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和平会議
王妃ナディーラ
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いつまでも続くように思われた夢に浮かされたような旅の日々も、次第にその終わりが近くなった。
規則正しい蹄と車輪の音に混じり、鳥や獣の声、そして葉擦れの音が聞こえていたのが、ある時点から急にシンとし始めた。
加えて、焼け枯れた森の焦げたような臭気が馬車の中まで入り込んでくる。
――アルスバーンの国境を越えたのだ。
立ったまま炭になった樹木が並ぶ悲惨な光景の中、どこまでも街道だけが続いてゆく。
だが――イドリスが命を賭して守っていたあの『聖なる川の砦』を越えると、景色は一変した。
故郷の緑深い森と、そこから生ずる霧がその姿をあらわす。
ラファトが自分との約束を守ってくれていたことを、イドリスはようやく知った。
馬車は更に街道を進み、王都が近付いてくる。
周囲の警護にはいつの間にか、王都からの出迎えの近衛兵も加わっていた。
その中に見知った顔はいない。
だがイドリスは徐々に緊張を感じていた。
王都にはイドリスの直属だった将軍や部下たちも戻っているだろう。
彼らが今の自分を見たら、一体どう思うだろうか……。
落ち着かなくなったイドリスの肩を、ラファトがそっと横から抱いた。
「大丈夫だ、イドリス。……この王国の誰にも、お前の名誉を傷つけさせたりはしない」
「……」
――その腕に、言葉に喜びを感じてしまう自分を見られること自体が恥だと言うのに。
イドリスは複雑な気持ちを抱えたまま、そっとラファトの手を肩から外した。
「……。今はまだ、俺がお前の妻になる云々などという話は、皆の前でするな。女のような扱いもやめろ」
釘を刺すと、ラファトはいかにも残念そうに整った眉を下げた。
「……まあ、式もまだ上げてはいないし、お前が遠慮するのも分からんではないが……」
「遠慮しているんじゃない……! 誰も俺が女のようにお前に抱かれているとは発想もしていないのだっ。俺が子供を産めるとも思ってもいないしっ。大臣が心臓発作を起こしたらどうする!?」
「そんなことを言っても、いつかは公になるではないか」
「……」
ここで本当はお前などと結婚してたまるかなどと叫べば、祖国の未来が危うい。
「公になるまでは黙っていろと言ってるんだ……!」
イドリスが吐き捨てると、ラファトが心底嬉しそうな顔をした。
「お前、素面の時にやっと自分から結婚を承諾したな」
揚げ足を取られた気分になり、イドリスは慌てた。
「なっ、いつ俺が結婚を承諾したっ!?」
「公になれば誰に言っても良いのだろう? お前は私のものだと」
「そう言う意味じゃない……!」
この頭のおかしい男が、あの女狐と呼ばれる王妃と顔を合わせたら一体どうなるのだろう。
和平会議で血の雨が降るのではないかと、イドリスの不安はますます高まった。
馬車は厳重に護衛されたまま王都に入った。
空は重く雲が垂れ込め、不穏な強い風が馬車に吹き付けてくる。
窓から見る街の様子は、戦時の影響がまだ強いのか、閑散としていた。
ドラゴンが攻めてくることを恐れ、地方の自分の領地に疎開してしまった貴族も多いと聞いていたが、イドリスの記憶の中では煌びやかな都市であった場所が、これほどまでに寂れているとは思わない。
愕然としながら眺めている内に、馬車は丘の上にある王城へ続く蛇行した道を走ってゆく。
ラズワルツ帝国の宮城ほどの規模はないが、王城は美しく優雅な白亜の城だ。
その歴史は古く、謁見の間と、昔は高貴な罪人を幽閉していた高い尖塔があり、緑あふれる美しい庭には森の神を祀る礼拝堂がある。
イドリスにとっては、母がまだ生きていた頃に幼少期を過ごした場所でもあった。
扉が開き、堀にはね橋が渡され、馬車は落とし格子の下を潜り、広い中庭へ粛々と進んでゆく。
最後に城の大扉の前の車寄せで馬車が止まり、待ち受けていた帝国の竜騎兵が赤絨毯を敷き、敬礼と共に皇子の到着を迎えた。
扉が開くとラファトが先に馬車を出て、当然のようにイドリスに手を差し伸べてくる。
――この男、先ほど俺が言っていたことを本当に理解していたのか。
内心不安になりながら、イドリスはその手を無視してさっと馬車を降りた。
奥から出てきたイドリスの姿が明らかになると、城の玄関ホールから老人たちが駆け寄ってやってくる。
「イドリス殿下!」
「殿下っ、よくぞご無事で……!!」
皺の深く刻まれた彼らの顔をよくよく見れば、聖なる川の砦で別れた三人の老将達であった。
「お前達、無事だったのか……!」
中の一人、武芸の師である将官としっかりと抱き合い、イドリスはその痩せた肩を叩いた。
「殿下、なんとやつれたお顔をされて……」
「私は大丈夫だ。本当にご苦労であったな」
労いに、老人が涙ながらに頷く。
「殿下のご配慮のお陰です。あの時殿下のご決断が無ければ――。亡き王も、イドリス様にどれだけ会いたがっておられたか……」
「父上の亡骸はどこにある」
「王は礼拝堂の奥の代々の霊廟に眠られております。帝国軍に葬儀を行うことを許され、我々で手厚くお見送りいたしました」
「――ありがとう、感謝する……」
「イドリス、いつまで抱き合ってる」
突然ラファトに後ろから肩を掴まれ、イドリスは師から離された。
老将軍がラファトの姿に気付き、ひっと息を飲む。
「し、『白い死神』……!!」
アルスバーン語で叫ばれたその意味をうっすらと察して、ラファトは首を傾げた。
「……そんな二つ名がついていたのか、私は。一体誰が付けたんだ?」
どうやら本人は心外らしい。
「知るか。お前が殺しすぎるからだろう。味方も敵も……」
イドリスが嫌味を言うと、ラファトは口を尖らせた。
「そんなことはない」
水かけ問答をしていると、玄関口に迎えの者が来た。
「ラファト殿下に、イドリス王子。どうぞ奥の謁見室へ」
いざなわれて、ラファトがまたスッと手のひらを上に向けてイドリスに差し出す。
その仕草が余りにも自然体で、イドリスもうっかりその上に手を乗せてしまった。
二、三歩歩いたところでギョッとしている背後の老将達と案内係の視線に気付き、イドリスはパッと両手を上げた。
――これでは自分から秘密をバラしているようなものだ。
ごほんと咳払いをして誤魔化し、ラファトの足を思い切り踏む。
「痛い」
横から恨みがまし気な視線を浴びながらも、イドリスは何事もなかったように謁見の間に入った。
「ラズワルツ帝国第四皇子ラファト殿下、アルスバーン王国第一王子イドリス殿下、ご到着でございます」
到着の知らせとともに入った謁見の間は奥行きがあり、片側に細長い窓がいくつも並び、反対側に暖炉を配した細長い部屋だった。
赤絨毯の敷かれた中央を会議用の重厚な長テーブルが占め、その両脇に椅子が多数並び、既にそこに揃っていた重臣達が皆席を立って挨拶をする。
その中には、喪を表す黒いドレスとベールを身に纏った、あの王妃も待ち受けていた。
王妃は歳のところは女盛り、目立つ美貌に暗い金髪と豊満な肉体で、その態度には余裕すら見える。
「わたくしの名はナディーラ。アルスバーンの亡き王の妻にして、この国の王妃でございます。ラファト殿下におかれましては、はるばる遠い帝都からこの城にお越し頂き、誠に喜ばしい限りでございます」
王妃は流暢な帝国語を操りながら媚びるような猫撫で声を出し、随分と開いた喪服の胸元から豊かな胸をはみ出させて恭しくお辞儀した。
そして相変わらず、イドリスのことはまるでその場に居ないもののように扱った。
「殿下、どうぞ奥の王座にお座りくださいませ。次期の皇帝におなり遊ばし、アルスバーンの血を引かれる貴方様にこそ相応しい席で御座いますゆえ……ホホホ……」
ラファトは目蓋を伏せて王座を一瞥すると、フンと笑った。
「生憎、私は王座などには興味がない。それよりもこちらの私の妻に、寛げる席を用意して頂きたい」
「……。はい?」
妃のパッチリとした大きな目が、あちこちに視線を飛ばしてどこにも見当たらない姫君を探す。
