私の理想の異世界チート

１７８．一般的には…

コレあれですね…？！
兄２人共に自分の妻に、言っとくの忘れてたよ パターンですよね！？

みるみる内に……
ミュールラン様とエリーメイ様の顔色が、怒りで赤くなって来たような……

「アーノ！！」
「ウィル！！」

王子妃２人共に自分の旦那にカミナリを落としましたよっ！！

見ている分には楽しいですが…
王太子も第２王子も、顔が真っ青でブルブル震えて居ます…

やっぱり２人共 奥様にお尻に敷かれて居るのかな？
まあ 夫婦円満の秘訣でもあるのかな？

『って事は…
やっぱりこの国の１番は、王妃様が最強説で決まりですね！』



さてさて……
あの後 少し奥様からお灸を据えられた、王太子と第２王子は 私達が、番の契約と血の契約を 既に終わらせている事を、漸くそれぞれの奥様に伝えておりました。

聞かされた王子妃２人共に絶句して、私の方を可哀想な子を見る目で見て来ました。

（どうしたの？？）と２人に聞くと……

どうも一般的には………
告白→恋人→プロポーズ→国王達へ報告→婚約→国民へ公布→番の契約→契り→血の契約→婚約披露→番の儀式

の上記の様なプロセスを辿るのが一般的で、相手の信頼を得る為に男性側は、我慢する期間なんだとか……

国王陛下の様な事案事は、極極極極…凄く極 稀な事なのだそうで……

その手順を怠れば、番が怒って姿をくらます事もあるとかないとか………

『どゆこと…？？！！！』

グリンッっと音の鳴りそうな勢いで、エドを見れば…！！

バツの悪そうな顔をして、眉毛を八の字にしたかと思えば、両手を顔の前に合わせ……

「すまない ミユっ！！
順序は違うけど…！
ミユを謀った訳じゃっ 決してないっ！！

君を誰かに奪われ無いようにと必死だったんだっ！！」

と言われた。

『まあ 別に、遅かれ早かれエドのモノになって居たんだから、怒ることも呆れる事もないんだけどさ……

実は ルールを曲げても、私を手に入れたかったのかと、嬉しい気持ちさえも心に灯る。

さて…
この　こいつダメ男だなと、王子妃２人がエドの事を見てる雰囲気をどうしようかな…？』


「お姉様方…
そんなにエドを責めないでやって下さい。

私は嫌だとか信頼が出来ないとか、思って居ませんので、そのままの暴走してしまったエドを受け止めます。」

（あらっ！それでミユちゃんは、良いの？！）って目で王子妃２人共に、コチラを見て来るので……

今更言ってもな の話をこのまま続けるのも何なので！
話をソコから反らしちゃおうと思います！！


ニッコリ……
「お姉様方。 昨日の王妃様と今日の王妃様の違いが、目で見て有るのにはお気付きになられて居ますか？？？！」