異世界でDP稼いでたら女神って呼ばれちゃった

まったりー

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最終章 それぞれ

276話 勇者ダンジョンへ

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「おいマコマコ!まだ着かないのか」


「もう少しよマサル」


俺たちはあの街で3日過ごした、だが飽きたんだ何もすることが無いからな、まぁそれは俺だけの問題だ。

嫁の3人はずっと俺とゲームで遊んでいたし、カイはシーというあのメイドに調教されている、だから俺はマコマコにダンジョンに行きたいと言ったんだ。


「久しぶりっすねマサル様」


「そうだなポンデュ、だが体調は平気なのか?俺とカイだけで良かったんだぞ」


ガージュとカカナもいるが俺としては安静にしてほしい、そこは失敗だった3人が待つというわけないのにな。


「一緒に行く」


「そうですよガージュの言う通りです、私たちはマサル様といつも一緒です」


3人が頷き合っている、これは家で暇つぶしの出来る何かを用意しないとダメだな、マコマコに聞いてみるかな。


「今回は3人の為にも軽めにするわ、良いわよねマサル」


「ああ暇つぶしの予定だからそれでいいぞマコマコ」


マコマコの情報では上の階のモンスターはそれほど強くないらしいからな、ほんとに暇つぶしだ。


「じゃあ今日はここに泊まりまーす」


しばらく道を進んだら家が建っていた、ここダンジョンなんだよな?


「レストランに見えるんだが」


「何言ってるのマサル?ここはこのダンジョン名物銅貨1枚宿でーす」


宿付きの食事屋か、まぁ誰かが経営しているってとこだろう、中は確実にファミレスだったけどな。


「おはよーみんな」


「おいマコマコ!あれはおかしくないか」


次の日メイドに起こされて俺たちは宿を出たんだが、あれはどう見ても向こうのホテルだろう。


「マサル様」


「落ち着くっすよマサル様」


ポンデュとガージュが俺を抑えてきた、俺しか知らないからしょうがないのだろうか?


「まぁ良いじゃないの、快適だったでしょ」


「腑に落ちんな・・・それでここからがほんとのダンジョンって訳か?」


大きな扉が見えて俺たちは手前で止まっている、見るからにモンスターが出るぞって扉だな。


「そうなんだけど、マサルにはつまらないだろうと思ってこんなのを用意しています」


マコマコが自分よりも大きな石を出してきた、何だそれは?


「これはね転移石って言って20階に移動できるの」


「「「「「!?」」」」」


俺たちは驚いた、色々な意味でな。


「じゃあどうして歩いてきたっすか」


「初めてだものあの道は通ってもらわないとね、それに帰りは必ずあそこを通るの、限界まで冒険したら辛いわよって言いたいわけ、分かるわよね」


指を立ててそう言ってきた、確かにあれだけ歩くんだ疲れていたら大変だろうな。


「はぁっ!・・・マコマコ23階でもこんなもんなのかここは」


俺たちは20階に転移してきてモンスターとかなり戦っている、だが弱い!弱すぎるぞ。


「それはそうよマサル、そうでなきゃ困るわ」


そう言って嫁の3人を見た、少し息が上がっている、いつもなら全然平気のはずなのにやはり無理をしていたんだな。


「すまんなマコマコ、俺が注意しないといけなかった」


「良いのよそれが分かってくれれば、じゃあ次の階で戻りましょ、次は3人が本調子の時ね」


「ああ、楽しみにしているぞ」


マコマコの話では下に行けばかなり強いモンスターがいるらしい、そこまで行けば俺も楽しめるだろうが、子供が生まれるまではいけないだろうな。


「ふふ、期待しててよそれまで暇でしょうから少しバイトしない?」


バイト?マコマコはどこか変わった奴だとは思っていたが、この世界でバイト何て単語を言うとなると転生者と言うやつなのか?


「ふむ、退屈しなくて済むならいいぞ、何をするんだ?」


「装備の試験よ、マーコト商会って知ってる?」


帰り道に色々聞いた、それを聞く限りマコマコは只者ではないと改めて思った、まぁ助けてもらってるしなそれ位はしてもいいだろう。

それから俺はマコマコの案内で商会に行き変わった装備を色々使った、俺でも知ってる鎧になる剣や槍だ、一体どういうやつなんだマコマコは。
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