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280.ずっと隣に
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いつも優しいエドが、何処か苦しそうに顔を歪めて、懇願するように私の腕を掴む……
「ミ…ミユは……
僕の事を嫌いにならないよね??
ずっとずっと…僕の隣に居てくれるんでしょう?!!」
『ああ……
私はなんて馬鹿なんだろう……
エドは長い間 竜人族なら当たり前の番を得られず、その上王族として諦めざる負えなくて、救済措置でもいいから受け入れようと思ったモノに、そのキモチまで踏み荒らされて……
自分を全否定された挙げ句、全部を諦めたんだった……
そこで漸く番の私に出会えたのに、エドの番である私がこんなんじゃ、エドも不安で堪らないよねっ!……
ごめんね……エド……
しっかりしなきゃっ!!
私がエドを不安にさせてどうするのっ!!
エドの全てを受け止めて番の儀式を受け入れて、ずっとエドの隣に居るって、自分で決めたのにっ!!
だったらぐだぐだと悩んで無いで、行動するのが私だっ!!』
「ごめん!エド!!!
絶対にずっとずっとエドの隣に居るよっ!!
エドが嫌だって言っても、離れてって言ったとしても、貼り付いて離れないんだからっ!!!
少しでも不安にさせてごめん……
私……誰に何を言われたって、エドの事は諦めないっ!諦めたくないっ!!!」
「ミユっ!!!」
お腹に2人の子供が居るので、優しくだがしっかりとエドが私を抱き込む様に抱き締めてくれた。
暫く経って………
ちょっと恥ずかしい事を心の中で思ったり、宣言しちゃったりして、少しエドの顔を見るのが恥ずかしい……
エドの胸の中から少し顔を浮かせて、チラリと上目遣いに見上げた……
「………」
「………」
エドとバッチリ目が合いました………
エドの顔が近付いて……
チュッっと軽い口付けが、私の唇に降ってきた。
離れると思ったのに、チュッ…チュッ…チュッ…チュッ…チュッ…チュッ…っと、両方の瞼・額・鼻先・両方の頬へとキスされた……
そして…チュッ…と最後に唇に戻って来た……
何だか擽ったくて…嬉しくて…
「ふふふっ」って笑ってしまった。
「漸くいつものミユになったね。
落ち着いた?!」
「う…うん……」
「よしっ! じゃあ!さっさと行ってさっさと終わらせようか?!」
「うんっ!」
さっきまでの重い空気は何だったのかと思うくらいの、甘い空気に包まれて エドと2人、部屋を後にした……
エドの腕に手を添えて、ゆっくりとだが しかし しっかりとした決意の元に歩を進め、 最後の婚約者であるキャサリンが待つ応接の間へと到着した………
「ミ…ミユは……
僕の事を嫌いにならないよね??
ずっとずっと…僕の隣に居てくれるんでしょう?!!」
『ああ……
私はなんて馬鹿なんだろう……
エドは長い間 竜人族なら当たり前の番を得られず、その上王族として諦めざる負えなくて、救済措置でもいいから受け入れようと思ったモノに、そのキモチまで踏み荒らされて……
自分を全否定された挙げ句、全部を諦めたんだった……
そこで漸く番の私に出会えたのに、エドの番である私がこんなんじゃ、エドも不安で堪らないよねっ!……
ごめんね……エド……
しっかりしなきゃっ!!
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だったらぐだぐだと悩んで無いで、行動するのが私だっ!!』
「ごめん!エド!!!
絶対にずっとずっとエドの隣に居るよっ!!
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少しでも不安にさせてごめん……
私……誰に何を言われたって、エドの事は諦めないっ!諦めたくないっ!!!」
「ミユっ!!!」
お腹に2人の子供が居るので、優しくだがしっかりとエドが私を抱き込む様に抱き締めてくれた。
暫く経って………
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「………」
「………」
エドとバッチリ目が合いました………
エドの顔が近付いて……
チュッっと軽い口付けが、私の唇に降ってきた。
離れると思ったのに、チュッ…チュッ…チュッ…チュッ…チュッ…チュッ…っと、両方の瞼・額・鼻先・両方の頬へとキスされた……
そして…チュッ…と最後に唇に戻って来た……
何だか擽ったくて…嬉しくて…
「ふふふっ」って笑ってしまった。
「漸くいつものミユになったね。
落ち着いた?!」
「う…うん……」
「よしっ! じゃあ!さっさと行ってさっさと終わらせようか?!」
「うんっ!」
さっきまでの重い空気は何だったのかと思うくらいの、甘い空気に包まれて エドと2人、部屋を後にした……
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