5 / 9
不貞論者
しおりを挟む
それから俺たちは暇さえあればヤりまくった。
主に夜。
まるで忍び込むようにそっと訪れた離れの部屋に彼はいる。
「来たね」
小さく笑って見上げる綺麗な人。
そんな仕草にすら見惚れるのだから、俺はもう駄目かもしれない。
「遅かったじゃないか」
「ごめん」
「いいんだよ。家族優先だ」
アンタもその家族なんじゃないのかって反論したくなったが、じゃあ家族と浮気してる俺はなんなんだという自分自身へのツッコミで曖昧に誤魔化した。
「……今日はもうすませてきたんだね」
「えっ」
すん、と鼻を鳴らしたので匂いでも残っているだろうかと焦る。
すませてきた、とはセックスのことだ。
「嫁によると今夜、みたいで」
「排卵日なんだ?」
「俺にはよくわかんねぇけど」
思わず顔をしかめてしまう。
だって一時間ほど前のことを思い出してしまったから。
――鰻が嫌いになりそうだ。
あとはやたら苦いビターチョコとコーヒーと。レバニラ炒めも、もう一生分食ったかもしれない。
「本当に意味わかんねぇよ」
子どもが欲しいのは何となく理解出来るけどわざわざ病院で、しかもセックスのタイミングとやらまで指示されて。
妙なサプリメントも飲み忘れると鬼のようにキレやがるし。
「挙句にアレだもんなぁ」
情緒もへったくれもないセックスに価値なんてあんのか。
いいから入れて、とカエルのように足を広げた女にどう興奮しろと。
お互いロクに声も出さずに終了。
さっさと下着とズボンを身につけて大いびきかいて寝る嫁を可愛いと思えるわけがないだろ。
「自分でもよく勃ったと思う」
「あはは……」
同じ男としての愚痴を吐くと、苦笑いで肩をすくめる彼。
「その後でここへ来る君も相当だな」
「それ言います?」
本妻を抱いた後に愛人に、か。確かに最低クズ野郎だな。
でも。
「それでもアンタは俺を受け入れてくれるじゃないですか」
そう言ってすがるように抱き寄せる。
「……そうだね」
瑠衣さんが呟いた。
「僕と君、ぴったりでお似合いのクズだよ」
その通り。
でもだからってなんだと言うんだ。
「楽しいことして遊びましょ」
すでにあの襖の向こう側は目の前に。
赤い和布団が、これまた和風の間接照明に艶めかしく照らされている。
「慰めてあげるね」
そんな可愛いことを言う彼の口を、そっとキスで塞いだ。
※※※
「んぅ゙、ん、ぁ、ぅ」
「っ……瑠衣さん」
白い指を噛んでまで声を抑えようとする姿がいじらしい。
でも不満だった。
「声、聞かせて」
「やだね」
ふと動きを止めて頬を撫でるも、ツレない返事。彼は目を伏せながら。
「男の声なんて聞かせて萎えられたら困る」
そんなわけないのに。
「男の声じゃなくて、アンタのを聞きたいんだよ」
「こうやって僕を口説くの? 悪い男だ」
悪い男、か。確かに極悪なんだろうなと自嘲気味に笑う。
「お互いにだけどね」
彼のその言葉ですこし気が楽になる。共犯関係ってこんな気持ちなのか。
「続き、しよ?」
腕が絡められた。
まるで美しい花に捕食されるみたいだ、なんて思いながらキスをする。
「んぅっ、んんっ、ぁ」
キスしながらのセックスってなんか愛を感じる。
瑠衣さんもこれが好きらしくて、キスをねだってくる顔がすごく可愛い。
「っ、は……ぁ、も、イきそ……」
「俺も。いっしょに」
「んぅ! ん゙っ、あ゙ぅ、うぅ」
あーあ、また唇噛んじゃって。
でも俺ももう限界。
「くっ。イ、く」
彼の頭を抱え込むようにして射精した俺に、彼は大きく息を吸った。そして。
「す、き」
ほとんど吐息だったけど確かに聞こえた言葉。
身体の芯を抜かれたみたいに脱力した俺の心にじんわりと悦びが広がる。
「瑠衣さん」
「……暑い、退きなよ」
途端またいつものツレない美人に戻ってしまった。
でもその目の端がじんわりと潤んでまだ赤い。
「ねえ、瑠衣さん」
「うるさい」
