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第三章 バ美肉カップリング大論争
第18話 各メンバーの様子 その一
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オレは事務所で、各メンバーがどう過ごしているか、観察をする。
ゆーなちゃんといっしょに、メンバーそれぞれのチェックを行った。
■ スケる豚の場合 ■
「あんたら、背中が透けてるぜ。こんばんは。透明系Vチューバー、スケる豚と申します」
スケちゃんは、見下ろし型のサバイバルシューターをプレイしている。
「FPSとかと違って臨場感ってのはどうかと思うのですが、緊張感は勝るともお取りませんね。主人公がね、豚なんですよね。親近感が湧きますね」
本作は、武装した豚が、荒廃した世界で生き残るという世界観だ。
「えっと、『仲のいいV』ですか? 特に交流はないですね。サバゲ仲間とかは、結構いますけど、『自分、Vやってるんですよ』って言いませんし。相手にもね、プライベートがありますから。守秘義務はね。ちゃんと」
しゃべりながら、スケちゃんは相手の豚どもを次々とハチの巣にしていく。
武器を持つと最強なのは、彼だろうな。
■ 七光 八重の場合 ■
「ごきげんよう。子どもの七光りで食べている系Vこと、七光 八重と申します!」
こちらは、飲酒配信のようだ。変なことを言わなければいいが。
懸念していた内容と違って、ウイスキーのウンチクばかりを語っている。それも、結構お高めの。
また、マンガに出てきた「ウイスキーのアテにふさわしい、安物のキャンディーの正体を暴く」ために、キャンディーの食べ比べをしていた。
虫歯に気をつけなよ、お父ちゃん……。
あと、娘のVには一切触れていない。
やはり、あくまでも設定という領域には、踏み込んでいないようだ。
あちらの事務所も、おいそれとコラボなんてしてくれなさそうだしな。
■ 山梨 水沢の場合 ■
こちらが、一番カオスだったかも。
顔晒しての、メイク動画である。
ショート動画で、メガバスまでカマしていた。
ほかは、いわゆる「モーニング、またはナイトルーティン動画」がメインである。
しかも、かなりオシャレだった。
「やる気がないときのルーティン」という、コメディタッチの動画は、桁違いの再生数を誇った。
今のところ、再生数の稼ぎ頭は山梨 水沢が圧倒的である。
とはいえ、それはコスプレイヤー系芸人「山梨」と、Vチューバー「水沢」、それぞれのチャンネルの合計再生数での話だ。しかも山梨の再生数が、圧倒的に多い。
水沢での配信や動画は、なにをすべきか攻めあぐねている様子である。
~~~~~ ~~~~~ ~~~~~
「水沢、女装がアイデンティティなのが、かえって足かせになってね?」
「かもしれんなぁ。性転換したVがいるから、いけると思ったんだが」
それでも水沢は、雑談の話術にかけては一線を画している。さすが芸人だと思えた。
ゆーなちゃんといっしょに、メンバーそれぞれのチェックを行った。
■ スケる豚の場合 ■
「あんたら、背中が透けてるぜ。こんばんは。透明系Vチューバー、スケる豚と申します」
スケちゃんは、見下ろし型のサバイバルシューターをプレイしている。
「FPSとかと違って臨場感ってのはどうかと思うのですが、緊張感は勝るともお取りませんね。主人公がね、豚なんですよね。親近感が湧きますね」
本作は、武装した豚が、荒廃した世界で生き残るという世界観だ。
「えっと、『仲のいいV』ですか? 特に交流はないですね。サバゲ仲間とかは、結構いますけど、『自分、Vやってるんですよ』って言いませんし。相手にもね、プライベートがありますから。守秘義務はね。ちゃんと」
しゃべりながら、スケちゃんは相手の豚どもを次々とハチの巣にしていく。
武器を持つと最強なのは、彼だろうな。
■ 七光 八重の場合 ■
「ごきげんよう。子どもの七光りで食べている系Vこと、七光 八重と申します!」
こちらは、飲酒配信のようだ。変なことを言わなければいいが。
懸念していた内容と違って、ウイスキーのウンチクばかりを語っている。それも、結構お高めの。
また、マンガに出てきた「ウイスキーのアテにふさわしい、安物のキャンディーの正体を暴く」ために、キャンディーの食べ比べをしていた。
虫歯に気をつけなよ、お父ちゃん……。
あと、娘のVには一切触れていない。
やはり、あくまでも設定という領域には、踏み込んでいないようだ。
あちらの事務所も、おいそれとコラボなんてしてくれなさそうだしな。
■ 山梨 水沢の場合 ■
こちらが、一番カオスだったかも。
顔晒しての、メイク動画である。
ショート動画で、メガバスまでカマしていた。
ほかは、いわゆる「モーニング、またはナイトルーティン動画」がメインである。
しかも、かなりオシャレだった。
「やる気がないときのルーティン」という、コメディタッチの動画は、桁違いの再生数を誇った。
今のところ、再生数の稼ぎ頭は山梨 水沢が圧倒的である。
とはいえ、それはコスプレイヤー系芸人「山梨」と、Vチューバー「水沢」、それぞれのチャンネルの合計再生数での話だ。しかも山梨の再生数が、圧倒的に多い。
水沢での配信や動画は、なにをすべきか攻めあぐねている様子である。
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「水沢、女装がアイデンティティなのが、かえって足かせになってね?」
「かもしれんなぁ。性転換したVがいるから、いけると思ったんだが」
それでも水沢は、雑談の話術にかけては一線を画している。さすが芸人だと思えた。
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