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第三部 氷の異種族
第53章 女王と濃厚に ☆
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ヴァレリアが小さく笑う。
濡れた睫毛が揺れ、頬がわずかに紅潮した。
「……さあ。もう一度、私を抱いて」
その囁きは、氷のように澄んで、それでいて、炎のように艶めいていた。
彼女の指先が、そっと僕の下腹を撫でる。 触れるたびに、全身が反応する。もう十分に交わったはずなのに、ヴァレリアと触れ合うだけで、また熱が滾る。
「さっきのだけじゃ……全然足りないの。あなたのすべてを……もっと深く、刻んでほしい」
彼女が覆いかぶさるように、僕の上に跨がる。 揺れる白銀の髪、滴るような瞳、濡れた唇――どれもが、男を狂わせる甘美だった。
「ヴァレリア……また、入れるよ……?」
「ええ……奥まで……全部、ちょうだい……!」
ゆっくりと腰が沈む。ぬめるほどに濡れた熱が、僕を受け入れていく。その感触は、先ほどよりもずっと濃密で、熱かった。
「っ、ああっ……っ、これ、これよ……!あなたの……これが欲しかったの……!」
彼女の腰が上下に動くたび、甘い水音が部屋に響く。
氷の宮殿とは思えないほどの熱気が肌と肌の間から立ち上り、部屋全体を淫らに包む。
「ヴァレリア……っ、きつい……締め付けが……っ」
「んっ……だって、あなたが……欲しくてっ……我慢できないのっ……!」
彼女の手が僕の頬を包み、舌が唇を割って入ってくる。淫らに絡み合う舌と舌、溶け合う吐息。
「ふぁ……んんっ……ちゅ、ちゅる……ん、んんんっ……!」
貪り合うような口づけの中で、彼女の中がびくんと震える。そこへ僕の熱が何度も突き上げ、互いの欲を深く深く掘り下げていく。
「も、もう……イク……っ、海斗……! あなたの……命、また……ちょうだいっ!」
「ヴァレリア……っ、僕も……ッ、出るっ……!」
最後のひと突きが、彼女の奥を貫いた。
――どぷっ、どくっ、どくん……っ。
白濁が彼女の奥へと注がれ、ヴァレリアが喉を震わせて甘い声を上げる。
「っあぁ……っ、ああぁぁぁ……っ、あったかい……っ、すごい、こんなに……!」
ヴァレリアの身体がびくびくと震え、全身が悦びの痙攣に包まれていた。
僕もまた、その余韻の中で彼女を抱きしめる。
「海斗……あなたは、やっぱり……選ばれた“男”だわ」
彼女がくったりと身体を預けてくる。
その肌は汗に濡れ、雪のような白さに色を宿していた。
氷の都の中心で生まれた熱は、二人の心と身体に深く刻まれた。
それはとても熱くて、深いものだった──終わった後すぐ、彼女が再び欲してくるくらいには。
「んっ、あっ……ああっ……っ、そこ、だめ……っ! そ、こぉ……っ、んんぁああっ……!」
ヴァレリアの声が、だんだんと上ずっていく。
腰が跳ね、僕の奥をえぐるように締め付けながら、彼女の中がびくびくと脈打っていた。
「ヴァレリア、すごい……中が、っ、どんどん……きつくなって……!」
「あっ、あっ、も、もう……っ、イッ、ちゃう……っ!だめっ、海斗、こんなちんぽっ、気持ちよすぎて……っ、ああああぁっ!!」
絶頂の波が、彼女の身体を一気に飲み込んだ。
反り返るように背を仰け反らせて、ヴァレリアは氷の宮殿に甘く淫らな絶叫を響かせる。
「いくっ、イッちゃったっ、あなたの、奥でぇ……っ!あついの、いっぱい、出してぇっ……!」
彼女の奥が、震えるように蠢きながら、僕を激しく締め付けてくる。その感触に、僕の身体も限界を迎えようとしていた。
「やば……っ、ヴァレリア、中……っ、きもちよすぎて、僕も……っ、ああっ、うああぁっ……!」
腰が勝手に動いて、膝が震える。
吐息も言葉にならないほど熱く、荒くなる。
「ヴァレリアぁっ、イくっ、イく……っ! もう、だめ、出るっ、出ちゃうぅっ……!」
「出してっ、私の中に、ぜんぶ……全部ちょうだいっ……海斗ぉ……っ!!」
どくっ、どぷっ、どくんっ……!
