男恥話(短編集)

ザボン

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第22話★青少年発育研究センター

青少年発育研究センター

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勤め先の突然の倒産。やっと仕事が決まった。信一はホッとしていた。
売り手市場だというのに面接はことごとく落とされ、やっと決まったのは青少年発育研究センターというところだ。

自治体から依頼を受けて、発育に関する調査をする、半分公的な財団法人だ。
これからの若者の発育に対してどのように自治体がサポートしていくべきかを検討するために必要な組織だと説明をうけた。

初日に出勤すると、午前中は総務課の人と入所手続きをし、就業規則等の説明を受けた。午後からは配属される検査課の課長から業務内容を説明を受けた。僕の配属は方案係という部署だった。
「木村君、あなたの仕事は自治体が求める事を検査する方法を決めることです」
と言われたが、どうやって決めるのかが見当もつかない。
「最初は先輩達に言われた通りにしてくれてればいいから」
と課長に言われた。
課長は話好きなのか2時間位話を聞いて、その後方案係のメンバーと引き合わされた。
方案係長は僕と同じくらいの年齢か?
日に焼けたナイスガイだ。
「係長の清水です。よろしく」
と挨拶されたので
「あ、木村信一です。よろしくお願いします」と挨拶をした。
「ところで木村さんはおいくつですか?」
と聞かれたので29才と答えると「じゃあ私と同じですね」
と言われた。清水係長はもう一人の係員を呼んで僕に挨拶させた。「山田です」と名前だけを言われたので「木村です、よろしくお願いします」と丁寧に挨拶した。山田君はずいぶん若そうだ。きれいな顔立ちでアイドルグループに紛れててもおかしくない(最近の若いアイドルは顔が同じに見える!)
少し話していると山田君は今年の新卒で23才だとわかった。
「今日は検査室が使えるのは何時からだったかな?」と清水係長は山田君に聞くと「3時からから5時です」とパソコンを見て答えた。
清水係長は時計をみながら「今日の内容を説明したいが時間がない。検査室で作業しながら説明します。木村君も白衣に着替えてください」
と言われ、「山田君、ロッカーや白衣の準備をしてやってくれ」と指示をだした。
山田君は「こっちです」とロッカールームに案内してくれた。
途中、「検査室はここです。着替えたらここに来てください」と教えてくれた。また、検査室は実際に青少年を検査する1係、2係が優先で方案係は使えるチャンスがあまりないことも教えてくれた。
なので今日は机上で考えた検査方法を実際にやってみて、問題なければ検査方案としてまとめ、承認をとって実際検査する他の係に渡すとも教えてくれた。
何となく自分のする仕事がわかった気がした。
ロッカールームに入ると「白衣はここです。白衣の下は何も着ないでください。パンツも脱いでくださいね」と言われ
「えっ、パンツも・・・」と質問しかけたが、忙しそうにロッカールームを出ていってしまった。
(清水係長も山田君も白衣の下に服着てた気がするけど?)
悩んだが、言われた通りに全裸になり白衣を着た。

