異世界でDP稼いでたら女神って呼ばれちゃった

まったりー

文字の大きさ
168 / 372
7章学校

131話 授業でスキルを身に付けよう

しおりを挟む
「みんな受け取りましたね・・・ではそのカップに入った水を凍らせて下さい」


どうもケティーです、今私は生徒たちに初級の魔法を覚えてほしくて授業をしています。


「先生俺たちは剣士系だ、どうして一緒に魔法を覚えるんだよ」


アステカルが言ってきましたけど、どうして分からないかな。

まぁ疑問に思う事は大事だけどね。


「武器に魔法を付与する為よ、自分で出来た方が早いでしょ」


それに魔法士も他の事が出来るわ、そうすれば攻撃の幅が広がるのよ。


「なるほど、確かに」


理解するの早くない!?・・・まぁ分かってくれるのはいいけどね。


「ケティー先生出来ましたわ」


「さすがカルミラね、どれどれ・・・もう少し純度を上げてみて、これじゃ直ぐに溶けちゃうわ」


氷を見たら少し目が粗かったです、これは初期によくあることなの、このまま続けていてもスキルは開眼するんだけど、魔法が少し荒くなるのよね。

冒険者を見ていると結構ばらつきがあるの、きっとイメージがちゃんとできてないんだわ。


「じゃあこれで授業を終わります、次回は剣の稽古だけど自分の物は持ってこなくていいわ」


「「「「「え!?」」」」」


みんなが驚いています、まぁ当然と言えばそうなんだけどね。


「それはどうしてですか先生」


「それはねファラン、他の武器も使えるようになってほしいの、要は補助武器ね」


「「「「おおー!」」」」


驚いてるわね、ジェヅ君がし始めたのを見て使えるって思ったからなんだけど、やってる人いないもんね。

そして私たちは教室に戻り普通の座学です。


「はいこの計算を書かないで答えてください、分かる人」


みんな手を挙げませんね、まぁ暗算は難しいもんね。

っとこんなふうに少し難しい授業をしています、これを出来るようになると頭の中で考える系のスキルが身につき易くなるのよ。


私にはなかなかつかないんだよね、どうやらマスタースキルじゃ無いから見たいなのよ、並列思考のように相当過酷な事をしないとダメみたい。


「先生少しよろしいかしら」


授業が終わりイビルディア先生の所に報告をしに行こうと、廊下を歩いていたらカルミラが止めてきました、後ろには女子が二人います、確かカルミラの護衛騎士の子と試験の時に一緒にいた子ね。


「何かしらカルミラ?それにティアールにミルミネ」


「あのですわね、どうして授業で石板に書くことをさせないのですか?」


「そ、それに魔道具に魔力を流しながら授業をしたり、訳を教えてください」


私はスキルを覚えさせるために変わったことをしています、それが疑問なのね。

それにこれをし始めてから2週間、きっと考えたけど分からなかったのかもね。


「それはねスキルを覚えてもらう為よ」


「「「え!?」」」


「あなた達は学園を卒業できるほどの学力をつけています、でも私はその先を教えてるの」


3人は驚いたままです、でもこれは過去問を調べたり、親に話せばわかる事だからきっとスキルの方で驚いてるのかな。


「私はその先を教えながらスキルも覚えてもらおうとしてるのよ」


「嘘です!授業を受けながら覚えられるスキルなんてありませんよ」


ティアールが言ってきたわ、まぁ普通はないんだけどね。

私がやってるのはなるべく気付かれないようにし、それでいて全力で教育をしてるのよ。

幸いクラスの子たちはなるべく外に情報を出さないようにしてくれてるわ、それなら私だってやるわよ。


「う~ん、嘘じゃないわよ」


「ですが、まだ誰も覚えていないではないですか」


「それは個人差があるのよ、そうねぇファランにステータスを見せてもらいなさい、あの子はすでに覚えてるわ」


ファランはあの遊戯盤をしていて複数の指示を出せるようになっています、あれは恐らく並列思考を覚えているのよ。


「そ、それではあの魔道具は何ですの、微量ながら魔力を吸われていますわ」


「あれはねもう少ししたら授業で使うのよ、自分で貯めた物の方が扱いやすいの」


今使っている玩具のロボットの少し大きい版に使う予定なの、最終的にはあれを自分たちで着るところまで行きたいのよね。

まぁそれはこの子たちではしないわ、スキルを覚えるから使ってるだけなの。


「そうだったのですか・・・すみませんでしたケティー先生」


「「すみませんでした」」


3人が頭を下げて謝ってきました、なんでかしら?


