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第一章 ケニヤ
第4話 マサイマラ動物保護区~ナクル湖
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昨日同様、午前と夕方にサファリへ。先ずは午前の部。
昨日は遠方でしか見られなかった象が今日は比較的近くで随分見られた。親子の姿も見られ大変微笑ましい。メスライオンも何度か見られた。
実は昨日見られたライオンは全てオスであり、4頭のうち3頭は同じ個体であった。サファリの終わりに、メンバーの数人が他のグループに『a same Lion 3 times.』と話しているのが耳に入った。超方向音痴の私には、同じ場所に戻っていたのに気付かなかったのである。2頭しか見てなかったのだ。
数頭のメスライオンが1頭ずつ去ったあとには無残なヌーの姿があった。仕方がない。これが野生だ。
今日は又、キリン、ヌー、イボイノシシ等の走る姿も見られ楽しかった。
今日見られた注目すべき動物は
ライオン(主にメス)…7~8頭
象…………………………7~8頭
カバ………………………15頭
夕方はサファリの途中、マサイマラヴィレッジを訪ねた。そうとは知らず、お金も用意してなかったのでマサイ族の住居には入らなかった。博物館ならいざ知らず、個人の住居に入るのにお金を払う事にも少し抵抗があったのと、先に物乞いをされたのが少し腹立たしかったので、堀田さんから借りてまで入る気にはならなかった。
マサイ族の中年男性が信じられないイヤリングをしていた。アナログ・フィルムのプラスティックの入れ物を、大きな穴をあけた耳たぶに差し込んでいた。何とも不自然である。
(今になって思えば、入っていたら良かったかなとも思うが、この時の気分で私も堀田さんも入らなかった)
帰り道にイボイノシシが走る姿を目撃したので、ドライヴァーが追いかけた。イボイノシシは近くの巣穴に逃げ込んだ。サファリカーを横に着けると、奴さん驚いたような顔で穴の中からこちらを見ている。その表情がユーモラスで、白人男性の一人が "Hello." と挨拶していた。こちらも愛嬌がある。見習わないと。
今夜も満点の星空である。夕食後満点の星空の中、トイレに行く。トイレはキャンプ場のテントエリアから50~60mの場所に2つペアーで建っている。これが何と、藁を束ねて造った囲いにすぎない。勿論、ドアーはない。
このトイレでちょっと面白い事があった。手前のトイレに入ったらすぐに、隣接のトイレの下の方から愛嬌のある女性の声がする。
”Hello!"
「えっ!」
思わず、声のする方に眼をやると、若いきれいな顔が藁の隙間の間から微笑んでいた。
条件反射的に
"Sorry!"
すぐにトイレから出て、10m ぐらい離れたところで待機した。やがて彼女は笑顔を振りまきながら去って行った。
翌朝、出発前に昨夜のトイレの君と顔を合せた。相変わらず愛想が良く笑顔が素敵である。できれば今夜も再会したいところだが、残念ながら彼女は別ツアーでここでお別れである。
我がツアーも、途中で私だけみんなと別れて別のサファリカーに乗り換えた。最後まで一緒だとばかり思っていたが、ナクル湖へ行くのは私だけだった。
新たなメンバーと共に、ナクル湖に向かう。ひどいデコボコ道でいやはや参った。
見ものはフラミンゴであるが、予想していたよりは数は少ない。夕方には一斉に飛び立つそうであるが、昼間だったので感動的シーンは見られなかった。むしろペリカンの方が見応えがあった。
その後、クレーターを見せてもらったが、最初だけは感動した。
13時過ぎにナクルの町に到着。メインストリートはなかなか楽しそうな雰囲気である。我々の宿泊するロッジ周辺は何もない所である。
マサイマラは初物づくしで感動的な貴重な体験であった。ナクル湖はイマイチ感動に欠けた。やはりフラミンゴの一斉に飛び立つシーンが見たかった。
こうして、初めてのサファリツアーは終わった。
昨日は遠方でしか見られなかった象が今日は比較的近くで随分見られた。親子の姿も見られ大変微笑ましい。メスライオンも何度か見られた。
実は昨日見られたライオンは全てオスであり、4頭のうち3頭は同じ個体であった。サファリの終わりに、メンバーの数人が他のグループに『a same Lion 3 times.』と話しているのが耳に入った。超方向音痴の私には、同じ場所に戻っていたのに気付かなかったのである。2頭しか見てなかったのだ。
数頭のメスライオンが1頭ずつ去ったあとには無残なヌーの姿があった。仕方がない。これが野生だ。
今日は又、キリン、ヌー、イボイノシシ等の走る姿も見られ楽しかった。
今日見られた注目すべき動物は
ライオン(主にメス)…7~8頭
象…………………………7~8頭
カバ………………………15頭
夕方はサファリの途中、マサイマラヴィレッジを訪ねた。そうとは知らず、お金も用意してなかったのでマサイ族の住居には入らなかった。博物館ならいざ知らず、個人の住居に入るのにお金を払う事にも少し抵抗があったのと、先に物乞いをされたのが少し腹立たしかったので、堀田さんから借りてまで入る気にはならなかった。
マサイ族の中年男性が信じられないイヤリングをしていた。アナログ・フィルムのプラスティックの入れ物を、大きな穴をあけた耳たぶに差し込んでいた。何とも不自然である。
(今になって思えば、入っていたら良かったかなとも思うが、この時の気分で私も堀田さんも入らなかった)
帰り道にイボイノシシが走る姿を目撃したので、ドライヴァーが追いかけた。イボイノシシは近くの巣穴に逃げ込んだ。サファリカーを横に着けると、奴さん驚いたような顔で穴の中からこちらを見ている。その表情がユーモラスで、白人男性の一人が "Hello." と挨拶していた。こちらも愛嬌がある。見習わないと。
今夜も満点の星空である。夕食後満点の星空の中、トイレに行く。トイレはキャンプ場のテントエリアから50~60mの場所に2つペアーで建っている。これが何と、藁を束ねて造った囲いにすぎない。勿論、ドアーはない。
このトイレでちょっと面白い事があった。手前のトイレに入ったらすぐに、隣接のトイレの下の方から愛嬌のある女性の声がする。
”Hello!"
「えっ!」
思わず、声のする方に眼をやると、若いきれいな顔が藁の隙間の間から微笑んでいた。
条件反射的に
"Sorry!"
すぐにトイレから出て、10m ぐらい離れたところで待機した。やがて彼女は笑顔を振りまきながら去って行った。
翌朝、出発前に昨夜のトイレの君と顔を合せた。相変わらず愛想が良く笑顔が素敵である。できれば今夜も再会したいところだが、残念ながら彼女は別ツアーでここでお別れである。
我がツアーも、途中で私だけみんなと別れて別のサファリカーに乗り換えた。最後まで一緒だとばかり思っていたが、ナクル湖へ行くのは私だけだった。
新たなメンバーと共に、ナクル湖に向かう。ひどいデコボコ道でいやはや参った。
見ものはフラミンゴであるが、予想していたよりは数は少ない。夕方には一斉に飛び立つそうであるが、昼間だったので感動的シーンは見られなかった。むしろペリカンの方が見応えがあった。
その後、クレーターを見せてもらったが、最初だけは感動した。
13時過ぎにナクルの町に到着。メインストリートはなかなか楽しそうな雰囲気である。我々の宿泊するロッジ周辺は何もない所である。
マサイマラは初物づくしで感動的な貴重な体験であった。ナクル湖はイマイチ感動に欠けた。やはりフラミンゴの一斉に飛び立つシーンが見たかった。
こうして、初めてのサファリツアーは終わった。
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