純潔の贄 ~お守り役(教師)の責めに、ヤンキーの肉体が疼きを叫ぶ~【R18】

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02.抗えない夜への誘い ~深まる侵食と新たな快楽の扉~

水泳授業:教師の視線と、肌の記憶

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梅雨が明け、ジメジメとした暑さが続く季節になった。身体にこびりつくような不快な熱気の中、晴稀にとって、それは新たな苦痛の始まりを意味していた。体育の授業で水泳が始まったのだ。プールサイドに立つだけでも、裸に近い水着姿を善に見られることへの激しい羞恥と恐怖が、晴稀の全身を覆った。善のねっとりとした視線が自分の体に絡みつくのを想像するだけで、全身の毛穴が開きそうな感覚に襲われる。

「おい、藤沢! 早く準備運動しろ! ぼーっとしてるんじゃねぇ!」

体育教師の、普段通りの張りのある声がプールサイドに響く。晴稀は渋々、準備運動を始めた。体操服を脱ぎ、水着姿になる。薄い水着一枚になった自分の身体が、こんなにも無防備に晒されることに、言いようのない不安と嫌悪感が募った。特に、股間が、乳首が、善の視線に品定めされているような、ぞっとするような感覚に襲われる。

プールに飛び込むと、冷たい水が肌を包み込み、一瞬、身体の熱が引いた。晴稀は必死に腕を回し、水を掻いた。息継ぎをするたびに、水しぶきが顔にかかる。早く授業が終わってほしい。一刻も早く、このプールから、そして善の視線から逃れたい。無心で泳ぐことで、少しでもあの男のことを忘れようとした。しかし、そんな彼の願いは届かなかった。

ふと、ターンをして顔を上げた瞬間、プールサイドの隅に、見慣れた姿があった。白河善だ。彼は水泳教師ではないはずなのに、生徒指導の一環とでも言うかのように、腕を組み、生徒たちの様子を眺めている。その姿は、プールサイドの喧騒の中にあっても、どこか浮世離れした静謐さを纏っている。まるで、この俗世の光景を観察する、高潔な第三者のようだ。しかし、その瞳の奥には、晴稀だけが知る、底知れない支配欲が宿っている。

善の視線が、まるで磁石に引き寄せられるかのように、真っ直ぐに晴稀へと向けられているのを、晴稀は敏感に察知した。他の生徒には気づかれない、善と晴稀だけの「秘密の交流」のように、彼の瞳が晴稀の全身を舐め回す。自分の水着の下、無防備に晒された体が、善の視線に品定めされているような、言いようのない屈辱に襲われた。身体の奥から、ゾワリと粟立つような感覚が広がっていく。その視線だけで、股間が微かに反応し始めているのが分かった。

晴稀は慌てて顔を背け、再び泳ぎ始めた。だが、身体はもう言うことを聞かない。腕を回すたびに、身体の奥が疼く。呼吸が乱れ、水が肺に入りそうになる。

「藤沢、どうした! ペースが落ちてるぞ!」

体育教師の声が聞こえるが、晴稀はそれどころではなかった。身体が熱い。水中にいるのに、まるで熱い湯の中にいるかのように、肌が火照る。

善が、あたかも偶然のように晴稀の近くに立ち止まった。プールサイドの縁に座り、休憩している晴稀のすぐ隣だ。善の纏う香水の匂いが、水と混じり合い、より甘く、より退廃的な香りを放つ。

「藤沢くん、少し痩せたか? ちゃんと食事はとっているかね。健康管理も、立派な生徒の務めだ」

ごく自然な、教師の気遣いに満ちた声だ。他の生徒にはそう聞こえるだろう。だが、その言葉が、晴稀の耳には特別な意味を持って響く。痩せたか、と聞かれれば、真っ先に脳裏をよぎるのは、あの屋敷での夜だ。毎晩のように身体を弄ばれ、快楽に喘ぎ、精を吸い取られているのだから、痩せてもおかしくない。善は、それを分かっていて言っているのだ。その言葉の裏に隠された、ねっとりとした意味合いに、晴稀は全身の血が逆流するような感覚に陥った。

善の視線は、水着の下に隠された晴稀の股間へと、一瞬、しかし深く向けられた。その視線だけで、晴稀の全身の血が一気に下腹部に集まるような感覚に襲われる。このままでは、また身体が勝手に反応してしまう。公衆の面前で、こんなことになってたまるか。晴稀は、全身の筋肉を硬直させて、必死に抵抗した。

善の指先が、何気なく、晴稀の肩に触れた。プールから上がったばかりで水に濡れた晴稀の肌はひんやりと冷たい。だが、善の指が触れた瞬間、そこからぞっとするような熱が広がり、全身に電流が走った。そのわずかな接触だけで、晴稀の身体は昨夜からの快感を鮮明に思い出し、乳首が硬く尖り、下腹部に熱が集中する。水着の下で股間が微かに反応し、濡れていくのを自覚し、晴稀は意識が飛びそうになった。

「っ……せん、せ……っ、な、なんでも……っ!」

声を絞り出そうとするが、喉が渇ききってうまく声が出ない。周りの生徒に決して悟られてはならないという極度の緊張感と、身体の勝手な反応への屈辱、そして抗いようのない快感に、晴稀は震えが止まらなかった。善は晴稀の身体の反応を正確に読み取り、口元に微かな、しかし確かな満足の笑みを浮かべた。それは、彼が晴稀の身体を完全に支配しつつある証拠だった。善はそのまま何も言わず、また別の生徒の方へと歩き去ったが、その後に残ったのは、晴稀の身体に残された深い「聖痕」のような違和感だった。

その後も、水泳授業中、善は何度もプールサイドに現れた。そのたびに、晴稀の身体は制御不能なほどに反応し、羞恥と快感の狭間で苦しんだ。着替える際、肌に触れる下着の感触すらも、昨夜の愛撫を思い起こさせ、身体の奥が疼く。自分の体が、こんなにも簡単に、見知らぬ快楽に「調教」されていくことに、晴稀は深い絶望を覚えた。同時に、どこか、その快感から逃れられない自分にも気づいていた。善の視線が、彼の身体に、魂に、深く深く刻み込まれていく。それは、抗いようのない運命のように、晴稀の全身を縛り付けていた。
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