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第十四話
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第十四話
『本当にすまなかった。君を傷つけるつもりなんてなかったんだ。すぐに許してもらえるとは思っていない。どうか俺に君に許しを乞う機会を与えてくれ。』
シュウ様からの手紙はそう締めくくられていた。茶会から帰ってきた次の日の朝。手紙は美しい花束と共に届けられた。
手紙を運んでくれたユノさんが私に直接渡したいというのを断り、返事は後ほど届けるとだけ伝えた。涙で泣き腫らした顔を見られたくなかったから。
「お嬢様。昼食も召し上がらないおつもりですか?」
昼過ぎになっても寝室から出てこない私にリースが声をかけにきた。
「だって…食欲がないんだもの。」
「ただでさえ細い体が、さらにペラペラになってしまいますよ。」
私が体型を気にしてるのを知ってるくせに。リースなりの辛口な励ましも今の私にはグサリとくる。
「シュウ様も私の貧乳に気づいて嫌になったのかもしれないわ。」
「今さらですか?」
言いながら許可もなくドアを開け、リースは部屋に入ってくる。そのまま布団をかぶった私の側に腰掛ける気配がした。
「閣下がリコリス様を嫌いになるわけないじゃないですか。何か行き違いがあっただけですよ。」
手紙には仕事が立て込み君を気遣う余裕がなかった、冷たくするつもりなんてなかった。そう書かれていた。
信じたい。でも…、手を振り払われた感触と今まで聞いたことのない冷たい声色を思い出すと涙が止まらなくなる。
「本当に…そう思う?今になってやっぱり私の見た目が不気味だと気づいたのかもしれない。」
何年も何年も、気持ち悪い娘だと蔑まれて生きてきた。
なのに突然美しいと言われ、これまでとは正反対の扱いを受けている。
「リース…わたし怖い。いつか全部終わってしまうかもしれないと思うと怖くてたまらないの。」
リースが優しく私の頭を撫でた。またポロポロと涙が溢れてくる。
「公爵家での扱いを考えれば、お嬢様が簡単に人を信じるのが怖いお気持ちは分かるつもりです。でも、お嬢様の知る将軍様はそんな酷い御方なのですか?」
私の知るシュウ様。無口で、不器用で、慰めるのが上手ではなくて、そして優しい方。
「シュウ様は、お優しい方だわ。」
「私もそう思います。泣くのはきちんとお話してからでも遅くないと思いませんか?」
ゴシゴシと手の甲で涙を拭い、私はゆっくりと起き上がった。
「お嬢様…これはまたひどい顔ですね。」
「リースは口が悪すぎるわ。」
* * *
遅い昼食を取ったあと、私は机に向かいシュウ様への返事を考えていた。しかし、一体なんと返せばいいのだろう。
「失礼しまーす。」
「はーい?どうぞ。」
リンがお茶とお菓子を手にやってきた。今日は髪を高い位置でお団子にまとめピンク色のチャイナドレスを着ている。
「ありがとう。リンは今日も可愛いわね。」
「…うぅ…ふぇえん。」
リンは私の顔を見るやいなや突然大粒の涙を流して泣き始めた。
「リン!?どうしたの?どこか痛いの?」
「だ、だって…リコリス様が…な、泣いて。目も赤い…ふわぁあん!」
どうやら私のことを心配してくれているらしい。どうにか彼女を椅子に座らせ、よしよしと頭を撫でる。
「大丈夫よ。もう泣いてないわ。」
「うぅ…うぅ…ほんと、ですか?」
ほんとほんと、そう言いながら頭を撫で続けるとやっとリンは落ち着いてきた。
「リンは…リコリス様の味方です…。お望みなら、将軍閣下に一撃くらいなら当てられます…だから…どこにも行かないでくださいぃ!」
リンみたいなか弱い女の子がシュウ様に一撃当てられるとはどういう意味だろう?ビンタとか?使用人であるリンがそんなことをしたらクビになってしまうわ。
「そんなことしなくて大丈夫よ。どうして私がどこかに行くと思うの?」
「だって…閣下がリコリス様を泣かせたんでしょう?こんなに優しくて、綺麗で、可愛くて、料理が上手なリコリス様ならどんな殿方だってメロメロになっちゃいますもん。閣下みたいな人には愛想を尽かしてどっか行っちゃうんじゃないかって…。」
うぅ…とまた泣きそうになるリンを宥め、お菓子を渡すとやっと泣き止んだ。
