68 / 372
4章陰で
52話 治療で
しおりを挟む
私たちは村の中にある広場に転移し、外に出て行ったフルプレート・ミニたちを待っています。
外に出た人は7組で、ほとんどの村人何です、人数は60ね。
「まだかしら」
新たに召喚したフルプレート・ミニたちが外に出て、間引きをしていたフルプレート・ミニたちと合流し、総勢20人で救出に行かせたの。
「主様ダメですよ」
「キュリー」
ホントは私も現地に行こうとしたんだけど、マリンたちに止められ、仕方なく運んでくるのを待っています。
「あ!きました主様」
「お待たせしたでござる主君」
「ご苦労様、取り敢えず重傷者と軽傷者に分けて、私は真ん中に立ってスキルを掛けます」
そう指示を出しフルプレート・ミニたちが負傷者たちを私の周りに集め、用意していた布団の上に寝かせました。
私はすぐにスキル『治療』を念じて使用して見たの、そうしたら私の周囲50mくらいが光だしたわ、どうやらこれが効果範囲なのね。
「これでしばらくしたら治るわ、マリン、フルプレート・ミニを半分連れて門の見張りをしてきてちょうだい」
「ですが・・・わかりました主様、その、主様も気を付けてください・・・キュリー頼みましたよ」
「キュリー」
私はマリンの頭を撫でて見送りました、顔が私も残りますって顔でした、私の護衛として来たからしょうがないわよね、でも指示を出してくれる者がいた方がフルプレート・ミニたちは仕事をしますからね。
それと前から気になってた事があったのよね、マリンはキャットマン、キュリーはドラゴンですよ。
上下関係的にはドラゴンであるキュリーの方が上だよねってマリンに聞いたの、そしたら。
「召喚された順番で上下関係が決まります」
「キュリー」
って言われました、だからラビーがバンヨウの事をバンヨウ姉って呼んでるのね。
「治療結構かかるのね、マリンたちちゃんとできてるかな?」
「キュルー」
キュリーが返事をしてくれたので撫でておきました、フルプレート・ミニたちには名前を付けてるんだけど、人族になれる指輪はまだ着けてません、それに鎧はそれぞれすこし形が違うのですよ、正直あれにしか見えません。
これからも名前はそれ系の似てる者で着けて行くわ。
そして同じ形の者たちの名前の付け方は数字を使っています、ツーとかスリーとかですね、ちなみにシルキーたちも今や50人になりそうやって付けました、村で生活していると必要なんですよ。
「うぅ~ん」
「うぅ、ここは・・・僕は生きてる?」
何人かが意識を取り戻してきました、良かったわ。
「怪我が治ったばかりだから、まだ動かない方が良いわ、ほらこれでも飲みなさい」
私はフルプレート・ミニの1人に飲み物と汁物の食べ物を作らせていたの、目を覚まし始めた者たちに渡す様に通信で指示を出したわ。
「あ、ありがとうございます」
「どうも・・・あ、あの、あんたは誰なんだ?どうしてここにいるんだ?」
男の子の1人が聞いてきました、まあ当然の疑問ね、ここにはこの子たちのような奴隷と、下働きの人たちだけだものね。
護衛はいないんですよ、襲われても奴隷だからと言っていました、まったく命を何だと思っているのよ。
これで襲われなければ、本格的に拠点として動かすそうですよ、まぁ私が守りますけどね、アレイラたちには私から言ってあります。
その時アレイラたちはホントに安堵していたわ、東の商人の愚痴と一緒にね、だから嫌だったのね。
「私はあなた達が大変なことになっていたから助けに来たの、どうしてあんな無茶をしたの?外に出たら死んじゃうわよ」
私がそう言ったら、男の子二人が泣きそうな顔をして一人の子が言ってきたわ。
「僕たちは奴隷なんです、主の命令には絶対に逆らえません」
そう言って首輪を触っています、やっぱり何か魔法が掛かってるのね。
「それを解除する方法はないかしら?」
「え!?」
「そ、そんなことできませんよ、これは呪縛ですから」
そうなんだ、でもそれだとずっと村から出て行く人が出るって事で、私が困るのよね。
「ちょっとその首輪触っていいかしら?」
「ど、どうぞ」
顔を上に向けて目を瞑っています・・・何だか、私がキスをする体制みたいになってるわね、この子たちも綺麗にすれば可愛いけど。
うんアリっちゃーアリね・・・私にはその気はないよ、うん。
「あの、まだでしょうか?」
「はっごめんね、どれどれ」
私は脱線していた思考を戻して触ってみました、すると首輪が崩れ落ちちゃったのよ。
「あれ?ごめんなんか壊れちゃった」
「ど、どうして!?」
私はボロボロになった首輪を収納庫にしまって確認して見ました。
ボロボロの隷属首輪(解呪済み)っとなっていました、いつ解呪したの?
「う~ん、私がやったことって言えば、治療だけど」
確かに治療は、あらゆる怪我や病気を治すってなってたけど、呪いもその範囲に入ってたって事?
普通浄化とか解呪じゃないのかな?それも含まれたスキルだったってこと?
