変態ビッチの襲われ日記

紙吹雪

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日記(本編)

爽やかなお兄さん×ビッチ君

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 チャイムに返事をして気怠い身体で玄関に向かう。外を覗くと宅配のお兄さんが荷物を抱えて立っていた。

「そういやローションとかコンドームとか買ったっけ。」

 小声で独り言ちるとドアを開いた。

「宅配便です。ここに印鑑頂けますか。」
「サインでも良いですか。」
「はい。大丈夫です。」

 玄関に置いてあるペン立てから取り出し、サインをしようとして気づいた。

「あれ?何か箱大きいような。」
「え?何を頼みました?中確認しますか?」
「えーっと…はい。そっちで確認して来てもいいですか。」
「出来れば目の前で確認して頂けると助かります。その、中身だけ抜かれたりとかを疑わなくてはならなくなるので…。」
「あぁー。なるほど…。なら中身を見ないように、ボクが取り出さないかだけ見ててもらえれば大丈夫です。」
「分かりました。」

 ボクは購入品リストの載った領収書をまず取りだして確認した。するとネット通販でお気に入りには入れていたけれど購入の手続きをした覚えのない物も入っていた。

「あー、またやっちゃった。」
「どうかしたんですか。」
「いえ、酔った勢いでほしい物リストの物まで買ってしまったみたいで。酔うとたまにやってしまうんですよ。ついでなんで品がちゃんとあるか確認しますね。」

 領収書を床に置き、中身を見られないように確認すると幾つかの拘束グッズとローション1本とコンドーム1箱それに媚薬が1瓶入っていた。

「大丈夫そうです。どうせ買うつもりでしたし。我慢してたんですけどね…。」
「自分へのご褒美的な?」
「そうですね。仕事頑張ってますしこのくらい良いかな。」
「自分に使うんだ。へぇ。」

 雰囲気は爽やかなままなのにどこか揶揄うような口調に耳を疑った。

「え?」
「この社名、超薄いコンドームで有名なとこだよね。それに見ないようにして欲しい感じが中身アダルトグッズですって言ってるようなもんだし、そのリスト、拘束グッズ並びすぎじゃない?」
「見ないように言ったのに…。」
「中身はね。リストは言われてないよ。社名を知ってるだけに隠されると気になってさ。誰かに使うなら当たり障りなく帰ろうかと思ったんだけど、自分に使いそうだなって思うと興味が湧いちゃって聞いたんだよ。『自分へのご褒美』かどうか。」
「それで、ボクが自分に使うからなんだよ。人の勝手だろ。」
「そうなんだけど、俺さ、拘束フェチ何だよ。彼女にしたいって言ったら振られてさ。あんたが女の子にしてるならさせてくれる女の子が彼女なんて良いなって思ったんだけど、あんた自身だとは思わなくって。自分へのご褒美って肯定されたらあんたで想像してしまって。勃った。」
「は?」
「どうせ自分に使う予定なんだったら良いじゃん。俺にやらせてよ。」

 玄関で立ったままの彼のあそこは確かに膨らんでいて、後ろ手に鍵を閉める彼を床から呆然と見上げていた。

「そういう願望があるから買うんだよな?ならあんたがどう言おうと別にやって良いよな。」
「え…?…いや、違っ。」

 拘束グッズの梱包を手際よく空けていくのに気を取られながらもなんとか否定したのだが、抵抗虚しく拘束具を付けられていった。
 口には顎が外れそうなくらい大きなリングがはめ込まれ、固定された。息は出来るが、口が大きく開きっぱなしなため、涎が垂れてくる。
 革と鎖で出来た身体に巻き付ける拘束具は適度に締め付けられ、鎖が当たる部分がひんやりと冷たい。乳首の箇所は鎖の途中にリングが入れられており、リングから顔を出す乳首が何とも扇情的だ。
 革製の貞操帯も履かされ、前後にあるチャックのうち、後ろ側だけが空けられている。
 脚の太腿と足首に巻かれて固定されている枷から伸びた鎖は、貞操帯を経由して手首の枷へと付けられた。
 膝裏を通された枷から首輪に向かって鎖が伸びて、拘束され纏められた脚が左右に開いた状態で浮いて固定されている。

 これ程興奮する状況は久しぶりだ。彼も興奮した様子で、嬉しそうにニヤニヤしながら拘束具を付けていて煽られる。
 他に何かないかと立ち上がった彼に焦った。玩具オモチャ箱を片付けていない。オモチャ自体は箱に片付けたが箱をまだしまっていなかった。

