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第1章 アークドラゴン編 前編
第7話 早い日没
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男子寮に到着し廊下を歩いていると、食堂への道が混みあっていた。飛鷹に時間を確認してもらうと、まだ16時半を過ぎたところ。
廊下を進むとエレベーターホールが見えてくる。そこはどこよりも混んでいて、僕と飛鷹は顔を見合わせた。
「とりあえず、落ち着くまで待とうか」
「う、うん……」
飛鷹は人数の圧に押され、萎縮しているようだった。それは僕も同感で、動ける範囲が非常に狭い。
やがて、人は通路の方へとはけていって、動くエレベーターの数も落ち着いた。僕は上行きのボタンを押す。
機械音と共に降りてくるのを感じ取ると、飛鷹は早く落ち着きたいと言ってるかのように、足踏みを始めた。
「早く……。早く……」
「あはは……、大丈夫だって……」
ようやく来たエレベーターに乗り込み、しばらく無言が続く。僕たちの部屋は15階だが、なぜか13階でドアが開いた。
中に乗ってきたのは、寮生では無いはずの怜音だった。彼は、気付かないフリをしていて、ただじっと外側を見ている。
「ゆ、優人君……。は、話しかけた方が……い、いいのかな?」
飛鷹が震える声で囁く。僕は、数秒考えた後、話しかけることを決めた。
「その……。怜音? なんでここに……」
「おっと、優人くんに飛鷹さん。今日はちょっと用事があってね……」
わざとらしい驚く演技にこちらが驚いてしまう。『ちなみに優人くんにね』と怜音が付け足した。
肩には水色と白のストライプバッグをさげていて、それがとても似合っている。そして、その中に用事の品が入っているとのこと。
「詳しいことは君たちの部屋でしようか。ちょっと部屋教えてくれるかな?」
「いいですけど……」
そうして僕は怜音を部屋に案内した。飛鷹はなぜか最後方を歩き、緊張しているのか遅い。
部屋に着くと寮生証を機械にかざしロックを解除した。
この寮の部屋はオートロックで、各部屋に登録された寮生証でしか解除できない仕組み。僕の部屋は僕と飛鷹しか解除できない。
僕が知っている身近な機械はこれくらいしかない。僕と怜音が先に入り待っていると、ロックが解除される音がした。
ゆっくり開くドア。その奥からはブルブル震えて入ってくる飛鷹がいる。そこまでビビらなくてもいいのに……。
「よし、全員揃ったところだし。早速」
怜音はバッグに手を入れて、なにかを探し始める。しばらくして出てきたのは、真っ白な長方形の箱だった。
「怜音それは……」
「優人くんへのプレゼント。プロクラス認定アイテムとしてね。春日井さんから聞いたんだ。君がスマホと持ってないってこと」
「す、まほ……」
そんな高級品受け取れるはずがない。僕は怜音の手に握られたスマホの箱を押し返す。だけど、彼の方が力が強くて……。
最終的に受け取ることになった。箱の開け方を教えて貰い開封すると、白い背面のスマホが出てくる。
取り出し眺める。電源を長押しすると、画面が光った。こんな機械を手にして、嬉しい気持ちと申し訳ない気持ちが混ざり合う。
「これ、学校のサイト入って……」
「入ってるよ。必要最低限のものはね。通帳はボクのを使って。これがボクの通帳。暗証番号も教えておくから」
「そんな……。大事なものを使うわけには……」
怜音は僕のスマホを手にすると、素早い操作で通帳登録を完了させる。絶対梨央に怒られる。そんな恐怖がどこからか込み上げて来た。
「これでよし。お金には余裕があるから、欲しいものをじゃんじゃん買っていいよ」
