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帝冠より大切なもの
旅立ちと再会
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マヤルはしばらく唸りながら天井を見上げて悩んでいたが、やがて意を決したようにコックリと頷いた。
「憧れのイドリス様の赤ちゃんのためだから……僕、協力します。あと……ラファト皇子がいなくなって正直ホッとしてたけど、それはそれでちょっと寂しかったし……」
「ふふっ。あの男、妙な可愛さがあるからな」
イドリスの腹の中で、まだ笑いが燻っている。
すると、マヤルがしみじみと呟いた。
「イドリス様、そこにやられちゃったんですねぇ……」
「……まあな」
腹の中に赤子がいる以上、今更否定しても仕方がない。
イドリスはすっくと立ち上がり、マヤルに手を差し出した。
「自分の国が襲われたあの戦争の正当性をこの俺が証明するのは癪だが、あの男がいなければ、俺の腹の中の子もどこへやらにやられてしまう。――もうこれ以上、不憫な子供を増やしたくはない。マヤル、俺の味方は今やこの世にお前だけだ。頼むぞ」
マヤルはぴょんと椅子を降りるとイドリスの大きな手をしっかりと握り返し、一人前の男の顔で頷いた。
「勿論です! 信じてもらえないかも知れないけど僕、これでも殿下たちと又従兄弟にあたる皇族の端くれなので、お役に立てますよ。ドラゴンのお世話もしてたから、竜舎の開け方も知ってますし」
「なんと、本当か! 北の砦は遠いから、ドラゴンを一匹借りられたら有難い……いや、でも……万が一の時にお前を巻き込むことになるのでは」
すると、マヤルは舌を出しながら頭を掻いた。
「僕、ドラゴンのお世話の時によく竜舎を開けっぱなしにして迷いドラゴンを出しちゃうんで……いつものことかって、誰も気にしないと思います!」
「そ、それはそれで危ない話だな……。まあいい、そういうことなら安心だ。今夜早速、ドラゴンを一頭、拝借するぞ」
「そっ、そんなに急に!?」
マヤルが飛び上がる。
「腹の子が育ったら動けなくなる。今しかないのだ」
「分かりました。僕、鞍と荷物を急いでご用意します……!」
ドタバタと部屋を出ていく少年の背中を、イドリスは頼もしい気持ちで見送った。
戦争も終わり、元凶のラファトも追放されたのに、その男を連れ戻し、罪を晴らしてやろうなどと――自分はこれからとてつもなく愚かなことをしようとしているのかも知れない。
だが。
マヤルには言えなかったが、イドリスの中に、あの男にどうしてももう一度会いたい、そんな気持ちが確実にあった。
ラファトはきっと生きている。
人前で恥ずかしげもなく泣いたり怒ったりし、我儘も言える人間というのは、案外心も体も丈夫なものだ。
どうにも憎たらしくて可愛い、あの愛おしい男にもう一度会って、あの時の言葉の意味を問いたい――。
イドリスは壁際の衣装箪笥を開けると、ラファトに与えられた軍服の上衣を取り出し、翻しながら身に纏った。
草木も寝静まる真夜中となった頃――。
部屋の外で鍵を開ける小さな音がして、イドリスは身構えた。
「……誰だ」
囁き声で問うと、そっと扉を開けて入ってきたのは、両手に荷物の入った布袋を抱えたマヤルである。
「おい、流石にそんな派手に荷造りしては目立つのではないか…!?」
「いや、大丈夫です、見張りはみんな寝てますから! ラファト殿下から以前にもらって、余ってた眠り薬……とってもよく効いてますよぉ」
悪戯っぽい笑みを浮かべるマヤルを、イドリスは驚きながら出迎えた。
「俺を帝都に運ぶ時に、眠らせたあの薬か……」
「はい。多分、三日は眠りっぱなしです」
見張りは全員殴り倒して脱出するつもりだったイドリスも、流石に面食らった。
「……やりすぎじゃないか……?」
「いや、殴り倒して通るよりはマシだと思いまして」
「……。まあ調節できない以上は仕方がないな。ところで、それは全部俺の荷物か?」
