異世界でDP稼いでたら女神って呼ばれちゃった

まったりー

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7章学校

123話 実技試験

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カルミラですわ。

わたくしたちは満点合格を達成し、ご褒美をいただきましたわ。


「ま、まさかほんとに頂けるなんて思いませんでしたわ」


「ほんとですねカルミラ様、早く試してみたいです私」


わたくしもですわよ、中級魔法のウォーターランスですわよ!楽しみですわ、そしてティアールは武技の連撃空斬を貰いましたわ。

スクロールはとても高く、中級となると金貨1枚はしますわ、わたくしのお小遣い10ヶ月分ですわ、ティアールの武技も同じくらいですわね。


普通は訓練をして身に付けますわ、でもすごく大変なのですわよ、初級の物なら2週間くらいですが、中級となると2か月から半年はかかり、上級は一年掛かると言われていますわ。

だから高いのですけれど、それを希望した生徒全員に渡すなんて、すごすぎますわよ。



そしてわたくしたちは今、実技試験を受けに森に来ていますわ。


「それで、あの情報はホントでしたかティアール」


「はい、本人に確認しました、とても感謝していましたよ」


わたくしはある生徒に、ケティー先生ならきっと母親の怪我を治せると言って、上級のHPポーションをご褒美として書きなさいって言ったのですわ。


「まさかエリクサーが出てくるなんて思いませんでしたよカルミラ様」


「エリクサーですか・・・驚きですわね、特級がせいぜいだと思っていましたわよ、さすがケティー先生ですわ」


その生徒の母親は両目を怪我していましたわ、おそらく上級では治らなかったでしょう、ケティー先生はその生徒に話を聞き、エリクサーを出してきたという話ですわ。


「特級だって大国にいくつかあるくらいですよ、普通の生徒に渡す物ではありません」


「そうですわね、その更に上のエリクサーですわよ、もう開いた口が閉じませんわね」


エリクサーとは龍の素材が数種類と品質の良い霊薬草と薬草、それと専用の設備が必要ですわ、その設備は基本王宮で使っていますわ。


「しかし個人でエリクサーを持っていると言う事は」


「そうねティアール、白金貨5枚もする設備を個人で持っていると見た方が良いですわ、それかケティー先生が王族かですわね」


「王族ですか・・・ですが教師をする王族なんて聞いたことないですよカルミラ様」


そうですわね、でもベルティーナ様のように先を見据えた方ならあるいは・・・わたくしたちは森を進みながら話していますわ、わたくしとティアール、そして他に二人いますの。


1人はわたくしの騎士家、ハイトル家の者で長男のサイサルですわ、そしてもう一人はわたくしと互角くらい魔法を使える女性、ミルミネって子ですわ、彼女は遠くの領地の長女らしいですわ、爵位は子爵でしたかしらね。


「カルミラ様何かいます」


わたくしたちがケティー先生の話をしていたら、先頭を歩いていたサイサルが言ってきましたわ、幸先が良いですわね。


「あれはオークですね、どうしますかカルミラ様」


「もちろん倒しますわティアール、作戦通り行きますわよ皆さん」


わたくしたちの作戦は簡単ですわ、わたくしとミルミネの中級魔法を詠唱中にティアールとサイサルで攻撃をしてもらい、とどめにわたくしたちの魔法ですわ、オークなら中級魔法二発で余裕のはずですわ。

複数であれば、初級で少しずつ削って戦いますけど、今いるのは単体ですから高火力で仕留めますわ。


「こっちだブタ!はぁーー」


「いいですよサイサル、たぁー」


作戦通りティアールとサイサルが連携して時間を稼いでくれていますわ。

ほんとにオーク相手に余裕の戦いですわ、わたくしたちの詠唱中持ちこたえられるか心配でしたが、問題ないようですわね。


「カルミラ様いいですよ」


「ええミルミネ、行きますわよティアール、サイサル!『ウォーターランス』」


「続いていきます『シルフィズアロー』」


わたくしたちの詠唱が終わり、2人に離れるように言って魔法を撃ちましたわ。

わたくしの魔法でオークが穴だらけになり、ミルミネの魔法で6等分になりましたわ。


「さすが中級魔法!すごい威力ですわ」


ケティー先生から貰ったスクロールは中級の内で真ん中の威力ですわ、それでこの威力ですわよ。


「でもカルミラ様、ホントの中級はこんなに威力はありませんよ」


「え!?」


わたくしはミルミネの言葉に驚いて顔を見ましたわ、どう言う事ですの。


「気づいていなかったのですね、魔力操作のスキルが手に入っているはずですよ」


「そうでしたの、最近はステータスを確認してませんでしたわ、それに急に体が軽く・・・ま、まさか!?『ステータスオープン』」


わたくしはステータスを確認して見ましたわ。


【名前】
カルミラ・ボルエナル

【年齢】
10歳

【種族】
人族

【職業】
貴族

【レベル】
5⇒10

【HP】
1500⇒2500

【MP】
1500⇒2500

【ATK】
600⇒1100

【DEF】
600⇒1100

【INT】
1500⇒2500

【AGL】
600⇒1100

【称号】
魔力負荷に耐えし者


【スキル】
魔力強化
レベル1⇒2

魔力操作
レベル1⇒2

剣術
レベル1


魔法
火レベル2⇒3
水レベル1⇒2
風レベル1⇒2


わたくしは自分の目を疑いましたわ。
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