人妻六英雄は自ら股を開く

新旧人妻

今日は私の六英雄就任の式典の準備の為に城へと来ていたのだけど、そこで憧れの人と再会した。

「あら、エルレーン、髪を切ったのね……それもすごく似合うわよ」
「アリナさん、お久しぶりです……」
「とうとうエルレーンが六英雄か……ついに追いつかれちゃったわね」
「いえ……私なんてまだまだです……」
アリナさんは私の先輩で、憧れの人だ……こうして肩を並べられるようになっただけですごく嬉しい。

「それで式典の話だけど……本当は六英雄が全員揃うのがいいんだけど……二人と連絡がつかないのよ……」
「お二人ですか……」
「そう、ゼロスとメイフィルがあいも変わらず行方不明よ」
「そうですか……メイフィルさんとはお会いしたかったですが、正直、ゼロスさんは来なくてホッとしています」
「ちょっと、ゼロスは評判ほど悪い男じゃないわよ！　そんな言い方しないで……」
「あっ……ご……ごめんなさい……アリナさんとゼロスさんがそんなに仲がよかったって知らなくて……」
「あっ……私もごめん……でも、ゼロスは不器用なだけで、純粋でいい奴よ、それはわかってあげて」
「はい……」

まさかゼロスさんの悪口言ってアリナさんに怒られるとは思ってなかった……あんなに昔は自分で酷いこと言ってたのにどうしたんだろ……

そのあと、式典の話があり、六英雄の権限と業務の説明があった……六英雄がとんでもない権限を持っているは知っていたけど……ここまでとは……ほとんど王と変わらない権限に驚いていた……

そのあと、私は現六英雄の二人と面会させてもらった。
「エルレーン、髪を切ったのですか……まあ、そのような髪型になっても、あなたの美しさを消し去ることなどできていませんけどね……」
「そうだな、確かにそれはそれで魅力的だ、旦那が羨ましいよ」
六英雄のシュヴァルツとラーオーク、聖騎士時代から絶大な人気を誇った色男の二人だ……シュヴァルツは赤髪で細身だけど、筋肉はしっかりとついており、痩せマッチョなどと聖騎士の女子からは言われている……ラーオークはシュヴァルツとは逆に、がっしりした体型で、神話に出てくる英雄を思わせる美男子であった。

二人とも城中の女の子が夢中になっていて、かなり浮いた話を聞くけど……私にはルーカスがいるので、関係のないことだ。