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2話
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怪物を作ろうと思って一週間。
全然ダメだ……
怪物が作れなかったわけじゃないよ?
怪物は作れたんだ。
ただ、作るのが凄くめんどくさいんだ。
拳を全力で握って5分間待つと、何故か怪物が作れる。
作れたのは嬉しい。けど、5分間握るのダルいし、単純に一週間やり続けて飽きた。
そんな悩みを抱えた僕は、今朝気づいたんだ。
怪物生産することのできる怪物を作ればいいと!
てなわけで、いつもは5分のところを、今回は1時間全力で想像しながら握った。
そしたら。出来た。
「主様! 僕に命令を!」
目を輝かせた、銀髪のショタが。
少し驚いたけど、まぁいいか。
「君、ここにいるゴブリンとか、作れる?」
「はいっ!作れます!」
「よし! じゃあ、いっぱい作って! 自由に!」
「わかりました! 任せてください!」
よし! 後は任せて、僕は家でダラダラしてようかな!
かなりダラダラすごせたので、一週間ぶりに銀髪ショタに会いに行こうと思う。
到着。
「主様! お久しぶりです!」
「久しぶり。 調子どう?」
「良好です! ゴブリン等の生産も問題ありません! どうぞ! こちらが、ゴブリン達モンスターの生産数です!」
そういってタブレットを手渡される。
タブレットには
◇◆◇
ゴブリン:34万体
オーク:14万体
オーガ:8万体
トロール:6万体
スケルトン:28万体
合計90万体
◇◆◇
凄まじい数が表示された。
「なにこれ。この数、作ったの?」
「はいっ! これからはモンスターの種類の方も、もっと増やしていくつもりです!」
「へ~、いいね! ……ところで、作ったモンスター達は何処に?」
「こちらです!」
銀髪ショタ君は右手を前に突き出す。
すると、突然、白い扉が出現した。
「この扉の先の空間に、モンスター達を待機させています!」
扉を開け、中に入る。
扉の中は目が痛くなるほどに真っ白な空間。
そして、その空間にいる、異常な数のモンスター。
その全てのモンスターが、まるで軍隊かのように整列していた。
……いや、すっげ。
これ全部、銀髪ショタ君が1人で作っただなんて。
……ハッ! 褒めてあげないと!
「頑張ったね。ありがとう。」
「ッ! ありがとうございますっ! ──あ、あの! もしよろしければ、その……僕に、名前をくださいませんか!」
「もちろんいいよ。 そうだな……──よし、君の名前は──エア。今日から君はエアだ。 よろしくね、エア。」
「エア……僕は……エアっ! はい! よろしくお願いします! 主様!」
最高にいい笑顔を見せてくれる、銀髪ショタのエア。
なんか、僕もうれしいな。
銀髪ショタにエアと名付けて、約一ヶ月。
現在のモンスターの数はこうだ。
◇◆◇
ゴブリン:220万体
ボブゴブリン:160万体
ゴブリンジェネラル:40万体
ゴブリンキング:10万体
ゴブリンエンペラー:1000体
ゴブリン(超越):1体
オーク:170万体
ハイオーク:80万体
オークジェネラル:15万体
オークキング:3万体
オークエンペラー:5000体
オーク(超越):1体
オーガ:50万体
ハイオーガ:15万体
オーガキング:1000体
鬼人(超越):1体
トロール65万体
スケルトン:200万体
グール:90万体
リッチ:1000体
不死王(超越):1体
竜:4000体
竜王:4体
龍(超越):1体
合計1192万9 体
◇◆◇
かなり増えた。
このモンスター達を作った後に気づいたんだけど、これ、守る暇なく人類滅ぶんじゃないか?
これは……まずいッ! 人類の強化が必要だ!
