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86. 鶏遊び⑦
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じっと苦痛に耐える俺の横で、先生は西田を誘惑する。先生はむんずと西田の陰茎を掴んだ。
「西田君、佐藤君を見ていて興奮したのか、こんなにして。」
先生は掴んだそれを、そのまま扱いた。西田は表情を俺に見られたくないのか、顔を背けた。しかし、先生に抗うことはなく、無言でされるがままになり、耐えられないといった感じでぴくぴくと震えた。
先生は西田に密着すると、体をまさぐり、濃厚な接吻をした。西田の口腔を味わいながら、視線は俺に据えている。その凝視に俺は蹂躙され、身を焼かれるような異常な興奮に貞操帯の中が満ち満ちた。そのギリギリした苦しさと、浣腸によって腹が引き伸ばされる苦しさで、眉間に皺が刻まれる。イルリガートルはシリンジと違って絶え間なく注入されるので息をつく暇がなく、しかも圧が強いから、苦しさは上だった。それに加え、腹が膨れたせいで貞操帯のベルトがきつい。このままだと、我慢できずにすぐ漏らしてしまう。
俺は訴えた。
「先生!ベルトが、苦しい、です。お願いします。緩めてください。」
「やれやれ、人の情事を邪魔するとは無粋だな。仕方のない子だ。」
先生は億劫そうにしながらもベルトを緩めてくれた。締め付けから解放され、胸を撫で下ろしたが、本当の苦痛はこれからだ。まだ浣腸液は三分の一ほど残っていた。
先生は西田への行為を再開した。西田は始めこそ俺への遠慮か、無反応を装っていたが、やがて陥落した。俺には西田の状況が手に取るように分かった。小さかった快楽がだんだんと溜まっていって溢れ、抗えない濁流となる。すると、理性などどうでもよくなってしまう。あの自分が崩れ去る感じ。あれにはたまらない魔力がある。
西田は興奮しきって、吐息交じりの卑猥な言葉を吐いた。
「プラグはもう嫌だ、はぁ……先生のおちんちんが欲しい。」
「本当は佐藤君のが欲しいんじゃないのか。」
「ああっ、先生の意地悪。」
「怒らないから正直に言ってごらん。」
「本当はね……両方、欲しい。」
西田の唇はかすかに震えていた。
「ははっ、それでこそ西田君だ。二輪挿しか、君なら朝飯前だろうな。」
先生は笑いながらプラグを揺すって、西田の肛門に刺激を加えた。西田は悶えた。
「まだこれで我慢するんだ。この恥知らず。」
先生は冷酷に言い放った。恥知らずとは俺と西田とどちらのことなのだろう。あれ、どちらもか、二人とも恥知らずだ。
先生が西田を構っている間ずっと、俺の中に浣腸液は流入し続けた。いよいよ腹はぱんぱんになり、イルリガートルは空になった。先生のことだ、すぐには出させてもらえないだろう。いつまで我慢すればいいのか、先の見えなさが俺の気力を削いだ。しかし、今は我慢するよりほかない。
目の前で刺激的な光景が繰り広げられている。
「西田君、佐藤君に見られていつもより興奮してるな。こんなにドロドロにして。」
先生は西田の亀頭からとろとろと滴る汁を陰茎に、ゆっくり、じらすように塗りたくった。
「恋人に、自分が他の人間と淫らな行為をしているところを見られて悦ぶなんて、とんだ色情狂だ。」
西田の熱っぽく潤んだ目が、一瞬、俺を捉え、怯えたように揺らいだと思ったら、一気に打ちひしがれ、手で顔を覆った。しばらくすると体が戦慄き、苦しげな呻きが聞こえた。
「うえ……え……えぇ……ごめんなさい……ごめんなさい……。」
西田は咽び泣きながら、謝罪を繰り返した。それは先生に対するものか、俺に対するものか、それとも両方か。その間も、新たな汁が滴り続けた。その様子に、俺はおぞましい欲情を覚えた。しかし、貞操帯がそれを戒め、思い知った。俺こそ色情狂だ。
興奮のさなか、腹の中をぐるぐると搔き回される不快感と、激烈な痛みに襲われ、冷や汗が垂れた。俺は体を丸めて腹を抱えた。そのはずみで嘴管は抜けてしまった。
先生は西田を責めながらも絶えず俺の様子に注意を向けている。すぐに異変に気付き、手を止めた。
「ずいぶん、苦しそうだな。」
先生は俺を足蹴にして仰向けにさせた。急に動いた刺激で便意が強まって鳥肌が立つ。寒気が広がる感覚に、微小な快感が混じった。