そう考えるとマスタースキルって普通のスキルと違うのかも・・・調べておく必要があるわね。
「これは他の人でも検証して見ましょ、そうすればこの村は平和になるわ」
私がそんなことを考えていたら、男の子たちが私をじっと見ていました。
「ど、どうしたのかな?」
「あなたは神様、いえ女神様なのですか?だから僕たちを救いに来てくれたのですか」
「絶対そうだ!首輪も取ってくれたし、俺のもお願いします」
「キュリー!キュリー!」
「おわ!なんだこのトカゲは」
二人が言いよって来たので、キュリーが間に入り始めました、攻撃はしなかったのね、偉いわよって撫でておきました。
外に出た人は7組で、ほとんどの村人何です、人数は60ね。
「まだかしら」
新たに召喚したフルプレート・ミニたちが外に出て、間引きをしていたフルプレート・ミニたちと合流し、総勢20人で救出に行かせたの。
「主様ダメですよ」
「キュリー」
ホントは私も現地に行こうとしたんだけど、マリンたちに止められ、仕方なく運んでくるのを待っています。
「あ!きました主様」
「お待たせしたでござる主君」
「ご苦労様、取り敢えず重傷者と軽傷者に分けて、私は真ん中に立ってスキルを掛けます」
そう指示を出しフルプレート・ミニたちが負傷者たちを私の周りに集め、用意していた布団の上に寝かせました。
私はすぐにスキル『治療』を念じて使用して見たの、そうしたら私の周囲50mくらいが光だしたわ、どうやらこれが効果範囲なのね。
「これでしばらくしたら治るわ、マリン、フルプレート・ミニを半分連れて門の見張りをしてきてちょうだい」
「ですが・・・わかりました主様、その、主様も気を付けてください・・・キュリー頼みましたよ」
「キュリー」
私はマリンの頭を撫でて見送りました、顔が私も残りますって顔でした、私の護衛として来たからしょうがないわよね、でも指示を出してくれる者がいた方がフルプレート・ミニたちは仕事をしますからね。
それと前から気になってた事があったのよね、マリンはキャットマン、キュリーはドラゴンですよ。
上下関係的にはドラゴンであるキュリーの方が上だよねってマリンに聞いたの、そしたら。
「召喚された順番で上下関係が決まります」
「キュリー」
って言われました、だからラビーがバンヨウの事をバンヨウ姉って呼んでるのね。
「治療結構かかるのね、マリンたちちゃんとできてるかな?」
「キュルー」
キュリーが返事をしてくれたので撫でておきました、フルプレート・ミニたちには名前を付けてるんだけど、人族になれる指輪はまだ着けてません、それに鎧はそれぞれすこし形が違うのですよ、正直あれにしか見えません。
これからも名前はそれ系の似てる者で着けて行くわ。
そして同じ形の者たちの名前の付け方は数字を使っています、ツーとかスリーとかですね、ちなみにシルキーたちも今や50人になりそうやって付けました、村で生活していると必要なんですよ。
「うぅ~ん」
「うぅ、ここは・・・僕は生きてる?」
何人かが意識を取り戻してきました、良かったわ。
「怪我が治ったばかりだから、まだ動かない方が良いわ、ほらこれでも飲みなさい」
私はフルプレート・ミニの1人に飲み物と汁物の食べ物を作らせていたの、目を覚まし始めた者たちに渡す様に通信で指示を出したわ。
「あ、ありがとうございます」
「どうも・・・あ、あの、あんたは誰なんだ?どうしてここにいるんだ?」
男の子の1人が聞いてきました、まあ当然の疑問ね、ここにはこの子たちのような奴隷と、下働きの人たちだけだものね。
護衛はいないんですよ、襲われても奴隷だからと言っていました、まったく命を何だと思っているのよ。
これで襲われなければ、本格的に拠点として動かすそうですよ、まぁ私が守りますけどね、アレイラたちには私から言ってあります。
その時アレイラたちはホントに安堵していたわ、東の商人の愚痴と一緒にね、だから嫌だったのね。
「私はあなた達が大変なことになっていたから助けに来たの、どうしてあんな無茶をしたの?外に出たら死んじゃうわよ」
私がそう言ったら、男の子二人が泣きそうな顔をして一人の子が言ってきたわ。
「僕たちは奴隷なんです、主の命令には絶対に逆らえません」
そう言って首輪を触っています、やっぱり何か魔法が掛かってるのね。
「それを解除する方法はないかしら?」
「え!?」
「そ、そんなことできませんよ、これは呪縛ですから」
そうなんだ、でもそれだとずっと村から出て行く人が出るって事で、私が困るのよね。
「ちょっとその首輪触っていいかしら?」
「ど、どうぞ」
顔を上に向けて目を瞑っています・・・何だか、私がキスをする体制みたいになってるわね、この子たちも綺麗にすれば可愛いけど。
うんアリっちゃーアリね・・・私にはその気はないよ、うん。
「あの、まだでしょうか?」
「はっごめんね、どれどれ」
私は脱線していた思考を戻して触ってみました、すると首輪が崩れ落ちちゃったのよ。
「あれ?ごめんなんか壊れちゃった」
「ど、どうして!?」
私はボロボロになった首輪を収納庫にしまって確認して見ました。
ボロボロの隷属首輪(解呪済み)っとなっていました、いつ解呪したの?
「う~ん、私がやったことって言えば、治療だけど」
確かに治療は、あらゆる怪我や病気を治すってなってたけど、呪いもその範囲に入ってたって事?
普通浄化とか解呪じゃないのかな?それも含まれたスキルだったってこと?
そう考えるとマスタースキルって普通のスキルと違うのかも・・・調べておく必要があるわね。
「これは他の人でも検証して見ましょ、そうすればこの村は平和になるわ」
私がそんなことを考えていたら、男の子たちが私をじっと見ていました。
「ど、どうしたのかな?」
「あなたは神様、いえ女神様なのですか?だから僕たちを救いに来てくれたのですか」
「絶対そうだ!首輪も取ってくれたし、俺のもお願いします」
「キュリー!キュリー!」
「おわ!なんだこのトカゲは」
二人が言いよって来たので、キュリーが間に入り始めました、攻撃はしなかったのね、偉いわよって撫でておきました。
37
あなたにおすすめの小説
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~
於田縫紀
ファンタジー
図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。
その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる