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アイラと廉
その4-04
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「邪魔しないでよ」
「してないよ」
「してるじゃない」
「そうかな?」
アイラは片目の端で映画を見やりながら、ギロッと廉を睨め付ける。
「ちょっとぉ、暇ならあっち行ってなさいよ。私はね、映画もしばらく見てないのよ」
「見てればいいだろ?」
これは屁理屈じゃないの?
クイッと、わざわざと廉の方にその顔を向けたアイラの瞳が、不穏げに細められていく。
「さっさと帰りなさいよね、レン。邪魔だから」
そして、一応、昨夜、恋人らしき関係になったはずなのに、この態度である。
廉の方もそのアイラの態度に全く気にもしていなく、
「邪魔してないよ。映画見てれば」
「気が散るじゃない。もう、あっち行ってよ」
「あっちに行く用事がないな」
白々~と、アイラの剣呑な眼差しだけが返される。
少し前かがみになり、チュッと、廉がアイラの唇にキスをしていた。
「暇だったから」
「もう帰りなさいよ、邪魔だから」
「ひどいな」
全く色気もなにもあったものじゃないこの二人。
相変わらずの会話で、相変わらずの態度。
「じゃあ、邪魔はしないから、映画見てていいよ。俺は俺の好きにさせてもらうから」
「なにそれ」
文句を言う間もなく、廉がカウチから滑り落ちていき、床に膝をついた。
すすっと、その手がアイラの素足になっている膝をこすり、すぐにワンピのフレアスカートの中に忍び込んで行く。
「ちょっとぉ、レン。邪魔よ」
「邪魔はしないよ」
嘘ばっかり!
スカートをまくり上げながら、廉はアイラの足を開かせていた。
グイッと、いきなりアイラの腰だけを引っ張り出し、躊躇いもなく下着の上からでも廉が顔を寄せる。
「レンっ――」
アイラの視界の前では、主人公のチャッキー・ジァンが道路を全速力で駆けていくのが目に入る。
チャッキー・ジァンが全速力で駆ける時は、きまって、次に迫力あるチャッキー・ジァンお得意のアクションシーンが混ざって来るのが多い。
おおっ!――とエンジョイしたいのに、煽情的な下着の上をこすり上げてくるように、開いた口が躊躇いもなくアイラの敏感な場所を襲い掛かって来る。
「――……ぁ……あっ……」
もうっ、このまま廉の頭を殴りつけてやろうか。
だが、アイラの行動を良く把握している廉だけに、廉の両腕でしっかりとアイラの長い四肢を押さえつけていた。
ビデオを見ようと、頑なに廉を無視し続けようと試みているアイラなのだが、体の反応は素直である。
それで3分の1も見ないうちに、廉の手にかかって、すっかりその快楽に溺れてしまうアイラだった。
* * *
「――セックスマニアよね」
ぐったりと、廉の上に寝そべっているアイラはそこから動く様子もなければ、起き上がる様子も見せない。
「昨日の夜からやりっぱなしじゃない」
「その――少々、下品な言い方じゃなく言えないの?」
「なによ」
軽口を叩くアイラだったが、いまだに廉の胸の上に乗ったままだ。
だが、その手が動いて、顔の前に被さってくる髪の毛を邪魔くさそうに後ろに払いのけている。
それで、廉がその髪を全部かき上げるように一掴みをして、アイラの背中に落としてやった。
「ねえ、そのゴム、何個持ち歩いてるわけ? まさか、箱ごと服に隠してるんじゃないわよね」
なんとも率直な、端的な物言いではあったが、アイラだから仕方がないのだろう。
「持ち歩いてはいないよ。でも、さっき買いに行かないといけなくなったけど」
「そうなの? 私だって持ってるわよ」
「でも、どこにあるか知らないし」
「まあ、これだけやる気満々なんだから、自分で持ち歩くのが正解よね。でも、ホント、セックスマニアだわ。知らなかったわぁ」
「それで、文句言ってるの?」
「言ってないじゃない」
「じゃあ、満足してるんだ」
アイラが少しだけ顔を上げるようにして、下にいる廉を見下ろす。その口元が妖艶に色づいて、薄い微笑が上がっていく。
「レンちゃん、私はね、男を食い散らすの、なんとも思ってないの。だから、私に食べ尽くされる前に、自分のペースで女が抱けて良かったでしょう? それに、文句があるなら、今頃、私をこんな風に抱けてないのよ。でも、最初だけで尻つぼみ――なんて男はお断りだから。それをちゃんと覚えておくのね」
