はらすめんと

ザボン

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パーティー~後編

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「い、イク」
僕は宣言をしてから射精した。
「オゥ、ワンダフル」
そう言い、僕の精液をやはり指でぬぐい、今度は自分で舐めていた。
そして、その黒人も息が荒くなり
「オゥオゥオゥオゥッ、ジーザス」
と言って俺の奥深くに種を植え付けた。
しばらく俺のからだの上で休んでからユックリとペニスを抜き去り、「サンキュー」と言って出ていった。

するとすぐに30代くらいの日本人が入ってきて、
「マイケルにやられたのか?」
と聞いてきた。
「ま、マイケルさんって言う名前なんですか?」
と僕が聞くと
「そうだ、毎年マイケルのあとは血だらけだと言われてるが、君は相当ガバガバのようだな、そんなガバガバで気持ちいいのか?」
といいながら指を突っ込み、
「相当奥に種付されたようだな」
と言った。
「ちょっと試させろ」
と言ってロールカーテンを下ろしたが
「ダメです、ペニス入れるならトランプカードください」
と主張すると、「チェッ」と言って隣に行ってしまった。
隣からは
「どうぞどうぞ、気持ちよければそのまま続けてください」
と声が聞こえてきた。
営業として僕より上手だ。
少し反省した。
次に来た客を絶対にモノにしないと!
すると、入り口から顔を覗かせたのは楠木課長だった。
「よっ、頑張ってるか?」
と聞かれた。
こんな姿を見られるのは恥ずかしい。
「はい、頑張ってます」
と答えた。
楠木課長は客ではなくスタッフとして来ているようだ。
「マイケルの相手したんだって?すごいな」
マイケルのペニスサイズは有名らしい。
「今度は接待でその名器を味会わせてくれな」
と言ってどっかに行ってしまった。
しばらくすると楠木課長の
「そうなんですよ、良い子なんですよ」
と言いながらおじさんを連れてきてくれた。
「楠木課長がそう言うなら、試してみるか」
そう言ってトランプを置いてロールカーテンを閉めた。
閉める間際に楠木課長が僕の方を見て親指を立てたので、お礼の意味で軽く会釈した。
その人は
「マイケルの相手したんだろ、ガバガバじゃないだろうな」
と言い、そして僕のアナル周りからペニスの付け根を丹念に確認して
「ん、君はまだマーキングしてないのだな。これからか?四越への服従マークを彫るのは!」
と言った。
僕は宮前主任の秘部にある4のマークの意味が初めてわかった。
いよいよ勃起ペニスが、挿入された。
僕は出来る限りの力で穴を締め上げた。
「ん、ん、んーっ、ああ、いいじゃないか」
と言いながら僕の穴で欲求を満たしている。
僕はマイケルのペニスサイズになったアナルをキュッと絞めるのにかなり腹筋を使った。
明日は筋肉痛になりそうだ。
その客を満足させ、その客のザーメンをアナルに蓄えて、そして次の客を取る。この繰り返しだ。


俺は控え室でこれで良かったのか何度も自問している。
楠木課長にああ言われたら蘭舞を参加させざる終えない。
内容を話して怖じ気づかれると困るので、当日、後戻りができないタイミングまで内容は話さなかった。
騙したようなものだ。
俺が内容を説明したときの蘭舞の助けを求めるような眼差しは忘れられない。
しかし、四越デパートに納品させてもらうためには、必ず必要なことなのだ。
俺は様子を見に行くことにして、四越スタッフのバッチをつけて会場に向かった。