可愛い顔を見せてとせがむと、今度は両手で覆われてしまった。
「……賢者タイムだよ、バカ」
「あー」
なるほど。でもそれなら俺の方が罪悪感で死にたくなるもんだけどな。
「早く戻りな、家族の元に」
瑠衣さんはいつもヤったあとはこう言って、俺に背を向ける。
「やだ。もう少し一緒にいたい」
種馬みたいな扱いをする嫁と、息苦しい家に帰りたくない。
駄々をこねる。
「なあ、もう一回」
瑠衣さんとなら何度でもヤれそう。むしろ彼が女だったら子どもだってすぐ――。
「……じゃあ次は着けずにしよっか」
「へ?」
「コンドーム。中出ししてもいいよ」
「!?」
思いもよらない言葉に鼻血が吹き出しそうになる。
「まままっ、マジで!?!?」
「翔吾くん必死すぎ。別に物珍しくもないだろ。佳奈とはしてきたんだから」
「いやいや」
全然比べ物にならねぇし。これを口に出すと人格疑われそうだからしないけど、彼女とした時はずっと瑠衣さんのこと考えてた。
嫁との子作りで義兄との不倫セックスを考えてイく俺って、人としてヤバいとは思うが仕方ない。
勃たせるのだって大変なんだからな。
男ってのはつくづくデリケートな生き物だ。
「やめとく?」
「いやいやいやいやっ、是非ともお願いしますッ!!! ナマでっ、中出ししまくりで!!!」
「どれだけする気なんだよ……」
笑いながらも呆れ顔の彼もやっぱり可愛くて美人だなぁ。
「瑠衣さんとなら死ぬまでできる」
「ふふ、嬉しいこと言ってくれるね」
妖艶に微笑むのも最高だ。
こんな表情に、この田舎の男たちは惑わされてきたのかもしれない――って考えが脳裏に浮かんだ瞬間。
「っ、ちょ、いきなり……痛っ!」
激しい怒りというか嫉妬だな、これは。に胸中を支配された俺は彼の肩に思い切り噛み付いた。
「アンタは俺のもんだ」
不倫してるクセに何を言う、とまた空気を読めない冷静な俺がツッコミをいれたが知るものか。
「んぁ、ぁ、い、いたく、しないで」
妖艶かと思えば健気。その振り幅にクラクラする。
つかめない。不思議な人だ。
「今度はもっと奥突いてあげる」
「あ……ぁ、それっ、だめ、おかしく、なるぅぅ」
「おかしくなってよ」
俺はとっくにおかしくなってる。
惚れたら駄目な人に惚れて、入れ込んで。嫁や義両親を裏切って。
でも止められないんだ。
「一緒に地獄に堕ちて」
醜いおねだりに、彼は一瞬その綺麗な顔を歪めた後。
「……いいよ」
と微笑んだ。
主に夜。
まるで忍び込むようにそっと訪れた離れの部屋に彼はいる。
「来たね」
小さく笑って見上げる綺麗な人。
そんな仕草にすら見惚れるのだから、俺はもう駄目かもしれない。
「遅かったじゃないか」
「ごめん」
「いいんだよ。家族優先だ」
アンタもその家族なんじゃないのかって反論したくなったが、じゃあ家族と浮気してる俺はなんなんだという自分自身へのツッコミで曖昧に誤魔化した。
「……今日はもうすませてきたんだね」
「えっ」
すん、と鼻を鳴らしたので匂いでも残っているだろうかと焦る。
すませてきた、とはセックスのことだ。
「嫁によると今夜、みたいで」
「排卵日なんだ?」
「俺にはよくわかんねぇけど」
思わず顔をしかめてしまう。
だって一時間ほど前のことを思い出してしまったから。
――鰻が嫌いになりそうだ。
あとはやたら苦いビターチョコとコーヒーと。レバニラ炒めも、もう一生分食ったかもしれない。
「本当に意味わかんねぇよ」
子どもが欲しいのは何となく理解出来るけどわざわざ病院で、しかもセックスのタイミングとやらまで指示されて。
妙なサプリメントも飲み忘れると鬼のようにキレやがるし。
「挙句にアレだもんなぁ」
情緒もへったくれもないセックスに価値なんてあんのか。
いいから入れて、とカエルのように足を広げた女にどう興奮しろと。
お互いロクに声も出さずに終了。
さっさと下着とズボンを身につけて大いびきかいて寝る嫁を可愛いと思えるわけがないだろ。
