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画策
画策~二年目が始まる前に~
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学園生活一年目が終わった。
弟妹が生まれるまでは皇太子は何も言ってはこないはずだ。
なぜなら私はまだ公爵家の後継者だからだ。
さて…困った。
皇太子は私に好意があるのがわかった。
つまりヒロインは違う攻略対象を選んだのだろう。
娘は皇太子一筋だったから、他の攻略対象を選んだ時のストーリーが全くわからない。
第一、ヒロインてどんな子なのかしら?
そもそも校舎が違う攻略対象とどう出会うのかしら、夜会とかかしら?
両親が夜会に出席しないので、気がつくと学園以外で人と会うことがほとんどない。
その学園ですら、孤立無援状態なのだから世間に疎かったとしても仕方ない。
「カリアン、私これから頑張ってクラスメイトを作ってみようと思うの。」
そう、私に足りないもの。
それは情報を共有できる友人だ。
確か先生が来週から隣国の王子が留学してくると言っていた。
乙女ゲームでは攻略対象者だったが、王子は侯爵令嬢と婚約している。
「どなたか仲良くなりたいお方がいらっしゃるのですか?」
カリアンの言葉に
「隣国の王子と仲良くなろうと思ってるの。
ほら彼は侯爵令嬢と婚約してるし、王国て保守的だから私みたいな変わり者なら好意を持たれることもないと思うの。」
カリアンが大きく息をつくと……
「わかりました。
私もお嬢様の役にたてるよう尽力致します。
因みにクラスメイトを作ろうと思った理由を聞いてもよろしいでしょうか?」
まぁ…そうよね。
カリアンにしてみたら一年近く誰とも関わりをもたずにきた私が急に関わりを作ろうとしているのだから、不思議に感じるのも仕方ないわよね。
「カリアン、これから話すことは誰にも言わないでね。特にお父様やお母様には…」
私は乙女ゲームとは言わず予知夢で見たとして、カリアンに話していく。
皇太子の婚約者になり、婚約者の心変わりで娼館送りになる話を…
「私に足りないのは情報力なのよ…
情報は世界を制すのよ。
その為に、皇太子側につく必要のないクラスメイトが欲しいの……」
カリアンの顔が青ざめている。
「お嬢様……
私の命にかえても
私が必ずお守りします。」
跪き誓いのポーズをとるカリアンのおでこに私は
でこぴんする。
「カリアン、命にかえないでもいいから…
私の良き友でいてね。」
転生人生五回目に初めて出来た親友に思いっきり笑いかける。
いよいよ二年目の学園生活がスタートする。
弟妹が生まれるまでは皇太子は何も言ってはこないはずだ。
なぜなら私はまだ公爵家の後継者だからだ。
さて…困った。
皇太子は私に好意があるのがわかった。
つまりヒロインは違う攻略対象を選んだのだろう。
娘は皇太子一筋だったから、他の攻略対象を選んだ時のストーリーが全くわからない。
第一、ヒロインてどんな子なのかしら?
そもそも校舎が違う攻略対象とどう出会うのかしら、夜会とかかしら?
両親が夜会に出席しないので、気がつくと学園以外で人と会うことがほとんどない。
その学園ですら、孤立無援状態なのだから世間に疎かったとしても仕方ない。
「カリアン、私これから頑張ってクラスメイトを作ってみようと思うの。」
そう、私に足りないもの。
それは情報を共有できる友人だ。
確か先生が来週から隣国の王子が留学してくると言っていた。
乙女ゲームでは攻略対象者だったが、王子は侯爵令嬢と婚約している。
「どなたか仲良くなりたいお方がいらっしゃるのですか?」
カリアンの言葉に
「隣国の王子と仲良くなろうと思ってるの。
ほら彼は侯爵令嬢と婚約してるし、王国て保守的だから私みたいな変わり者なら好意を持たれることもないと思うの。」
カリアンが大きく息をつくと……
「わかりました。
私もお嬢様の役にたてるよう尽力致します。
因みにクラスメイトを作ろうと思った理由を聞いてもよろしいでしょうか?」
まぁ…そうよね。
カリアンにしてみたら一年近く誰とも関わりをもたずにきた私が急に関わりを作ろうとしているのだから、不思議に感じるのも仕方ないわよね。
「カリアン、これから話すことは誰にも言わないでね。特にお父様やお母様には…」
私は乙女ゲームとは言わず予知夢で見たとして、カリアンに話していく。
皇太子の婚約者になり、婚約者の心変わりで娼館送りになる話を…
「私に足りないのは情報力なのよ…
情報は世界を制すのよ。
その為に、皇太子側につく必要のないクラスメイトが欲しいの……」
カリアンの顔が青ざめている。
「お嬢様……
私の命にかえても
私が必ずお守りします。」
跪き誓いのポーズをとるカリアンのおでこに私は
でこぴんする。
「カリアン、命にかえないでもいいから…
私の良き友でいてね。」
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いよいよ二年目の学園生活がスタートする。
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