電車の男 同棲編

月世

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Ⅲ.倉知編

大人の本音

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 長いテスト期間が今日で終わる。高校と違って範囲も広く、期間も長い。正直、要領がわからずに、随分前から試験勉強をしていたが、日々の授業を真面目に受けていたおかげでそれほど苦戦はしなかった。
「倉知は今日で終わりだっけ?」
 一緒に教室を出た友人の橋場(はしば)が訊いた。
「うん、終わり」
「いいな、明日から夏休みか」
 橋場は明日もまだテストがある。
「夏休みどうするの? バイトもしないんでしょ」
「うーん、特に用事はないんだけど」
「七世君!」
 後ろから呼び止められ、振り向くと大崎優菜(おおさきゆうな)が立っていた。
「テスト全部終わった?」
「あ、はい」
「過去問、役に立った?」
「はい、ありがとうございます」
 よかったー、と胸をなで下ろす。この人は一学年上の先輩で、俺が入っているバスケサークルのメンバーだ。
 サークルに入るつもりがなかった俺に、加賀さんは「なんでもいいから入れ」としつこく勧めた。人付き合いを学ぶために、いろんな種類の人間と幅広く出会ったほうがいい、ということらしかった。
 加賀さんとの時間が少しでも削られるのが嫌で、最初は本当に渋々だった。
 麻雀研究会とか、映画研究会とか、文化系に籍だけでも置こうか、と思った。でもいろんなサークルを見て回っているうちに、たどり着いたのはやっぱりバスケだった。
 正式な部活のバスケ部のほうは、勉強に支障が出そうなほどの過密スケジュールだったが、サークルのほうは男女混合の、本当に遊び程度のもので、好きなときに参加すればいい、という緩いものだった。
 加賀さんは人生の先輩だし、言うことを聞いておこう、と思った。自分の意志ではなかったが、今は入ってよかったと思う。
 俺はどうしてもバスケが好きだ。
「で、例の合宿だけど」
 大崎さんが上目遣いで見て手を合わせてくる。
「テスト終わって気持ちも楽になったでしょ? 来る? 来て? お願い!」
 八月に二泊三日で合宿をするのが恒例行事らしい。自由参加だから俺は不参加のつもりだったが、大崎さんが何故かそれを許さず、こうやって何度も誘いにやってくる。
「いえ、俺、そういうのは本当に」
「なんで? 楽しいよ?」
 食い下がる大崎さんが俺の手を握った。
「海だよ? 水着だよ?」
 見上げてくる大崎さんの胸元が、異様に開いていて嫌でも目に入った。途端に顔が熱くなる。
「あの」
 静観していた橋場が、眼鏡を軽く押し上げながら口を開いた。
「何度も断ってますよね?」
「え、何」
 大崎さんが険しい顔で橋場を睨む。
「あなたしつこく同じこと言いに来てますけど、倉知は行かないって言ってるじゃないですか」
「誰? 関係ない人は口出ししないでよ」
「僕は友人ですから、関係ないことはないです」
「でも部外者じゃん」
「目に余るので黙っていられません」
「まあまあ」
 言い合う二人を慌てて止めた。
「誘っていただけるのはありがたいんですけど、いろいろ用事があって」
「さっき特に用事ないって言ってたよね」
 聞いていたらしい。俺は頭を掻いて、途方に暮れる。
「わかりました、一日だけ時間ください。明日必ずお返事します」
「絶対、来てよ? 七世君がいないと寂しいもん」
 じゃあね、連絡してね、と手を振って去って行く。
「あの人に同棲してる相手がいること言ったの?」
 大崎さんの姿が見えなくなると、橋場が訊いた。実家か一人暮らしか、という話題になったとき、一緒に暮らしている人がいると答えた。相手が男、ということは、勿論伏せた。信頼できる相手かどうか、四ヶ月経った今もまだ見極め切れていない。
「露骨すぎ」
「露骨?」
「倉知のこと狙ってるでしょ、あの人」
 なんとなく、そうじゃないかと思っていた。やけにボディタッチが多いし、頼んでもいないのに過去問を押しつけてきたり、世話を焼いてくる。それに、合宿に不参加の人は他にもいるのに、何度も誘いに来るのはどうやら俺だけらしい。
「付き合ってる人いるかって訊かれて、いるって答えたけど」
「なるほど、奪ってやるってタイプか。ビッチだよね」
