【R18】夜のショタカフェへようこそ!〜僕は愛する人に身請けされる〜

玄野クロ(星屑灯)

文字の大きさ
10 / 62
よるのおしごと

*【夜】アヤのお仕事@個室での秘め事

しおりを挟む

 チュッチュッと乳首にキスをしながら、ぷるぷると震えるおちんちんを優しく握る。

「あっ、あっ……」
「痛かったら……本当に」
「大丈夫です……んっ……ふぅ……っ……」

 心配するユキトをよそに、アヤはどんどん呼吸が荒くなってゆく。その姿を見て、ホッと胸を撫で下ろしたユキトは、そのまま刺激を与え続けた。

「んっ……んっ……」
「なぁ、我慢出来なくなったら、言えよ?」
「あっ……は、はいっ……」

 休むことなく与えられる刺激に、アヤはあっという間に我慢できなくなっていた。

 今まで乱暴に扱われたり、相手優先のセックスや性的行為を多々行っていた。嘘を吐くのには慣れているし、誤魔化しや、相手を立てることも知っている。修羅場だってそれなりにくぐり抜けてきたし、色んな人から色んなことを学んできた。

 ――でも、今回は違う。ユキトはアヤのことを考えて、接してくれているのだ。

 初めてのことに、気持ち良さとは別の気持ちが心に溢れていた。

“暖かい……”

 心が揺れている。ユキトは優しくて、カッコよくて、自分を褒めてくれて、心配もしてくれるから、今までの人とは違うのだ。

「……アヤ? 大丈夫か?」

 手を止めて問う。

「だ、大丈夫です! だから……だから、やめないでください……」

 アヤはユキトの腕を掴んだ。

「あっ……そ、の……も……もうすぐ……イキそう……だった、から……」

 きっと、顔が赤くなった気がする。だが、ユキトにはバレていないだろう。

「……そうか。じゃあ、続けるから。いつでも出して良いからな」
「はい……」

 そう言うと、ユキトはアヤの下半身に身体を移動させる。そして、自身の口で、カプリ、とアヤのおちんちんを捕らえた。

「えっ、あっ……」

 吸い付き、離さない。下も動かし、アヤの可愛らしいそれを、口の中で味わっていた。

「んんっ……そんな……っ……」

 痛くない、強くない、アヤは先ほどよりも強い快感に身震いする。

“こんなの……長くは耐えられないよ……”

 はぁはぁと呼吸をしながら、与えられる刺激に深く飲み込まれてゆく。

“んんっ……きもち……いいよ……ぉ……”

 全神経が、その行為に集中する。他に妨げるものは、何もない。ただただ、今はこの刺激を、甘んじで受け入れれば良いのだ。

「ユ……ユキトさ……ぁ……っ」

 ユキトは口を離そうとはしない。寧ろ、どんどんと舌の動きが大胆になっていた。

「は……っ……あん……っ……うぅ……」

“……ダメだ……も、もう──”

「ユキ、ト、さん……っ……も、もう、出、ちゃう……出ちゃうぅっ……!」

 アヤが泣きそうな声で叫ぶと、ユキトは吸い付きを強くし、強めに舌で刺激した。

「あっ──ああぁっ──!」

 トクトクとユキトの口の中に、アヤの精液が注ぎ込まれる。
 チュウゥと最後に吸うと、ユキトはアヤのおちんちんから口を離した。

「はぁ……はぁ……っ……ユ、キトさん……口……出してください……」

 息も絶え絶えに、アヤはユキトを気遣った。しかし、ユキトは気にもせずに、口の中のそれを、ゴクン、と、飲み干した。

「お前だって、さっき飲んだだろ?」
「で、でも……せめて! せめて何か飲んでください!」
「わ、わかったよ。ホラ、一緒にお茶飲むぞ。アヤも喉乾いただろ?」

 備え付けられていた冷蔵庫を開け、お茶を取り出す。そして、二人でそれを飲んだ。

「アヤ、悪いんだが、俺もう我慢の限界だ。……しても、良いか?」
「……はい。あ……でも、その、出来れば、それ、使ってください。いきなりは、やっぱり痛いですから……」

 アヤが指差すのは、ローションだった。

「分かってるよ。痛くするつもりはない。っていうか、したくない」

 真面目な顔で言うユキトが可愛くて、アヤは笑う。

「ふふっ、ありがとうございます」

 お茶を飲み終わると、二人は口づけを交わし、ベッドへと倒れ込んだ。
しおりを挟む
感想 14

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

少年探偵は恥部を徹底的に調べあげられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

処理中です...