35 / 69
行軍篇 第九
行軍篇1・Dr.イエローエンペラーはゴイスーなお方っす。
しおりを挟む
オレ、考えたんですよね。
遠征して戦場で布陣しようって時は、必ず斥候を出して、周りの様子とかをよく調べておいた方が良いんですよって話なんですけども。それ、これから語っちゃうんで、聴いてください。
あ、勿の論、調べるってのは周りの様子をざっくり見るって意味だけじゃない訳で。
現地を見て地形が判ったら、その地形に合った行軍や布陣の仕方を取らないといけないかなーてことまで含めて、の話になりますよ。
例えば、いろいろ訳ありで、山の方に進軍しなきゃいけないって時、ありますよね?
そういうときは、谷沿いに進んだ方がいいんですよ。
谷沿いに、できるだけ高いところまで登っちゃう。そうやって、敵さんチームを見下ろす感じのポジションを取るのがグッド。
逆に、敵さんチームが先に高いところに行っちゃってたって場合は、後から登ってって戦おうなんて思っちゃノンノン。
相手より標高の高いところに陣取る。これが山岳地帯で戦争するときの心構えですネ。
それから川とか池とか湖とかの水っ縁なんですけども。
自分達のチームが川とか湖とかを渡るルートを取る場合は、渡っちゃったらダッシュで遠離って下さい。
渡り終った直後の、水を背にした状態で攻撃されると、結構ヤバイんですよ。だって、動きづらいでしょ? 後ろに下がるのが難しくなる訳ですから。
って事はつまり……そう敵さんが川を渡って来るって時は、攻撃のチャンスってコトです。
あ、でも、渡ってるときに攻撃しちゃ壊滅的にダメなんですけどね。
そう、大体半分くらいかな……それくらいが水から上がってきてから攻撃仕掛けた方が良いンですよ。
ほら、渡り終えた連中は戻るに戻れないし、川の中の人達も進むに進めなくなって、隊列が大混乱しちゃいますからね。
そうなったらこっちはボーナスステージ突入です。
ただ、いくらチャンスでも、気をつけないといけないこともありますよ。
例えば、川の側まで行って迎撃しちゃう……これダメですからね。
オススメは、上流から攻め込む方方法。そうすると水の流れをの勢いを、自分達に乗っけられちゃいますよ。
逆に下流から、つまり川を遡る格好で攻め込むのは、マジ拙い。相手に水の勢いが乗っかっちゃいますもん。それに下流にいて水攻めされたら大変なことになっちゃいますからね。
ってな感じのが、川の近くでの戦い方のコツです。
背水の陣? あれ、ダメ。ホント、ダメ。素人にはお勧めしません。
相当な理由が無いとやっちゃ行けないヤツです。
例えば、
「自分のチームが寄せ集め部隊で、訓練もちっともできてなくて、士気もグダグダだから、本気を出させるためには、わざと辛い状況に追い込んじゃう必要がある」
とか。
「絶対な勝算がある【別の作戦】が同時進行してて、そこから敵さんチームの目をそらさせるための囮の部隊として、誰の目にも駄目な設営をしちゃう」
とか。
そういう「どうしてもな都合」「作戦上の理由」があるわけじゃないなら、ダメ、絶対。
次。
出来れば避けて通りたい沼とか湿地なんですけど、どうしてもそこを通ンなきゃいけないってこともありますよね。
そういうときは、もう大急ぎで走り抜けちゃって下さい。立ち止まっちゃダメです。兵隊さんは足取られちゃいますし、資材を運んでる後方部隊の車も重さで沈んじゃいますよ。
万が一、湿ケっぽいところで戦闘開始しちゃいそう、なんて場合は……うーん、そうですねー。
池沼地帯から出られないなら、湿ケっぽい場所の中のできるだけマシなところに場所を移しましょう。
綺麗な飲み水を確保できるところ。沼地の水分って、飲み水にはあんまり適してませんからね。兵隊さんの衛生管理のためにも飲み水は大切なんですよ。
草がしっかり生えてる草地。これね、お馬さんのご飯の確保ができちゃうでしょ?
