犯者への罰

ザボン

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温泉施設に戻ると3人はちょうど出てきたところで
「あは、待った?あれ、木村、目が赤いけどどうしたの?」
と由美ちゃんに言われ、木村は「なんでもないよ」
と答えて車に向かった。

車のなかでは女湯は空いてたとか、星空を見たかったとか、ワイワイと女性たち中心で騒ぎながら別荘に着くと、夜の10時だった。
「じゃあまた明日」
と由美ちゃんが言って3人は女性部屋に向かった。
「あれ、もう寝ちゃうの?」
と僕は言った。
もう少しリビングで一緒にいて酒でも飲むものだと思っていた。
(木村と二人が気まずいと思うところも、少しだけあった)
「女三人での話もあるのよ。そっちはそっちで恋バナでもしなさいよ」
と言って、部屋に入ってしまった。
僕は木村に
「えーっと、酒飲むか?」
と聞くと、
「ここに二人だと広すぎるから部屋行って飲もうぜ」
と誘われた。
女性部屋は和室に貸し布団だが、男性部屋はツインルームだ。
僕たちはさっきの星空の下での話は避けるように他の話題に花を咲かせて酒を飲んでいた。
しばらくすると由美ちゃんが
「あの二人寝ちゃったからまぜて」
と言って部屋に入ってきた。
3人とも少し酔いが回って気持ちよく飲んでいると、木村が由美ちゃんに
「今日俺、こいつに告ったけど振られたんだよ」
と言った。
(えっ?何言ってんだこいつ!)
驚きを隠せなかった。
「でも、俺こいつとやりてーんだよ」
と言ってから
「それが男の性だよな」
と俺に同意を求めてきた。
「お、お前ちょっと酔いすぎだぞ」
と言うと
「そっか、やっぱりダメだったんだね」
と、ボソリと由美ちゃんの口から聞こえた。
聞き間違えか?いや、ハッキリと聞こえた。
「え、あ、由美ちゃん。どーゆーこと?」
僕は由美ちゃんの方を向いて質問している間に、木村はテレビにスマホを繋げて、動画を再生した。
それは、僕がすでに過去の汚点としていた、森口が編集した万引とカラオケルームでの恥ずかしい動画だった。
「この動画、SNSで公開されたくねーよな」
そういいながらパジャマがわりに着ていたスエットの中に手を差し込んで乳首を指で刺激してきた。
「ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってくれ」
僕は由美ちゃんがテレビを見ているのを気にしながら、木村を手で押し戻したが、
「あたしのことは気にしないで。この動画も何度も見てるし、綺麗な男の人同士の営みを見るのが趣味なの」
と言って、リビングにおいてあったスーツケースを持ってくると、中からビデオカメラを取り出して三脚にセットし出した。
そして木村のスマホで再生されている僕の恥ずかしい動画を早送りして、ちょうど顔とぺニスとアナルが同時におさまったアングルで一時停止をした。
そして「この動画のことは恵美ちゃんにも心音ちゃんにも黙っててあげるから、撮影させてね」
と少し興奮ぎみに言った。
木村は
「万引動画は店長に渡したら逮捕されて退学だぞ。知ってるか?万引きの時効は7年だ」
僕は涙を流しながら
「な、何でこの動画を?」
と聞くと唇を奪われ、ぺニスをまさぐられながら木村の舌が僕の舌に絡み付いてきた。
「あたしたちのバイト先の本屋で、森口と林田から買ったのよ、木村が1万で。あいつら、大学違うからわざわざ呼び出すのも面倒だからって!」
と信じられないことを由美ちゃんから聞かされた。
(ぼ、僕の人生を左右する動画が、たった1万なのか!?)
と、どうでもよいことも気になった。
やっと吸い付いていた木村の唇が離れ、
「俺の告白を受けてくれて自然とこうなってれば、動画は水島に見せることなく消去したのに」
と、この状況は僕のせいだと言わんばかりだ。
「動画で見た水島を大学の教室で見つけたときは興奮して震えたよ、同じ学部だ!って」
そう言うとすでに露にされた僕のペニスが木村の口に含まれていった。
「あっ、んふ」
木村の口腔は唾液でニュルニュルしていて、体中の血液が顔に上がってきたようだ。
「フェらされるの初めて?」
由美ちゃんに聞かれ、僕は素直に頷いていた。
そんな僕の恍惚としている表情を、満足そうに由美ちゃんはビデオカメラにおさめていった。
「なかなかいいわー、水島の体。毛深さがエロくてそそるわね。動画で見たのとおんなじ。良かったわ、ムダ毛処理されてなくて」
悶えて露にしていたワキの下を撮影しながら一人言を言っていた。
木村にむさぼられて、僕のペニスは勃起MAXだ。
すでにスエットは上下とも脱がされて全裸だ。
「は、恥ずかしい。見ないで。由美ちゃん、撮らないで」