検査室に入ると清水係長は「じゃあこの椅子に座って」とマッサージチェアのような
ところに座らされた。
手は頭の後ろに組んでください。
と山田君が後ろに周り、組んだ手の位置を微調整した。
「今回の方案は、まずは男子の年代別精巣測定方法を考えます。つまりランダムに年代別の男子を集めて検査するやり方を検討するのです」
そう早口で説明され、「時間がない。山田君、さっそく始めよう」と言うと、うなずきながら照明を付け、録画を開始してから、椅子のレバーを思い切り倒した。
「ガチャガチャ」と音がして大きく背もたれが倒れて腰が深く落ち、足をのせていた部分が大きく左右に開いた。
着ていた白衣はめくり上がり、僕の股間が
二人の眼前に曝された。
「えっ、えっ、えーっ」
僕は驚いて叫ぶが清水係長は僕の白衣のボタンをはずしながら、「この椅子、昨日納品されたんですが、いまの動作とこの姿勢で痛いところとかないですか?」と聞かれた。僕は「痛くは無いですが恥ずかしです」と素直に答えた。
手で股間を隠したいのだが、白衣の袖が頭の後ろに引っ掛り動かせないのだ。
起き上がりたくても深く倒されて、手も使えずどうすることもできない。
モニタに映し出された僕の姿は、股間はおろかケツの穴まで丸出しだ。
「恥ずかしくても我慢してください。仕事ですから」と平然と言われ、「実際に検査を受けるのは16才から19才の少年院に入ってる受刑者です。恥ずかしければそれも罰の一貫です」と説明された。山田君が僕の股間ガン見しながら、ボソッと「本当の検査の時はビデオは撮りませんが」と言った。
「さあ、考えた検査をやってみよう。木村君、ペニスにカテーテル入れますよ」と言って、清水係長は管を尿道に差し込んで言った。
僕はなにも言えずに「えっ、えっ、ちょっと待ってください」と言ったが手は止めずに「はは、大丈夫、大丈夫」と言われて「ほら、もう奥まで入りました」といい、管を止めていた鉗子を外すと管を通り小便が意に反してバケツの中にジョジョーと注がれた。
「じゃあ膀胱を洗います」と言うと注射器のようなもので管から液体をタップリと僕の膀胱に送られた。「あっ、あっ、やめて」オシッコがしたいのに出ない。そんな感じだ。
しばらく我慢させられ「もう限界です」と訴えると、「そうですか」と言われて注射器を外された。
「ジョジョー」その液体もバケツの中に垂れ流した。
管が抜かれ、今度は先端が光っている細い器具を手に取った。
カメラだ。
僕は涙を流して「やめてくれー」と繰り返している。
大型モニタが僕の全体映像からペニスのアップに切り替わり、鬼頭の先にどんどん近づいてきて、尿道の内部に突入した。
「木村君、痛かったら言ってくださいね。受刑者と言っても未成年だから痛いことできないから。でも、さっきの管より細いから大丈夫なはずです」
なれた手つきでどんどんと入れていく。
「ほらここが膀胱だから、その手前でこっちの穴が陰嚢に繋がる穴だ」
そういうとカメラの先に着いている、さきほどとは比べ物にならないほど細い管の先をそちら側に少し進めて「じゃあ注入だ」
と言ってスイッチを押した。
だんだんと睾丸に液体が溜まり重くなってきた。
「あっ、逆流です」
映像を見ていた山田君か清水係長に合図をした。
「計測値は12.3ミリリットルか。この方式でなんとか計測できそうだな。山田君、木村君、何か意見あるかね?」
山田君は「逆流すると測定値の誤差になります。逆流させる何かしらの基準を作った方がよいと思います」と言った。「なるほど。検討しよう。木村君は何かあるかね」僕は「あ、えー、僕ですか・・」としどろもどろになっていた。
「ゴメンゴメン、初日に聞かれてもわからないよな」そう言いながらカメラをスルスルと抜くと、ダランと重さで延びた睾丸と縮こまったペニスの映像に戻された。
今度はビーカーをペニスに当てられ、清水係長が睾丸をギュッと握ると僕の尿意とは関係なくダラダラと尿道から液体が垂れた。

