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灯里の迷い4
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松岡の指先が頭皮や髪に触れて、風が隙間を撫でていくのが気持ちがいい。マッサージするように頭をぐっと指で何度か押された。
「ちっちゃい頭ですよね」
「なんだよ、脳みそなら足りてるぞ」
振り向いて松岡を睨みつけると、松岡はふんと唇をとがらせてなぜか拗ねた顔をしていた。
「わかってますよ。灯里さんが仕事方面では有能なことくらい」
「なんだよ、仕事方面ではって。それ以外はダメなのかよ?」
「ええ、ダメダメですね。特に恋愛関係は」
嫌なほうに話が転がりそうで灯里はあわてて前を向いた。
ふと近すぎる距離に気づいて、灯里が立ち上がろうとするより先に松岡の両手が腰に巻きつく。
「熱あるんだから、襲ったりしませんよ」
耳元でささやかれて、なんとなくぞくっとする。いやこれは熱の悪寒だ。
「そんなこと思ってない」
「じゃあ、ここでおとなしくしててください」
そう言ってドライヤーを切ってキッチンへ行き、何か煮込んでいるようだ。
え、食べ物ってお前が作るの? てっきりお惣菜かレトルトを想像していたので驚いていると、松岡がどんぶりを持ってきた。
「鶏そぼろの具だくさん雑炊と言うか。あんまちゃんと食べてないみたいなんで、こんな感じにしましたけど」
しょうがの効いた和風だしの雑炊はおいしかった。半熟の卵が最高だ。キノコと豆腐もたくさん入っていて、これだけで栄養が行き渡って食べたそばから体に浸みこむような感じがする。
「おいしい」
上手な感想など言えなくて、そっけない一言だけだったが松岡はほっとした顔になり「おかわりありますよ」と言うのでおかわりもした。
どんぶり二杯食べ終わると風邪薬を飲まされ、歯磨きしたら和室の布団に送りこまれた。
「ちゃんと寝てください。ここのとこ暑かったし子供の世話と仕事で疲れが出たんでしょう。スマホありますか?」
「ああ、持ってる」
枕元にあるのを確認して、松岡が念を押す。
「夜中でも苦しかったら呼んでください。変な遠慮とかしないでくださいね」
そう言って、ふと思案気な顔になり「あ、やっぱ俺、泊まりましょうか?」などと言いだす。
冗談じゃない。
「落ち着かないから帰れ」
そういってやるとしょぼんとしたが、それがまた叱られて耳をぺたりとつけた犬を連想させる。
「わかった、何かあったら連絡するから」
しぶしぶ約束すると、まだ疑わしげな顔ではあるもののうなずいた。
「朝また来ます」
枕元に水とタオルを置いて帰って行った。
一人になると、また静まり返った部屋で玲雄と流美を思い出した。二人が寝起きしていたせいか、部屋にもこの布団にも何となく子供の匂いが残っているようだ。
今ごろはママに甘えて、元気いっぱい遊んでいるだろうか。ああ『エルマーのぼうけん』が途中のままだった。風香に続きを読んでもらえるといいんだけど。
そんなとりとめのないことを考えていたが、お腹が満たされて薬が効いたせいかいつの間にか眠っていた。
玄関が開く音で目が覚めた。
ん? 誰か来たのか?