 ビッチ、とはさすがにひどい。
「悪い人じゃないと思うよ」
「いいか悪いかは置いといて、ビッチには違いないよ。毎回、胸の開いた服着てるし、視線がいくのわかっててやってるでしょ」
 体のラインを強調する服や、胸の開いた服を着たり、短いスカートで脚をさらけ出したり、そういう格好を好んでしていた姉を持つ身としては、擁護したい気分だった。
「結局行くの? その海の合宿とやらには」
 正門に繋がる並木道を歩きながら、橋場が訊いた。
「加賀さんに確認してからにするよ」
「それって行くなって言われるかもってこと? 束縛されてるの?」
 常日頃、交流を広く持てと言っているのだから、多分行くなとは言わない。でも、少しは寂しがって、引き留める素振りを見せてくれたら嬉しい。
「束縛するような人じゃないし、行くなとは言わないだろうけど、言われたい、かな」
 寂しい、行かないで、とすがってくる加賀さんを想像するとにやけてしまう。
「倉知ってたまに気持ち悪いこと言うよね」
 俺の顔を横目で見ながら橋場が苦笑いする。
「まあそれだけその人のこと好きなんだろうけど」
「うん、大好き」
「はいはい、よかったね」
 橋場はなかなかに冷めていて、人の恋愛ごとにはあまり興味がないようだった。どんな人だとか、付き合ってどれくらいだとか、突っ込んだ話はしてこない。そんなだから、一緒にいるのが楽だった。
 相手が男だと言っても、「ふうん」で終わる気もする。
 でも、自分の価値観を他人に押しつける傾向がある。ルールに厳しく、真面目で、正義感が強く、曲がったことが嫌いで、人のミスを寛容に許すことができない。
 こうあるべき、という理想の押しつけで、息が詰まりそうなときがある。
 大学の構内でゴミをポイ捨てした見知らぬ人に説教をし、危うく喧嘩になりかけているところを助けたのが、友人になったきっかけだ。
 そういう性格だから、もし、男同士という特殊な関係に対して否定的な考えを持っていたとしたら。
 簡単には、打ち明けられない。打ち明ける必要もないと思っている。
 正門で橋場と別れ、マンションに向かう。夕飯の支度をしていると、加賀さんが帰ってきた。同棲してから、帰宅時間が早くなったと思う。無理してないか気になったが、要領がよくなったんだよ、としか答えない。
「おかえりなさい」
「ただいま」
 料理の手を止めて、ハグをすると、加賀さんが俺の匂いを嗅いできた。
「美味そうな匂い」
「今日はビーフシチューです」
「やったー。着替えてくる」
 子どものように嬉しそうに笑う加賀さんが可愛くて、たまらない。抱きしめて、頬ずりをする俺のわき腹をくすぐって、するりと逃げて行った。
 日々、いとしさが増して、離したくない。
 ベタベタしたい俺とは対照的に、加賀さんは基本的にさらっとしている。でも冷めているかといえばそうではなく、甘えるときはひたすら甘えてくるから可愛い。
 もう、可愛くて、いとしくて、大好きで、自分でもどうしていいかわからなくなるときがある。そういうとき、加賀さんは俺を優しく受け止める。ブレーキをかけさせるのではなく、丸ごと全部、受け止めてくれる。
 本当に大人だと思う。
「明日から夏休みなんですけど」
 テーブルに向かい合って座り、「いただきます」と声を合わせてから切り出した。
「ん、テスト終わりか。お疲れ」
「はい、それで」
 少しためらってから、言いたいこととは別のことを口にする。
「加賀さんは夏休みとかって」
「盆休みな。十三から十六だっけ」
 サークルの合宿とかぶっていないことがわかってとりあえずはホッとした。
「どっか行きたい?」
「行きたいです。行きましょう」
「車で遠出するか。長野とかどう?」
「なんで長野?」
「涼しそうだから」
「そんな理由ですか」
 加賀さんとならなんだって楽しいから、行先はどこでもいい。
「長野、行きましょう」
「おう。で、何言おうとした?」
 加賀さんがパンをちぎって口に運びながら言った。
「え」
「なんか言いたいことあったんじゃない?」
 気づかれていたらしい。
「言いにくいこと?」
「いえ、えっと、サークルの合宿に誘われてて」
「合宿なんてあるんだ」
「ただの遊びだと思いますけど。海らしいです」
「いいんじゃない? 行ってこいよ。いつ?」
「八月八日から二泊三日です」
「二泊」
