はらすめんと

ザボン

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パーティー~前編

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「宮前さん、今度の幹部パーティーは武蔵さんでお願いします」と楠木課長が言った。
「しかし、」と宮前主任が言いかけたが
「宮前さん、そろそろ若い人に替わった方がいい。確かに宮前さんのファンも多いがライバル他社も若返っているからねぇ」
と言われ
「武蔵さんでも宮前さんの時と同じくらいの売り場面積が稼げると思いますよ」
と続けた。
すると宮前主任は僕を少し見て
「かしこまりました」
と返事をした。

四越の事務所を出ると
「宮前主任、四越の幹部パーティーって何をするのですか?」
と聞いたが
「今まで接待の内容も幹部パーティーのことも会社には報告せず、自分の独断で対応してきたが、担当はお前だ。どうするかはお前の好きにしろ」

(接待も幹部パーティーも、と言うことは、接待でされたような辱しめを受けるのか)
僕はそう察して
「宮前主任がそうしてきたのなら、僕もあとを引き継ぎます」と答えた。
そして
「パーティーは今週末と言ってました。準備は間に合いますかね?」
と僕は聞いた。
◇◇◇◇◇◇◇
パーティはこのホテルで行われるようだ。
結局宮前主任は
「特に準備はないよ」
と言って、詳しい内容は教えてくれなかった。
それとなく四越の森さんに聞いてみたが
「幹部パーティーの内容は知らない」
と言われてしまった。
ホテルに着き、四越の担当者に「資生商事です」と宮前主任が告げると、
「302号室が控え室です」
とカードキーを渡された。
そして、
「準備をして6時までには会場に来てください。会場は松の間です」
と言われると
「去年と一緒ですね、わかりました」
そう言い、さっさとエレベーターの方に向かって行った。
僕も慌ててついて行って302号室に入った。
なんの変鉄もないシングルルームだ。
「じゃあ、蘭舞。全部脱げ」
と言われ宮前主任も上着を脱いでワイシャツを腕まくりした。
僕は特に驚くこともなく、
(どうせこんなことだろう)
と思っていたので、さっさと全裸になった。
宮前主任はザッと僕の体を確認して「こっちに来い」と浴室に連れていかれた。
するとシャワーヘッドを外してドボドボとお湯を出しながら「ケツをこっちにつき出せ」
と言った。

僕はパジャマがわりに置かれていたガウンを着て、宮前主任に連れられてエレベーターを待っている。すると
「今年は資生さんも新しい担当ですか」
と、やはりガウンを着た若い子を連れたおじさんが宮前主任に声をかけた。一緒にエレベーターに乗り込み
「去年はあなたに負けましたが、今年も強敵ですね」
と僕をジロジロ見ながら言った。
「いや、カネボイさんも、なかなかの子じゃないですか」
と宮前主任が言ったのでうちのライバル会社の営業だとわかった。

会場に入るとパーティーの料理を並べている最中だ。
そして端の一角にパテーションで仕切りがされている。
その後ろに回るとパテーションで小さな4個の部屋が作られていて各部屋の入口にはロールカーテンが取り付けられており、中にはリクライニングチェアが置かれている。

俺は目を潤ませながらその部屋を見ていた。
さっきバスルームでシャワー浣腸されながら内容を聞いた。

~~ 自分の部屋の前に幹部が来たら、自分を選んでもらうように呼び込むんだぞ ~~

「じゃあ、脱いで座れ」
僕はリクライニングチェアに浅く座り、大きく脚を広げてアナルがよく見えるようにして、準備をした。

~~ パーティーの出席者は1人1枚のトランプを配られている。そのトランプを沢山集めた会社が勝ちだ。多い順に売り場面積と場所が選べるんだ ~~

控え室では宮前主任が持ってきたディルトで、アナルを解してもらったのでガバガバだった。
「じゃあ、頑張れよ」
そう言って宮前主任は控え室に帰って行った。
乾杯が行われてパーティーが始まった。

去年まではここに宮前主任が座っていたのだ。
(これからは四越は僕の客だ。
耐えなきゃ、耐えなきゃ)
涙がポロポロと出てきた。
横の部屋から
「どうですか、僕のアナルは締まりがいいですよ、指、入れてみてください」
と声が聞こえた。
早速幹部がパテーションの前に来たのだ。
幹部同士の話し声が聞こえた。
「1番最初だと射精もさせられるから良いよな。今年は資生とカネボイが初めての子だそうだ」
「そうそう、写真見ると、二人ともなかなかかわいいよな」
「いやいや、現物見てみないと」
そしてその二人組の一人が僕の部屋を覗きこんだ。
「は、はじめまして。ぼ、ぼくのアナルは、き、気持ちがいいですよ」
と声をかけると
「なかなか初々しくて良いな」
と笑いながら僕のアナルに指を突っ込み、「どうだ」と聞かれた。
「ん、んふっ、気持ちいい。ぺ、ペニスを入れて」とヨガって見せた。これも隣から聞こえてきたフレーズだ。
しかしその人は隣の部屋に行って、しばらく会話したあとロールカーテンが閉まる音がした。
ロールカーテンを閉められると「使用中」となる。

次は、外国人がきた。
黒人だ。
英語で何か話しかけられたがよくわからなかったのでyesと答えていた。
しばらくアナルに指を突っ込んで、グチュグチュと内側の隅々まで確認したあと、ロールカーテンを閉め、トランプをサイドテーブルに置いた。
初めての客だ。
「おう、サンキュー」と言ってから、少し身構えた。
隣から男のあえぎ声が聞えた。
その黒人は30代だろうか、背が高くて俳優(名前は出てこない)に似ている。
ベルトを外しスラックスとパンツを一気に下げると、中学生の頃にマギー牧場に行ったときに見た馬のものと同サイズのペニスがデロンと現れた。
控え室で宮前主任に解してもらったディルトの二倍の太さだ。
「ノー、ノー」と言ったがその巨大な物は更にでかく、固くなっていった。
その黒人は部屋の隅に準備されていた三脚にスマホをセットしアングルを決め、録画をスタートさせ、僕のアナルを3本の指でほぐしながらペニスを眼前に突きだした。
仕方なく口を開いたが顎が外れるかと思った。
涎でデロデロになった黒く大きな物体を揺らしながら、僕のまたの間に立ち、ユックリとアナルに押し込んできた。
「ムリムリムリ、ノー、NG、ヘルプ!」
いろいろな単語を叫んだが、僕の中に押し込まれ、
「痛てーっ」
と叫ぶと、事が済んだと思われる隣の部屋から笑い声が聞こえた。
僕の痛がり悶える姿に、ニヤケながらその黒人は腰を振っている。
そして僕のアナルもやっと拡がり、その巨大物体を受け入れていた。
僕が痛たがらなくなるのを待っていた黒人は、浅いところで抜差ししていたペニスを一番奥まで突いた。
「お、おう、んん」
今まで到達したことのない部分まで巨大物体が突き刺さり、頭がポワッとした。
「んー、んふ、あっ、あっ」
僕の縮こまっていたペニスが完全復活し、尿道からダラダラと透明液体を流した。
その液体を黒人は指でぬぐい僕になめさせた。
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