そンで、木がいっぱい生えてる林っぽいのを背にしたところ。これ、万一撤退するときに林の中に逃げ込んじゃえるし、なんなら伏兵も仕込めちゃう。
そういうベターなポジションを選んで戦闘してください。
そうすれば湿地帯でもどうにか戦えるんじゃないですかね。
平地で戦うときは、できるだけ足場のイイ場所を選んで布陣しましょう。
それで、ですよ。平地ってったって、多少の高低差はありますよね。それ、よーく観察して下さいよ。小高い丘を右の後方にする感じにするのがベターなんで。
んで、少しでも低い方を前に、ちょっとでも高い方を後ろ見る場所、これがベストポジションですね。
って言うのが、平らな陸地での戦い方のポイントです。
こーいう感じで、山・川・沼・陸の四つの戦場で有利に戦って、伝説時代な中華の国を平らげたのが、我らが偉大なご先祖様・Dr.黄帝ですよ。
ご存じですよね、黄帝さま。
元姓は公孫。後々姫水ってとこの近くで生まれたってんで姫に変えちゃって、氏は有熊、号すること軒轅。
戦争がマジ強くて、化け物めいた鉄仮面軍団の蚩尤とかいヤツをぶっ倒して、その頃の天下を統一しちゃった凄い人。そのうえ、聖人不治已病、治未病っていう、予防医学っぽい思想を始めたスーパードクター。
多分、今から三千年ぐらい未来の倭国では、高級栄養ドリンク剤に名前を残しちゃってますよ。
ゴイスーですよネー。マジ、リスペクトしちゃう。
大体、戦争の時っていうのは、高いところに陣取るのが良くて、低いところにいるのは良くないもンです。
それから、日当たりの良いパーッと明るいところが良くて、日陰のじめっとした暗がりはダメ。
あ、これはそーゆー土地だと戦闘の時に「地勢を知ってるチーム有利、知らないチーム不利」みたいなことが発生するからってこともあるンですけども、どっちかってーと兵隊さんや軍馬とかの健康のためってのが強かったりするんですよね。
だってほら、兵隊さんがいなけりゃ軍隊は成り立たないでしょ? 馬がいなけりゃ戦車は走れないし、荷物だって運べない。
だから最低限、兵糧や飼葉が確保出来る場所、モノが腐っちゃわない処を選んで陣地を作らないといけません。
そうすれば、兵隊さんが病気になるなんてこともないし……これ大きな声じゃ言えないけど、おなかがすいて逃げちゃうようなこともないんじゃないですかね。
なんにせよ、美味しいご飯と健康的な環境が大事。待遇を良くしてあげればみんな頑張って働いてくれますから。そうすれば必ず勝てちゃいます。
ほら、さっきも高い丘を右後ろにしよう、って言いましたよね。
丘や川の堤防とかそういう小高いところがあったら、それを右後ろにした陽当りの良い方、つまり小高いところの東南側に陣地を設営しちゃいましょう。
こうすれば、兵隊さんたちは過ごしやす。なにより地形の助けられちゃいますからね。言うことナッシンじゃないですか。
あ、そうだ。
川の上流で大雨が降ったりすると、下流の方はちょっと遅れて水位が上がる訳じゃないですか。
だから、もし川の水を観察して、
「ジャバジャバ水滴が撥ねてるぞ」
って感じで、水流や水位がちょいヤバに見えたら、その時点で
「待て」
です。
どんなに渡りたくっても、流れが安定するまで止まれですよ。
こういうとき、
「この辺では雨降ってないしー、そんなに濁流って感じ? じゃないからー、多分平気ー」
なんて適当な判断で渡っちゃだめっすよ。水の勢いってのは見た目よりもずーっと強いんですから。
思ったより流れが速くて足を取られてちゃったり、水が濁ってて深みと知らずに足を踏み込んじゃったりしたら、目も当てられない大惨事発生、ですからね。
おお、コワイコワイ。
遠征して戦場で布陣しようって時は、必ず斥候を出して、周りの様子とかをよく調べておいた方が良いんですよって話なんですけども。それ、これから語っちゃうんで、聴いてください。
あ、勿の論、調べるってのは周りの様子をざっくり見るって意味だけじゃない訳で。
現地を見て地形が判ったら、その地形に合った行軍や布陣の仕方を取らないといけないかなーてことまで含めて、の話になりますよ。
例えば、いろいろ訳ありで、山の方に進軍しなきゃいけないって時、ありますよね?