熱い奔流が、ヴァレリアの奥深くに叩きつけられるように注がれた。
彼女がびくんと跳ねて、甘い喘ぎを漏らす。僕もまた、その快感の波に全身を焼かれるように震える。
「あ、あっ……す、すごいっ……こんなの、っ、気持ちよすぎて……身体が、っ、バラバラになりそう……!」
僕の背中が痙攣し、腕に力が入らず、ヴァレリアの身体に縋るように抱きしめた。
「あっ……まだ、奥で脈打ってる……ふふ、海斗……いっぱい、出してくれて……ありがとう……」
彼女がとろけた瞳で僕を見つめてくる。
その頬は紅く染まり、汗で濡れた髪が艶やかに張りついていた。
静かに、甘く、満ち足りた空気が二人を包む。
ヴァレリアの体からゆっくりと抜けると、彼女が小さく震えながら僕の胸元に頬を寄せた。
「あぁ……まだ、奥のほうで、あなたのが……動いてるの、わかる……」
吐息交じりの声で囁かれるだけで、下腹に熱が再び灯りそうになる。
ヴァレリアの肌は汗でしっとりと濡れていて、まるで熱を宿した宝石のように艶めいていた。
「ヴァレリア……」
そっと彼女の頬に手を添え、唇を重ねた。 柔らかく、湿った唇。さっきまで何度も喘ぎ声を零していたその口元が、僕に甘く応えてくる。
「こんなに……感じちゃうなんて、思わなかった……」
「僕も、ヴァレリアの中……すごく気持ちよくて……自分でも、驚くくらいだったよ」
肩を抱き寄せると、彼女の豊かな胸が僕の胸板に押し当てられて、肌の熱が混ざり合う。
呼吸も心拍も、まだ落ち着いていない。けれど、それが心地いい。
「海斗……私、もう……こんなに、満たされたことなかった……」
ヴァレリアが目を細め、僕の髪をそっと撫でる。 その指先がくすぐったくて、安心感に包まれて、僕も静かに目を閉じた。
誰かの中に、こんなふうに深く触れ合えること。 ただ快感を共有するだけじゃない。心の奥まで溶け合うような、濃密なつながり。
「このまま……時間が止まればいいのに、って思うくらい……幸せ」
その言葉に、胸がぎゅっと締め付けられるような想いが広がる。
「……また、したいな。ヴァレリアと……何度でも、こうしていたい」
ヴァレリアは微笑んで、そっと僕の手を握る。
「ええ……もちろんよ、海斗」
二人の指が絡まり合い、再び唇を重ねる。 すべてがとろけて混ざり合うような、甘く濃厚な夜は、まだ終わりを告げる気配すらなかった。
濡れた睫毛が揺れ、頬がわずかに紅潮した。
「……さあ。もう一度、私を抱いて」
その囁きは、氷のように澄んで、それでいて、炎のように艶めいていた。
彼女の指先が、そっと僕の下腹を撫でる。 触れるたびに、全身が反応する。もう十分に交わったはずなのに、ヴァレリアと触れ合うだけで、また熱が滾る。
「さっきのだけじゃ……全然足りないの。あなたのすべてを……もっと深く、刻んでほしい」
彼女が覆いかぶさるように、僕の上に跨がる。 揺れる白銀の髪、滴るような瞳、濡れた唇――どれもが、男を狂わせる甘美だった。
「ヴァレリア……また、入れるよ……?」
「ええ……奥まで……全部、ちょうだい……!」
ゆっくりと腰が沈む。ぬめるほどに濡れた熱が、僕を受け入れていく。その感触は、先ほどよりもずっと濃密で、熱かった。
「っ、ああっ……っ、これ、これよ……!あなたの……これが欲しかったの……!」
彼女の腰が上下に動くたび、甘い水音が部屋に響く。
氷の宮殿とは思えないほどの熱気が肌と肌の間から立ち上り、部屋全体を淫らに包む。
「ヴァレリア……っ、きつい……締め付けが……っ」
「んっ……だって、あなたが……欲しくてっ……我慢できないのっ……!」
彼女の手が僕の頬を包み、舌が唇を割って入ってくる。淫らに絡み合う舌と舌、溶け合う吐息。
「ふぁ……んんっ……ちゅ、ちゅる……ん、んんんっ……!」
貪り合うような口づけの中で、彼女の中がびくんと震える。そこへ僕の熱が何度も突き上げ、互いの欲を深く深く掘り下げていく。
「も、もう……イク……っ、海斗……! あなたの……命、また……ちょうだいっ!」
「ヴァレリア……っ、僕も……ッ、出るっ……!」
最後のひと突きが、彼女の奥を貫いた。
――どぷっ、どくっ、どくん……っ。
白濁が彼女の奥へと注がれ、ヴァレリアが喉を震わせて甘い声を上げる。
「っあぁ……っ、ああぁぁぁ……っ、あったかい……っ、すごい、こんなに……!」
