異世界でDP稼いでたら女神って呼ばれちゃった

まったりー

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4章陰で

52話 治療で

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私たちは村の中にある広場に転移し、外に出て行ったフルプレート・ミニたちを待っています。

外に出た人は7組で、ほとんどの村人何です、人数は60ね。



「まだかしら」


新たに召喚したフルプレート・ミニたちが外に出て、間引きをしていたフルプレート・ミニたちと合流し、総勢20人で救出に行かせたの。


「主様ダメですよ」

「キュリー」


ホントは私も現地に行こうとしたんだけど、マリンたちに止められ、仕方なく運んでくるのを待っています。



「あ!きました主様」


「お待たせしたでござる主君」


「ご苦労様、取り敢えず重傷者と軽傷者に分けて、私は真ん中に立ってスキルを掛けます」


そう指示を出しフルプレート・ミニたちが負傷者たちを私の周りに集め、用意していた布団の上に寝かせました。

私はすぐにスキル『治療』を念じて使用して見たの、そうしたら私の周囲50mくらいが光だしたわ、どうやらこれが効果範囲なのね。



「これでしばらくしたら治るわ、マリン、フルプレート・ミニを半分連れて門の見張りをしてきてちょうだい」


「ですが・・・わかりました主様、その、主様も気を付けてください・・・キュリー頼みましたよ」


「キュリー」


私はマリンの頭を撫でて見送りました、顔が私も残りますって顔でした、私の護衛として来たからしょうがないわよね、でも指示を出してくれる者がいた方がフルプレート・ミニたちは仕事をしますからね。

それと前から気になってた事があったのよね、マリンはキャットマン、キュリーはドラゴンですよ。

上下関係的にはドラゴンであるキュリーの方が上だよねってマリンに聞いたの、そしたら。


「召喚された順番で上下関係が決まります」


「キュリー」


って言われました、だからラビーがバンヨウの事をバンヨウ姉って呼んでるのね。



「治療結構かかるのね、マリンたちちゃんとできてるかな?」


「キュルー」


キュリーが返事をしてくれたので撫でておきました、フルプレート・ミニたちには名前を付けてるんだけど、人族になれる指輪はまだ着けてません、それに鎧はそれぞれすこし形が違うのですよ、正直あれにしか見えません。

これからも名前はそれ系の似てる者で着けて行くわ。


そして同じ形の者たちの名前の付け方は数字を使っています、ツーとかスリーとかですね、ちなみにシルキーたちも今や50人になりそうやって付けました、村で生活していると必要なんですよ。



「うぅ~ん」


「うぅ、ここは・・・僕は生きてる?」


何人かが意識を取り戻してきました、良かったわ。



「怪我が治ったばかりだから、まだ動かない方が良いわ、ほらこれでも飲みなさい」


私はフルプレート・ミニの1人に飲み物と汁物の食べ物を作らせていたの、目を覚まし始めた者たちに渡す様に通信で指示を出したわ。



「あ、ありがとうございます」


「どうも・・・あ、あの、あんたは誰なんだ?どうしてここにいるんだ?」


男の子の1人が聞いてきました、まあ当然の疑問ね、ここにはこの子たちのような奴隷と、下働きの人たちだけだものね。

護衛はいないんですよ、襲われても奴隷だからと言っていました、まったく命を何だと思っているのよ。


これで襲われなければ、本格的に拠点として動かすそうですよ、まぁ私が守りますけどね、アレイラたちには私から言ってあります。

その時アレイラたちはホントに安堵していたわ、東の商人の愚痴と一緒にね、だから嫌だったのね。



「私はあなた達が大変なことになっていたから助けに来たの、どうしてあんな無茶をしたの?外に出たら死んじゃうわよ」


私がそう言ったら、男の子二人が泣きそうな顔をして一人の子が言ってきたわ。



「僕たちは奴隷なんです、主の命令には絶対に逆らえません」


そう言って首輪を触っています、やっぱり何か魔法が掛かってるのね。



「それを解除する方法はないかしら?」


「え!?」


「そ、そんなことできませんよ、これは呪縛ですから」


そうなんだ、でもそれだとずっと村から出て行く人が出るって事で、私が困るのよね。



「ちょっとその首輪触っていいかしら?」


「ど、どうぞ」


顔を上に向けて目を瞑っています・・・何だか、私がキスをする体制みたいになってるわね、この子たちも綺麗にすれば可愛いけど。

うんアリっちゃーアリね・・・私にはその気はないよ、うん。



「あの、まだでしょうか?」


「はっごめんね、どれどれ」


私は脱線していた思考を戻して触ってみました、すると首輪が崩れ落ちちゃったのよ。



「あれ?ごめんなんか壊れちゃった」


「ど、どうして!?」


私はボロボロになった首輪を収納庫にしまって確認して見ました。


ボロボロの隷属首輪(解呪済み)っとなっていました、いつ解呪したの?



「う~ん、私がやったことって言えば、治療だけど」


確かに治療は、あらゆる怪我や病気を治すってなってたけど、呪いもその範囲に入ってたって事?

普通浄化とか解呪じゃないのかな?それも含まれたスキルだったってこと?

そう考えるとマスタースキルって普通のスキルと違うのかも・・・調べておく必要があるわね。



「これは他の人でも検証して見ましょ、そうすればこの村は平和になるわ」


私がそんなことを考えていたら、男の子たちが私をじっと見ていました。



「ど、どうしたのかな?」


「あなたは神様、いえ女神様なのですか?だから僕たちを救いに来てくれたのですか」


「絶対そうだ!首輪も取ってくれたし、俺のもお願いします」


「キュリー!キュリー!」


「おわ!なんだこのトカゲは」


二人が言いよって来たので、キュリーが間に入り始めました、攻撃はしなかったのね、偉いわよって撫でておきました。
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