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1章始まり
11話 ダンジョン変化
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それは私が見張りをしている時に起きました。
「はぁ~、今回はホントに色々あるなぁ~、大変だけど勉強にもなるし、これで報酬がいいんだから嬉しいわねー」
今回の探索は、銀貨1枚の報酬なんです、これはシルバーの冒険者が1人でクエストをこなして、1か月で稼ぐ金額なんですよ。
私がそんな独り言を言っていると壁や扉から何やら音がしてきました。
「何かしら?この音」
私は部屋の扉を開けてみると、道が無くなったり現れたりと、まるで生き物のように動いていたんです。
「な、なにこれ!」
「何事だ!?」
アレイラさんが起きてきてしまいました、まあ冒険者なら物音には敏感なので解ります、でも他の人は起きてきていません、現役を離れていてもすごいですね、どれだけ過敏なのでしょうか。
「それがですねアレイラさん、何でかダンジョンが動いているようなんです」
私は扉の向こうを指さしてアレイラさんに見せました。
「こ、これはすごい現象だな・・・しかしここは動いていないようだ、なぜだ?」
アレイラさんも驚いています、と言う事はこれは相当に珍しい現象なんですね。
「そうみたいですね、ダンジョンが成長していて丁度ここだけ動いてないんでしょうか?そんなことってあるんですかねアレイラさん」
「うむ~」
「いいえそんなはずないわ、ダンジョンが成長しているんだとしたら全部が動く感じになるもの、これは何かの条件で動いているんだわ」
いつの間にかノンさんも起きてきて説明してくれました、やはり冒険者を長くやっていると経験豊富ですね、勉強になります。
「となると、ここが平気なのはどうしてかしらね?」
「たまたまって事はないだろうな」
「安全地帯だから、とか?」
私は自分で考えられることを言って見ました、これくらいしか思いつきませんよ私には。
「ふむ、確かにそれの線もあるか・・・いや、それだとまだ弱く感じるな」
アレイラさんが私の答えに考え込んでいます、まだ何かあるということでしょうか?
「階段じゃないかしら?」
「なぜそう思うんだノン?」
私とアレイラさんがノンさんの方を向くとノンさんはまだ考え込んでいました、まだ確証はないですからね。
「だって他の階もこうやって動いているでしょ?だからそれのからみで動かせないのよ・・・多分ね」
「それは・・・なんだか意思があるように感じるな」
「意思のあるダンジョンってことですか?」
「「・・・」」
二人が黙ってしまいました、私なにかとんでもないことを言ってしまったんでしょうか。
「それはないぞ、ないない」
「そ、そうね、そんな話聞いたことないわね」
2人が難しい顔をして否定しています、何か他に嫌な考えが浮かんでいるんでしょうか。
「そ、そうですよねーあははは」
私たちは笑いながら顔を引きつらせていました、私はあることを思いついたんです、私が思いつくんですきっとそれは二人が考えていることなんでしょう。
そう、ダンジョンが意思をもっていないとしてもそれを操っている者はきっといるってことです。
「お!?どうやら動きが止まったようだぞ」
「あらほんとね!『エリアサーチ』・・・どうやら階段の場所以外が変わっているわね」
二人が思いついたことを振り払うように言ってきました。
もし考えた事が現実にあるとしたら、ダンジョンが意思を持っていた方がどれだけ楽でしょう。
それほど最悪な考えなんですよ、だってそうでしょう、その操っている者がモンスターを沢山出現させ、襲って来るかもしれないんですよ。
「でもここの階以外も変わってるとなると、マップを製作して情報の共有は出来そうもないわね」
「ああそうなるな、少し面倒でもあるなここは」
「なんだか意地悪なダンジョンですね」
私がそう言うとノンさんがまた考え始めて言ってきました。
「そうね・・・考えたくないけど、これはやっぱりどちらかね」
「だろうな、出来ればダンジョンの方であってほしいものだが・・・これからは十分注意して行くぞ」
二人がそう言ってテントに戻って行きました、私は見張りに戻りしばらく考えています。
「意思を持ってダンジョンを操作ってどんな奴よ、モンスターを操作するんなら、あれが思いつくけど」
そうです、モンスターを操る者、魔王が想像できます。
最悪ここに魔王がいると考えると・・・そう思っているとリンが起きてきました。
「リッちゃん交代だよー」
「ありがとリン、それと報告よ、話したいことがあるわ」
私はダンジョンが動いたことを話し交代しました、もちろんアレイラさんたちとの話も報告してテントに入りましたよ。
