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大人の階段
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まだ夜の会話は続く……。
ていうか早く先に進みなさいよっ!!
「僕も実感が無いんです。結婚とか恋愛とか避けて来て生きてきました。それがこんなことになるなんて思ってもない事です。ですから不安で仕方がないです」
あんたは乙女か……。
ち〇〇ついとんのかっ!!
そんなの男のあんたが言ったら私は何て言えばいいのじゃ!
おかしいだろう。
それは女である私の台詞じゃんかーいっ。
でも多分分かってないんだろうな。
本当に女性との経験がなかったんだろうな。
それだけこの人はやなんでいるんだろうな。私と一緒だ。
「私も同じですよ。不安だったら二人でそれを乗り越えませんか?」
「乗り越える……?」
「そうです。お互いまずはどうすればいいのか。それを考えましょう。恋愛と言うのは私も正直分かりません。友人に相談しながらなんとか分かった気になってるだけかもしれないです。涼太さんは親しい友人はいますか?」
「会社でずっと働いてきましたから。特定の友人と言うのは……」
「そうですか。だったら尚のこと私と一緒に乗り越えてみませんか?」
「乗り越える……そうですね。お願いしますっ。茜さん」
「まずは恋愛小説とか漫画とかドラマとかそういうのを見るとか」
「ああ、そう言えばネットでそれを検索したことがありました」
「なんて書いてありましたか?」
「えっとですね。確か……愛する二人は抱き合ったり、キスしたり、セックスをしたり、と書いてありました」
書いてあったんかーい!
それだけわかれば何で私の言う事が理解出来ないのよぉ!!
マジでおとぼけかましてんじゃないわよね?
もしそうだったら脳天ぶちかますわよ……。
「そう言う事って想像できますか? 涼太さん」
「そうですね。抱き合ったりするととても落ち着きます。それにキスも……僕のキスのイメージって言うのがあっているのか不明ですが」
うん、間違ってる。
もしこの間唇同士が触れ合っただけのを『キス』と言うならそれは大いに間違ってる。
『ディープキス』を私は言ってるんですけど。
それも理解出来ないんだろうか……。
「茜さん……?」
「あ、ごめんなさい。そうですね。ちょっと違うかもしれません。それもこれから一緒に解決していきましょう。このことが理解出来ればおのずと結婚に対する実感が湧くかもしれません」
「そうですね。もう今日は遅いので寝ましょう。おやすみなさい、茜さん」
「おやすみなさい。涼太さん」
彼は微笑みながら私を見つめてゆっくり目を瞑った。
すると直ぐ寝息をし始めた。
よっぽど考えていたのかな。
寝付けないくらい不安だったのかな。
私なんてそこまで考えてなかったよ。
これからどうして彼との関係を進めていこうかしら。
どう見ても彼がリードするって言うより私がリードすることになるんだよね、これ。
もう一度幸恵に相談してみよう。
私だって何でもかんでも知ってるわけじゃないんだ。
知識は全てBLなんだから……。
ああ、リアル恋愛って結構めんどくさいんだなぁ~。
二次元だったら直ぐにはいってこれるんだけどなぁ~。
私も今日は寝よ寝よ。
明日また考えればいいんだよ。
私はそう思いながら目を瞑った。
疲れていたのか直ぐ寝付けた。
ていうか早く先に進みなさいよっ!!
「僕も実感が無いんです。結婚とか恋愛とか避けて来て生きてきました。それがこんなことになるなんて思ってもない事です。ですから不安で仕方がないです」
あんたは乙女か……。
ち〇〇ついとんのかっ!!
そんなの男のあんたが言ったら私は何て言えばいいのじゃ!
おかしいだろう。
それは女である私の台詞じゃんかーいっ。
でも多分分かってないんだろうな。
本当に女性との経験がなかったんだろうな。
それだけこの人はやなんでいるんだろうな。私と一緒だ。
「私も同じですよ。不安だったら二人でそれを乗り越えませんか?」
「乗り越える……?」
「そうです。お互いまずはどうすればいいのか。それを考えましょう。恋愛と言うのは私も正直分かりません。友人に相談しながらなんとか分かった気になってるだけかもしれないです。涼太さんは親しい友人はいますか?」
「会社でずっと働いてきましたから。特定の友人と言うのは……」
「そうですか。だったら尚のこと私と一緒に乗り越えてみませんか?」
「乗り越える……そうですね。お願いしますっ。茜さん」
「まずは恋愛小説とか漫画とかドラマとかそういうのを見るとか」
「ああ、そう言えばネットでそれを検索したことがありました」
「なんて書いてありましたか?」
「えっとですね。確か……愛する二人は抱き合ったり、キスしたり、セックスをしたり、と書いてありました」
書いてあったんかーい!
それだけわかれば何で私の言う事が理解出来ないのよぉ!!
マジでおとぼけかましてんじゃないわよね?
もしそうだったら脳天ぶちかますわよ……。
「そう言う事って想像できますか? 涼太さん」
「そうですね。抱き合ったりするととても落ち着きます。それにキスも……僕のキスのイメージって言うのがあっているのか不明ですが」
うん、間違ってる。
もしこの間唇同士が触れ合っただけのを『キス』と言うならそれは大いに間違ってる。
『ディープキス』を私は言ってるんですけど。
それも理解出来ないんだろうか……。
「茜さん……?」
「あ、ごめんなさい。そうですね。ちょっと違うかもしれません。それもこれから一緒に解決していきましょう。このことが理解出来ればおのずと結婚に対する実感が湧くかもしれません」
「そうですね。もう今日は遅いので寝ましょう。おやすみなさい、茜さん」
「おやすみなさい。涼太さん」
彼は微笑みながら私を見つめてゆっくり目を瞑った。
すると直ぐ寝息をし始めた。
よっぽど考えていたのかな。
寝付けないくらい不安だったのかな。
私なんてそこまで考えてなかったよ。
これからどうして彼との関係を進めていこうかしら。
どう見ても彼がリードするって言うより私がリードすることになるんだよね、これ。
もう一度幸恵に相談してみよう。
私だって何でもかんでも知ってるわけじゃないんだ。
知識は全てBLなんだから……。
ああ、リアル恋愛って結構めんどくさいんだなぁ~。
二次元だったら直ぐにはいってこれるんだけどなぁ~。
私も今日は寝よ寝よ。
明日また考えればいいんだよ。
私はそう思いながら目を瞑った。
疲れていたのか直ぐ寝付けた。
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