怜音はそう言うとにっかり笑ってサムズアップした。昨夜のバイトで見せた顔とは正反対だ。
「あ、ありがとう……ございます……」
「それとなんだけど……。これと同じアプリを探してもらってもいい?」
お願いされたアイコンは、緑色の星が書かれたものだった。色んなファイルを開いては閉じ見つけると、タップする。
画面いっぱいに表示される、『日本魔生物討伐協会』の文字。それは、協会が運営しているニュースアプリだった。
「このアプリで何をすれば……」
僕の疑問になぜか飛鷹が覗いてくる。なにか言いたげな表情に、『どうぞ』と返してみた。
「そ、その……ニュースサイト……。討伐……部隊向けの……」
「飛鷹くん正解! このサイト。今映ってるのは一般人向けなんだけど……。ここの認証パスワードに、こうして……」
怜音は自分のスマホでパスワード入力画面を開き、何も入力せずに親指の腹を押し当てる。すると、ロード中と表示された。
〝会員認証が完了しました。討伐部隊サイトへ移行します〟
「これは、討伐部隊にしかできない機能でね。ボクの、ひいひいひいおじいちゃんが作ってくれたんだ」
「ひいひいひいおじいちゃん……」
「ひいが……。三つ……。ひぃ……」
生きているはずのない人物に、飛鷹が萎んだ。僕も正直驚いている。怜音はスマホを素早く操作して、隊員ページを開いた。
「優人くんの方もできるはず……、なんだけど……」
「え? 僕が?」
「ちょっと同じようにしてみて」
僕は、怜音がやった通りに操作をする。画面に指の腹を押し当てる動作は、指紋認証と言うらしい。
同じようにしてみたが、アプリから弾かれてしまう。怜音は『まだできないか』というように、肩を下ろした。
そうしている間に寮の夕食時間となり、飛鷹だけが部屋から退室する。僕と怜音の2人きりになったので、さらに詳しく聞くことにした。
「怜音。第二次魔生物暴走事件が起こるかもしれないって……」
「優人くんは気付いていたみたいだね。昨日の日本史の授業。おかしい点あったでしょ?」
「はい……。担任が『第一次』って付けてたので……」
元々は第一次なんて言葉は付いていなかった。つまりは、次があるとわかったから後付けされたもの。
「これを予言したの。誰だと思う?」
「え? 予言?」
「うん。予言」
僕は考える。だけど、思い当たる人が浮かんで来ない。長考しそうになる僕に、怜音が続けた。
彼が答えた名前は『片桐夢乃』だった。魔力測定にも来てた薄紫髪の女性。彼女は日本全国に住む住民の夢の管理者らしい。
普段は夜型のようで、住民の夢やその日の昼間に確認された情報から記事を書く。片桐さんの情報正確度は世界でも評価されてるとのこと。
「その夢乃がしばらく前に悪夢を見たみたいでね……。魔生物が氾濫する夢を見たって」
「それが、第二次魔生物暴走事件と関係が……」
僕の問いかけに怜音は小さく頷いた。
「あくまでも未来予知・予言みたいなもので、世間には出回ってないけど……。可能性はゼロではないかな?」
怜音はスマホを片付けて、退室する準備を開始する。だけど、僕はそんな彼を止めた。せっかくだし、僕が作った魔力水でも飲んで欲しい。
「ちょっと待っててください。ジョッキ……ジョッキ……。飛鷹君洗ってくれたんだ……」
綺麗になったジョッキに魔力水を注ぐ。それを怜音に渡すと、普通に飲んでくれた。味も表情だけで高く評価してくれる。
怜音が窓側に移動する。朝から閉めっぱなしのカーテン。優しく開くと、月が見えた。今日は三日月だ。
「天気がいいから、優人くんちょっとボクに付き合ってよ」
「怜音の用事に?」
僕がそう言うと、怜音は空間魔法を発動させた。『一緒に来て』と言われたので、付き添うことにする。
やってきたのは、どこかわからない森だった。中央の開けた場所。そこにはポツンとベンチが置かれている。