褒められているのか、挑戦されているのか、その両方を、同時にいとも簡単に投げつけてくるのはアイラくらいだろう。
「アイラ、俺は着替えが必要だから家に戻らないと」
「ああ、そう」
「俺と一緒に来る?」
それを聞かれて、アイラは気持ち良さそうに横になりながら、ちょっと考えてみる。
「ディナーは?」
「帰り際に食べに行ってもいいけど」
「ええ? 出歩くの、面倒」
「ピザは?」
「ペパロニつけてね」
「あのビデオ、まだ見る気あるの?」
「借りたんだから、ちゃんと見るわよ。セックスマニアのおかげで、全然、見る暇なかったじゃないの」
「俺は、別に、強制しなかったはずだけど。あのまま見てて良かったのに」
アイラの瞳が細められて、ちょっと顔を上げたアイラが、むにゅと、廉のほっぺたをつねっていた。
「澄ました顔でよく言うわよ。一体、誰のせいだと思ってるのよ」
廉がおかしそうに笑っている。
その顔をアイラは見下ろしながら、
「なんで、いつも笑わないの?」
「なんで? 俺だって笑うよ」
「いつ?」
「笑う状況があるなら」
「それっていつよ」
「さあ。その時によりけりだろ?」
当然の返答をされて、アイラはシーンとしらけている。
くすっと、廉はちょっと笑んで、アイラの腰に手を回し、全く動く気がないようなアイラを少し支えながら、カウチの上でゆっくりと起き上がりだした。
アイラは本当に動く様子もなく、廉の上に乗ったままである。
それで、廉が座るように起き上がったので、アイラは両腕を上げて、うーんと、伸びをした。
全く恥ずかしがる気配もなく、そのしなやかな体をさらけだして、それで廉の首の後ろに腕を回してきた。
廉はそのアイラを見やりながら、色気のあるしなやかな猫を抱いてる気分になっていた。
抱き締めたり、キスしたりするのは慣れているアイラだが、すりすりと体を寄せてきたり、気軽に腕を伸ばして触れてくるのが好きなような様子は、アイラを抱くまで廉も知らないことだった。
癖になりそうな体――は廉が予想していた以上のもので、その上、猫が絡みつくように気軽に触れてくるアイラのしなやかさは――ダブルパンチ並の威力である。
「次を始めたら、俺は絶対に外に出る気はない」
「始めるの?」
「そうしたら、アイラが夕食を買いに行くんだな。俺はその後は無理」
からかおうと考えていたアイラだったが、夕食間近でお腹が空いてきている事実も見逃せないのである。
「ねえ、ピザ買って帰るの?」
「それでもいいけど。デリバリーでも同じだし」
「だったら――プレミアム・ピザのピザにして。遠回りだけど、どうせ車だからいいじゃない」
「お腹空いてるの?」
「空いてきたわよ。セックスの後はお腹が空くのよ」
「だったら、そろそろ動いた方がいいかもな」
「そうね」
それで、廉はアイラが起き上がるのを待っている――が、一向にその気配がない。
「アイラ?」
「だってぇ、動くの面倒なんだもん。着替えさせてよー」
「何で俺が?」
「レンが私の服を剥いだんじゃない。散らばってるのは私のせいじゃないもんねぇ。ほら、拾って着替えさせてよ」
「お腹空いてるんだろ」
「空いたわよ」
「だったら、俺を誘うようなことしてないで、自分で着替えるんだな」
「誘ってないわよ。ただ単に面倒なだけ」
「俺にアイラの下着をつけるように言ってるのか?」
アイラの瞳がいたずらっぽく光って、アイラがすりすりとその体を寄せて抱き付いてきながら、その唇を廉の顔に寄せてきた。
「レンちゃん、脱がせるのはできるんだから、それを付け直す練習もしなくちゃダメじゃない~」
それを囁いて、アイラが廉の唇をちょっと噛んで、そこにペロッと柔らかな舌の感触が下りてきた。
その柔らかな体が、しっかりと廉の体に押し付けられていく。
この状況で、まだ男をまっさかさに崖の下に突き落とすことができるのも、アイラ一人くらいなものだろう。
「ピザはいらないんだな」
「いるわよ、もちろん。ペパロニ入りね。買いにいけないなんて言わせないわよ」
「そうやって脅しながら、男を誘い込むのは、アイラくらいだろうな」
「いいじゃない、そんな私を抱けて」
この場は、廉も降参である。
「してないよ」
「してるじゃない」
「そうかな?」
アイラは片目の端で映画を見やりながら、ギロッと廉を睨め付ける。
「ちょっとぉ、暇ならあっち行ってなさいよ。私はね、映画もしばらく見てないのよ」
「見てればいいだろ?」
これは屁理屈じゃないの?
