采女のお膳立て

采女とは、日本と呼ばれるようになった頃、主に天皇への膳を供奉していた後宮の下級女官だ。

采女の一人であるシラメはある日、配膳の途中に宮の裏手で行き倒れている男を見つけた。食事を要求されたシラメだったけど……?

「めし……」
「駄目です。これは尚侍の膳です」

行き倒れていた男・阿閇皇子とはこれをきっかけにご飯を作ってあげたり、お菓子をもらったり、阿閇にくだされた朝廷で起きた事件の究明を、シラメが手伝ってあげたり。

これは、そんな美食家皇子の名推理をお膳立てする采女の物語ーー
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