イドリスはこめかみの血管が切れそうになりながら横を睨み付けたが、相手は気付く様子もない。
ラファトはもう一度高圧的に王妃に言い放った。
「イドリスに長椅子を用意せよと言っている。今すぐにだ……!」
規則正しい蹄と車輪の音に混じり、鳥や獣の声、そして葉擦れの音が聞こえていたのが、ある時点から急にシンとし始めた。
加えて、焼け枯れた森の焦げたような臭気が馬車の中まで入り込んでくる。
――アルスバーンの国境を越えたのだ。
立ったまま炭になった樹木が並ぶ悲惨な光景の中、どこまでも街道だけが続いてゆく。
だが――イドリスが命を賭して守っていたあの『聖なる川の砦』を越えると、景色は一変した。
故郷の緑深い森と、そこから生ずる霧がその姿をあらわす。
ラファトが自分との約束を守ってくれていたことを、イドリスはようやく知った。
馬車は更に街道を進み、王都が近付いてくる。
周囲の警護にはいつの間にか、王都からの出迎えの近衛兵も加わっていた。
その中に見知った顔はいない。
だがイドリスは徐々に緊張を感じていた。
王都にはイドリスの直属だった将軍や部下たちも戻っているだろう。
彼らが今の自分を見たら、一体どう思うだろうか……。
落ち着かなくなったイドリスの肩を、ラファトがそっと横から抱いた。
「大丈夫だ、イドリス。……この王国の誰にも、お前の名誉を傷つけさせたりはしない」
「……」
――その腕に、言葉に喜びを感じてしまう自分を見られること自体が恥だと言うのに。
イドリスは複雑な気持ちを抱えたまま、そっとラファトの手を肩から外した。
「……。今はまだ、俺がお前の妻になる云々などという話は、皆の前でするな。女のような扱いもやめろ」
釘を刺すと、ラファトはいかにも残念そうに整った眉を下げた。
「……まあ、式もまだ上げてはいないし、お前が遠慮するのも分からんではないが……」
「遠慮しているんじゃない……! 誰も俺が女のようにお前に抱かれているとは発想もしていないのだっ。俺が子供を産めるとも思ってもいないしっ。大臣が心臓発作を起こしたらどうする!?」
「そんなことを言っても、いつかは公になるではないか」
「……」
ここで本当はお前などと結婚してたまるかなどと叫べば、祖国の未来が危うい。
「公になるまでは黙っていろと言ってるんだ……!」
イドリスが吐き捨てると、ラファトが心底嬉しそうな顔をした。
「お前、素面の時にやっと自分から結婚を承諾したな」
揚げ足を取られた気分になり、イドリスは慌てた。
「なっ、いつ俺が結婚を承諾したっ!?」
「公になれば誰に言っても良いのだろう? お前は私のものだと」
「そう言う意味じゃない……!」
この頭のおかしい男が、あの女狐と呼ばれる王妃と顔を合わせたら一体どうなるのだろう。
和平会議で血の雨が降るのではないかと、イドリスの不安はますます高まった。
馬車は厳重に護衛されたまま王都に入った。
空は重く雲が垂れ込め、不穏な強い風が馬車に吹き付けてくる。
窓から見る街の様子は、戦時の影響がまだ強いのか、閑散としていた。
ドラゴンが攻めてくることを恐れ、地方の自分の領地に疎開してしまった貴族も多いと聞いていたが、イドリスの記憶の中では煌びやかな都市であった場所が、これほどまでに寂れているとは思わない。
愕然としながら眺めている内に、馬車は丘の上にある王城へ続く蛇行した道を走ってゆく。
ラズワルツ帝国の宮城ほどの規模はないが、王城は美しく優雅な白亜の城だ。
その歴史は古く、謁見の間と、昔は高貴な罪人を幽閉していた高い尖塔があり、緑あふれる美しい庭には森の神を祀る礼拝堂がある。
イドリスにとっては、母がまだ生きていた頃に幼少期を過ごした場所でもあった。
扉が開き、堀にはね橋が渡され、馬車は落とし格子の下を潜り、広い中庭へ粛々と進んでゆく。
最後に城の大扉の前の車寄せで馬車が止まり、待ち受けていた帝国の竜騎兵が赤絨毯を敷き、敬礼と共に皇子の到着を迎えた。
扉が開くとラファトが先に馬車を出て、当然のようにイドリスに手を差し伸べてくる。
――この男、先ほど俺が言っていたことを本当に理解していたのか。