「らぁぇぇ!あぁぇ!らぇぇ!」
「ダメ?ってことは…あ、これか。」

 彼は箱からエネマグラ、バイブ2種、コックリング、ブジーを取り出した。

「ブジーまであるじゃん。」

 バイブを乳首のリングに固定され、革製の貞操帯の上から陰茎を刺激され、前が苦しくなると前のチャックを空けられた。ぷるんと出たボクの陰茎を彼は躊躇なく触り、扱き始めた。硬くなった所にコックリングを付けられ、バイブに電源が入れられた。

「はぁっ…んやっぁっ…あがっ…あっあっ…はぁっ…ん…ジュルッ…クチュぺチャ…ゴクッ…んはぁ…。」

 口に嵌められたリングから彼の舌が入れられ、舌を啜られ、嬲られ、唾液を流し込まれた。

 尻穴を触られローションを仕込んで居ないことに焦ったが一緒に買ったホットローションを使ってくれるようで、指を入れられ脚がビクビクと戦慄いた。さっきまで遊んでいたため、解れやすく、容易く指3本まで拡張されると彼はこれまた勝手にコンドームの箱も開封して極薄と話題のそれを自身の陰茎に装着し、迷いなく一気に突き入れた。

「あっはぁっ…。」

 息が詰まり、与えられる快感にただ身を震わせた。目の前に火花が散る。はっはっ、と短い息を繰り返しながらもたまにやってくる大きな快感に腰が跳ねる。

「あぁっあ…。」
「はぁ。気持ちよすぎ。」

 腰を振りながらそう言う彼はとても爽やかな笑顔だった。
 腰の動きを一旦止め、彼はブジーを手に持った。ボクの陰茎を支え、そっと抉った。もう入れる時ですら快感を得る尿道はピクピクと期待に振るえている。

「そんなに気持ちいい?あんた生粋のドM?良いね。楽しいし気持ちいいよ。絶景だしね。」

 拘束されている姿に興奮した様子で革や鎖部分を撫でながらそう言い、ブジーの進行を再開した。
 コツリと最奥にブジーが当たった瞬間、ビリビリビリと全身に快感が突き抜けていき、唾液と潮を垂れ流していた。彼が選んだブジーは真ん中に精液の通る穴が空いているタイプだった。そこから精子ではなく潮が吹き出した。
 トんだ様な状態に変な息が漏れる。

「わぉ。トんだ?益々好みだわ。」

 彼は楽しそうに腰を振り、プチュクチュとブジーも抽挿する。
 イキっぱなしで、快感に溺れて抜け出せない感覚の中、頭がおかしくなりそうだった。

「あー、エネマ使わなかったなぁ…。あ、そうだ。口が寂しそうだから入れてあげるよ。」
「あぁぁっ…ふ、ゴッ…あがっ…こほっ…あんんぁ…ああぁぁあっ。」

 咥内を愛撫されるように動かされ、気持ち良く、適度に苦しく壊れてしまいそうだった。

「これは残念だけど終わりね。キスしよう。」

 ふいに彼は労わるように急変し、エネマを抜くと優しい優しいキスをし始め、身体中を撫で、まだバイブの付いた乳首も優しく触れ、ブジーが刺さったままの陰茎にもさわさわと優しく触れた。
 そのもどかしい触り方にも気が狂いそうなほど感じ、緩い抽挿では物足りなくなった。


 思い通りにはならないのに気持ちいい。


 過ぎた快感ももどかしい快感も全て、強姦レイプであるために許容出来てしまう。遠慮が無いからこその快楽。
 ふと強面紳士との同意セックスが思い出される。あれはあれで気持ちよかった。
 彼に頼んだとして、2人とも気持ち良くなれるものなのか。彼にこういう趣味が無ければ成立しないだろう。
 恋愛にも向き不向きがあると思う他ない。ただ、年老いて行けば襲われなくなってしまうのが1番不安だった。

「考え事は終わった?今は俺の事しか考えられない様にまたイキ地獄味わってみる?」

 彼はボクの反応を待つことなく刺激を再開した。もどかしさを払拭しようとして考え事をした結果だ。ただ、過ぎた快感はボクにとってはご褒美でしかなかった。



 遅漏の彼が漸くイッた頃にはボクの全身はグショグショだった。
 賢者タイムなのかとても優しくなった彼に世話を焼かれつつ、まだしていなかったサインをすると囁かれた。

「とても良かった。また来ても良いかな?縄も試して見たいんだけど。」
「い…いや…。」
「そうか。分かった。また来るよ。楽しみにしててね。」

 ボクの否定は否定に聞こえないようだ。
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