でも、どうやって人類を強化したらいいんだろうか。
悩みに悩んでいると。
「主様! 僕に考えがあります!」
エアが声をかけてきた。
「詳しく!」
「はい! 脆弱な人類には、別の世界にいる存在の技術や様々な力を、スキルとして付与してやるんです! そうすれば、脆弱な人類どもも多少は強くなるはずです!」
「スキルとして力を付与? なにそれ、そんなことできるの? やったことないんだけど。 ていうか、別の世界って……僕、交流ないんだけど」
「問題ありません!スキルの付与は全て僕がやっておきます! それと、別の世界にはもう既に話を通してあります!」
なるほど、別の世界ってなに? てか、話通してあるって……仕事早すぎだろ。
なんかもう、色々凄いし、全部任せとくか!
よし!
「なるほど、じゃあ、頼んだよ」
「はい! 任せてください!」
エアに全てを任せてから、二ヶ月。
ちょうど二ヶ月目の朝。
何故か、世界中にダンジョンが出来ていた。
テレビをつけても、ダンジョンに関することだけ。
SNS等でも
『やべぇ! マジモンのダンジョンじゃん!』
『俺の時代が来たか』
『ついに人類滅ぶんか?』
『中入ったヤツいる?』
『おい! ステータス開けるぞ!』
『剣士とかいうスキル?貰ったんだけど』
『階位って何?レベル?』
ダンジョンに関することばかり。
てか、ダンジョンやステータスって……スキルだけじゃなかったのかよ。
なんか僕もステータス開けるし。
__________
名前:ユキ
年齢:21
階位:■■■■■■
��:■■
__________
……でもこれ、多分バグってるよね。
まぁ、いいか。
それより、なんでエアと連絡が取れないんだろう。
さっきからずっと連絡してるのに、一向に繋がらない。
いつもならワンコールで出るのに。
なにかあったのかな。
そんなちょっとした不安を感じたとき。
空から轟音が鳴り響いた。
空を見上げる。
空が、割れていた。空間ごと、割れていた。
いくつもの人々が空を見上げている。
その割れた空間から、3人の人間らしきものが、ゆっくりと降りてくる。
3人は空中で静止。
3人のうちの1人は、真っ白な髪をし、黒いハネとシッポを生やしている。
もう1人は、真っ黒な髪を持ち、同様に黒いハネとシッポを生やしていた。
そして、最後の一人。
2人の間にいる、銀髪の子供。
銀髪の子供、エアが声を発する。
『初めまして、人類諸君。 僕の名前はエア。別の世界で魔王と呼ばれているものだ。』
『突然だが、人類諸君には僕と勝負してもらうよ。 あぁ、勘違いしないで欲しいけど、直接僕と殺し合いをするってわけじゃないよ? 勝負にならないしね、安心してね。』
『勝負の内容は簡単だよ。 僕のモンスター達に、君たち人類が滅ぼされなければ君たちの勝ち。 逆に滅んだら僕の勝ちだ。 ね? 簡単でしょ?』
『今から三ヶ月後、日本の東京秋葉原に最初のモンスターを出すから、頑張って倒してね。』
『最後に、強くなりたければ、生き残りたければ、ダンジョンへ行け。そうすればきっと生き残れるさ。きっとね。』
『それじゃあ、僕は君たち人類が滅ぶのを期待しているよ』
そう言葉を残して、エア達は割れている空へと帰って行った。
エア達が消えたら割れた空も元に戻り。
残ったのはダンジョンだけ。
……僕、何も聞いてないんだけど。
嫌われちゃったかな。
いきなり、ダンジョン作って、人類と敵対宣言なんて……
まぁ、いいか。
とりあえず、ダンジョン入ってこよ!
