天狗ツキの移洞教室 【天舞坂月光綺譚~あまさかげっこうきたん】

天舞坂町(あまさかちょう)。
その町には、人々から『天狗ツキ』と呼ばれる奇病がある。

発症するのは中高生のみ。夢遊のような症状が続いたのち、やがて眠ったまま目覚めなくなる。

プレッシャーから教室に行けなくなり、保健室での日々を過ごしていた高校生の勇一は、天狗ツキになった子達を密かにうらやましく思っていた。

ある夜中、勇一はやりきれなさからあてもなく家を飛び出して、深夜の学校に向かう。
校庭にあったのは、ミステリアスな黒髪の幼なじみ、羽黒 澪(はぐろ みお)の幻想的な姿だった。

そして、澪の兄で変わり者の男、及介(きゅうすけ)。

まるで呪術のような奇病を治す鍵は、天狗ツキにかかった者がさまよい歩く時の「動作」から、幼少期の「プレゼント」を正確に推理すること。

勇一は澪と及介と共に、夜な夜なさ迷い歩く中高生を救う『お役目』に協力するようになる。

何かが変わるだろうか、そんな淡い期待を抱いて。


眠りにつく中高生を救うため、夜を駆ける少年少女。幼き頃の秘密基地の記憶と兄妹の謎。月夜に捧げる青春伝奇ファンタジー

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