 加賀さんの動きが止まる。
「合宿だもんな。そりゃそうだよな」
「何回も断ったんですけど、二年の女の人がしつこくて」
 期待する気持ちが透けないように気をつけながら、加賀さんを見る。サークルが男女混合なのは話してある。そのときは、モテそうだなと言われただけで、特別心配した様子はなかった。
 信頼されていることを喜ぶべきかもしれないが、少しは危機感を持ってくれてもいいのに、とは思う。
「なんか心配だな」
「え、……えっ?」
 持っていたスプーンが手から滑り落ちる。ビーフシチューの中に沈んでいったが、今はそれどころじゃない。
「心配? 心配ですか? 心配って言いました? 何が心配ですか?」
「海、二泊、女とくれば心配にもなるだろ。サークルのそういう集まりって酒も入るだろうし……、ってなんで嬉しそうなの?」
 加賀さんが首をかしげる。
「俺が、女の人とどうにかなるかもって意味で心配ですか?」
「そのしつこい二年の女って、お前に気があるんだろ?」
「友人が言うにはそうらしいです」
 加賀さんは天井を見上げて、うん、と納得した声を出す。
「想像しないでもないな。お前がいくら拒否っても、酔わされてやられたりとか。それ以前に海ってあれだろ、水着でアピールしてきたり……、あー、すげえやだ。考えるだけで殺意沸くわ」
 小さくガッツポーズをして、よし! と声を上げた。
「倉知君?」
「加賀さんが……、ついに想像で嫉妬してくれた……」
 胸と瞼が熱くなる。
「何それ」
 軽く吹き出した加賀さんが、缶ビールをあおって息をつくと、目を伏せて呟いた。
「本音を言うと、行かないで欲しい。心配より先に、寂しいもん」
「……な、に、……あ、夢だこれ」
「なんでだよ」
「加賀さんがそんなこと言うわけない」
「うん、まあ、そうだよな。お前の成長を妨げるようなことはしたくないし。前言撤回」
「行きません」
 力強く宣言してビールを持ったままの加賀さんの手を握る。
「安心してください、行きません」
「馬鹿、行ってこい」
「ええ? 寂しいんでしょ?」
「寂しいよ」
 俺の目をじっと見て、ふっと息を吐く。
「でも、たまには離れるのもいいかもな」
 そう言って、俺の手を振りほどいてビールを口元に持っていく。何気ない科白と、今の仕草で、拒絶されているように感じた。俺の被害妄想だ。胸を押さえて、深呼吸をする。
「加賀さん」
「んー」
 加賀さんが缶ビールをテーブルに置いた。空になったらしく、軽く、間抜けな音が響いた。
「加賀さんは離れたいかもしれないけど、俺は離れたくないです」
「離れたいなんて言ってないだろ」
「精神的にも、肉体的にも、ずっと繋がっていたい」
 肩をすくめる加賀さんが、ビーフシチューにパンを浸しながらかすかにうなずいた。
「わかるよ」
「本当に? じゃあ、引き留めてください」
 無言でテーブルに片肘をつくと、手のひらでひたいを押さえ「あー」と無感情な声を出した。それから自分の顔を撫でて、咳ばらいをすると、はっきりとした口調で言った。
「寂しいし、心配だから行かないで」
「はい」
 喜々として答える俺を、加賀さんは困った顔で見て、少し笑う。
「お前は未成年なのに酒飲むとか、いくら勧められてもしないよな」
「もちろんしません、けど」
「水着の女に迫られても、惑わされて手ぇ出したりしないよな」
「絶対しません」
「うん、信じてるよ」
 パンを口に放り込んで、もぐもぐしながら俺を見る。しばらくして口を開いて、「行ってこいよ」と朗らかに笑った。
「行かない理由をあれこれ考えるより、なんでもやってみろ。経験は無駄にならない」
 言葉に詰まった。でも、と言い返すこともできない。加賀さんが、親のような目で俺を見ていたからだ。
「わかりました、行ってきます」
「うん、いってらっしゃい」
 優しく笑う加賀さんを見て、俺は自分がまだまだ子どもだと自覚した。
 寂しい、心配だと本音を言いながら、背中を押して送り出してくれる。
 相手の気持ちを考えずに、束縛されたいとか、心配されたいとか、歪んだ願望を抱いているうちは子どもだ。早く大人になりたいと焦ってみても、結局空回りしている。
 俺はいつか、この人に見合う人間になれるのだろうか。
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