傷物令嬢と伯爵子息

卒業まで半年となった夏の夜会で王太子殿下は一人の令嬢に声高らかに婚約破棄を告げた。
涼しい顔で了承するご令嬢。

ドレスを翻し退場しようとする令嬢に王太子は叫んだんだ。

「可哀そうなお前に、新しい婚約者を決めてやろう」

王太子は何を思ったか、
近年の不作で借金で首が回らず、目だった功績もないことから
数年内には準伯爵へ降下されるかもという貧乏伯爵家の僕を指名してきた。

家に帰ると、両親や兄弟姉妹に詰め寄られるんだけど
そんなの一番僕が知りたいです!
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