僕はそう言葉にしたが受け入れてもらえず、いつのまにか木村もすべて脱ぎ、さっき温泉でみた肉体を曝している。
違っているのは、縮こまっていたはずのペニスが僕のものにも負けず劣らずはち切れそうだと言うことだ。
「相変わらず木村のペニスは立派ね。水島のも素敵だけど」
由美さんは僕の口元に差し出されたぺニスを撮影しながら
「早くお返しにしゃぶってあげなさいよ、そんなにじらさないで」
と言った。
木村は勃起したぺニスをしょっちゅう由美ちゃんに見せているのだろうか?
勃起した他人のぺニスを生で見るのは初めてだ。
しかもこんなまじかで!
そして、初めてフェラをした。
先っぽの尿道のところを舌で少し刺激すると、握ってる木村のペニスがビクッと震えた。
気持ちがいいのだろう。
それは先程の実体験でわかっていた。
そして、目をつむり木村のペニスを頬張った。
口の中にニュルニュルとしているが、芯は固い肉棒が口腔で暴れまわる。
そして先っぽが舌に押し付けられるので、夢中で舌を動かした。
「うっ」
臀部を撫でていた木村の手がとまり、おしりの穴に感触が伝わった。
その感触は木村の指だと認識できた。
2本の指が穴の周りを解して、穴の浅い部分に 別の指が入って、抜かれる。
これの繰り返しだ。
しかし、中に入れられる指は、回数を重ねる度に、着実に深さをましていっている。
由美さんが「ちょっと指どけて。動画で見たのと同じね。でも生だと余計にエロいわね」と一通りアナルを確認すると
「じゃあこれつけて」と、
なにかを木村の手につけた。
僕のアナルに指が戻ると、差し込まれる指はニュルッとして、そのまま奥深くまでもぐってきたのを感じた。
「はぁ、は、ん、はふーーん」
おしりの穴はうんちを出す器官だ。そこを木村の指が逆流してきた。
するとすぐに抜かれていく。
その時はうんちをするのと同じだ。
しかしまたすぐに逆流して奥深くまで指が入ってくる。
その繰り返しにより、ぺニスを刺激されるのとはまた違う、内面からの快感が身体中に溢れて、ぺニスを勃たせた。
「あは、水島のアナルは感度いいね」
由美ちゃんに誉められたがそれどころではない。
激しく抜差しされていた指が一番奥でピタッと止まり、半分まで抜かれると、もう一本入ってきた。
「はぅ、はぅ、はぅ」
僕は勃起させたペニスの先から透明な粘液を垂らしながら、由美ちゃんやカメラを気にすることもせず、本能のままよがった。
「じゃあ水島、いくぞ」
と耳元でささやかれるとケツの穴の中で、ちょうど金たまの裏側辺りを少し指を曲げて刺激し出した。
「はふ、はふ、はふ」
気持ちよくて気が狂いそうだ。
「じゃあ、そろそろ解れたし暖まっただろ」
そう言うとアナルから指は抜かれ、姿勢を整えられて木村の太いペニスがアナルに挿し込まれた。
「あっ、痛っ」
ちょっと口からこぼれたが、すぐに今までの指では到達していなかった奥の方まで肉棒の先でつつかれて、「あーーっ」と声を荒らげてしまった。
木村は腰を振って少しでも奥に肉棒を到達させようと必死だ。
僕もそれに合わせて腰を振り、二人の体がぶつかり合い(パチン、パチン)と心地よい音を奏でていた。
「すごい、美しい。イケメン同士の営み」
そんな声が聞こえた気がするが、僕はもう自分の世界に入り込み、なにもわからなかった。
「うっ、うっ、あっ!」
木村が俺の尻に股間を思いっきり押し付け、その後すぐに僕のアナルの中の肉棒は“ドクンドクン”と脈を打った。
「あー、良かったよ水島!」
ハァハァと息を切らしながら、僕の上に覆い被さってきた。
木村のペニスは挿さったまま萎えていた。
「木村、ほら水島がおっ勃てて待ってるわよ。最後まで処理してあげなさいよ」
由美ちゃんにそう言われると、ムクッと起き上がり、僕のペニスを腫れ物を触るように手で覆って、「これは大変だ」と言って、(ニュルッ)とアナルからペニスを抜き去った。
何が大変なのかわからないが、僕はペニスをジンジンいわせながら水島を待った。
すると水島は自分のケツを手で押さえながら仰向けで寝ている僕の股間を跨いで、天に向けて伸びている僕のペニスの先を自分の穴にぶっ挿した。
「はふっ」
今まで内面からの伝わってきていた刺激が、今度はダイレクトに、しかし優しく僕のペニスを包み込んだ。
「あっ、あっ、あー」
すぐに僕は木村の中に果ててしまった。
木村は僕のペニスを「チュポッ」と抜いて、穴を閉めながら僕の顔の上まで移動して、僕のザーメンを顔に垂らした。
「二人とも、お疲れ様。良かったわよー」
と由美ちゃんが誉めてくれた。
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