そういうときは、谷沿いに進んだ方がいいんですよ。
谷沿いに、できるだけ高いところまで登っちゃう。そうやって、敵さんチームを見下ろす感じのポジションを取るのがグッド。
逆に、敵さんチームが先に高いところに行っちゃってたって場合は、後から登ってって戦おうなんて思っちゃノンノン。
相手より標高の高いところに陣取る。これが山岳地帯で戦争するときの心構えですネ。
それから川とか池とか湖とかの水っ縁なんですけども。
自分達のチームが川とか湖とかを渡るルートを取る場合は、渡っちゃったらダッシュで遠離って下さい。
渡り終った直後の、水を背にした状態で攻撃されると、結構ヤバイんですよ。だって、動きづらいでしょ? 後ろに下がるのが難しくなる訳ですから。
って事はつまり……そう敵さんが川を渡って来るって時は、攻撃のチャンスってコトです。
あ、でも、渡ってるときに攻撃しちゃ壊滅的にダメなんですけどね。
そう、大体半分くらいかな……それくらいが水から上がってきてから攻撃仕掛けた方が良いンですよ。
ほら、渡り終えた連中は戻るに戻れないし、川の中の人達も進むに進めなくなって、隊列が大混乱しちゃいますからね。
そうなったらこっちはボーナスステージ突入です。
ただ、いくらチャンスでも、気をつけないといけないこともありますよ。
例えば、川の側まで行って迎撃しちゃう……これダメですからね。
オススメは、上流から攻め込む方方法。そうすると水の流れをの勢いを、自分達に乗っけられちゃいますよ。
逆に下流から、つまり川を遡る格好で攻め込むのは、マジ拙い。相手に水の勢いが乗っかっちゃいますもん。それに下流にいて水攻めされたら大変なことになっちゃいますからね。
ってな感じのが、川の近くでの戦い方のコツです。
背水の陣? あれ、ダメ。ホント、ダメ。素人にはお勧めしません。
相当な理由が無いとやっちゃ行けないヤツです。
例えば、
「自分のチームが寄せ集め部隊で、訓練もちっともできてなくて、士気もグダグダだから、本気を出させるためには、わざと辛い状況に追い込んじゃう必要がある」
とか。
「絶対な勝算がある【別の作戦】が同時進行してて、そこから敵さんチームの目をそらさせるための囮の部隊として、誰の目にも駄目な設営をしちゃう」
とか。
そういう「どうしてもな都合」「作戦上の理由」があるわけじゃないなら、ダメ、絶対。
次。
出来れば避けて通りたい沼とか湿地なんですけど、どうしてもそこを通ンなきゃいけないってこともありますよね。
そういうときは、もう大急ぎで走り抜けちゃって下さい。立ち止まっちゃダメです。兵隊さんは足取られちゃいますし、資材を運んでる後方部隊の車も重さで沈んじゃいますよ。
万が一、湿ケっぽいところで戦闘開始しちゃいそう、なんて場合は……うーん、そうですねー。
池沼地帯から出られないなら、湿ケっぽい場所の中のできるだけマシなところに場所を移しましょう。
綺麗な飲み水を確保できるところ。沼地の水分って、飲み水にはあんまり適してませんからね。兵隊さんの衛生管理のためにも飲み水は大切なんですよ。
草がしっかり生えてる草地。これね、お馬さんのご飯の確保ができちゃうでしょ?