「わたくしたちはケティー先生が、あの魔道具の魔力をどこかに売ろうとしていると思ったのですわ」


「え!?」


なにそれ驚きです、確かに魔力を売ることは出来るわ、でもあれは私がマーコト商会でやり始めた事であって、この世界ではそんな事はしてなかったのよ。


「ご存知ありませんか?マーコト商会って商会が魔力を買ってくれるのですわ」


あ!私ですそれ・・・そうか私が生徒を使って金儲けをしていると思ったのね。

でもあれって同じことに使ってるんだよね、それに金額的にはそれほど高くないから、まさかそんなことを考えてるとは思わなかったわ。


「そうだったのね、安心して私はそんなことしないわ、あくまであなた達の教育の為に集めているだけよ」


「そうでしたか、ほらごらんなさいミルミネ、ケティー先生がそんなことをするはずありませんわよ」


「で、ですがカルミラ様それ以外魔力を貯めて使う事なんて考えられませんよ」


まぁそうだわね、あれだって私が今後使いたいから集め始めたんだもんね、丁度平民の人たちの稼ぎ口も出来て良かったって思ってたけど、確かに生徒や他の人を使ってやる人が出てきてもおかしくないわね、警戒しておきましょ。


「そうねぇ他の子たちもそう思っている可能性もあるわね・・・やめようかしら」


私は小声でそう呟きました、だってその可能性はあるわよね、それに真似をして誰かがほんとにやるかもしれないし。


「け、ケティー先生魔力を集めなくなりますと、どれくらい授業に支障が出ますか?」


「ん!そうねぇ」


ティアールに言われて考えました、これは魔力操作の練習でレベルを上げるのに使っています、村では最初使っていなかったの、使い始めて上がった人は増えたわ、それを考えると。


「半年が1年になるってくらいかしら?」


「そ、そうですの」


3人が考え込んでるわね、まあ当然ね、出来れば効率よく授業をしたいわよね。

まぁ授業中でなければあるんだけど、それをするのは兵士や冒険者と言った戦いの専門家がすることよ、この子たちはしなくていいわ。


「まぁ出来なくはないから、今度からそうしましょうか」


「い、いえとんでもありませんわ、このままでお願いしますわ」


カルミラがすぐにそう言ってきたわ、そうよね、分かりやすいわねカルミラ。


「そう?じゃあそうするけど」


私がそう言ったら3人は礼をして廊下を歩いて行ったわ、でもほんとにそうしてる人がいるかもね、ラットたちに調べさせましょ。

そう思いながらイビルディア先生のところに向かいました。


【所持DP】
5兆2883億7520万315P


【D P収入】

冒険者
700万P

吸収率7倍効果
700万P⇒4900万P

15日分
7億3500万P


ベルズの村
4500万P

吸収率7倍効果
4500万P⇒3億1500万P

15日
47億2500万P


兵士
8億P

3億P

7億P

仮街1
8億P

仮街2
2億P

吸収率7倍効果
28億P⇒196億P

15日分
2940億P

【DP使用】
その他
5億P



【残りDP】
5兆5873億3520万315P
しおりを挟む
感想 853

あなたにおすすめの小説

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~

於田縫紀
ファンタジー
 図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。  その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活

髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。 しかし神は彼を見捨てていなかった。 そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。 これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?

木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。 追放される理由はよく分からなかった。 彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。 結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。 しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。 たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。 ケイトは彼らを失いたくなかった。 勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。 しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。 「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」 これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。

処理中です...