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伸一は自分の意思ではどうしようもできない恥ずかしい姿を大勢の前で晒し続けた。
フル勃起していてもぺニスがジンジンしているのが、ここからでもわかる。
見物していたおばちゃんの一人が顧問に
「あの、写真とっても良いですか」
とあり得ないことを質問した。
顧問は部長の方に目配せをすると、部長もちょっと返事に困り
「文化祭での撮影は可能ですが、SNSへのアップはお控えください」
と、手に持っていた文化祭のチラシに記載されている注意書を読み上げた。
途端に「カシャ」「カシャ」とあちこちからシャッター音が聞こえてきた。
顧問は「あくまでも後からデッサンを自宅で勉強するための撮影ですから、終わったら消去してくださいね」と説明をしている。
昨日は授業の一環でスマホは誰も持っていなかったが、今日は土曜日なので一般として来ている生徒たちもスマホを出して撮影している。
俺は(金曜の担当で本当に良かった)と胸を撫で下ろした。
伸一は全く表情を変えない。
(感情を持たないマネキンのようだ)
これはモデルとしては誉められることなのだろう。
「性器を勃起させた男性を描く時は顔の表情の中に少しエロスを意識するか、若しくは恥じらいを表すと全体のストーリーが見えてきます」
と顧問がアドバイスしているがほとんど誰も聞いてはいない。
「はい、では前半ここまでにします」
と顧問が言うと、さっきのオジさんが
「このポーズのまま角度を変えたデッサンも少し描きたいな、いいかな」
と言い出した。
オジさんは、伸一の右斜め後ろからデッサンしていた。
「それだと休憩時間がなくなっちゃいますけど、皆さん大丈夫ですか?」
と参加者に聞いた。
(モデルには聞かないのか!?)と思ったが、参加者が全員うなずき、席替えすることになった。
顧問は伸一の耳元で「悪いな、頑張れ」と励ましの言葉を囁いた。
伸一は無表情だ。
オジさんは真正面の席に座り、ひとしきり写真を撮ってからチョロッとデッサンをした。
顧問は
「そろそろ時間の関係で次のポーズに移ってよいですか」
と聞いたあと、
「リクエストがあれば言ってください。ただ素人なので難しいポーズはダメですよ」
と募ると、またさっきのオジさんが
「じゃあ皆さん、クラウチングスタートのポーズはいかがですか」
と聞くと
「それで良いです」
「また途中で席を替わりましょう」
など参加者の間で意見が交わされた。
伸一はクラウチングスタートと言うのがピンときていないようだった。部長が部員に指示をし、作業机を円の真ん中に移動させながら、
「おい光彦、お前陸上部だろ、その上で伸一のポーズを手伝ってやれ」
と言われた。
俺は伸一には申し訳ないと思ったが、命ぜられれば従わなければならない。
「じゃあ伸一、そのうえに上がって片膝ついて、ケツあげて、顔はまっすぐゴールを見据えて」
とポーズをとらせた。
そうすると、ちょうど参加者が座った目線に伸一のケツの穴やぺニスが見える。
出来上がった伸一のポーズを見て
「おいおい、勃起ぺニスだけじゃなくケツの穴まで丸見えじゃん。恥ずかしくないのかね」
と同級生が呟いたのが聞こえた。
前列に座った小学生達は知り合いらしく
「伸一兄ちゃんのおしりの穴、スッゲー毛むくじゃら」
と言って母親に口を押さえられている。
確かに俺がいるアングルから見ても毛だらけの肛門の下にチョロチョロと毛が生えた睾丸がぶら下がっているのが見え、その先の勃起したぺニスは揺れて見え隠れしている。グロテスクだ。
顧問は
「芸術です。若い肉体を大胆にキャンパスに描いてみてください。目に飛び込んできた光景が衝撃的なら、その思いをキャンパスに表現してください」
と熱く語った。
当然、シャッター音の嵐だった。
伸一はこんなポーズを取りながら無表情だが、すこし辛そうな表情に見える。
~~伸一の脳裏~~
心を無にして、なにも考えずに、、
そう思っていないとぺニスの根元から何かが湧き出てきそうだ。
ケツの穴晒すことより最悪な状況だけは回避しないと。
うっ、額からは汗がにじんできた。ポーカーフェイスだっ。
で、、でもぺ、ぺニスが、疼く。