そこへ近づくと二人で座る。怜音は『もう一人呼んでる人がいる』と言ったので待っていると、先程話題に出た片桐夢乃がたっていた。
廊下を進むとエレベーターホールが見えてくる。そこはどこよりも混んでいて、僕と飛鷹は顔を見合わせた。
「とりあえず、落ち着くまで待とうか」
「う、うん……」
飛鷹は人数の圧に押され、萎縮しているようだった。それは僕も同感で、動ける範囲が非常に狭い。
やがて、人は通路の方へとはけていって、動くエレベーターの数も落ち着いた。僕は上行きのボタンを押す。
機械音と共に降りてくるのを感じ取ると、飛鷹は早く落ち着きたいと言ってるかのように、足踏みを始めた。
「早く……。早く……」
「あはは……、大丈夫だって……」
ようやく来たエレベーターに乗り込み、しばらく無言が続く。僕たちの部屋は15階だが、なぜか13階でドアが開いた。
中に乗ってきたのは、寮生では無いはずの怜音だった。彼は、気付かないフリをしていて、ただじっと外側を見ている。
「ゆ、優人君……。は、話しかけた方が……い、いいのかな?」
飛鷹が震える声で囁く。僕は、数秒考えた後、話しかけることを決めた。
「その……。怜音? なんでここに……」
「おっと、優人くんに飛鷹さん。今日はちょっと用事があってね……」
わざとらしい驚く演技にこちらが驚いてしまう。『ちなみに優人くんにね』と怜音が付け足した。
肩には水色と白のストライプバッグをさげていて、それがとても似合っている。そして、その中に用事の品が入っているとのこと。
「詳しいことは君たちの部屋でしようか。ちょっと部屋教えてくれるかな?」
「いいですけど……」
そうして僕は怜音を部屋に案内した。飛鷹はなぜか最後方を歩き、緊張しているのか遅い。
部屋に着くと寮生証を機械にかざしロックを解除した。
この寮の部屋はオートロックで、各部屋に登録された寮生証でしか解除できない仕組み。僕の部屋は僕と飛鷹しか解除できない。
僕が知っている身近な機械はこれくらいしかない。僕と怜音が先に入り待っていると、ロックが解除される音がした。
ゆっくり開くドア。その奥からはブルブル震えて入ってくる飛鷹がいる。そこまでビビらなくてもいいのに……。
「よし、全員揃ったところだし。早速」
怜音はバッグに手を入れて、なにかを探し始める。しばらくして出てきたのは、真っ白な長方形の箱だった。
「怜音それは……」
「優人くんへのプレゼント。プロクラス認定アイテムとしてね。春日井さんから聞いたんだ。君がスマホと持ってないってこと」
「す、まほ……」
そんな高級品受け取れるはずがない。僕は怜音の手に握られたスマホの箱を押し返す。だけど、彼の方が力が強くて……。
最終的に受け取ることになった。箱の開け方を教えて貰い開封すると、白い背面のスマホが出てくる。
取り出し眺める。電源を長押しすると、画面が光った。こんな機械を手にして、嬉しい気持ちと申し訳ない気持ちが混ざり合う。
「これ、学校のサイト入って……」
「入ってるよ。必要最低限のものはね。通帳はボクのを使って。これがボクの通帳。暗証番号も教えておくから」
「そんな……。大事なものを使うわけには……」
怜音は僕のスマホを手にすると、素早い操作で通帳登録を完了させる。絶対梨央に怒られる。そんな恐怖がどこからか込み上げて来た。
「これでよし。お金には余裕があるから、欲しいものをじゃんじゃん買っていいよ」
怜音はそう言うとにっかり笑ってサムズアップした。昨夜のバイトで見せた顔とは正反対だ。
「あ、ありがとう……ございます……」
「それとなんだけど……。これと同じアプリを探してもらってもいい?」
お願いされたアイコンは、緑色の星が書かれたものだった。色んなファイルを開いては閉じ見つけると、タップする。