「私はどこにも行かないわ。シュウ様が私に愛想を尽かしてなかったらだけど…。」
「それは絶対にありません!!」
お菓子を頬張りながら、絶対絶対ないです!と話すリンは小動物みたいで可愛らしい。
「いまシュウ様にお手紙を書こうと思っていたんだけど、なんて書こうか迷ってしまって。」
「リコリス様を泣かせるなんて最低です。まじでドン引きです。思いきり我儘を書けばいいと思います。宝石でもお菓子でも何でも好きなだけおねだりしていいと思います。むしろそうするべきです。」
いまさらになってリンとシュウ様がどんな関係なのか知らないことに気づいた。ただの使用人と主人という関係ではないような気がする。
「リンはシュウ様のことをよく知っているの?」
「私と兄さんは閣下のお父上に拾われたんです。私達は戦で両親を亡くして、路頭に迷っていた所を拾われてそのままリーチェン家の運営する孤児院に。そのあと他の貴族の家に使用人として奉公に出ていました。」
そして私の使用人になるために呼び戻され、今に至ると。
「閣下がリコリス様みたいな素晴らしい方と婚約なさって本当に嬉しいんです!でも今回のことは許しません!」
頬を膨らませ怒っているリンはハムスターみたいでなんとも癒やされる。
「本当に…我儘を言っても大丈夫かしら?」
「絶対大丈夫です!閣下はリコリス様にぞっこんですから!」
リンの言葉選びは誰の影響なんだろうか?それは少し置いておくとして、私はペンをとり返事を書き始めた。
『お返事が遅くなり申し訳ございません。シュウ様に嫌われてしまったのではないかと不安な夜を過ごしておりました。
本当に私に失望したのではないのですか?なにか気に触ることをしてしまったのではないですか?もし何か私に言えないことがあるのなら、どうか小さな事でも教えていただきたいです。
なにも言っていただけないことが、寂しくてたまらないのです。
もし本当に私を嫌いになったのではないのだとしたら、ひとつ我儘を聞いていただけませんか?私はシュウ様と収穫祭に行ってみたいです。初めて街に行くなら、シュウ様と行きたいのです。お仕事が忙しいことは重々承知しております。ほんの少しの時間で構いません。
どうか、私にシュウ様のお時間をいただけませんか?』
『本当にすまなかった。君を傷つけるつもりなんてなかったんだ。すぐに許してもらえるとは思っていない。どうか俺に君に許しを乞う機会を与えてくれ。』
シュウ様からの手紙はそう締めくくられていた。茶会から帰ってきた次の日の朝。手紙は美しい花束と共に届けられた。
手紙を運んでくれたユノさんが私に直接渡したいというのを断り、返事は後ほど届けるとだけ伝えた。涙で泣き腫らした顔を見られたくなかったから。
「お嬢様。昼食も召し上がらないおつもりですか?」
昼過ぎになっても寝室から出てこない私にリースが声をかけにきた。
「だって…食欲がないんだもの。」
「ただでさえ細い体が、さらにペラペラになってしまいますよ。」
私が体型を気にしてるのを知ってるくせに。リースなりの辛口な励ましも今の私にはグサリとくる。
「シュウ様も私の貧乳に気づいて嫌になったのかもしれないわ。」
「今さらですか?」
言いながら許可もなくドアを開け、リースは部屋に入ってくる。そのまま布団をかぶった私の側に腰掛ける気配がした。
「閣下がリコリス様を嫌いになるわけないじゃないですか。何か行き違いがあっただけですよ。」
手紙には仕事が立て込み君を気遣う余裕がなかった、冷たくするつもりなんてなかった。そう書かれていた。
信じたい。でも…、手を振り払われた感触と今まで聞いたことのない冷たい声色を思い出すと涙が止まらなくなる。
「本当に…そう思う?今になってやっぱり私の見た目が不気味だと気づいたのかもしれない。」
何年も何年も、気持ち悪い娘だと蔑まれて生きてきた。
なのに突然美しいと言われ、これまでとは正反対の扱いを受けている。
「リース…わたし怖い。いつか全部終わってしまうかもしれないと思うと怖くてたまらないの。」
リースが優しく私の頭を撫でた。またポロポロと涙が溢れてくる。
「公爵家での扱いを考えれば、お嬢様が簡単に人を信じるのが怖いお気持ちは分かるつもりです。でも、お嬢様の知る将軍様はそんな酷い御方なのですか?」
私の知るシュウ様。無口で、不器用で、慰めるのが上手ではなくて、そして優しい方。
「シュウ様は、お優しい方だわ。」
「私もそう思います。泣くのはきちんとお話してからでも遅くないと思いませんか?」
ゴシゴシと手の甲で涙を拭い、私はゆっくりと起き上がった。
「お嬢様…これはまたひどい顔ですね。」
「リースは口が悪すぎるわ。」
* * *
遅い昼食を取ったあと、私は机に向かいシュウ様への返事を考えていた。しかし、一体なんと返せばいいのだろう。
「失礼しまーす。」
「はーい?どうぞ。」
リンがお茶とお菓子を手にやってきた。今日は髪を高い位置でお団子にまとめピンク色のチャイナドレスを着ている。
「ありがとう。リンは今日も可愛いわね。」
「…うぅ…ふぇえん。」
リンは私の顔を見るやいなや突然大粒の涙を流して泣き始めた。
「リン!?どうしたの?どこか痛いの?」
「だ、だって…リコリス様が…な、泣いて。目も赤い…ふわぁあん!」
どうやら私のことを心配してくれているらしい。どうにか彼女を椅子に座らせ、よしよしと頭を撫でる。
「大丈夫よ。もう泣いてないわ。」
「うぅ…うぅ…ほんと、ですか?」
ほんとほんと、そう言いながら頭を撫で続けるとやっとリンは落ち着いてきた。
「リンは…リコリス様の味方です…。お望みなら、将軍閣下に一撃くらいなら当てられます…だから…どこにも行かないでくださいぃ!」
リンみたいなか弱い女の子がシュウ様に一撃当てられるとはどういう意味だろう?ビンタとか?使用人であるリンがそんなことをしたらクビになってしまうわ。
「そんなことしなくて大丈夫よ。どうして私がどこかに行くと思うの?」
「だって…閣下がリコリス様を泣かせたんでしょう?こんなに優しくて、綺麗で、可愛くて、料理が上手なリコリス様ならどんな殿方だってメロメロになっちゃいますもん。閣下みたいな人には愛想を尽かしてどっか行っちゃうんじゃないかって…。」
うぅ…とまた泣きそうになるリンを宥め、お菓子を渡すとやっと泣き止んだ。
「私はどこにも行かないわ。シュウ様が私に愛想を尽かしてなかったらだけど…。」
「それは絶対にありません!!」
お菓子を頬張りながら、絶対絶対ないです!と話すリンは小動物みたいで可愛らしい。
「いまシュウ様にお手紙を書こうと思っていたんだけど、なんて書こうか迷ってしまって。」
「リコリス様を泣かせるなんて最低です。まじでドン引きです。思いきり我儘を書けばいいと思います。宝石でもお菓子でも何でも好きなだけおねだりしていいと思います。むしろそうするべきです。」
いまさらになってリンとシュウ様がどんな関係なのか知らないことに気づいた。ただの使用人と主人という関係ではないような気がする。
「リンはシュウ様のことをよく知っているの?」
「私と兄さんは閣下のお父上に拾われたんです。私達は戦で両親を亡くして、路頭に迷っていた所を拾われてそのままリーチェン家の運営する孤児院に。そのあと他の貴族の家に使用人として奉公に出ていました。」
そして私の使用人になるために呼び戻され、今に至ると。
「閣下がリコリス様みたいな素晴らしい方と婚約なさって本当に嬉しいんです!でも今回のことは許しません!」
頬を膨らませ怒っているリンはハムスターみたいでなんとも癒やされる。
「本当に…我儘を言っても大丈夫かしら?」
「絶対大丈夫です!閣下はリコリス様にぞっこんですから!」
リンの言葉選びは誰の影響なんだろうか?それは少し置いておくとして、私はペンをとり返事を書き始めた。
『お返事が遅くなり申し訳ございません。シュウ様に嫌われてしまったのではないかと不安な夜を過ごしておりました。
本当に私に失望したのではないのですか?なにか気に触ることをしてしまったのではないですか?もし何か私に言えないことがあるのなら、どうか小さな事でも教えていただきたいです。
なにも言っていただけないことが、寂しくてたまらないのです。
もし本当に私を嫌いになったのではないのだとしたら、ひとつ我儘を聞いていただけませんか?私はシュウ様と収穫祭に行ってみたいです。初めて街に行くなら、シュウ様と行きたいのです。お仕事が忙しいことは重々承知しております。ほんの少しの時間で構いません。
どうか、私にシュウ様のお時間をいただけませんか?』
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