ヴァレリアの身体がびくびくと震え、全身が悦びの痙攣に包まれていた。
僕もまた、その余韻の中で彼女を抱きしめる。
「海斗……あなたは、やっぱり……選ばれた“男”だわ」
彼女がくったりと身体を預けてくる。
その肌は汗に濡れ、雪のような白さに色を宿していた。
氷の都の中心で生まれた熱は、二人の心と身体に深く刻まれた。
それはとても熱くて、深いものだった──終わった後すぐ、彼女が再び欲してくるくらいには。
「んっ、あっ……ああっ……っ、そこ、だめ……っ! そ、こぉ……っ、んんぁああっ……!」
ヴァレリアの声が、だんだんと上ずっていく。
腰が跳ね、僕の奥をえぐるように締め付けながら、彼女の中がびくびくと脈打っていた。
「ヴァレリア、すごい……中が、っ、どんどん……きつくなって……!」
「あっ、あっ、も、もう……っ、イッ、ちゃう……っ!だめっ、海斗、こんなちんぽっ、気持ちよすぎて……っ、ああああぁっ!!」
絶頂の波が、彼女の身体を一気に飲み込んだ。
反り返るように背を仰け反らせて、ヴァレリアは氷の宮殿に甘く淫らな絶叫を響かせる。
「いくっ、イッちゃったっ、あなたの、奥でぇ……っ!あついの、いっぱい、出してぇっ……!」
彼女の奥が、震えるように蠢きながら、僕を激しく締め付けてくる。その感触に、僕の身体も限界を迎えようとしていた。
「やば……っ、ヴァレリア、中……っ、きもちよすぎて、僕も……っ、ああっ、うああぁっ……!」
腰が勝手に動いて、膝が震える。
吐息も言葉にならないほど熱く、荒くなる。
「ヴァレリアぁっ、イくっ、イく……っ! もう、だめ、出るっ、出ちゃうぅっ……!」
「出してっ、私の中に、ぜんぶ……全部ちょうだいっ……海斗ぉ……っ!!」
どくっ、どぷっ、どくんっ……!
熱い奔流が、ヴァレリアの奥深くに叩きつけられるように注がれた。
彼女がびくんと跳ねて、甘い喘ぎを漏らす。僕もまた、その快感の波に全身を焼かれるように震える。
「あ、あっ……す、すごいっ……こんなの、っ、気持ちよすぎて……身体が、っ、バラバラになりそう……!」
僕の背中が痙攣し、腕に力が入らず、ヴァレリアの身体に縋るように抱きしめた。
「あっ……まだ、奥で脈打ってる……ふふ、海斗……いっぱい、出してくれて……ありがとう……」
彼女がとろけた瞳で僕を見つめてくる。
その頬は紅く染まり、汗で濡れた髪が艶やかに張りついていた。
静かに、甘く、満ち足りた空気が二人を包む。
ヴァレリアの体からゆっくりと抜けると、彼女が小さく震えながら僕の胸元に頬を寄せた。
「あぁ……まだ、奥のほうで、あなたのが……動いてるの、わかる……」
吐息交じりの声で囁かれるだけで、下腹に熱が再び灯りそうになる。
ヴァレリアの肌は汗でしっとりと濡れていて、まるで熱を宿した宝石のように艶めいていた。
「ヴァレリア……」
そっと彼女の頬に手を添え、唇を重ねた。 柔らかく、湿った唇。さっきまで何度も喘ぎ声を零していたその口元が、僕に甘く応えてくる。
「こんなに……感じちゃうなんて、思わなかった……」
「僕も、ヴァレリアの中……すごく気持ちよくて……自分でも、驚くくらいだったよ」
肩を抱き寄せると、彼女の豊かな胸が僕の胸板に押し当てられて、肌の熱が混ざり合う。
呼吸も心拍も、まだ落ち着いていない。けれど、それが心地いい。
「海斗……私、もう……こんなに、満たされたことなかった……」
ヴァレリアが目を細め、僕の髪をそっと撫でる。 その指先がくすぐったくて、安心感に包まれて、僕も静かに目を閉じた。
誰かの中に、こんなふうに深く触れ合えること。 ただ快感を共有するだけじゃない。心の奥まで溶け合うような、濃密なつながり。
「このまま……時間が止まればいいのに、って思うくらい……幸せ」
その言葉に、胸がぎゅっと締め付けられるような想いが広がる。
「……また、したいな。ヴァレリアと……何度でも、こうしていたい」
ヴァレリアは微笑んで、そっと僕の手を握る。
「ええ……もちろんよ、海斗」
二人の指が絡まり合い、再び唇を重ねる。 すべてがとろけて混ざり合うような、甘く濃厚な夜は、まだ終わりを告げる気配すらなかった。
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