「はい、しっかり揃えてあります。水と食料、剣と弓矢に、軍服の替え。それから、北は寒いので、ラファト殿下の、白テンの高級毛皮のコート! イドリス様とほとんど身長が変わらないので、着られるかと!」
まるで肖像画の中で皇帝が着ていそうな、白地に黒い斑点のついた毛皮に、裏地が真紅というど派手なコートを渡されて、イドリスはおののいた。
だが、確かに今季節は春、北ではまだ雪が残っている時期である。
「あ、ありがとう……?」
受け取ったコートはとりあえず丸め、食料の入った背嚢の中に詰め込んだ。
「それから大事なのがこれです」
マヤルが華奢な手のひらを広げてみせる。
その手の中に、小さな涙型のダイヤの二つ付いた髪飾りがあった。
「これは……ラファトが最後に付けていたものだ。何故ここに」
「第三竜騎兵団の奴らがくすねて持ってたので、それをさらに僕がくすねてしまいました」
「……。マヤルお前、手癖も悪いのだな……」
「……そそそ、そんなことありませんってば。これ、ラファト殿下が大事にしてた魔法石で、ダイヤの中に魔法が閉じ込めてあるものなんです。帝都と戦地との連絡用に使っていて……ほら、こうして一方を外して」
宝石を一つイドリスに手渡し、マヤルが片方を持ったまま部屋の外に出る。
部屋に一人残されたイドリスがシーンとした空間で首を傾げていると、手の中の残り一つの石から、ゴニョゴニョと音が聞こえてきた。
「もしもし。王子、聞こえてますか?」
「なっ」
イドリスはギョッとして腰を抜かし、床に尻餅をついた。
すぐに扉が開き、マヤルが入ってくる。
「ねっ、便利でしょう……どんなに遠くても声が届くんです。僕が一方を持っているので、ラファト殿下を見つけたらこれを使って連絡してください! 竜舎を開けて、お帰りを待っていますからね」
「魔法石というのは凄いのだな……確かに、城や街中でドラゴンを着地させる訳にはいかないから、助かるぞ」
「竜舎なら、人目につかずに離着陸できますからね!」
イドリスは軍服の尻ポケットに宝石を入れ、立ち上がった。
「何から何まで、有難う、マヤル。……もしも誰かに何か疑われたなら、全て俺に脅されてやったことだと言ってくれ」
「はい、勿論そうします」
あっさり言われて、思わず笑ってしまう。
「お前なら、逃げ足も早いし、何があってものらりくらりと切り抜けられそうだな。では、竜舎に行こう」
「はい!」
二人は旅の荷物と共に密かに部屋を抜け出して、見張りが倒れて眠りこけている城の廊下へと出た。
部屋から竜舎までの道のりは、ラファトに連れられて何度も歩いている。
その暗く長い回廊を、人目に付かぬよう隠れながら素早く進みつつ、イドリスは道すがらマヤルから、礼拝堂の地下への階段の位置を教わった。
「竜舎からドラゴン風呂に入って、そこから通路を渡って……左に曲がったら一番突き当たりの階段を下がってください。その道のりなら、きっと人目に付かずにラファト殿下を記憶の魔法石の元にお連れできると思います」
「なるほど、分かった」
頭に順路を叩き込み、竜舎に続く大門の横の、小さな勝手口から外に出た。
久しぶりの竜舎はどこまでも広々として夜明け前の風がそよそよと吹き渡り、天上には星が無数に輝いている。
ラファトと過ごした夜を思い出して切なくなりながら、イドリスは草地に踏み出した。
自分が指笛で呼ぶことのできるドラゴンは、この世で一頭しかいない。
それも本当に来てくれるかどうかは怪しかった。
祈るような気持ちで指を咥え、高く竜舎の空に通る、澄んだ音を立てる。
しばらく待ち続けたが、竜舎はシンとしたままだ。
「……自分から捕まえに行った方が早いか……」
イドリスが諦めかけたその時――地平線の向こうから、羽根が風を切る音が近づいて来た。
並みのドラゴンよりもずっと大きなその姿が、闇の中でその姿をハッキリと現す。
星あかりをキラキラ反射する真紅の硬い鱗、大きな口と闇夜に目立つ金色の目、長い尾と、力強く美しい羽根ーー完璧な造形をした、素晴らしい生き物。