リンは良く解らないって顔をしていました、リンらしいですね、ふふ。
「はぁ~、今回はホントに色々あるなぁ~、大変だけど勉強にもなるし、これで報酬がいいんだから嬉しいわねー」
今回の探索は、銀貨1枚の報酬なんです、これはシルバーの冒険者が1人でクエストをこなして、1か月で稼ぐ金額なんですよ。
私がそんな独り言を言っていると壁や扉から何やら音がしてきました。
「何かしら?この音」
私は部屋の扉を開けてみると、道が無くなったり現れたりと、まるで生き物のように動いていたんです。
「な、なにこれ!」
「何事だ!?」
アレイラさんが起きてきてしまいました、まあ冒険者なら物音には敏感なので解ります、でも他の人は起きてきていません、現役を離れていてもすごいですね、どれだけ過敏なのでしょうか。
「それがですねアレイラさん、何でかダンジョンが動いているようなんです」
私は扉の向こうを指さしてアレイラさんに見せました。
「こ、これはすごい現象だな・・・しかしここは動いていないようだ、なぜだ?」
アレイラさんも驚いています、と言う事はこれは相当に珍しい現象なんですね。
「そうみたいですね、ダンジョンが成長していて丁度ここだけ動いてないんでしょうか?そんなことってあるんですかねアレイラさん」
「うむ~」
「いいえそんなはずないわ、ダンジョンが成長しているんだとしたら全部が動く感じになるもの、これは何かの条件で動いているんだわ」
いつの間にかノンさんも起きてきて説明してくれました、やはり冒険者を長くやっていると経験豊富ですね、勉強になります。
「となると、ここが平気なのはどうしてかしらね?」
「たまたまって事はないだろうな」
「安全地帯だから、とか?」
私は自分で考えられることを言って見ました、これくらいしか思いつきませんよ私には。
「ふむ、確かにそれの線もあるか・・・いや、それだとまだ弱く感じるな」
アレイラさんが私の答えに考え込んでいます、まだ何かあるということでしょうか?
「階段じゃないかしら?」
「なぜそう思うんだノン?」
私とアレイラさんがノンさんの方を向くとノンさんはまだ考え込んでいました、まだ確証はないですからね。
「だって他の階もこうやって動いているでしょ?だからそれのからみで動かせないのよ・・・多分ね」
「それは・・・なんだか意思があるように感じるな」
「意思のあるダンジョンってことですか?」
「「・・・」」
二人が黙ってしまいました、私なにかとんでもないことを言ってしまったんでしょうか。
「それはないぞ、ないない」
「そ、そうね、そんな話聞いたことないわね」
2人が難しい顔をして否定しています、何か他に嫌な考えが浮かんでいるんでしょうか。
「そ、そうですよねーあははは」
私たちは笑いながら顔を引きつらせていました、私はあることを思いついたんです、私が思いつくんですきっとそれは二人が考えていることなんでしょう。
そう、ダンジョンが意思をもっていないとしてもそれを操っている者はきっといるってことです。
「お!?どうやら動きが止まったようだぞ」
「あらほんとね!『エリアサーチ』・・・どうやら階段の場所以外が変わっているわね」
二人が思いついたことを振り払うように言ってきました。
もし考えた事が現実にあるとしたら、ダンジョンが意思を持っていた方がどれだけ楽でしょう。
それほど最悪な考えなんですよ、だってそうでしょう、その操っている者がモンスターを沢山出現させ、襲って来るかもしれないんですよ。
「でもここの階以外も変わってるとなると、マップを製作して情報の共有は出来そうもないわね」
「ああそうなるな、少し面倒でもあるなここは」
「なんだか意地悪なダンジョンですね」
私がそう言うとノンさんがまた考え始めて言ってきました。
「そうね・・・考えたくないけど、これはやっぱりどちらかね」
「だろうな、出来ればダンジョンの方であってほしいものだが・・・これからは十分注意して行くぞ」
二人がそう言ってテントに戻って行きました、私は見張りに戻りしばらく考えています。
「意思を持ってダンジョンを操作ってどんな奴よ、モンスターを操作するんなら、あれが思いつくけど」
そうです、モンスターを操る者、魔王が想像できます。
最悪ここに魔王がいると考えると・・・そう思っているとリンが起きてきました。
「リッちゃん交代だよー」
「ありがとリン、それと報告よ、話したいことがあるわ」
私はダンジョンが動いたことを話し交代しました、もちろんアレイラさんたちとの話も報告してテントに入りましたよ。
リンは良く解らないって顔をしていました、リンらしいですね、ふふ。
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