画面いっぱいに表示される、『日本魔生物討伐協会』の文字。それは、協会が運営しているニュースアプリだった。
「このアプリで何をすれば……」
僕の疑問になぜか飛鷹が覗いてくる。なにか言いたげな表情に、『どうぞ』と返してみた。
「そ、その……ニュースサイト……。討伐……部隊向けの……」
「飛鷹くん正解! このサイト。今映ってるのは一般人向けなんだけど……。ここの認証パスワードに、こうして……」
怜音は自分のスマホでパスワード入力画面を開き、何も入力せずに親指の腹を押し当てる。すると、ロード中と表示された。
〝会員認証が完了しました。討伐部隊サイトへ移行します〟
「これは、討伐部隊にしかできない機能でね。ボクの、ひいひいひいおじいちゃんが作ってくれたんだ」
「ひいひいひいおじいちゃん……」
「ひいが……。三つ……。ひぃ……」
生きているはずのない人物に、飛鷹が萎んだ。僕も正直驚いている。怜音はスマホを素早く操作して、隊員ページを開いた。
「優人くんの方もできるはず……、なんだけど……」
「え? 僕が?」
「ちょっと同じようにしてみて」
僕は、怜音がやった通りに操作をする。画面に指の腹を押し当てる動作は、指紋認証と言うらしい。
同じようにしてみたが、アプリから弾かれてしまう。怜音は『まだできないか』というように、肩を下ろした。
そうしている間に寮の夕食時間となり、飛鷹だけが部屋から退室する。僕と怜音の2人きりになったので、さらに詳しく聞くことにした。
「怜音。第二次魔生物暴走事件が起こるかもしれないって……」
「優人くんは気付いていたみたいだね。昨日の日本史の授業。おかしい点あったでしょ?」
「はい……。担任が『第一次』って付けてたので……」
元々は第一次なんて言葉は付いていなかった。つまりは、次があるとわかったから後付けされたもの。
「これを予言したの。誰だと思う?」
「え? 予言?」
「うん。予言」
僕は考える。だけど、思い当たる人が浮かんで来ない。長考しそうになる僕に、怜音が続けた。
彼が答えた名前は『片桐夢乃』だった。魔力測定にも来てた薄紫髪の女性。彼女は日本全国に住む住民の夢の管理者らしい。
普段は夜型のようで、住民の夢やその日の昼間に確認された情報から記事を書く。片桐さんの情報正確度は世界でも評価されてるとのこと。
「その夢乃がしばらく前に悪夢を見たみたいでね……。魔生物が氾濫する夢を見たって」
「それが、第二次魔生物暴走事件と関係が……」
僕の問いかけに怜音は小さく頷いた。
「あくまでも未来予知・予言みたいなもので、世間には出回ってないけど……。可能性はゼロではないかな?」
怜音はスマホを片付けて、退室する準備を開始する。だけど、僕はそんな彼を止めた。せっかくだし、僕が作った魔力水でも飲んで欲しい。
「ちょっと待っててください。ジョッキ……ジョッキ……。飛鷹君洗ってくれたんだ……」
綺麗になったジョッキに魔力水を注ぐ。それを怜音に渡すと、普通に飲んでくれた。味も表情だけで高く評価してくれる。
怜音が窓側に移動する。朝から閉めっぱなしのカーテン。優しく開くと、月が見えた。今日は三日月だ。
「天気がいいから、優人くんちょっとボクに付き合ってよ」
「怜音の用事に?」
僕がそう言うと、怜音は空間魔法を発動させた。『一緒に来て』と言われたので、付き添うことにする。
やってきたのは、どこかわからない森だった。中央の開けた場所。そこにはポツンとベンチが置かれている。
そこへ近づくと二人で座る。怜音は『もう一人呼んでる人がいる』と言ったので待っていると、先程話題に出た片桐夢乃がたっていた。
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