クイッと、わざわざと廉の方にその顔を向けたアイラの瞳が、不穏げに細められていく。
「さっさと帰りなさいよね、レン。邪魔だから」
そして、一応、昨夜、恋人らしき関係になったはずなのに、この態度である。
廉の方もそのアイラの態度に全く気にもしていなく、
「邪魔してないよ。映画見てれば」
「気が散るじゃない。もう、あっち行ってよ」
「あっちに行く用事がないな」
白々~と、アイラの剣呑な眼差しだけが返される。
少し前かがみになり、チュッと、廉がアイラの唇にキスをしていた。
「暇だったから」
「もう帰りなさいよ、邪魔だから」
「ひどいな」
全く色気もなにもあったものじゃないこの二人。
相変わらずの会話で、相変わらずの態度。
「じゃあ、邪魔はしないから、映画見てていいよ。俺は俺の好きにさせてもらうから」
「なにそれ」
文句を言う間もなく、廉がカウチから滑り落ちていき、床に膝をついた。
すすっと、その手がアイラの素足になっている膝をこすり、すぐにワンピのフレアスカートの中に忍び込んで行く。
「ちょっとぉ、レン。邪魔よ」
「邪魔はしないよ」
嘘ばっかり!
スカートをまくり上げながら、廉はアイラの足を開かせていた。
グイッと、いきなりアイラの腰だけを引っ張り出し、躊躇いもなく下着の上からでも廉が顔を寄せる。
「レンっ――」
アイラの視界の前では、主人公のチャッキー・ジァンが道路を全速力で駆けていくのが目に入る。
チャッキー・ジァンが全速力で駆ける時は、きまって、次に迫力あるチャッキー・ジァンお得意のアクションシーンが混ざって来るのが多い。
おおっ!――とエンジョイしたいのに、煽情的な下着の上をこすり上げてくるように、開いた口が躊躇いもなくアイラの敏感な場所を襲い掛かって来る。
「――……ぁ……あっ……」
もうっ、このまま廉の頭を殴りつけてやろうか。
だが、アイラの行動を良く把握している廉だけに、廉の両腕でしっかりとアイラの長い四肢を押さえつけていた。
ビデオを見ようと、頑なに廉を無視し続けようと試みているアイラなのだが、体の反応は素直である。
それで3分の1も見ないうちに、廉の手にかかって、すっかりその快楽に溺れてしまうアイラだった。
* * *
「――セックスマニアよね」
ぐったりと、廉の上に寝そべっているアイラはそこから動く様子もなければ、起き上がる様子も見せない。
「昨日の夜からやりっぱなしじゃない」
「その――少々、下品な言い方じゃなく言えないの?」
「なによ」
軽口を叩くアイラだったが、いまだに廉の胸の上に乗ったままだ。
だが、その手が動いて、顔の前に被さってくる髪の毛を邪魔くさそうに後ろに払いのけている。
それで、廉がその髪を全部かき上げるように一掴みをして、アイラの背中に落としてやった。
「ねえ、そのゴム、何個持ち歩いてるわけ? まさか、箱ごと服に隠してるんじゃないわよね」
なんとも率直な、端的な物言いではあったが、アイラだから仕方がないのだろう。
「持ち歩いてはいないよ。でも、さっき買いに行かないといけなくなったけど」
「そうなの? 私だって持ってるわよ」
「でも、どこにあるか知らないし」
「まあ、これだけやる気満々なんだから、自分で持ち歩くのが正解よね。でも、ホント、セックスマニアだわ。知らなかったわぁ」
「それで、文句言ってるの?」
「言ってないじゃない」
「じゃあ、満足してるんだ」
アイラが少しだけ顔を上げるようにして、下にいる廉を見下ろす。その口元が妖艶に色づいて、薄い微笑が上がっていく。
「レンちゃん、私はね、男を食い散らすの、なんとも思ってないの。だから、私に食べ尽くされる前に、自分のペースで女が抱けて良かったでしょう? それに、文句があるなら、今頃、私をこんな風に抱けてないのよ。でも、最初だけで尻つぼみ――なんて男はお断りだから。それをちゃんと覚えておくのね」
褒められているのか、挑戦されているのか、その両方を、同時にいとも簡単に投げつけてくるのはアイラくらいだろう。
「アイラ、俺は着替えが必要だから家に戻らないと」
「ああ、そう」
「俺と一緒に来る?」
それを聞かれて、アイラは気持ち良さそうに横になりながら、ちょっと考えてみる。
「ディナーは?」
「帰り際に食べに行ってもいいけど」
「ええ? 出歩くの、面倒」
「ピザは?」
「ペパロニつけてね」
「あのビデオ、まだ見る気あるの?」
「借りたんだから、ちゃんと見るわよ。セックスマニアのおかげで、全然、見る暇なかったじゃないの」
「俺は、別に、強制しなかったはずだけど。あのまま見てて良かったのに」
アイラの瞳が細められて、ちょっと顔を上げたアイラが、むにゅと、廉のほっぺたをつねっていた。
「澄ました顔でよく言うわよ。一体、誰のせいだと思ってるのよ」
廉がおかしそうに笑っている。
その顔をアイラは見下ろしながら、
「なんで、いつも笑わないの?」
「なんで? 俺だって笑うよ」
「いつ?」
「笑う状況があるなら」
「それっていつよ」
「さあ。その時によりけりだろ?」
当然の返答をされて、アイラはシーンとしらけている。
くすっと、廉はちょっと笑んで、アイラの腰に手を回し、全く動く気がないようなアイラを少し支えながら、カウチの上でゆっくりと起き上がりだした。
アイラは本当に動く様子もなく、廉の上に乗ったままである。
それで、廉が座るように起き上がったので、アイラは両腕を上げて、うーんと、伸びをした。
全く恥ずかしがる気配もなく、そのしなやかな体をさらけだして、それで廉の首の後ろに腕を回してきた。
廉はそのアイラを見やりながら、色気のあるしなやかな猫を抱いてる気分になっていた。
抱き締めたり、キスしたりするのは慣れているアイラだが、すりすりと体を寄せてきたり、気軽に腕を伸ばして触れてくるのが好きなような様子は、アイラを抱くまで廉も知らないことだった。
癖になりそうな体――は廉が予想していた以上のもので、その上、猫が絡みつくように気軽に触れてくるアイラのしなやかさは――ダブルパンチ並の威力である。
「次を始めたら、俺は絶対に外に出る気はない」
「始めるの?」
「そうしたら、アイラが夕食を買いに行くんだな。俺はその後は無理」
からかおうと考えていたアイラだったが、夕食間近でお腹が空いてきている事実も見逃せないのである。
「ねえ、ピザ買って帰るの?」
「それでもいいけど。デリバリーでも同じだし」
「だったら――プレミアム・ピザのピザにして。遠回りだけど、どうせ車だからいいじゃない」
「お腹空いてるの?」
「空いてきたわよ。セックスの後はお腹が空くのよ」
「だったら、そろそろ動いた方がいいかもな」
「そうね」
それで、廉はアイラが起き上がるのを待っている――が、一向にその気配がない。
「アイラ?」
「だってぇ、動くの面倒なんだもん。着替えさせてよー」
「何で俺が?」
「レンが私の服を剥いだんじゃない。散らばってるのは私のせいじゃないもんねぇ。ほら、拾って着替えさせてよ」
「お腹空いてるんだろ」
「空いたわよ」
「だったら、俺を誘うようなことしてないで、自分で着替えるんだな」
「誘ってないわよ。ただ単に面倒なだけ」
「俺にアイラの下着をつけるように言ってるのか?」
アイラの瞳がいたずらっぽく光って、アイラがすりすりとその体を寄せて抱き付いてきながら、その唇を廉の顔に寄せてきた。
「レンちゃん、脱がせるのはできるんだから、それを付け直す練習もしなくちゃダメじゃない~」
それを囁いて、アイラが廉の唇をちょっと噛んで、そこにペロッと柔らかな舌の感触が下りてきた。
その柔らかな体が、しっかりと廉の体に押し付けられていく。
この状況で、まだ男をまっさかさに崖の下に突き落とすことができるのも、アイラ一人くらいなものだろう。
「ピザはいらないんだな」
「いるわよ、もちろん。ペパロニ入りね。買いにいけないなんて言わせないわよ」
「そうやって脅しながら、男を誘い込むのは、アイラくらいだろうな」
「いいじゃない、そんな私を抱けて」
この場は、廉も降参である。
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