おまわりさんがいっぱいいて入れなかった。
ダンジョンができて三週間。
今まで封鎖されていたダンジョンが、人数制限付きだがついに一般公開されるようになった。
応募したけどハズレたので隠れて見に行こうと思う。
はい、到着。
僕が来たのは、東京・渋谷にある通称:東京ダンジョンだ。
ダンジョンの周りには、抽選に当たらなかったであろう人達で溢れていた。
みんな気になって見に来たんだな。
僕はそんな人たちをしり目に、気配を完全に消してダンジョンへと入る。
ダンジョンの中、そこは先が見えないほどに広い平原だった。
ちょうどダンジョンの入口近くで講習を行っていたので、それに紛れようと思う。
「──ので、各々チームを組んで行動するように! チームを組み次第探索を始めるように!」
チームを組むだとッ! 無理だぁ!
知らない人に声をかける難しさを知らないのかコイツ!
仕方ない、遠くで見守──
「ねぇ……」
「えっ?」
「……組も」
「──いいよ!」
助かったぜ!
でも、チームって何人必要なんだ? 2人じゃダメかな。
「……いこ」
「おっけー!」
2人でもいっか!
「……名前、教えて」
「僕はユキ。ユキって呼んで。 君は?」
「冬……」
「フユね、よろしく!」
「ん」
2人で組んで約30分。
たぶん、この子かなり強い。
他の人達を見ても、フユほど動けている者はいない。
明らかに、周りの人達とはレベルが違う。
見た目は、中学生くらいの小さな女の子なのに。
……もしかして、見た目の若いおばあちゃんか……?
あっ、またゴブリンの首を切り飛ばした。
それから、少し歩いて。
次の階層へ続くと思われる階段を見つけた。
フユの後ろを歩いてただけのに、それっぽいところに着いちゃったよ。
なんか、申し訳ねぇ!
「……どうしたの?」
「なんでもないよ。 よし、進も──」
「待ちたまえッ!」
なんだ?
後ろを振り向くと。
金髪のイケメンがいた。
「……なに?」
「君たちだけでは危険だろう! 僕もチームに参加させてもらう!」
なんだコイツ。
てか、なんでコイツ1人なんだ?
「……ねぇ、なんで、1人なの?」
「フッ。ぼっちなのさッ!」
まさかっ!
こいつッ!──残念イケメンだ!
全然ダメだ……
怪物が作れなかったわけじゃないよ?
怪物は作れたんだ。
ただ、作るのが凄くめんどくさいんだ。
拳を全力で握って5分間待つと、何故か怪物が作れる。
作れたのは嬉しい。けど、5分間握るのダルいし、単純に一週間やり続けて飽きた。
そんな悩みを抱えた僕は、今朝気づいたんだ。
怪物生産することのできる怪物を作ればいいと!
てなわけで、いつもは5分のところを、今回は1時間全力で想像しながら握った。
そしたら。出来た。
「主様! 僕に命令を!」
目を輝かせた、銀髪のショタが。
少し驚いたけど、まぁいいか。
「君、ここにいるゴブリンとか、作れる?」
「はいっ!作れます!」
「よし! じゃあ、いっぱい作って! 自由に!」
「わかりました! 任せてください!」
よし! 後は任せて、僕は家でダラダラしてようかな!
かなりダラダラすごせたので、一週間ぶりに銀髪ショタに会いに行こうと思う。
到着。
「主様! お久しぶりです!」
「久しぶり。 調子どう?」
「良好です! ゴブリン等の生産も問題ありません! どうぞ! こちらが、ゴブリン達モンスターの生産数です!」
そういってタブレットを手渡される。
タブレットには
◇◆◇
ゴブリン:34万体
オーク:14万体
オーガ:8万体
トロール:6万体
スケルトン:28万体
合計90万体
◇◆◇
凄まじい数が表示された。
「なにこれ。この数、作ったの?」
「はいっ! これからはモンスターの種類の方も、もっと増やしていくつもりです!」
「へ~、いいね! ……ところで、作ったモンスター達は何処に?」
「こちらです!」
銀髪ショタ君は右手を前に突き出す。
すると、突然、白い扉が出現した。
「この扉の先の空間に、モンスター達を待機させています!」
扉を開け、中に入る。
扉の中は目が痛くなるほどに真っ白な空間。
そして、その空間にいる、異常な数のモンスター。
その全てのモンスターが、まるで軍隊かのように整列していた。
……いや、すっげ。
これ全部、銀髪ショタ君が1人で作っただなんて。
……ハッ! 褒めてあげないと!