~~~~~~~~
フル勃起していてもぺニスがジンジンしているのが、ここからでもわかる。
見物していたおばちゃんの一人が顧問に
「あの、写真とっても良いですか」
とあり得ないことを質問した。
顧問は部長の方に目配せをすると、部長もちょっと返事に困り
「文化祭での撮影は可能ですが、SNSへのアップはお控えください」
と、手に持っていた文化祭のチラシに記載されている注意書を読み上げた。
途端に「カシャ」「カシャ」とあちこちからシャッター音が聞こえてきた。
顧問は「あくまでも後からデッサンを自宅で勉強するための撮影ですから、終わったら消去してくださいね」と説明をしている。
昨日は授業の一環でスマホは誰も持っていなかったが、今日は土曜日なので一般として来ている生徒たちもスマホを出して撮影している。
俺は(金曜の担当で本当に良かった)と胸を撫で下ろした。
伸一は全く表情を変えない。
(感情を持たないマネキンのようだ)
これはモデルとしては誉められることなのだろう。
「性器を勃起させた男性を描く時は顔の表情の中に少しエロスを意識するか、若しくは恥じらいを表すと全体のストーリーが見えてきます」
と顧問がアドバイスしているがほとんど誰も聞いてはいない。
「はい、では前半ここまでにします」
と顧問が言うと、さっきのオジさんが
「このポーズのまま角度を変えたデッサンも少し描きたいな、いいかな」
と言い出した。
オジさんは、伸一の右斜め後ろからデッサンしていた。
「それだと休憩時間がなくなっちゃいますけど、皆さん大丈夫ですか?」
と参加者に聞いた。
(モデルには聞かないのか!?)と思ったが、参加者が全員うなずき、席替えすることになった。
顧問は伸一の耳元で「悪いな、頑張れ」と励ましの言葉を囁いた。
伸一は無表情だ。
オジさんは真正面の席に座り、ひとしきり写真を撮ってからチョロッとデッサンをした。
顧問は
「そろそろ時間の関係で次のポーズに移ってよいですか」
と聞いたあと、
「リクエストがあれば言ってください。ただ素人なので難しいポーズはダメですよ」
と募ると、またさっきのオジさんが
「じゃあ皆さん、クラウチングスタートのポーズはいかがですか」
と聞くと
「それで良いです」
「また途中で席を替わりましょう」
など参加者の間で意見が交わされた。
伸一はクラウチングスタートと言うのがピンときていないようだった。部長が部員に指示をし、作業机を円の真ん中に移動させながら、
「おい光彦、お前陸上部だろ、その上で伸一のポーズを手伝ってやれ」
と言われた。
俺は伸一には申し訳ないと思ったが、命ぜられれば従わなければならない。
「じゃあ伸一、そのうえに上がって片膝ついて、ケツあげて、顔はまっすぐゴールを見据えて」
とポーズをとらせた。
そうすると、ちょうど参加者が座った目線に伸一のケツの穴やぺニスが見える。
出来上がった伸一のポーズを見て
「おいおい、勃起ぺニスだけじゃなくケツの穴まで丸見えじゃん。恥ずかしくないのかね」
と同級生が呟いたのが聞こえた。
前列に座った小学生達は知り合いらしく
「伸一兄ちゃんのおしりの穴、スッゲー毛むくじゃら」
と言って母親に口を押さえられている。
確かに俺がいるアングルから見ても毛だらけの肛門の下にチョロチョロと毛が生えた睾丸がぶら下がっているのが見え、その先の勃起したぺニスは揺れて見え隠れしている。グロテスクだ。
顧問は
「芸術です。若い肉体を大胆にキャンパスに描いてみてください。目に飛び込んできた光景が衝撃的なら、その思いをキャンパスに表現してください」
と熱く語った。
当然、シャッター音の嵐だった。
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~~伸一の脳裏~~
心を無にして、なにも考えずに、、
そう思っていないとぺニスの根元から何かが湧き出てきそうだ。
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で、、でもぺ、ぺニスが、疼く。
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