七人のバ美肉 ～美少女V事務所を立ち上げたら、オッサンたちしか来なかった～

第四章 バ美肉、ファンタジー世界へ

第23話 OYA・KATA 配信

　うっす。
　OYA・KATAです。

　今日は配信に来てくださってありがとうございます。うっす。

　ガンカタ系VチューバーのOYA・KATAです。うっす。

　今日はね、珍しく、配信します。うっす。

　普段はね。動画メインで、活動していまして。
　ちょっと、近々ライブがありますよと、告知がありましたので。

　ここいらで、ちょっと質疑応答を、と思いまして、ね。

　ネットだと、マシュマロっていうんですか？　やっていこうかなと、思っています。うっす。

　色々と質問が溜まっていたのはわかっていたんですが、返信の仕方がわからなくて、大変だったっす。うっす。

　コメント読んでみましょうね。

「最近の3D動画、OYA・KATAの六人同時担ぎ上げ、かっこよかった」ですか。

　ありがとうございます。
　なんか……無我夢中でしたんでね。
　せっかく、こちらのね、高所恐怖症を気遣ってくれていたのに、なにもできないってのは、悔しいので、手伝わせていただきました。うっす。

　ではさっそくマシュマロを。
　

『六人のアバターを担ぎ上げる幼女、シュールで草』

　今見ても、すごい絵です。うっす。
　
　草ってのは、面白かったですって意味でいいんですよね？
　
　楽しんでいただけたなら、なによりです。うっす。
　

『ライブ……wktk』

　
　ちょっと意味わからないですね。

　ライブが楽しみって意味なんですか？　「ワクワク」はわかるんですけど、「テカテカ」ってのが、ちょっとわからなくてですね。

「書いている人も多分わかってないよ」って、そういうもんなんですか。
　スラングが独り歩きしちゃった、と。

　とにかく、楽しみなご様子で。ありがとうございます。うっす。
　
　私ねぇ、ネットスラングに、うといんですよね。孫に教わって、ようやくわかるレベルでして。
　息子もね。相撲漬けで、あんまり世間様のことわかんなくて。ネットの流行りとか、あんまり詳しくないです。
　

　続きまして。

　
『OYA・KATAのママは、活動内容にツッコミを入れたりしてこないんですか？』

……どうなんでしょうね？　ママとは、あまり交流していません。やりかたが、そもそもわからなくて。
「SNSにダイレクトメールとか、一番やっちゃダメだよ」ってのも、よく聞くので。

　ママさんはママさんなりに、ご活躍なされている方なので。

　向こうからなにかしら、注意なりなんなりのリアクションがなければ、ご連絡などは不要なのかなと。

　問題がありましたら、ご連絡くださいとだけ。

　
　次ですね。
　

『なんで高所恐怖症に？』

　えっとですね。家族でバンジーに行ったんですよ。孫が行きたいって言ったので。孫の夏休みにね。行ったんですよ。

　それで、バンジーやろうって。

　で、私の出番になったわけですよ。
　そしたら、ヒモが切れちゃって。

　元々、高いところは苦手だったんですけど、そのときの恐怖が、未だに残っていてですね。本当的に、ビビっちまうんですよ。うっす。

「大丈夫だったの？」、大丈夫では、なかったです。擦り傷だらけになって、川から打ち上げられましたね。一瞬気絶したようですが、その記憶はないです。

　とはいえ、恐怖より大事なものがあると気付かされました。あの動画撮影は、よかったです。うっす。

　では、ありがとうございました。おやすみなさい。うっす。