「頑張ったね。ありがとう。」
「ッ! ありがとうございますっ! ──あ、あの! もしよろしければ、その……僕に、名前をくださいませんか!」
「もちろんいいよ。 そうだな……──よし、君の名前は──エア。今日から君はエアだ。 よろしくね、エア。」
「エア……僕は……エアっ! はい! よろしくお願いします! 主様!」
最高にいい笑顔を見せてくれる、銀髪ショタのエア。
なんか、僕もうれしいな。
銀髪ショタにエアと名付けて、約一ヶ月。
現在のモンスターの数はこうだ。
◇◆◇
ゴブリン:220万体
ボブゴブリン:160万体
ゴブリンジェネラル:40万体
ゴブリンキング:10万体
ゴブリンエンペラー:1000体
ゴブリン(超越):1体
オーク:170万体
ハイオーク:80万体
オークジェネラル:15万体
オークキング:3万体
オークエンペラー:5000体
オーク(超越):1体
オーガ:50万体
ハイオーガ:15万体
オーガキング:1000体
鬼人(超越):1体
トロール65万体
スケルトン:200万体
グール:90万体
リッチ:1000体
不死王(超越):1体
竜:4000体
竜王:4体
龍(超越):1体
合計1192万9 体
◇◆◇
かなり増えた。
このモンスター達を作った後に気づいたんだけど、これ、守る暇なく人類滅ぶんじゃないか?
これは……まずいッ! 人類の強化が必要だ!
でも、どうやって人類を強化したらいいんだろうか。
悩みに悩んでいると。
「主様! 僕に考えがあります!」
エアが声をかけてきた。
「詳しく!」
「はい! 脆弱な人類には、別の世界にいる存在の技術や様々な力を、スキルとして付与してやるんです! そうすれば、脆弱な人類どもも多少は強くなるはずです!」
「スキルとして力を付与? なにそれ、そんなことできるの? やったことないんだけど。 ていうか、別の世界って……僕、交流ないんだけど」
「問題ありません!スキルの付与は全て僕がやっておきます! それと、別の世界にはもう既に話を通してあります!」
なるほど、別の世界ってなに? てか、話通してあるって……仕事早すぎだろ。
なんかもう、色々凄いし、全部任せとくか!
よし!
「なるほど、じゃあ、頼んだよ」
「はい! 任せてください!」
エアに全てを任せてから、二ヶ月。
ちょうど二ヶ月目の朝。
何故か、世界中にダンジョンが出来ていた。
テレビをつけても、ダンジョンに関することだけ。
SNS等でも
『やべぇ! マジモンのダンジョンじゃん!』
『俺の時代が来たか』
『ついに人類滅ぶんか?』
『中入ったヤツいる?』
『おい! ステータス開けるぞ!』
『剣士とかいうスキル?貰ったんだけど』
『階位って何?レベル?』
ダンジョンに関することばかり。
てか、ダンジョンやステータスって……スキルだけじゃなかったのかよ。
なんか僕もステータス開けるし。
__________
名前:ユキ
年齢:21
階位:■■■■■■
��:■■
__________
……でもこれ、多分バグってるよね。
まぁ、いいか。
それより、なんでエアと連絡が取れないんだろう。
さっきからずっと連絡してるのに、一向に繋がらない。
いつもならワンコールで出るのに。
なにかあったのかな。
そんなちょっとした不安を感じたとき。
空から轟音が鳴り響いた。
空を見上げる。
空が、割れていた。空間ごと、割れていた。
いくつもの人々が空を見上げている。
その割れた空間から、3人の人間らしきものが、ゆっくりと降りてくる。
3人は空中で静止。
3人のうちの1人は、真っ白な髪をし、黒いハネとシッポを生やしている。
もう1人は、真っ黒な髪を持ち、同様に黒いハネとシッポを生やしていた。
そして、最後の一人。
2人の間にいる、銀髪の子供。
銀髪の子供、エアが声を発する。
『初めまして、人類諸君。 僕の名前はエア。別の世界で魔王と呼ばれているものだ。』
『突然だが、人類諸君には僕と勝負してもらうよ。 あぁ、勘違いしないで欲しいけど、直接僕と殺し合いをするってわけじゃないよ? 勝負にならないしね、安心してね。』
『勝負の内容は簡単だよ。 僕のモンスター達に、君たち人類が滅ぼされなければ君たちの勝ち。 逆に滅んだら僕の勝ちだ。 ね? 簡単でしょ?』
『今から三ヶ月後、日本の東京秋葉原に最初のモンスターを出すから、頑張って倒してね。』
『最後に、強くなりたければ、生き残りたければ、ダンジョンへ行け。そうすればきっと生き残れるさ。きっとね。』
『それじゃあ、僕は君たち人類が滅ぶのを期待しているよ』
そう言葉を残して、エア達は割れている空へと帰って行った。
エア達が消えたら割れた空も元に戻り。
残ったのはダンジョンだけ。
……僕、何も聞いてないんだけど。
嫌われちゃったかな。
いきなり、ダンジョン作って、人類と敵対宣言なんて……
まぁ、いいか。
とりあえず、ダンジョン入ってこよ!
おまわりさんがいっぱいいて入れなかった。
ダンジョンができて三週間。
今まで封鎖されていたダンジョンが、人数制限付きだがついに一般公開されるようになった。
応募したけどハズレたので隠れて見に行こうと思う。
はい、到着。
僕が来たのは、東京・渋谷にある通称:東京ダンジョンだ。
ダンジョンの周りには、抽選に当たらなかったであろう人達で溢れていた。
みんな気になって見に来たんだな。
僕はそんな人たちをしり目に、気配を完全に消してダンジョンへと入る。
ダンジョンの中、そこは先が見えないほどに広い平原だった。
ちょうどダンジョンの入口近くで講習を行っていたので、それに紛れようと思う。
「──ので、各々チームを組んで行動するように! チームを組み次第探索を始めるように!」
チームを組むだとッ! 無理だぁ!
知らない人に声をかける難しさを知らないのかコイツ!
仕方ない、遠くで見守──
「ねぇ……」
「えっ?」
「……組も」
「──いいよ!」
助かったぜ!
でも、チームって何人必要なんだ? 2人じゃダメかな。
「……いこ」
「おっけー!」
2人でもいっか!
「……名前、教えて」
「僕はユキ。ユキって呼んで。 君は?」
「冬……」
「フユね、よろしく!」
「ん」
2人で組んで約30分。
たぶん、この子かなり強い。
他の人達を見ても、フユほど動けている者はいない。
明らかに、周りの人達とはレベルが違う。
見た目は、中学生くらいの小さな女の子なのに。
……もしかして、見た目の若いおばあちゃんか……?
あっ、またゴブリンの首を切り飛ばした。
それから、少し歩いて。
次の階層へ続くと思われる階段を見つけた。
フユの後ろを歩いてただけのに、それっぽいところに着いちゃったよ。
なんか、申し訳ねぇ!
「……どうしたの?」
「なんでもないよ。 よし、進も──」
「待ちたまえッ!」
なんだ?
後ろを振り向くと。
金髪のイケメンがいた。
「……なに?」
「君たちだけでは危険だろう! 僕もチームに参加させてもらう!」
なんだコイツ。
てか、なんでコイツ1人なんだ?
「……ねぇ、なんで、1人なの?」
「フッ。ぼっちなのさッ!」
まさかっ!
こいつッ!──残念イケメンだ!
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