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第10話 すれちがう溺愛【皇帝編】
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◆◆◆◆◆◆
「マリスは部屋に不自由を覚えてないだろうか……」
「不自由もなにも、まだなにも始まってないよ。さっき帝国に来たばかりだ」
グレゴワールはじろりとヴェルハルトを見た。
会議が終わって執務室に入ったが、ヴェルハルトはいつになく心ここにあらずである。
普段は大国ダラム帝国の皇帝らしく威厳と風格にあふれ、政務に対しても責任をまっとうしている。皇帝でありながら度を越えて我欲に走ることはなく、広大な帝国を安定して統治している名君である。
しかも広域支配に必要なのは畏怖であることを心得ていることもあって、近しい者以外はヴェルハルトを冷徹な皇帝だと思っている。
この『冷徹な皇帝』、それはヴェルハルトにとって都合がよかった。
帝国民は冷徹な皇帝に畏怖を抱くも、ときおりに見せる慈悲に涙するのだ。巨大な帝国を治めるに相応しい人心掌握だった。
しかし今、その冷徹な皇帝が思案顔で執務室を行ったり来たりしている。
「気になる。様子を見てきたほうがいいかもしれん……」
ヴェルハルトは深刻な顔で呟いた。
恋とはこれほどに人を変えるものなのか……とグレゴワールは内心感心していた。誰にも見せられない姿である。
「様子を見に行く必要はない。マリスの世話係に用意した女官や侍女はベテラン揃いだ」
「そうか。それなら用意した衣装を気に入ったか確かめに行きたい。マリスに似合わぬものなどないとわかっているが、より似合うものがあるなら知っておきたいんだ」
「そんなことまでしていたのか……」
「当然だ。クチュリエには新しい衣装の制作に取り掛からせている。だが一つ問題があってな」
ヴェルハルトは会議で重要案件を語るような口調で語る。
グレゴワールはもう帰りたかった。
なぜなら。
「マリスは何色が似合うと思う? 俺はグリーンだと思う。若葉のような淡いグリーンもいいが、エメラルドのような深いグリーンもいい。悩ましいな……、どう思う?」
「…………グリーンはグリーンだろ」
「お前、グリーンには何種類あると思っているんだ。もう少し芸術性を磨いたほうがいいぞ。それに俺が聞きたいのはそういうことじゃない。マリスはグリーンだけじゃなく純白も似合うんだ。なんなら夜の海のような漆黒も似合ってしまうだろう。ほんとうに悩ましいことだ」
グレゴワールは目まいがした。
……大惨事すぎる。
しかし恋をした皇帝は止まらない。
「今晩の食事は一緒のテーブルを囲みたい。呼んでくれ」
「嘘だろ。人質が皇帝と食事を囲むのか」
さすがにこれには驚いた。
人質を食事に呼ぶなどあり得ないことである。
「それはやりすぎだろう。他の人質に示しがつかない。後宮にどれだけの王女や令嬢がいると思っているんだ」
「マリスはエヴァンの世話役だ。あいつは手がかかるから食事も同席させたほうがいい。これも世話役の仕事だ」
「なにが仕事だ。私事だろ」
グレゴワールは文句を言うが、そんなものはヴェルハルトの耳に入っていない。
「今夜の夕食の食材は帝国各地の美味と珍味と高級食材をふんだんに使ったものにしろ。気を引いて会話がしたい。飽きさせたくない」
「…………」
「これからの食事には定期的にヘデルマリアの料理や食材を使うようにしろ。故郷の味を恋しく思うこともあるだろう。慰めてやりたい」
次々に注文されてグレゴワールは頭を抱えた。
食事にまでヴェルハルトが口を出すのは初めてなのだ。
「君、面倒くさい男になったね……」
心底呆れた様子のグレゴワールにヴェルハルトは苦い笑みを浮かべる。
自覚がないわけではないのだ。
「言うなよ。自覚していないわけじゃない。だが欲しいという気持ちが抑えきれないんだ」
「ならば寝所に呼べばいい。君は皇帝だ」
「…………」
ヴェルハルトは黙った。
グレゴワールの言いたいことはわかるのだ。そしてそれを許されていることもわかっている。
抱きたければ寝所に呼んで抱けばいい。側に置きたければ側に置いて、永遠を誓わせたければ誓わせればいい。それは可能だ。帝国の皇帝であるヴェルハルトが望んで手に入らないものなどないのである。
だが。
「それ、かっこわるいだろ」
ヴェルハルトはあっさり答えた。
強引に手に入れてしまいたい衝動や欲望がないわけではない。そのほうが手っ取り早いこともわかっている。
でもそれはヴェルハルトの理想とするところではない。帝国を統治するために冷徹で非情な判断をすることもあるが、それでも基本路線はかっこよくありたいのである。
かっこよさとは威厳や風格だ。威厳や風格は自分自身の言動と精神性によって磨かれるのである。ヴェルハルトはそれを知っていた。
そんな皇帝ヴェルハルトにグレゴワールは少し呆れた顔になったが、やれやれと口元に微かな笑みを刻む。
「この時代の帝国民ほど幸運な民はいないだろうね」
「俺は帝国民が誇れるようなかっこいい皇帝でいたい。即位した時からそう決めている」
「そうだね。君はそうだ」
グレゴワールは納得して頷いた。
しかし、それならば意見が一つ。
「それなら余計にエヴァン殿下の世話役で本当にいいのかい? 前の世話役は殿下にクビにされたと聞いたが」
「…………」
「前の前は書き置きだけ残して逃げたと聞いたが」
「…………」
「前の前の前は」
「もういいやめてくれ」
ヴェルハルトが真顔で遮った。
次に考えこむように渋面になり、困ったようにグレゴワールを見る。
「……やっぱりまずいと思うか」
「そりゃね。何人の世話役や女官が泣かされてきたことか」
「はやまったか……」
ヴェルハルトはため息をついた。
勢いでマリスを世話役に任命したが、弟のエヴァンは一筋縄ではいかない八歳児なのである。
「…………」
「…………」
エヴァンを思い出してヴェルハルトとグレゴワールは疲れたようなため息をついたのだった。
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「マリスは部屋に不自由を覚えてないだろうか……」
「不自由もなにも、まだなにも始まってないよ。さっき帝国に来たばかりだ」
グレゴワールはじろりとヴェルハルトを見た。
会議が終わって執務室に入ったが、ヴェルハルトはいつになく心ここにあらずである。
普段は大国ダラム帝国の皇帝らしく威厳と風格にあふれ、政務に対しても責任をまっとうしている。皇帝でありながら度を越えて我欲に走ることはなく、広大な帝国を安定して統治している名君である。
しかも広域支配に必要なのは畏怖であることを心得ていることもあって、近しい者以外はヴェルハルトを冷徹な皇帝だと思っている。
この『冷徹な皇帝』、それはヴェルハルトにとって都合がよかった。
帝国民は冷徹な皇帝に畏怖を抱くも、ときおりに見せる慈悲に涙するのだ。巨大な帝国を治めるに相応しい人心掌握だった。
しかし今、その冷徹な皇帝が思案顔で執務室を行ったり来たりしている。
「気になる。様子を見てきたほうがいいかもしれん……」
ヴェルハルトは深刻な顔で呟いた。
恋とはこれほどに人を変えるものなのか……とグレゴワールは内心感心していた。誰にも見せられない姿である。
「様子を見に行く必要はない。マリスの世話係に用意した女官や侍女はベテラン揃いだ」
「そうか。それなら用意した衣装を気に入ったか確かめに行きたい。マリスに似合わぬものなどないとわかっているが、より似合うものがあるなら知っておきたいんだ」
「そんなことまでしていたのか……」
「当然だ。クチュリエには新しい衣装の制作に取り掛からせている。だが一つ問題があってな」
ヴェルハルトは会議で重要案件を語るような口調で語る。
グレゴワールはもう帰りたかった。
なぜなら。
「マリスは何色が似合うと思う? 俺はグリーンだと思う。若葉のような淡いグリーンもいいが、エメラルドのような深いグリーンもいい。悩ましいな……、どう思う?」
「…………グリーンはグリーンだろ」
「お前、グリーンには何種類あると思っているんだ。もう少し芸術性を磨いたほうがいいぞ。それに俺が聞きたいのはそういうことじゃない。マリスはグリーンだけじゃなく純白も似合うんだ。なんなら夜の海のような漆黒も似合ってしまうだろう。ほんとうに悩ましいことだ」
グレゴワールは目まいがした。
……大惨事すぎる。
しかし恋をした皇帝は止まらない。
「今晩の食事は一緒のテーブルを囲みたい。呼んでくれ」
「嘘だろ。人質が皇帝と食事を囲むのか」
さすがにこれには驚いた。
人質を食事に呼ぶなどあり得ないことである。
「それはやりすぎだろう。他の人質に示しがつかない。後宮にどれだけの王女や令嬢がいると思っているんだ」
「マリスはエヴァンの世話役だ。あいつは手がかかるから食事も同席させたほうがいい。これも世話役の仕事だ」
「なにが仕事だ。私事だろ」
グレゴワールは文句を言うが、そんなものはヴェルハルトの耳に入っていない。
「今夜の夕食の食材は帝国各地の美味と珍味と高級食材をふんだんに使ったものにしろ。気を引いて会話がしたい。飽きさせたくない」
「…………」
「これからの食事には定期的にヘデルマリアの料理や食材を使うようにしろ。故郷の味を恋しく思うこともあるだろう。慰めてやりたい」
次々に注文されてグレゴワールは頭を抱えた。
食事にまでヴェルハルトが口を出すのは初めてなのだ。
「君、面倒くさい男になったね……」
心底呆れた様子のグレゴワールにヴェルハルトは苦い笑みを浮かべる。
自覚がないわけではないのだ。
「言うなよ。自覚していないわけじゃない。だが欲しいという気持ちが抑えきれないんだ」
「ならば寝所に呼べばいい。君は皇帝だ」
「…………」
ヴェルハルトは黙った。
グレゴワールの言いたいことはわかるのだ。そしてそれを許されていることもわかっている。
抱きたければ寝所に呼んで抱けばいい。側に置きたければ側に置いて、永遠を誓わせたければ誓わせればいい。それは可能だ。帝国の皇帝であるヴェルハルトが望んで手に入らないものなどないのである。
だが。
「それ、かっこわるいだろ」
ヴェルハルトはあっさり答えた。
強引に手に入れてしまいたい衝動や欲望がないわけではない。そのほうが手っ取り早いこともわかっている。
でもそれはヴェルハルトの理想とするところではない。帝国を統治するために冷徹で非情な判断をすることもあるが、それでも基本路線はかっこよくありたいのである。
かっこよさとは威厳や風格だ。威厳や風格は自分自身の言動と精神性によって磨かれるのである。ヴェルハルトはそれを知っていた。
そんな皇帝ヴェルハルトにグレゴワールは少し呆れた顔になったが、やれやれと口元に微かな笑みを刻む。
「この時代の帝国民ほど幸運な民はいないだろうね」
「俺は帝国民が誇れるようなかっこいい皇帝でいたい。即位した時からそう決めている」
「そうだね。君はそうだ」
グレゴワールは納得して頷いた。
しかし、それならば意見が一つ。
「それなら余計にエヴァン殿下の世話役で本当にいいのかい? 前の世話役は殿下にクビにされたと聞いたが」
「…………」
「前の前は書き置きだけ残して逃げたと聞いたが」
「…………」
「前の前の前は」
「もういいやめてくれ」
ヴェルハルトが真顔で遮った。
次に考えこむように渋面になり、困ったようにグレゴワールを見る。
「……やっぱりまずいと思うか」
「そりゃね。何人の世話役や女官が泣かされてきたことか」
「はやまったか……」
ヴェルハルトはため息をついた。
勢いでマリスを世話役に任命したが、弟のエヴァンは一筋縄ではいかない八歳児なのである。
「…………」
「…………」
エヴァンを思い出してヴェルハルトとグレゴワールは疲れたようなため息をついたのだった。
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