入口があるパテーションの裏側に回ると、蘭舞の部屋はロールカーテンが閉まっていた。誰かに挿されているのだろう。中から少し大袈裟な喘ぎ声が聞こえる。
他の部屋を覗くとアナルを拡げた若い営業マンが「パッ」と顔をあげて笑顔を見せるが、スタッフバッチを見るとすぐに顔を伏せてしまった。
なかなか可愛らしい顔をしている。
もうひとつカーテンが開いている部屋があるので覗くと、やはり先程と同じ態度だ。
考えてみたら去年までの俺も同じ態度をしていただろう。
ここの部屋の子は少し年齢が上みたいだ。しかし俺が出ていれば俺が最年長なのは間違えなかった。
会場に来るときに会ったカネボイの子ではなかったので、もう一ヶ所カーテンが閉まっている部屋なのだろう。あの子も可愛かった。
そんなことをしていると蘭舞の部屋のロールカーテンが開いて外国人(タイ人か?)が出てきた。
蘭舞が「サンキュー」と英語で挨拶をして、そして俺を見つけた。
「どうだ」
俺はなんて声を掛けて良いかわからなかった。
「トランプ、15枚集まりました」
15人の相手をしたということだ。
「お疲れさん、あと30分だ、頑張れ」
と言うと蘭舞は口元を歪めた。
笑ったつもりなのか?
昨年俺は17枚のカードを集めて僅差で1位だった。
なので今年は一番いい位置に商品を並べられた。
四越全店舗でその場所を獲得したことで、会社での評価もよく、ボーナスも同期より多かった。
今年も引き続きその場所獲得できるか、結果が楽しみだった。

「終了の時間となりました。まず今年のトランプ獲得ゲームの結果を発表します」
僕は他社の3人と同じようにガウンを着てパテーションの裏、つまりパーティ会場のステージが見える場所に立って発表を聞いている。
宮前主任も隣でドキドキしていると司会が読み上げた
「えー、1位 カネボイさん、資生さん 18枚」
なんと同点だった。

「どうなるんだ?」宮前主任が呟いた。
「カネボイさんと資生さんの同点決勝とします。カネボイさんと資生さんの営業の方はステージまでいらしてください」
宮前主任が「大丈夫か?」と気を使って声を掛けてくれたが無視してしまった。全然大丈夫じゃない!
僕は摺り足てステージの方に行った。カネボイの営業も同じだ。普通に歩くとケツの穴から精液が垂れてしまう。全集中をケツの穴に向けていないと。

何とかステージに上がると
「お二人とも辛そうですね、では今からその辛いお腹の中のザーメンを一滴残らず絞り出していただき、量が多い方、重量が多い方の勝ちとなります。まずガウンを脱いで、そしてすべて出しきってください」
そして同じ洗面器が渡された。

早く出したいが、皆が注目しているなかでケツから出すのは恥ずかしい。
しかし、カネボイの営業は洗面器を引ったくり、ガウンを脱ぎ捨てて、全裸でその上にしゃがんでブリブリと出し始めた。
表情がどんどんと軽やかになっていく。
僕もそれにつられて、慌てて洗面器を受けとり、ガウンを脱ぐのももどかしく、ブブブブブーと軽快な音を出しながらザーメンを出した。
僕も気持ちよさに顔が緩んだが、出しきると多くの人の目がこちらに向いている事を改めて理解し恥ずかしくなって、今さらだが股間を手で隠した。
そんな二人の様子は会場の天井から下ろされた大型スクリーンに映し出されていた。
笑う人、顔をしかめる人、目を剥いてガン見する人。反応はマチマチだ。ただ共通しているのは、手にスマホを持ち、カメラをこちらに向けていることだった。
その後デジタル秤で計量となった。
1グラム差で僕は勝った。
クリスマス特別展でのリベンジだ。喜ぶべきだろうが、ふと、(何やってるんだろう、僕)と考えてしまった。

翌日出社すると課長から
「昨日の四越のパーティーゲームはうまくいったか?」
と聞かれ「はい」と答えた。
「そうか、それは良かった。まあ、一人前の営業になるためにはいろいろな経験が必要だ。これからも頑張れ」
と言われた。
宮前主任は会社に報告はしていないと言っていたが、課長はわかっているようだ。
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