西田が不安げに、汗みどろの俺の額をそっと手で拭った。その手の熱さに、自分の体が冷えていることを知った。朦朧として頭が回らない。西田に何か言いたいのだが、それが何か分からない。俺の口は言葉を成さず、ただはくはくとして終わった。
「西田君、佐藤君を見ていて興奮したのか、こんなにして。」
先生は掴んだそれを、そのまま扱いた。西田は表情を俺に見られたくないのか、顔を背けた。しかし、先生に抗うことはなく、無言でされるがままになり、耐えられないといった感じでぴくぴくと震えた。
先生は西田に密着すると、体をまさぐり、濃厚な接吻をした。西田の口腔を味わいながら、視線は俺に据えている。その凝視に俺は蹂躙され、身を焼かれるような異常な興奮に貞操帯の中が満ち満ちた。そのギリギリした苦しさと、浣腸によって腹が引き伸ばされる苦しさで、眉間に皺が刻まれる。イルリガートルはシリンジと違って絶え間なく注入されるので息をつく暇がなく、しかも圧が強いから、苦しさは上だった。それに加え、腹が膨れたせいで貞操帯のベルトがきつい。このままだと、我慢できずにすぐ漏らしてしまう。
俺は訴えた。
「先生!ベルトが、苦しい、です。お願いします。緩めてください。」
「やれやれ、人の情事を邪魔するとは無粋だな。仕方のない子だ。」
先生は億劫そうにしながらもベルトを緩めてくれた。締め付けから解放され、胸を撫で下ろしたが、本当の苦痛はこれからだ。まだ浣腸液は三分の一ほど残っていた。
先生は西田への行為を再開した。西田は始めこそ俺への遠慮か、無反応を装っていたが、やがて陥落した。俺には西田の状況が手に取るように分かった。小さかった快楽がだんだんと溜まっていって溢れ、抗えない濁流となる。すると、理性などどうでもよくなってしまう。あの自分が崩れ去る感じ。あれにはたまらない魔力がある。
西田は興奮しきって、吐息交じりの卑猥な言葉を吐いた。
「プラグはもう嫌だ、はぁ……先生のおちんちんが欲しい。」
「本当は佐藤君のが欲しいんじゃないのか。」
「ああっ、先生の意地悪。」
「怒らないから正直に言ってごらん。」
「本当はね……両方、欲しい。」
西田の唇はかすかに震えていた。
「ははっ、それでこそ西田君だ。二輪挿しか、君なら朝飯前だろうな。」
先生は笑いながらプラグを揺すって、西田の肛門に刺激を加えた。西田は悶えた。
「まだこれで我慢するんだ。この恥知らず。」
先生は冷酷に言い放った。恥知らずとは俺と西田とどちらのことなのだろう。あれ、どちらもか、二人とも恥知らずだ。
先生が西田を構っている間ずっと、俺の中に浣腸液は流入し続けた。いよいよ腹はぱんぱんになり、イルリガートルは空になった。先生のことだ、すぐには出させてもらえないだろう。いつまで我慢すればいいのか、先の見えなさが俺の気力を削いだ。しかし、今は我慢するよりほかない。
目の前で刺激的な光景が繰り広げられている。
「西田君、佐藤君に見られていつもより興奮してるな。こんなにドロドロにして。」
先生は西田の亀頭からとろとろと滴る汁を陰茎に、ゆっくり、じらすように塗りたくった。
「恋人に、自分が他の人間と淫らな行為をしているところを見られて悦ぶなんて、とんだ色情狂だ。」
西田の熱っぽく潤んだ目が、一瞬、俺を捉え、怯えたように揺らいだと思ったら、一気に打ちひしがれ、手で顔を覆った。しばらくすると体が戦慄き、苦しげな呻きが聞こえた。
「うえ……え……えぇ……ごめんなさい……ごめんなさい……。」
西田は咽び泣きながら、謝罪を繰り返した。それは先生に対するものか、俺に対するものか、それとも両方か。その間も、新たな汁が滴り続けた。その様子に、俺はおぞましい欲情を覚えた。しかし、貞操帯がそれを戒め、思い知った。俺こそ色情狂だ。
興奮のさなか、腹の中をぐるぐると搔き回される不快感と、激烈な痛みに襲われ、冷や汗が垂れた。俺は体を丸めて腹を抱えた。そのはずみで嘴管は抜けてしまった。
先生は西田を責めながらも絶えず俺の様子に注意を向けている。すぐに異変に気付き、手を止めた。
「ずいぶん、苦しそうだな。」
先生は俺を足蹴にして仰向けにさせた。急に動いた刺激で便意が強まって鳥肌が立つ。寒気が広がる感覚に、微小な快感が混じった。
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