流美か玲雄?…じゃないか、もういないんだっけ……。
引き戸がノックされて松岡が姿を見せた。
あれ、あいつゆうべから鍵持ちっぱなしかよ。そう思いついたが、そういえば松岡の鍵もうちのリビングにずっと置きっぱなしだったと思い出す。
「おはようございます。気分はどうですか?」
「……悪くない」
「起こしちゃいましたか、すみません」
「いや……」
だるくて寝転んだままでいると屈みこんできた松岡におでこをぴたっとくっつけられて、心臓がぴょこんと跳ねた。だから体温計あるっちゅーのと思うが、松岡は安心したように頷いて体を起こした。
「うん、下がってますね。一応、測りましょうか」
何が一応だよと頭のなかでは突っこんでいるが、寝起きのぼんやりした頭は口と回線がきちんと繋がっていないのかされるがままで、松岡がちゅ、とキスをしてきてもむっとした顔をするだけだ。
「灯里さん、起きてます?」
「……起きてる。気軽にキスしてんじゃねえ」
「あ、わかってました?」
松岡はしれっと笑う。
熱は三十六度九分だった。
「一応平熱範囲ですけど、すぐ上がりそうですからあまり無理はしないでください。きょうの予定は?」
「とくに何も……」
「じゃあ、ゆっくりできますね、帰りにまた寄りますから。パンとかゼリーとか置いとくので、ちゃんと食べてくださいね」
「わかった。悪かったな、色々迷惑かけて」
「迷惑なんかじゃないです。じゃ、俺、仕事行きます」
「ああ、行ってらっしゃい」
反射的に言った言葉だったが、松岡は一瞬はっとしたような顔になりじっと灯里を見つめた。それからはにかむように笑う。不覚にもその笑みに目を奪われた。
「いいですね、行ってらっしゃいって。毎日言って欲しいです」
「毎日って、お前、何言ってんの?」
あっけにとられた灯里に微笑んで、松岡は颯爽と玄関を出て行った。外から鍵を閉める音がする。あ、また鍵持って行かれた。
どうしよう。今ごろになって心臓がドキドキしてきて、灯里は布団の上をごろごろ転がった。松岡が触れたおでこや唇が熱を持っている気がする。熱上がったら松岡のせいだ。
毎日言って欲しいってなにか、おれと暮らしたいってことか。いやいや、たんに憧れのシチュエーションってだけだろう。相手はおれじゃなくてもいいはずだ。
しばらくぼんやりしてから起き上がり、テーブルにサンドイッチが置いてあるのを見つけ、冷蔵庫にはゼリーやらヨーグルトや桃が入っていた。
空っぽだった野菜室にもトマトとキュウリと茄子がある。きっと松岡の祖母や母親が持たせたのだろうと思うと無下にもできない。
ひとまずキュウリを洗ってマヨネーズをつけて丸かじりしながらサンドイッチを食べた。
昼休みにはメールが入って夜は少し遅くなるという。べつに来なくていいのにと思ったが、どうせそう言ったって来るんだろうから、わかったと返信した。
「ちっちゃい頭ですよね」
「なんだよ、脳みそなら足りてるぞ」
振り向いて松岡を睨みつけると、松岡はふんと唇をとがらせてなぜか拗ねた顔をしていた。
「わかってますよ。灯里さんが仕事方面では有能なことくらい」
「なんだよ、仕事方面ではって。それ以外はダメなのかよ?」
「ええ、ダメダメですね。特に恋愛関係は」
嫌なほうに話が転がりそうで灯里はあわてて前を向いた。
ふと近すぎる距離に気づいて、灯里が立ち上がろうとするより先に松岡の両手が腰に巻きつく。
「熱あるんだから、襲ったりしませんよ」
耳元でささやかれて、なんとなくぞくっとする。いやこれは熱の悪寒だ。
「そんなこと思ってない」
「じゃあ、ここでおとなしくしててください」
そう言ってドライヤーを切ってキッチンへ行き、何か煮込んでいるようだ。
え、食べ物ってお前が作るの? てっきりお惣菜かレトルトを想像していたので驚いていると、松岡がどんぶりを持ってきた。
「鶏そぼろの具だくさん雑炊と言うか。あんまちゃんと食べてないみたいなんで、こんな感じにしましたけど」
しょうがの効いた和風だしの雑炊はおいしかった。半熟の卵が最高だ。キノコと豆腐もたくさん入っていて、これだけで栄養が行き渡って食べたそばから体に浸みこむような感じがする。
「おいしい」
上手な感想など言えなくて、そっけない一言だけだったが松岡はほっとした顔になり「おかわりありますよ」と言うのでおかわりもした。
どんぶり二杯食べ終わると風邪薬を飲まされ、歯磨きしたら和室の布団に送りこまれた。
「ちゃんと寝てください。ここのとこ暑かったし子供の世話と仕事で疲れが出たんでしょう。スマホありますか?」
「ああ、持ってる」
枕元にあるのを確認して、松岡が念を押す。
「夜中でも苦しかったら呼んでください。変な遠慮とかしないでくださいね」
そう言って、ふと思案気な顔になり「あ、やっぱ俺、泊まりましょうか?」などと言いだす。
冗談じゃない。
「落ち着かないから帰れ」
そういってやるとしょぼんとしたが、それがまた叱られて耳をぺたりとつけた犬を連想させる。
「わかった、何かあったら連絡するから」
しぶしぶ約束すると、まだ疑わしげな顔ではあるもののうなずいた。
「朝また来ます」
枕元に水とタオルを置いて帰って行った。
一人になると、また静まり返った部屋で玲雄と流美を思い出した。二人が寝起きしていたせいか、部屋にもこの布団にも何となく子供の匂いが残っているようだ。
今ごろはママに甘えて、元気いっぱい遊んでいるだろうか。ああ『エルマーのぼうけん』が途中のままだった。風香に続きを読んでもらえるといいんだけど。
そんなとりとめのないことを考えていたが、お腹が満たされて薬が効いたせいかいつの間にか眠っていた。
玄関が開く音で目が覚めた。
ん? 誰か来たのか?