「自分でもよく勃ったと思う」
「あはは……」
同じ男としての愚痴を吐くと、苦笑いで肩をすくめる彼。
「その後でここへ来る君も相当だな」
「それ言います?」
本妻を抱いた後に愛人に、か。確かに最低クズ野郎だな。
でも。
「それでもアンタは俺を受け入れてくれるじゃないですか」
そう言ってすがるように抱き寄せる。
「……そうだね」
瑠衣さんが呟いた。
「僕と君、ぴったりでお似合いのクズだよ」
その通り。
でもだからってなんだと言うんだ。
「楽しいことして遊びましょ」
すでにあの襖の向こう側は目の前に。
赤い和布団が、これまた和風の間接照明に艶めかしく照らされている。
「慰めてあげるね」
そんな可愛いことを言う彼の口を、そっとキスで塞いだ。
※※※
「んぅ゙、ん、ぁ、ぅ」
「っ……瑠衣さん」
白い指を噛んでまで声を抑えようとする姿がいじらしい。
でも不満だった。
「声、聞かせて」
「やだね」
ふと動きを止めて頬を撫でるも、ツレない返事。彼は目を伏せながら。
「男の声なんて聞かせて萎えられたら困る」
そんなわけないのに。
「男の声じゃなくて、アンタのを聞きたいんだよ」
「こうやって僕を口説くの? 悪い男だ」
悪い男、か。確かに極悪なんだろうなと自嘲気味に笑う。
「お互いにだけどね」
彼のその言葉ですこし気が楽になる。共犯関係ってこんな気持ちなのか。
「続き、しよ?」
腕が絡められた。
まるで美しい花に捕食されるみたいだ、なんて思いながらキスをする。
「んぅっ、んんっ、ぁ」
キスしながらのセックスってなんか愛を感じる。
瑠衣さんもこれが好きらしくて、キスをねだってくる顔がすごく可愛い。
「っ、は……ぁ、も、イきそ……」
「俺も。いっしょに」
「んぅ! ん゙っ、あ゙ぅ、うぅ」
あーあ、また唇噛んじゃって。
でも俺ももう限界。
「くっ。イ、く」
彼の頭を抱え込むようにして射精した俺に、彼は大きく息を吸った。そして。
「す、き」
ほとんど吐息だったけど確かに聞こえた言葉。
身体の芯を抜かれたみたいに脱力した俺の心にじんわりと悦びが広がる。
「瑠衣さん」
「……暑い、退きなよ」
途端またいつものツレない美人に戻ってしまった。
でもその目の端がじんわりと潤んでまだ赤い。
「ねえ、瑠衣さん」
「うるさい」
可愛い顔を見せてとせがむと、今度は両手で覆われてしまった。
「……賢者タイムだよ、バカ」
「あー」
なるほど。でもそれなら俺の方が罪悪感で死にたくなるもんだけどな。
「早く戻りな、家族の元に」
瑠衣さんはいつもヤったあとはこう言って、俺に背を向ける。
「やだ。もう少し一緒にいたい」
種馬みたいな扱いをする嫁と、息苦しい家に帰りたくない。
駄々をこねる。
「なあ、もう一回」
瑠衣さんとなら何度でもヤれそう。むしろ彼が女だったら子どもだってすぐ――。
「……じゃあ次は着けずにしよっか」
「へ?」
「コンドーム。中出ししてもいいよ」
「!?」
思いもよらない言葉に鼻血が吹き出しそうになる。
「まままっ、マジで!?!?」
「翔吾くん必死すぎ。別に物珍しくもないだろ。佳奈とはしてきたんだから」
「いやいや」
全然比べ物にならねぇし。これを口に出すと人格疑われそうだからしないけど、彼女とした時はずっと瑠衣さんのこと考えてた。
嫁との子作りで義兄との不倫セックスを考えてイく俺って、人としてヤバいとは思うが仕方ない。
勃たせるのだって大変なんだからな。
男ってのはつくづくデリケートな生き物だ。
「やめとく?」
「いやいやいやいやっ、是非ともお願いしますッ!!! ナマでっ、中出ししまくりで!!!」
「どれだけする気なんだよ……」
笑いながらも呆れ顔の彼もやっぱり可愛くて美人だなぁ。
「瑠衣さんとなら死ぬまでできる」
「ふふ、嬉しいこと言ってくれるね」
妖艶に微笑むのも最高だ。
こんな表情に、この田舎の男たちは惑わされてきたのかもしれない――って考えが脳裏に浮かんだ瞬間。