それは遂にイドリスの目の前まで来ると、ずんと地を震わせて着陸した。
「サキル……!」
飛び上がるようにして、イドリスは久しぶりに会う彼の首元に抱き付いた。
「憧れのイドリス様の赤ちゃんのためだから……僕、協力します。あと……ラファト皇子がいなくなって正直ホッとしてたけど、それはそれでちょっと寂しかったし……」
「ふふっ。あの男、妙な可愛さがあるからな」
イドリスの腹の中で、まだ笑いが燻っている。
すると、マヤルがしみじみと呟いた。
「イドリス様、そこにやられちゃったんですねぇ……」
「……まあな」
腹の中に赤子がいる以上、今更否定しても仕方がない。
イドリスはすっくと立ち上がり、マヤルに手を差し出した。
「自分の国が襲われたあの戦争の正当性をこの俺が証明するのは癪だが、あの男がいなければ、俺の腹の中の子もどこへやらにやられてしまう。――もうこれ以上、不憫な子供を増やしたくはない。マヤル、俺の味方は今やこの世にお前だけだ。頼むぞ」
マヤルはぴょんと椅子を降りるとイドリスの大きな手をしっかりと握り返し、一人前の男の顔で頷いた。
「勿論です! 信じてもらえないかも知れないけど僕、これでも殿下たちと又従兄弟にあたる皇族の端くれなので、お役に立てますよ。ドラゴンのお世話もしてたから、竜舎の開け方も知ってますし」
「なんと、本当か! 北の砦は遠いから、ドラゴンを一匹借りられたら有難い……いや、でも……万が一の時にお前を巻き込むことになるのでは」
すると、マヤルは舌を出しながら頭を掻いた。
「僕、ドラゴンのお世話の時によく竜舎を開けっぱなしにして迷いドラゴンを出しちゃうんで……いつものことかって、誰も気にしないと思います!」
「そ、それはそれで危ない話だな……。まあいい、そういうことなら安心だ。今夜早速、ドラゴンを一頭、拝借するぞ」
「そっ、そんなに急に!?」
マヤルが飛び上がる。
「腹の子が育ったら動けなくなる。今しかないのだ」
「分かりました。僕、鞍と荷物を急いでご用意します……!」
ドタバタと部屋を出ていく少年の背中を、イドリスは頼もしい気持ちで見送った。
戦争も終わり、元凶のラファトも追放されたのに、その男を連れ戻し、罪を晴らしてやろうなどと――自分はこれからとてつもなく愚かなことをしようとしているのかも知れない。
だが。
マヤルには言えなかったが、イドリスの中に、あの男にどうしてももう一度会いたい、そんな気持ちが確実にあった。
ラファトはきっと生きている。
人前で恥ずかしげもなく泣いたり怒ったりし、我儘も言える人間というのは、案外心も体も丈夫なものだ。
どうにも憎たらしくて可愛い、あの愛おしい男にもう一度会って、あの時の言葉の意味を問いたい――。
イドリスは壁際の衣装箪笥を開けると、ラファトに与えられた軍服の上衣を取り出し、翻しながら身に纏った。
草木も寝静まる真夜中となった頃――。
部屋の外で鍵を開ける小さな音がして、イドリスは身構えた。
「……誰だ」
囁き声で問うと、そっと扉を開けて入ってきたのは、両手に荷物の入った布袋を抱えたマヤルである。
「おい、流石にそんな派手に荷造りしては目立つのではないか…!?」
「いや、大丈夫です、見張りはみんな寝てますから! ラファト殿下から以前にもらって、余ってた眠り薬……とってもよく効いてますよぉ」
悪戯っぽい笑みを浮かべるマヤルを、イドリスは驚きながら出迎えた。
「俺を帝都に運ぶ時に、眠らせたあの薬か……」
「はい。多分、三日は眠りっぱなしです」
見張りは全員殴り倒して脱出するつもりだったイドリスも、流石に面食らった。
「……やりすぎじゃないか……?」
「いや、殴り倒して通るよりはマシだと思いまして」
「……。まあ調節できない以上は仕方がないな。ところで、それは全部俺の荷物か?」
「はい、しっかり揃えてあります。水と食料、剣と弓矢に、軍服の替え。それから、北は寒いので、ラファト殿下の、白テンの高級毛皮のコート! イドリス様とほとんど身長が変わらないので、着られるかと!」
まるで肖像画の中で皇帝が着ていそうな、白地に黒い斑点のついた毛皮に、裏地が真紅というど派手なコートを渡されて、イドリスはおののいた。
だが、確かに今季節は春、北ではまだ雪が残っている時期である。
「あ、ありがとう……?」
受け取ったコートはとりあえず丸め、食料の入った背嚢の中に詰め込んだ。
「それから大事なのがこれです」
マヤルが華奢な手のひらを広げてみせる。
その手の中に、小さな涙型のダイヤの二つ付いた髪飾りがあった。
「これは……ラファトが最後に付けていたものだ。何故ここに」
「第三竜騎兵団の奴らがくすねて持ってたので、それをさらに僕がくすねてしまいました」
「……。マヤルお前、手癖も悪いのだな……」
「……そそそ、そんなことありませんってば。これ、ラファト殿下が大事にしてた魔法石で、ダイヤの中に魔法が閉じ込めてあるものなんです。帝都と戦地との連絡用に使っていて……ほら、こうして一方を外して」
宝石を一つイドリスに手渡し、マヤルが片方を持ったまま部屋の外に出る。
部屋に一人残されたイドリスがシーンとした空間で首を傾げていると、手の中の残り一つの石から、ゴニョゴニョと音が聞こえてきた。
「もしもし。王子、聞こえてますか?」
「なっ」
イドリスはギョッとして腰を抜かし、床に尻餅をついた。
すぐに扉が開き、マヤルが入ってくる。
「ねっ、便利でしょう……どんなに遠くても声が届くんです。僕が一方を持っているので、ラファト殿下を見つけたらこれを使って連絡してください! 竜舎を開けて、お帰りを待っていますからね」
「魔法石というのは凄いのだな……確かに、城や街中でドラゴンを着地させる訳にはいかないから、助かるぞ」
「竜舎なら、人目につかずに離着陸できますからね!」
イドリスは軍服の尻ポケットに宝石を入れ、立ち上がった。
「何から何まで、有難う、マヤル。……もしも誰かに何か疑われたなら、全て俺に脅されてやったことだと言ってくれ」
「はい、勿論そうします」
あっさり言われて、思わず笑ってしまう。
「お前なら、逃げ足も早いし、何があってものらりくらりと切り抜けられそうだな。では、竜舎に行こう」
「はい!」
二人は旅の荷物と共に密かに部屋を抜け出して、見張りが倒れて眠りこけている城の廊下へと出た。
部屋から竜舎までの道のりは、ラファトに連れられて何度も歩いている。
その暗く長い回廊を、人目に付かぬよう隠れながら素早く進みつつ、イドリスは道すがらマヤルから、礼拝堂の地下への階段の位置を教わった。
「竜舎からドラゴン風呂に入って、そこから通路を渡って……左に曲がったら一番突き当たりの階段を下がってください。その道のりなら、きっと人目に付かずにラファト殿下を記憶の魔法石の元にお連れできると思います」
「なるほど、分かった」
頭に順路を叩き込み、竜舎に続く大門の横の、小さな勝手口から外に出た。
久しぶりの竜舎はどこまでも広々として夜明け前の風がそよそよと吹き渡り、天上には星が無数に輝いている。
ラファトと過ごした夜を思い出して切なくなりながら、イドリスは草地に踏み出した。
自分が指笛で呼ぶことのできるドラゴンは、この世で一頭しかいない。
それも本当に来てくれるかどうかは怪しかった。
祈るような気持ちで指を咥え、高く竜舎の空に通る、澄んだ音を立てる。
しばらく待ち続けたが、竜舎はシンとしたままだ。
「……自分から捕まえに行った方が早いか……」
イドリスが諦めかけたその時――地平線の向こうから、羽根が風を切る音が近づいて来た。
並みのドラゴンよりもずっと大きなその姿が、闇の中でその姿をハッキリと現す。
星あかりをキラキラ反射する真紅の硬い鱗、大きな口と闇夜に目立つ金色の目、長い尾と、力強く美しい羽根ーー完璧な造形をした、素晴らしい生き物。
それは遂にイドリスの目の前まで来ると、ずんと地を震わせて着陸した。
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