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駆け出し編
魔導歴781年5月6日 その1
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昨日のことを考えながら、朝食前にニワトリを13羽召喚し、そのうち1羽を持って屋敷へ戻った。
「おはようございます、リグ様」
「おはよう、リグ!」
「おはよう、カナン、エリシュ」
屋敷に入ると、深夜に帰ってきたエリシュとカナンに出会い、カナンへニワトリを手渡した。
「エリシュ、これを厨房にいるシンラに渡してきてください」
「わかった~!」
ニワトリを受け取ったエリシュは、そのまま厨房へ駆けていった。
「卵をダリアさんに鑑定していただきました。卵は普通の卵と同じで、消滅しないとのことです」
「ありがとう。みんな喜ぶね。アイスボックスに入れておいたら、しばらくは残しておけるね」
「はい、このニワトリも卵を産んでから締めようと思います」
「うん。わかったよ。今日は朝食後にジガースさんのところに行ってくるよ」
「……わかりました。何かありましたか?」
いつも通りを装っていたつもりだったが、カナンには見透かされている気がした。
「うん。ちょっとね」
「何かありましたら、おっしゃってくださいね」
「ありがとう」
朝食を済ませたあと、ジガースさんのところへ行く前に、ニムロスさんの家を訪ねた。
「おはよう。こんな朝早くからどうかしたかい?」
寝起きだったのだろうか、ニムロスさんの髪はぼさぼさに乱れていた。
「おはようございます。昨日のセカンドサマナーの件なんですが、隠しておこうと思っていて、ジガースさんに相談
しに行こうと思うのですが、どう思いますか?」
「そうだね。大丈夫だと思うけど、君が隠しておきたいと思うなら、そうしたらいいと思う。ジガースに相談するのも君が判断することだよ」
一見厳しい言葉に聞こえるが、「自分で考えて判断しろ」という意味だと受け取れば、むしろ優しさを感じた。
「わかりました。ありがとうございます」
「うん。あまり重く感じないようにね」
それは少し無責任な言葉に思えた。この話を切り出してきたのは、ほかでもないニムロスさんなのだから。
「はい」
ジガースさんの家へ向かい、フォレストの前を通ると、ちょうど冒険者たちがフォレストから出てくるところだった。探索に出かけるのだろうか、皆、生き生きとしているように見える。
冒険者たちを横目で見ながら、足を進めた。
ジガースさんの屋敷に着き、呼び鈴を鳴らす。
すぐにジガースさんが出てきてくれる。
「おはよう。何か用かな?」
「相談したいことがありまして」
「わかった。上がってくれ」
僕の雰囲気を察したのか、ジガースさんは真剣な表情に変わり、屋敷へと招き入れてくれた。
書斎で、僕はジガースさんに昨日の話をした。
「なるほど。セカンドサマナーか……聞いたことがないが、確かにあまり口外しないほうがいいかもしれないな」
「もう村の人たちには知られています。どうしたらいいか、いい案が思い浮かばなくて」
「そうだな……。村のみんなはそういうことを口外することはないと思う。今日、集会を開いてその話をして緘口令
を敷こう。問題は、召喚を続けていけば、いずれはバレてしまうかもしれないということだ」
お互いに考えがまとまらないまま、部屋にはお茶をすする音だけが虚しく響いた。
「そうだ!」
ジガースさんが立ち上がり、何かを閃いたようだ。
「何かいい方法が?」
「君は今いくら持ってる?」
「えーと、2万以上ですかね」
レルクが必要になるのだろうか。もしかして、口止め料でも払うつもりなのだろうか。
「ブリーダーを雇おう!」
「ブリーダーですか?」
この話とブリーダーに何の関係が?
「ニワトリの件は、最初からたくさん召喚できていたことにしよう。最初の12羽は、どうやって調べた?」
「自己申告です」
「鑑定士を通したわけじゃないよな?」
「はい」
「なら、自己申告が間違っていたことにしよう」
なるほど、それならニワトリの召喚数を増やしても、村人の人数に合わせただけと言える。
しかし、それでもブリーダーは関係ない気がする。
「そして、魂石召喚で召喚したモンスターはブリーダーが育成し、その育成済みの個体を召喚できることにしよう」
「なるほど。それなら、召喚するたびにランクが上がっても『ブリーダーが育成したから』って言えますね。でも、実際に育成しているわけじゃないのに、そんな嘘に付き合ってくれるブリーダー、いますかね?」
「それは問題だが、見つけてくるよ。口が堅くて気にしないブリーダーを。それに馬を購入しようと思っていたから、馬の育成を任せればいい」
「わかりました」
「ただ、今後出費がかさむんで、村のレルクからは出してあげられない」
「だから雇うだけのレルクが必要なんですね。ブリーダーって、いくらぐらいかかるんですかね?」
「だいたい、300前後かな」
「それくらいなら、何とかなると思います」
モンスターのレンタルで何とか稼がなければ。ダリアさん、カナン、シンラ、そしてブリーダー――この四人分は何とかしないといけない。
「明日、農業をしてくれる知り合いを迎えに町に行ってくるから、その時に探してくるよ」
「お願いします。今日の夜の七時に集会を開くから、参加してくれ」
「わかりました」
挨拶を済ませ、僕はジガースさんの屋敷を後にした。なんとかなりそうな気はしてきたが、楽観視はできないと思った。
「おはようございます、リグ様」
「おはよう、リグ!」
「おはよう、カナン、エリシュ」
屋敷に入ると、深夜に帰ってきたエリシュとカナンに出会い、カナンへニワトリを手渡した。
「エリシュ、これを厨房にいるシンラに渡してきてください」
「わかった~!」
ニワトリを受け取ったエリシュは、そのまま厨房へ駆けていった。
「卵をダリアさんに鑑定していただきました。卵は普通の卵と同じで、消滅しないとのことです」
「ありがとう。みんな喜ぶね。アイスボックスに入れておいたら、しばらくは残しておけるね」
「はい、このニワトリも卵を産んでから締めようと思います」
「うん。わかったよ。今日は朝食後にジガースさんのところに行ってくるよ」
「……わかりました。何かありましたか?」
いつも通りを装っていたつもりだったが、カナンには見透かされている気がした。
「うん。ちょっとね」
「何かありましたら、おっしゃってくださいね」
「ありがとう」
朝食を済ませたあと、ジガースさんのところへ行く前に、ニムロスさんの家を訪ねた。
「おはよう。こんな朝早くからどうかしたかい?」
寝起きだったのだろうか、ニムロスさんの髪はぼさぼさに乱れていた。
「おはようございます。昨日のセカンドサマナーの件なんですが、隠しておこうと思っていて、ジガースさんに相談
しに行こうと思うのですが、どう思いますか?」
「そうだね。大丈夫だと思うけど、君が隠しておきたいと思うなら、そうしたらいいと思う。ジガースに相談するのも君が判断することだよ」
一見厳しい言葉に聞こえるが、「自分で考えて判断しろ」という意味だと受け取れば、むしろ優しさを感じた。
「わかりました。ありがとうございます」
「うん。あまり重く感じないようにね」
それは少し無責任な言葉に思えた。この話を切り出してきたのは、ほかでもないニムロスさんなのだから。
「はい」
ジガースさんの家へ向かい、フォレストの前を通ると、ちょうど冒険者たちがフォレストから出てくるところだった。探索に出かけるのだろうか、皆、生き生きとしているように見える。
冒険者たちを横目で見ながら、足を進めた。
ジガースさんの屋敷に着き、呼び鈴を鳴らす。
すぐにジガースさんが出てきてくれる。
「おはよう。何か用かな?」
「相談したいことがありまして」
「わかった。上がってくれ」
僕の雰囲気を察したのか、ジガースさんは真剣な表情に変わり、屋敷へと招き入れてくれた。
書斎で、僕はジガースさんに昨日の話をした。
「なるほど。セカンドサマナーか……聞いたことがないが、確かにあまり口外しないほうがいいかもしれないな」
「もう村の人たちには知られています。どうしたらいいか、いい案が思い浮かばなくて」
「そうだな……。村のみんなはそういうことを口外することはないと思う。今日、集会を開いてその話をして緘口令
を敷こう。問題は、召喚を続けていけば、いずれはバレてしまうかもしれないということだ」
お互いに考えがまとまらないまま、部屋にはお茶をすする音だけが虚しく響いた。
「そうだ!」
ジガースさんが立ち上がり、何かを閃いたようだ。
「何かいい方法が?」
「君は今いくら持ってる?」
「えーと、2万以上ですかね」
レルクが必要になるのだろうか。もしかして、口止め料でも払うつもりなのだろうか。
「ブリーダーを雇おう!」
「ブリーダーですか?」
この話とブリーダーに何の関係が?
「ニワトリの件は、最初からたくさん召喚できていたことにしよう。最初の12羽は、どうやって調べた?」
「自己申告です」
「鑑定士を通したわけじゃないよな?」
「はい」
「なら、自己申告が間違っていたことにしよう」
なるほど、それならニワトリの召喚数を増やしても、村人の人数に合わせただけと言える。
しかし、それでもブリーダーは関係ない気がする。
「そして、魂石召喚で召喚したモンスターはブリーダーが育成し、その育成済みの個体を召喚できることにしよう」
「なるほど。それなら、召喚するたびにランクが上がっても『ブリーダーが育成したから』って言えますね。でも、実際に育成しているわけじゃないのに、そんな嘘に付き合ってくれるブリーダー、いますかね?」
「それは問題だが、見つけてくるよ。口が堅くて気にしないブリーダーを。それに馬を購入しようと思っていたから、馬の育成を任せればいい」
「わかりました」
「ただ、今後出費がかさむんで、村のレルクからは出してあげられない」
「だから雇うだけのレルクが必要なんですね。ブリーダーって、いくらぐらいかかるんですかね?」
「だいたい、300前後かな」
「それくらいなら、何とかなると思います」
モンスターのレンタルで何とか稼がなければ。ダリアさん、カナン、シンラ、そしてブリーダー――この四人分は何とかしないといけない。
「明日、農業をしてくれる知り合いを迎えに町に行ってくるから、その時に探してくるよ」
「お願いします。今日の夜の七時に集会を開くから、参加してくれ」
「わかりました」
挨拶を済ませ、僕はジガースさんの屋敷を後にした。なんとかなりそうな気はしてきたが、楽観視はできないと思った。
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