「っ、ちょ、いきなり……痛っ!」
激しい怒りというか嫉妬だな、これは。に胸中を支配された俺は彼の肩に思い切り噛み付いた。
「アンタは俺のもんだ」
不倫してるクセに何を言う、とまた空気を読めない冷静な俺がツッコミをいれたが知るものか。
「んぁ、ぁ、い、いたく、しないで」
妖艶かと思えば健気。その振り幅にクラクラする。
つかめない。不思議な人だ。
「今度はもっと奥突いてあげる」
「あ……ぁ、それっ、だめ、おかしく、なるぅぅ」
「おかしくなってよ」
俺はとっくにおかしくなってる。
惚れたら駄目な人に惚れて、入れ込んで。嫁や義両親を裏切って。
でも止められないんだ。
「一緒に地獄に堕ちて」
醜いおねだりに、彼は一瞬その綺麗な顔を歪めた後。
「……いいよ」
と微笑んだ。
2
あなたにおすすめの小説
【完結済】「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。
キノア9g
BL
「君に義務は求めない」=ニート生活推奨!? ポジティブ転生者と、言葉足らずで愛が重い氷の伯爵様の、全力すれ違い新婚ラブコメディ!
あらすじ
「君に求める義務はない。屋敷で自由に過ごしていい」
貧乏男爵家の次男・ルシアン(前世は男子高校生)は、政略結婚した若き天才当主・オルドリンからそう告げられた。
冷徹で無表情な旦那様の言葉を、「俺に興味がないんだな! ラッキー、衣食住保証付きのニート生活だ!」とポジティブに解釈したルシアン。
彼はこっそり屋敷を抜け出し、偽名を使って憧れの冒険者ライフを満喫し始める。
「旦那様は俺に無関心」
そう信じて、半年間ものんきに遊び回っていたルシアンだったが、ある日クエスト中に怪我をしてしまう。
バレたら怒られるかな……とビクビクしていた彼の元に現れたのは、顔面蒼白で息を切らした旦那様で――!?
「君が怪我をしたと聞いて、気が狂いそうだった……!」
怒鳴られるかと思いきや、折れるほど強く抱きしめられて困惑。
えっ、放置してたんじゃなかったの? なんでそんなに必死なの?
実は旦那様は冷徹なのではなく、ルシアンが好きすぎて「嫌われないように」と身を引いていただけの、超・奥手な心配性スパダリだった!
「君を守れるなら、森ごと消し飛ばすが?」
「過保護すぎて冒険になりません!!」
Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。
すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
【完結済】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
全8話
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /c
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
大嫌いだったアイツの子なんか絶対に身籠りません!
藤吉めぐみ
BL
国王の妾の子として、宮廷の片隅で母親とひっそりと暮らしていたユズハ。宮廷ではオメガの子だからと『下層の子』と蔑まれ、次期国王の子であるアサギからはしょっちゅういたずらをされていて、ユズハは大嫌いだった。
そんなある日、国王交代のタイミングで宮廷を追い出されたユズハ。娼館のスタッフとして働いていたが、十八歳になり、男娼となる。
初めての夜、客として現れたのは、幼い頃大嫌いだったアサギ、しかも「俺の子を孕め」なんて言ってきて――絶対に嫌! と思うユズハだが……
架空の近未来世界を舞台にした、再会から始まるオメガバースです。
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる