男恥話(短編集)

ザボン

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第8話★四六時中垂れ流しの刑

四六時中垂れ流しの刑

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僕は同じクラスの斎藤が嫌いだ。
嫌い、というより目障りだ。
クラス1のイケメンでモテる。
その事を鼻にかけているのだ。

そして僕は斎藤から嫌われている。
僕はあまり目立つことなく過ごしてきたが、先月街で声をかけられて雑誌に載ったからだ。“街角で見つけたイケメン君”と言うコーナーだ。
その時クラスで仲の良い南條と一緒だったので、「後藤が雑誌に載った」と南條の口から瞬く間に学校中に広まり、一気に僕の地位が上がったのだ。
その時、僕は少し優越感に浸った。
それ以来、妬まれている。

そんな斎藤に僕のセクシャリズムの部分の秘密を知られてしまった。しかも証拠画像付きで。
「誰にも言わないでくれ」という僕の頼みをニタニタと聞き、「じゃあお前の恥ずかしい姿を見せろ」と要求された。

その日の夕方、僕は斎藤とビデオ通話を行い、自分のスマホに向かってオナニーをした。
そんなことをすれば新たな弱味を握られる事は分かっていたが、秘密をバラすと迫られ仕方がなかった。
そして、ワイヤレスイヤホンから指示される通りに、オナホールを使用したり、ケツの穴に男根の形のデルトを挿したりした。
事前に駅前にあるディスカウントストアのトントホーケーで買わされたのだ。このビデオ通話オナニーのために。
この男根デルトは事前に調べたらしく
「大野宮駅前のトントで売ってる一番大きな2800円のやつな」と指定された。
それを「一番奥まで入れろ」「もっとケツの穴アップで」「次はケツの穴と顔が入るアングルで」と細かく指示をされ、秘密をバラされるわけには行かない僕は、従うしかなかった。
射精すると
「床に着いたザーメンを舌でなめて、舌を見せろ」と命ぜられ、這いつくばってフローリングをなめ、舌にベットリと付いた自分の精液をスマホのレンズの前に見せた。
その時ワイヤレスイヤホンから「ヤダー」と、女の声が聞こえた気がした。
それを飲み込まされたあと、最後は「カメラに向かって股を広げ、笑顔で糞しろ」と言われ、ケツの穴からデルトを抜いて、自分の部屋で排便をした。

次の日は土曜で学校は休みだったが、南條からLINE通話がきた。
「お前の動画が学校の裏アカで広まってるぞ」

僕は信じられなかった。

セクシャリズムの秘密も、昨日の動画も全部公開されている。
僕はその日から学校へ行くことが出来なくなった。

僕は2丁目に出かけた。
そっちの関係でも友達はいる。
「おれ、クラスの斎藤にアウティングされて悔しい」
と泣きながら訴えた。
この手の話はこちら関係の友達にしか話せない。
その友達も僕の話を聞き、斎藤に対して怒りを爆発させた。
そして、「ここに相談すればいい」と1つの電話番号を教えてくれた。

電話をして、その男と会った。
30才前くらいのおじさんだ。
一通り話をすると、「その斎藤に仕返しをしたいのですね?」
と確認され、僕はうなずいた。
「レベルは?」と聞かれた。
「殺しはできませんが」と前置きがあり
「1度だけの嫌がらせから、社会的立場の失墜、肉体的な罰まで、いろいろ方法はあります」
と言われ、僕は迷わず「一番高いレベルで」と答えた。
すると
「斎藤の写真とフルネーム、生年月日はわかりますか?えーと高校は桜高校でしたね、あとクラスを教えてください」
といわれ、その場で調べて斎藤の情報をその男に渡した。
生年月日を聞き「6月生まれか、18才になっているな」と呟いた。
僕は途中から気になっていたことを聞いた。
「仕返しをしてもらうのに、レベルに合わせて料金も違うのですか?」
すると
「費用は掛かりません。対価はターゲットの斎藤に払ってもらいますから」
と言って、微笑んだ。
「あなたは私からの連絡を待っていればよいです」

僕はその後も引きこもる生活を送っていた。
親にも心配され理由を聞かれたが、カミングアウトはできないので、口を閉ざすしかなかった。
クラスでは僕が学校に来られなくなった事について個人面談(聴取)があったらしいが、誰も裏アカの事は話さなかったようだ。

1週間後の月曜夕方、その男から連絡があった。
「明日の朝、大野宮駅7:42発の登り電車一番前の車両に斎藤が乗るはずですから、変装して見学してください」
と言われた。
学校への通学の時間帯で、すごく混んでいる。
(見つけられるかな)
と思いながら、翌朝向かった。

「キャー、この人痴漢です」
とお姉さんが叫び、グイッと斎藤の手首をつかんで上にあげた。
すると後ろに乗り合わせていた男性がその手首をガッシリと掴み「高校生か、次の駅で降りろ」と斎藤に怒鳴った。
「俺、俺なにもしてません」
驚いたような顔で斎藤は言い訳をしていたが、電車が止まり、次の駅で下ろされていた。
僕も別のドアから降りると、後ろに誰かが立っていた。
あのおじさんだ。
「さあ、後藤君の復讐が始まりますよ」
と、少し楽しそうに囁いた。
そして「見に行きましょう」と駅員室に向かい、そっと覗いた。
そのお姉さんは「この子が私のスカートの中に・・」と涙目で駅員に訴えた。そのあと、どこかに電話をした。
小さな駅で、駅員は若い兄ちゃんだけだった。そしてこの事態に少しまごついていた。
「私も見ていました。確かにこの高校生の手がこの女性のスカートの中に入ってモゾモゾと動いてました」
そう言ってから、
「私はこう言うものです」と警察手帳をチラッと出した。
あからさまに駅員はホッとしていた。
「俺は何もやってない」と斎藤は訴えている。
「私が証人です。現行犯逮捕しますが、よいですね」と女性に聞いた。
すると、「ちょっと待ってください」と別の年配の男性が駅員室に入ってきた。「お父さん」と、その被害女性は泣きながら父親にすがった。
その女性の父親は別の高校の教師だと言った。
「おまわりさん、この事を告訴するとうちの娘が世間にさらされる、うちの娘がどうしたいか、それを確認させてくれ」
警察官も「私も出勤途中で勤務外だ、貴方が訴えないなら、逮捕を見送ります」
斎藤の無罪だという訴えは全く相手にされず、話がどんどんと進み、斎藤は自分が痴漢をした、と一筆書かされ、翌日自宅に反省文をもって一人で謝罪に来ることでその場は終わった。
さすが父親は教師らしい対応だ。
当然、学生証はコピーされていた。

「高校生の子供なんて、大人の手に掛かれば簡単に陥れられます。そして彼は18才。大人として対等です」とおじさんは言った。
罪を認めたら大人として罰せられる、と言うことか!

翌日僕は指定されたマンションに行った。
4時に斎藤が謝罪しに来ることになっている。
僕はおじさんと、女性の父親役とリビングで斎藤を待った。女性はいなかった。
インターフォンがなって斎藤が来ると
「さて、若い男の子を味わおう」も言って父親役の男が玄関に出迎えた。
僕はおじさんに「隣の部屋にいて」と言われた。
その部屋にはモニタが4台置いてあり、リビングの様子がわかる。
おじさんは録画をスタートさせ、リビングに戻っていった。
父親役は斎藤を3人掛けのソファーに座らせ「娘は君に会いたくないと出かけた、彼は娘の兄で私の息子だ」とおじさんを紹介した。
斎藤は緊張していて、出されたお茶一口飲んで反省文を読み始めた。