内心不安になりながら、イドリスはその手を無視してさっと馬車を降りた。
奥から出てきたイドリスの姿が明らかになると、城の玄関ホールから老人たちが駆け寄ってやってくる。
「イドリス殿下!」
「殿下っ、よくぞご無事で……!!」
皺の深く刻まれた彼らの顔をよくよく見れば、聖なる川の砦で別れた三人の老将達であった。
「お前達、無事だったのか……!」
中の一人、武芸の師である将官としっかりと抱き合い、イドリスはその痩せた肩を叩いた。
「殿下、なんとやつれたお顔をされて……」
「私は大丈夫だ。本当にご苦労であったな」
労いに、老人が涙ながらに頷く。
「殿下のご配慮のお陰です。あの時殿下のご決断が無ければ――。亡き王も、イドリス様にどれだけ会いたがっておられたか……」
「父上の亡骸はどこにある」
「王は礼拝堂の奥の代々の霊廟に眠られております。帝国軍に葬儀を行うことを許され、我々で手厚くお見送りいたしました」
「――ありがとう、感謝する……」
「イドリス、いつまで抱き合ってる」
突然ラファトに後ろから肩を掴まれ、イドリスは師から離された。
老将軍がラファトの姿に気付き、ひっと息を飲む。
「し、『白い死神』……!!」
アルスバーン語で叫ばれたその意味をうっすらと察して、ラファトは首を傾げた。
「……そんな二つ名がついていたのか、私は。一体誰が付けたんだ?」
どうやら本人は心外らしい。
「知るか。お前が殺しすぎるからだろう。味方も敵も……」
イドリスが嫌味を言うと、ラファトは口を尖らせた。
「そんなことはない」
水かけ問答をしていると、玄関口に迎えの者が来た。
「ラファト殿下に、イドリス王子。どうぞ奥の謁見室へ」
いざなわれて、ラファトがまたスッと手のひらを上に向けてイドリスに差し出す。
その仕草が余りにも自然体で、イドリスもうっかりその上に手を乗せてしまった。
二、三歩歩いたところでギョッとしている背後の老将達と案内係の視線に気付き、イドリスはパッと両手を上げた。
――これでは自分から秘密をバラしているようなものだ。
ごほんと咳払いをして誤魔化し、ラファトの足を思い切り踏む。
「痛い」
横から恨みがまし気な視線を浴びながらも、イドリスは何事もなかったように謁見の間に入った。
「ラズワルツ帝国第四皇子ラファト殿下、アルスバーン王国第一王子イドリス殿下、ご到着でございます」
到着の知らせとともに入った謁見の間は奥行きがあり、片側に細長い窓がいくつも並び、反対側に暖炉を配した細長い部屋だった。
赤絨毯の敷かれた中央を会議用の重厚な長テーブルが占め、その両脇に椅子が多数並び、既にそこに揃っていた重臣達が皆席を立って挨拶をする。
その中には、喪を表す黒いドレスとベールを身に纏った、あの王妃も待ち受けていた。
王妃は歳のところは女盛り、目立つ美貌に暗い金髪と豊満な肉体で、その態度には余裕すら見える。
「わたくしの名はナディーラ。アルスバーンの亡き王の妻にして、この国の王妃でございます。ラファト殿下におかれましては、はるばる遠い帝都からこの城にお越し頂き、誠に喜ばしい限りでございます」
王妃は流暢な帝国語を操りながら媚びるような猫撫で声を出し、随分と開いた喪服の胸元から豊かな胸をはみ出させて恭しくお辞儀した。
そして相変わらず、イドリスのことはまるでその場に居ないもののように扱った。
「殿下、どうぞ奥の王座にお座りくださいませ。次期の皇帝におなり遊ばし、アルスバーンの血を引かれる貴方様にこそ相応しい席で御座いますゆえ……ホホホ……」
ラファトは目蓋を伏せて王座を一瞥すると、フンと笑った。
「生憎、私は王座などには興味がない。それよりもこちらの私の妻に、寛げる席を用意して頂きたい」
「……。はい?」
妃のパッチリとした大きな目が、あちこちに視線を飛ばしてどこにも見当たらない姫君を探す。
イドリスはこめかみの血管が切れそうになりながら横を睨み付けたが、相手は気付く様子もない。
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