流美か玲雄?…じゃないか、もういないんだっけ……。
引き戸がノックされて松岡が姿を見せた。
あれ、あいつゆうべから鍵持ちっぱなしかよ。そう思いついたが、そういえば松岡の鍵もうちのリビングにずっと置きっぱなしだったと思い出す。
「おはようございます。気分はどうですか?」
「……悪くない」
「起こしちゃいましたか、すみません」
「いや……」
だるくて寝転んだままでいると屈みこんできた松岡におでこをぴたっとくっつけられて、心臓がぴょこんと跳ねた。だから体温計あるっちゅーのと思うが、松岡は安心したように頷いて体を起こした。
「うん、下がってますね。一応、測りましょうか」
何が一応だよと頭のなかでは突っこんでいるが、寝起きのぼんやりした頭は口と回線がきちんと繋がっていないのかされるがままで、松岡がちゅ、とキスをしてきてもむっとした顔をするだけだ。
「灯里さん、起きてます?」
「……起きてる。気軽にキスしてんじゃねえ」
「あ、わかってました?」
松岡はしれっと笑う。
熱は三十六度九分だった。
「一応平熱範囲ですけど、すぐ上がりそうですからあまり無理はしないでください。きょうの予定は?」
「とくに何も……」
「じゃあ、ゆっくりできますね、帰りにまた寄りますから。パンとかゼリーとか置いとくので、ちゃんと食べてくださいね」
「わかった。悪かったな、色々迷惑かけて」
「迷惑なんかじゃないです。じゃ、俺、仕事行きます」
「ああ、行ってらっしゃい」
反射的に言った言葉だったが、松岡は一瞬はっとしたような顔になりじっと灯里を見つめた。それからはにかむように笑う。不覚にもその笑みに目を奪われた。
「いいですね、行ってらっしゃいって。毎日言って欲しいです」
「毎日って、お前、何言ってんの?」
あっけにとられた灯里に微笑んで、松岡は颯爽と玄関を出て行った。外から鍵を閉める音がする。あ、また鍵持って行かれた。
どうしよう。今ごろになって心臓がドキドキしてきて、灯里は布団の上をごろごろ転がった。松岡が触れたおでこや唇が熱を持っている気がする。熱上がったら松岡のせいだ。
毎日言って欲しいってなにか、おれと暮らしたいってことか。いやいや、たんに憧れのシチュエーションってだけだろう。相手はおれじゃなくてもいいはずだ。
しばらくぼんやりしてから起き上がり、テーブルにサンドイッチが置いてあるのを見つけ、冷蔵庫にはゼリーやらヨーグルトや桃が入っていた。
空っぽだった野菜室にもトマトとキュウリと茄子がある。きっと松岡の祖母や母親が持たせたのだろうと思うと無下にもできない。
ひとまずキュウリを洗ってマヨネーズをつけて丸かじりしながらサンドイッチを食べた。
昼休みにはメールが入って夜は少し遅くなるという。べつに来なくていいのにと思ったが、どうせそう言ったって来るんだろうから、わかったと返信した。
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