すると明らかに斎藤の様子がおかしい。
汗を垂らして、何度も読み間違えて、読むのをやめてしまった。
するとおじさんが斎藤の横に座り、斎藤の股間をさわり出した。

「あっ、あっ」と斎藤は声をあげた。
よく見ると斎藤の股間はモッコリと膨れていた。
(勃起してるんだ。あのお茶か!)
お父さん役もソファーの反対に座り、カメラを片手に斎藤の服の下に手を伸ばした。
(斎藤に対価を払わすって、こういうことか!)
僕は理解できて、興奮してモニタを眺めた。
(この録画データをもらって、公開してやる)
二人の大人によって、斎藤は脱がされていく。しかも斎藤もますます興奮していく。
おじさんは斎藤の股間をまさぐりながら、自分も脱いでいった。
とうとう、斎藤はパンツまで脱がされて勃起したぺニスが露にされた。
(で、でかい)
小ぶりなら、笑ってやろうと思ったのだが、太くて立派ペニスが黒く広がる陰毛の真ん中からそびえ勃っていた。
すでに先っぽはキラキラと透明な粘液で濡れている。
それをおじさんは舌でぬぐり、そのまま口を斎藤の口に持っていった。
そして唇にその液を擦り付けながら、舌で斎藤の口をこじ開けていった。
斎藤も最初は少し抵抗していたが、そのままおじさんの唇を受け入れた。
(おじさん、イケメンだからちょっと羨ましいかも)
などと思いながら僕はモニタを見ながら、自分のパンツを膝まで下げて、ペニスをしごき出した。
(斎藤も下半身は毛深いんだな)
今まで斎藤の裸は見たことがなかったが、剛毛がペニスと睾丸の周りからへそや太股に広がっている。
おじさんの口がまたペニスへと下がっていき、今度は特大ペニスをジュボジュボと唾を溜めた口腔でしゃぶりあげた。
「ん、んふっ、き、気持ちいい」
ついに斎藤もあえぎ声を出し始めた。
おじさんは口を忙しく動かしながら、両手で斎藤の両足を開き、アナルを曝した。
(や、やらしい。剛毛の中にピンクのアナルがヒクヒクと動いている)
僕は思わず扉を開けて、リビングに出ていった。
「ご、ごとう!」
斎藤は僕の出現に驚いていたが、今の快楽を振り払うことは出来なかった。
「あっ、ああっ、イッ、いく...」
そのままおじさんの口でいかされ、ザーメンをぶちまけた。
おじさんは涎でベトベトのペニスを指でシゴいて、残った精液を絞り出して指に付けてアナルに擦り付け、ゆっくりと指を挿し込んでいった。お父さん役も興奮しながらアナルとペニスと斎藤の顔を撮影している。
僕はおじさんに促され、勃起した自分のペニスを斎藤のエロすぎるアナルにぶっ挿した。
「痛てーっ」
「んふっ」
斎藤と僕は同時に声をあげた。
「んふ、んふ、あー、いーっ」
僕は声をあげ続けたが、斎藤はおじさんのペニスを口に突っ込まれてしゃべれなくなり「ンゴゴゴゴ」と喉をならしていた。
そして、僕は斎藤のアナルの奥深くに射精した。
斎藤は朦朧としていた。
顔はおじさんの精液まみれだ。
僕も肩で息をしながら、おじさんに「ありがとうございました」
と復讐のお礼を言った。
「何を言ってるんですが、後藤さん。これからですよ」

そう言ってから鞄の中から金具を取り出した。
「これが中国から取り寄せた拷問具です」
斎藤はフラフラしている。この様子なら聞こえていても何も理解はできてないようだ。
僕は手に取ってみた。
ラップの芯のような15センチほどの筒形で、鋼鉄製だ。
一番先はフチが少し丸みを帯びていて、反対側は外側に曲げられてストッパーのようになっている。
そして、その曲げられている根元の方から2センチほどのところに短い傘の骨のような仕掛けがある。
筒の中にワイヤーが通っていてそれを引き抜くと、その骨が開く仕掛けだ。

「なんですか、これ?」とおじさんに聞くと、ぐったりしている後藤のアナルにその器具の先をグリグリと挿し始めた。
後藤は「ウンッ、ウンッ、痛っ」と痛がっている。
僕のペニスより一回り太いようだ。
それでもジェルを滴ながらグイグイと挿し入れて、根元の曲げられてストッパーのところまでとうとう突っ込んだ。

「さて、復讐の最終段だ」

そう言ってからおじさんはケツに挿さった筒の中から出ているワイヤーを引っこ抜いた。
「ガチャ」と斎藤のケツの穴の中から音がした。
「あっ!」
「ようやくわかりましたか?」
そう言ってからおじさんは、その筒を引っ張って見せたが、2センチほど動いたが、ケツの穴の中のストッパーで引っ掛り抜けなかった。
「これで後藤さんの復讐も終わりです」
と言って、その筒でアナルが拡張されたまま、斎藤にパンツを履かせた。

その日以来、南條情報では斎藤は学校を休んでるようだ。
親が学校に不登校の相談に来てた、と教えてくれた。
「何か斎藤の学校に来られなくなった理由を知らないか?」
と個別面談(聴取)で聞かれたみたいだ。

1週間して、斎藤から「会いたい」と連絡があった。
近くの商業施設向のベンチで話を聞くことにした。
斎藤は泣きながら「糞が垂れ流れるんだ」と僕に訴えた。そして、
「糞がでなくても、何かしら透明な液が垂れてんだ、頼む外してくれ」と困窮した。
ゲッソリとした斎藤は見ていて可愛そうにも思えた。
僕は「まず状況見るからパンツ下ろせ」と言って、一緒に多目的トイレに入った。
斎藤は素直にパンツを下ろした。
四つん這いにさせると、ケツ毛に覆われたアナルにぶっ挿さっている筒には、ぼろきれが詰められているが糞が滲んでいた。スマホで撮影を始めたが、さすがに文句は言わなかった。
「クセーなぁ」と言いながら、用意してきたゴム手袋を左手にはめ、ぼろきれを取ると茶色いドロッとした糞が流れ出した。
臭いを我慢して筒を摘まんで動かしてみると、全く動かない。
「斎藤、あれから1週間経ってる」
僕はおじさんから聞いた事を話し始めた。
「三日もすればケツの穴の中で傘のように開いたストッパーがケツの穴の出口の内側部分に癒着してとれなくなる、だから動かないんだ」
「ゆ、癒着ってなんだよ」
斎藤は泣きながら僕に聞いた。
俺は斎藤の様子を撮影しながら
「この拷問具は、一度装着されると、手術でケツの穴を切り開いてはずすしかない」そう説明してから、更に
「しかし、これだけ時間がたっていると、ケツの穴の内側が器具のストッパーと癒着して外せない」
そう言って、改めて金具を摘まんで動かして見せた。
「お前は一生糞を垂れ流して生きるんだ、四六時中な!」

その後、おじさんからもらった動画を自分が映らないよう編集し、最後の部分は今日多目的トイレで撮影した動画も付け出し、学生証の画像つきでSNSに公開した。
こちらには痴漢の自白を書いた紙と、直筆の反省文まである。
斎藤は騒ぐことなく黙って学校を去った。
あれ以来、1度も学校に来ることがなかったので、イケメンが激しく喘いで、その後ケツに拷問具を装着され、取れないことがわかり糞を垂らしながら泣き崩れる動画が公開されたことを知っているかは分からない。
一応、本人には南條を通じて動画公開されている事を通告したが・・
(当然南條は僕がアップしたとは知らない)

しばらくして南條からLINEが来た。
“知ってるか?斎藤、学校来ないと思ったら・・・”


僕は再び学校に通い始めた。

END
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