは全くもって楽しみじゃない。
朝だからこそ、ゆっくりとした時間を楽しみたいのに、いつも出来ていたことが突然出来なくなってしまうかもしれないという事実に、思わず戸惑いを覚える。
「でもおばさま?勝手に人を呼んでいいんですか?」
「いいのよぉ、だって……先生はこうでもしないと、自分から人と関わろうとしないんだから」
……確かにそれはその通りだから、何も言い返せそうにない。
服屋のおばさんがいうように、自分から他人に積極的に関わろうとはしてこなかったから、強引な手段を取られてもしょうがないのかもしれないけど……呼ばれたのがコルクで良かった。
彼女ならたまに遊びに来てくれるから慣れているし、来ても余計な事はしないだろう。
「私もそれが良いと思いますけど、次は私から会いに行きますね?」
「あら?どうしてかしら?」
「だって、村から診療所までの距離ってかなりありますし……おばさまにはあまり無理をして貰いたくありませんから」
「あらぁ……それだと、ダートちゃんにばかり無理をさせてしまうけど、いいのかしら?」
「えぇ、私は歩くのが好きなので大丈夫です、それに……人付き合いが苦手なレースさんの変わりに、村の人達と仲良くなっておきたいですし」
本当にこの二人はいつの間にここまで仲良くなったのだろうか。
そう思いながら聞いてはいるけれど、何だか不思議な感じがする……先程まで、あれほど色んな事を感がていたというのに、こういう楽しそうな雰囲気は嫌いじゃない。
「……あなた、本当に良い子ねぇ、よしっ!それじゃあおばさん、今度ダートちゃんが来た時の為に、もっとかわいいお洋服を取り寄せておくわね?」
「ふふ、おばさまったら、ありがとうございます」
この光景が、これからの日常になっていくのだろう。
「レースさん?どうかしたの?」
まだ非日常的な状況に違和感を感じるけれど、そこは少しずつ慣れていけばいい。
けど……ふと、師匠が様子を見に来る日が来た時の考えると、何だか不安な気持ちになる。
折角慣れて、日常的な光景だと思えるようになったとしても、ある日唐突に終わってしまうかもしれない。
そんな言い知れぬ不安が、ぼくの心にちょっとした影を落とす。
「先生も話に入っていいのよ?」
そんな気持ちを知ってか知らずか、二人が心配そうな表情を浮かべてぼくの顔を見る。
話に入っていいとは言われても、女性同士の会話に割り込んでいいものかと、少しだけ悩むけれど、多分何とかなるだろう。
「あぁ……それなら、身体に良いお茶があるので、それでお飲みながら話しましょうか」
「あ、それなら私もお手伝いしますね!」
「……服屋のおばさんを一人にしてもいいの?」
「私は大丈夫よぉ、待ってるからいってらっしゃい」
「ふふ、ありがとうございます、ではおばさま、少しだけ待っててくださいね?」
服屋のおばさんを一人残してキッチンに入ると、慣れた手つきで湯を沸かしてお茶を淹れる準備を進めていく。
その間に彼女が、人数分のカップを用意すると、注ぎやすいように順番に並べてくれる。
「あらまぁ……仲睦まじくて素敵ねぇ」
「捨てきって、私達はそんな関係じゃ……」
「あらそうなのぉ?残念ねぇ……でも、それならこれからが楽しみねぇ」
ぼく達の姿を見て何を思ったのか、遠くから声が聞こえて来たけれど……反応に困るから対応を彼女に任せて、作業に集中する。
暫くして数分のお茶を淹れ終わると、ダートがリビングへと運んで行ってくれる……そんな彼女の後ろ姿を見て、思わずおばさんの言葉が脳裏を過ぎるけど、ぼくはそんな親密な関係になる気は無い。
「おーい、レースぅ!うちが遊びに来たでぇ!」
「ん……?」
片付けが終わってリビングに戻ろうとするのと同時に、玄関の方から元気な声が聞こえて来る。
「今行きます!」
楽し気に話しているダート達の邪魔にならないように、急いで玄関へと向かうと扉を開けて声の主を家に迎え入れる。
「朝早くからごめんなぁ?おばさんに来るように言われて来たんだけど……お邪魔しちゃって大丈夫なんか?」
「あぁ……まぁ、うん、大丈夫だよ」
「……なんか歯切れ悪いけど本当に大丈夫なん?まぁ……でも、とりあえこのままお邪魔させて貰うわ」
彼女をリビングまで連れて行くと、暫くして更に楽しそうな声で騒がしくなる。
その光景を楽しく感じている自分がいて、少しだけド受け入れ始めているぼくがいた。
これから先、どんなふうに変わって行くのか分からないけれど、師匠が様子を見に来るまでの束の間の出来事を、自分なりに楽しんで見ようと思う。
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