「さぁ、時間がないぞ。次の検査方案も
試してみよう」
と清水係長が言うと「射精時の精子量比較ですね、一発目と二発目の」と山田君が資料を見ていった。
「仮説では年齢が上がるほど、精子量の差がなくなるとなっているが、それの検証だな」
そう言われるとすぐに電マをペニスに当てられた。
「んふっ、んふっ、んーっ」
しばらくして勃起した。
「山田君、なに見とれているんだ。シャーレを」と少しイラついて清水係長は山田君に指示をした。
そして僕はシャーレに射精させられた。
シャーレの精液を顕微鏡で覗き、「木村君、元気のよい精子がうようよ居ますよ」
と、清水係長は笑って教えてくれた。
「これを2回繰り返すが、今日はやり方の確認だから、1回でいいだろう」
と清水係長は言った。
やっと終わりかと思ったが、「最後の方案で、オーガズムの達し方で精子の数が異なるか、だ」
そう言うと、僕が座っている椅子の金具を外した。
パカッと、僕のケツのしたの座面が部分的に開いた。元々肛門は丸見えだったが、下が開き、白衣にもスリットが入っているので、僕のアナルを邪魔するものが無くなった。
「じゃあ木村君、前立腺刺激するからその前に糞出しちゃおう」と言いながら先程より大きな注射器のようなもので肛門にタップリと液体を注入された。
そして「しばらく我慢してな」と時計をみながら言われた。
「だっ、ダメです。糞が出ます」
僕は訴えたが、「まだまだ、もう少し」と言われて歯を食いしばって我慢した。
「もー無理です。出ます」
額から出てきた脂汗を顎からポタポタと滴ながら僕は叫んだ。
「ビシャー、ドボドボ」
椅子の下にはバケツがあったようで、すごい音がした。
「わっ、グロ」
山田君がつい口にして清水係長に注意されていた。
「椅子には便は付いてないですね」と確認して「バケツの中の汚物を捨ててきてください」
と山田君に指示をした。
山田君はバケツの中をじっくりと観察しながら持って出ていった。
俺は糞まみれの肛門を曝しながら、そんな自分の様子を大型モニタで見ていた。
「我慢させることで、一度で全部出せるんです」
と僕に説明をした。
「こんな恥ずかしい仕事、やって行けません」
やっと言えた。
しかし「同性の私と山田君しかいないのに、何が恥ずかしいのですか?記録映像も同性の課長にしか見せませんよ」
と聞かれた。
感覚が僕とは違うようだ。
同性だろうとなんだろうと、、
そう考えていると「捨ててきました」と言ってバケツを持って山田君が戻ってきた。またケツの下に置かれ、「じゃあ二回目」と言われて液体を入れられた。
3回繰り返して「このくらいでいいか?」と僕が排泄した液体を確認して「じゃあ方案には3回と記載しますね」と山田君が言いながらメモを取っていた。
すると金具が肛門に押し込まれて拡張された。
「いた、いた、や、やめて」僕は情けなく訴えたが、「ここは少し我慢してくれないと」と清水係長は言って、拡張を繰り返す動作に徐々に力を加えていった。
「よし」と言って、金具をロックして拡張したままのケツの穴に細い棒突っ込んで「ほらここら辺が前立腺だ、気持ちいいだろ」と言って内部を擦った。
「あっ、んふっ、気持ち、いい」僕は喘いでしまった。
するとその擦っている棒の先端が微震し出した。
「あーっ、やめ、あーっ、んふっ、ハァハァ」
気持ち良かった。
体内からペニスの先にジンジンと何かが込み上げてきた。
「や、やめ、て、、はずか、しい」
しかし、その言葉に反して僕のペニスはガチガチに固くなり、腹の方にビシッと反り勃っていた。
「ペニスに直接的に刺激を与えなかった場合の精液を採取します。頑張って射精して」と言われた。
ガバガバにされた尿道からはひっきりなしに透明なネバつく液体が湧いてでている。
「やめ、やめて、ください」
僕はそう口にしたが「そうか?」と微震棒をちょっと離されると「あっ、止めないで」と訴えていた。
「木村さん、ケツの穴の中まで丸見えですよ」つい山田君が言って「山田君、やめなさい」とまた注意されていた。
微震棒で刺激しても透明粘液が溢れるだけで、肝心の精液が出てこない。
しばらくやっていたが清水係長は「アナル全体を刺激してみよう。たしか男根の張り型があったはずだ」と検査室を出ていった。
山田君は「この微震棒は木村さんには合わないのかな?」
と言って、挿しっぱなしになっていた微震棒をはずしてしまった。
「あ、あ、もっと」
つい口にしてしまった。
山田君は拡張金具を外しながら
「ちょっと待っててください、木村さんに合うもの挿してみますから」と、僕の死角となる場所から現れた山田君は、白衣の前ボタンの隙間から勃起状態のペニスをそびえ勃たせていた。
可愛らしい顔に反して、鬼頭をテカテカと輝かせながら・・・デカい!
「え、え、え、」僕が慌てると
「やっぱり人工的なものでは感じませんよね」と言いながら緩みきった僕のケツの穴に唾をつけ、生勃起を挿し込んできた。
「き、木村さんが、わ、悪いんだ。黒々とした陰毛を備えたデカいズル剥け、、ズル剥けペニスをおっ勃てて、ハァハァ、黒々とした毛に覆われた、ンフッ、ア、アナルをパカッと開いて、エ、エロすぎる」山田君は必死に腰を振っている。
「やめ、やめ、やめて、」
僕はあえなく男に犯されている。
しかし、、、気持ちがいい。
山田君ペニスのカリが僕の直腸内の壁をえぐり、また戻る。
それが全周に感じて、前立腺というより、全体的に下半身が気持ちがいい。
山田君も真っ赤な顔をして、何かにとりつかれたように猛スピードで僕のアナルにペニスを擦り付けている。
「きも、きも、きもち、、いーっ!」
「あっ、だめ、イク、イク」
僕は自分の毛の生えた割れている腹筋に射精した。
トコロテンだ。
すぐに山田君の腰の動きも一番奥までペニスを突き挿したところでピタッと止まり、アナルの奥の方で“ドクン、ドクン”と脈を打つような優しい流動を感じだ。
「ガチャ」と音がして検査室に清水係長が入ってきた。
「あると思ったが見つから・・・」ペニスを挿している山田君を見て言葉が止まった。そして「何してるんだ?」と聞いた。
しばらく誰も何も言わない時間が流れていった。たぶん2~3秒だろうが何分にも思えた。
「木村さんのペニスが萎えそうだったので」と、事も無げに言った。
清水係長は僕の方を向いた。
涎を垂らして半笑いの僕の表情を見て「まぁ、同意の上なら検査方案的には問題ないが、、この検査には男根張り型が必要と言うことだな」
と清水係長が言うと、山田君は僕のアナルからすでに萎えたペニスをサッと抜き、白衣の中にしまって「そうですね、大きさも何種類か必要ですかね」と、返答しながらチェアのレバーを戻してくれた。股も閉じ、背もたれも戻って普通のチェアに戻った。引っ掛かっていた両袖も自然と外れた。
清水係長は僕の白衣のボタンを留めながら「木村君、お疲れさん。着替えたら定時になるから帰っていいよ。初日だからな。山田君はここ片付けたら第一会議室に来てくれ」
そう言って検査室を出ていった。
僕は呆然と立ちあがりロッカールームに向かった。
ロッカールームで一人になると、怒りと悔しさと恥ずかしいさが溢れてきた。
(こんな職場辞めてやる)と決めていた。
しかし、“気持ちよさ”が頭をよぎる。
最後山田君のペニスを挿され激しく攻められたときの快感、頭から離れない。
少し時間がたつと、“気持ちよさ”に、“辞めればまた職探し”という現実がプラスされ、(続けてみよう)と結論づけた。

翌日出社すると、清水係長も山田君も昨日は何事もなかったように僕に接した。
そして清水係長が今年一年の方案作成予定を説明してくれたが、昨日のような恥気持ちよさそうな方案はなかった。

入所してから一月たった。
その間に歓迎会もしてもらい、普通に仕事をしていた。
しかし僕はモヤモヤしている。
山田君のペニスが恋しい。
悩んだあげく、第一会議室に山田君を呼び出した。
「あ、あの、もしよかったら前に検査室でやったようなことを僕の家でしないか?」
汗が吹き出した。
こんな言い方で良かったのか?相手が女なら即振られる。
山田君は「あ、ごめんなさい。俺、彼しできたんで」と言って会議室を出ようとしたが、足を止め少し考え、振り向いて
「俺、清水係長と付き合ってんだ。あの方案作りのあとここに呼ばれて、“お前もこっち側の人だったんだな”って言われ告られた」
そして、もうひとつ思い出したように、「それと、あの方案作りの動画、一人の時にはいつもお世話になってます。あざっす」
と、お礼を言って会議室を出ていった。

END
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