そンで、木がいっぱい生えてる林っぽいのを背にしたところ。これ、万一撤退するときに林の中に逃げ込んじゃえるし、なんなら伏兵も仕込めちゃう。
そういうベターなポジションを選んで戦闘してください。
そうすれば湿地帯でもどうにか戦えるんじゃないですかね。
平地で戦うときは、できるだけ足場のイイ場所を選んで布陣しましょう。
それで、ですよ。平地ってったって、多少の高低差はありますよね。それ、よーく観察して下さいよ。小高い丘を右の後方にする感じにするのがベターなんで。
んで、少しでも低い方を前に、ちょっとでも高い方を後ろ見る場所、これがベストポジションですね。
って言うのが、平らな陸地での戦い方のポイントです。
こーいう感じで、山・川・沼・陸の四つの戦場で有利に戦って、伝説時代な中華の国を平らげたのが、我らが偉大なご先祖様・Dr.黄帝ですよ。
ご存じですよね、黄帝さま。
元姓は公孫。後々姫水ってとこの近くで生まれたってんで姫に変えちゃって、氏は有熊、号すること軒轅。
戦争がマジ強くて、化け物めいた鉄仮面軍団の蚩尤とかいヤツをぶっ倒して、その頃の天下を統一しちゃった凄い人。そのうえ、聖人不治已病、治未病っていう、予防医学っぽい思想を始めたスーパードクター。
多分、今から三千年ぐらい未来の倭国では、高級栄養ドリンク剤に名前を残しちゃってますよ。
ゴイスーですよネー。マジ、リスペクトしちゃう。
大体、戦争の時っていうのは、高いところに陣取るのが良くて、低いところにいるのは良くないもンです。
それから、日当たりの良いパーッと明るいところが良くて、日陰のじめっとした暗がりはダメ。
あ、これはそーゆー土地だと戦闘の時に「地勢を知ってるチーム有利、知らないチーム不利」みたいなことが発生するからってこともあるンですけども、どっちかってーと兵隊さんや軍馬とかの健康のためってのが強かったりするんですよね。
だってほら、兵隊さんがいなけりゃ軍隊は成り立たないでしょ? 馬がいなけりゃ戦車は走れないし、荷物だって運べない。
だから最低限、兵糧や飼葉が確保出来る場所、モノが腐っちゃわない処を選んで陣地を作らないといけません。
そうすれば、兵隊さんが病気になるなんてこともないし……これ大きな声じゃ言えないけど、おなかがすいて逃げちゃうようなこともないんじゃないですかね。
なんにせよ、美味しいご飯と健康的な環境が大事。待遇を良くしてあげればみんな頑張って働いてくれますから。そうすれば必ず勝てちゃいます。
ほら、さっきも高い丘を右後ろにしよう、って言いましたよね。
丘や川の堤防とかそういう小高いところがあったら、それを右後ろにした陽当りの良い方、つまり小高いところの東南側に陣地を設営しちゃいましょう。
こうすれば、兵隊さんたちは過ごしやす。なにより地形の助けられちゃいますからね。言うことナッシンじゃないですか。
あ、そうだ。
川の上流で大雨が降ったりすると、下流の方はちょっと遅れて水位が上がる訳じゃないですか。
だから、もし川の水を観察して、
「ジャバジャバ水滴が撥ねてるぞ」
って感じで、水流や水位がちょいヤバに見えたら、その時点で
「待て」
です。
どんなに渡りたくっても、流れが安定するまで止まれですよ。
こういうとき、
「この辺では雨降ってないしー、そんなに濁流って感じ? じゃないからー、多分平気ー」
なんて適当な判断で渡っちゃだめっすよ。水の勢いってのは見た目よりもずーっと強いんですから。
思ったより流れが速くて足を取られてちゃったり、水が濁ってて深みと知らずに足を踏み込んじゃったりしたら、目も当てられない大惨事発生、ですからね。
おお、コワイコワイ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
アブナイお殿様-月野家江戸屋敷騒動顛末-(R15版)
三矢由巳
歴史・時代
時は江戸、老中水野忠邦が失脚した頃のこと。
佳穂(かほ)は江戸の望月藩月野家上屋敷の奥方様に仕える中臈。
幼い頃に会った千代という少女に憧れ、奥での一生奉公を望んでいた。
ところが、若殿様が急死し事態は一変、分家から養子に入った慶温(よしはる)こと又四郎に侍ることに。
又四郎はずっと前にも会ったことがあると言うが、佳穂には心当たりがない。
海外の事情や英吉利語を教える又四郎に翻弄されるも、惹かれていく佳穂。
一方、二人の周辺では次々に不可解な事件が起きる。
事件の真相を追うのは又四郎や屋敷の人々、そしてスタンダードプードルのシロ。
果たして、佳穂は又四郎と結ばれるのか。
シロの鼻が真実を追い詰める!
別サイトで発表した作品のR15版です。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる