44 / 45
第五章 バ美肉、ダンジョンへ
第44話 ラストバトル
しおりを挟む
「だが、もはや吾輩の身体は、【月の虹】と同化してしまった。吾輩を倒さぬ限り、月の虹を手に入れること、かなわず」
「はい。というわけでですね。ラストバトルが発生しました」
最終対決に突入する。
「先陣切って、斬りかかります!」
「おっ。【ヒカリ】ちゃん、やる気だ」
七光 八重 VS 釘 五寸による、真の父娘対決だ。
肉親同士の初コラボが、まさかこんな形で実現するとは。
「ちなみに、裏ライフパスを明かしておきますね」
[あなたは、グースン及びイスルギ王の侵略行為によって、戦災孤児となった。つばさの父親である先王に拾われて、つばさ姫の従者となる]
なるほど。事情はどうあれ、グースンには個人的な恨みがあると。
「なしこさんとアカヤさんには悪いのですが、復讐心は止められません! 覚悟!」
ダイスで、攻撃判定。
~~~~~ ~~~~~ ~~~~~
「ダークエルフ狩りにあった父の仇、仲間の無念をはらします。グースン! 死んでもらいます!」
「この身は既に、星と運命をともにした。とはいえ、殺意には殺意で返さねば無礼というもの。よろしい。くるがよい!」
ダークエルフ族に伝わる剣戟で、ヒカリが斬りかかる。
魔力を帯びて光る刀身は、確実にグースンの首を捉えたはずだった。
しかし、幻を斬ったに過ぎない。
「ぬう。我が魔力を切り裂いたか。ただでは起きぬな、ダークエルフよ。やはり、根絶やしにすべきだったか」
「だまりなさい。あなたの野望ごと、斬り捨ててみせます!」
~~~~~ ~~~~~ ~~~~~
さすが、達人同士の戦いだ。見応えがある。
「ヒットに成功! ですが、ダメージはあまり通りませんでした!」
「一人の分、こっちは複数回攻撃できるけど、残念ながら初撃は防御で使わされたよ。だからいいんじゃない?」
攻撃回数を減らせたのは、かなり大きい。
だが、続くアカヤの魔法は、相打ちに。
複数行動できるグースンが、アカヤに照準を合わせる。
今度はつばさが、カバーリングで攻撃回数を減らした。魔法によって、大ダメージを受ける。
「よし、次はあたしだ。やったるぜ」
ゆーなが、裏ライフパスを開けた。
[グースンが唯一認めた友人であるあなたは、グースンの『本当の居場所』を知っている。とどめを刺すなら今だ]
ゆーな以外の全員が、キョトンとした顔に。
「つまり、あのグースンは、魔法で作ったニセモノってこと!」
「そっか。いったれ、ゆーな!」
「ドワーフキーック!」
モンク僧侶ゆーなが、キックによって、本棚を破壊した。
その向こうに、もう一つ部屋が。
老婆に等しい姿の、グースンがうずくまっていた。
「はい。というわけでですね。ラストバトルが発生しました」
最終対決に突入する。
「先陣切って、斬りかかります!」
「おっ。【ヒカリ】ちゃん、やる気だ」
七光 八重 VS 釘 五寸による、真の父娘対決だ。
肉親同士の初コラボが、まさかこんな形で実現するとは。
「ちなみに、裏ライフパスを明かしておきますね」
[あなたは、グースン及びイスルギ王の侵略行為によって、戦災孤児となった。つばさの父親である先王に拾われて、つばさ姫の従者となる]
なるほど。事情はどうあれ、グースンには個人的な恨みがあると。
「なしこさんとアカヤさんには悪いのですが、復讐心は止められません! 覚悟!」
ダイスで、攻撃判定。
~~~~~ ~~~~~ ~~~~~
「ダークエルフ狩りにあった父の仇、仲間の無念をはらします。グースン! 死んでもらいます!」
「この身は既に、星と運命をともにした。とはいえ、殺意には殺意で返さねば無礼というもの。よろしい。くるがよい!」
ダークエルフ族に伝わる剣戟で、ヒカリが斬りかかる。
魔力を帯びて光る刀身は、確実にグースンの首を捉えたはずだった。
しかし、幻を斬ったに過ぎない。
「ぬう。我が魔力を切り裂いたか。ただでは起きぬな、ダークエルフよ。やはり、根絶やしにすべきだったか」
「だまりなさい。あなたの野望ごと、斬り捨ててみせます!」
~~~~~ ~~~~~ ~~~~~
さすが、達人同士の戦いだ。見応えがある。
「ヒットに成功! ですが、ダメージはあまり通りませんでした!」
「一人の分、こっちは複数回攻撃できるけど、残念ながら初撃は防御で使わされたよ。だからいいんじゃない?」
攻撃回数を減らせたのは、かなり大きい。
だが、続くアカヤの魔法は、相打ちに。
複数行動できるグースンが、アカヤに照準を合わせる。
今度はつばさが、カバーリングで攻撃回数を減らした。魔法によって、大ダメージを受ける。
「よし、次はあたしだ。やったるぜ」
ゆーなが、裏ライフパスを開けた。
[グースンが唯一認めた友人であるあなたは、グースンの『本当の居場所』を知っている。とどめを刺すなら今だ]
ゆーな以外の全員が、キョトンとした顔に。
「つまり、あのグースンは、魔法で作ったニセモノってこと!」
「そっか。いったれ、ゆーな!」
「ドワーフキーック!」
モンク僧侶ゆーなが、キックによって、本棚を破壊した。
その向こうに、もう一つ部屋が。
老婆に等しい姿の、グースンがうずくまっていた。
0
あなたにおすすめの小説
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる