若者たち

ザボン

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第七章◆◆◆目黒台高校ラグビー部

第四十八話

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夏樹は夜になっても帰って来なかった。
須藤は、淳のSDカードがなくなっていた事に気づいていた。
データは博司から回収済みだが、どうやって盗み出したのか、がわからなかった。
夏樹か?
しかし、夏樹はカード内の動画を見ていなかったはずだ。
あのカードには夏樹の動画も入れてあった。
もし見てたら、俺をあんなに愛せるはずがないと思う。俺は夏樹の、俺にすべてを捧げ、されるがままになった姿を思いだした。
俺は引き出しの鍵をあけ、SDカードを確認した。
場所が変わってる。
散乱しているが、配置の写真を撮っておいたのだ。これらのSDカードもダミーで、中身はネットから落としたエロ動画だ。(淳)とラベルが貼られたカードもあった。ビデオカメラに入れボタンを押したが、再生不能だった。
この部屋に仕掛けたカメラからSDカードをとり出し、再生した。
夏樹と進が話している。
進が俺の引き出しの1番上を引っこ抜いた時は驚いた。なるほど、完全な欠陥だ。
そして、夏樹がすべてを知った事がわかった。

俺は本郷さんに来てもらい、斎藤の部屋で状況を説明した。
斎藤が、「あの3人の中で、友達に連絡をして伸一の姿を見させた、夏樹の罪が1番重い。淳と孝一には罰を与えたが、夏樹には2度と立ち直れない罰を与えるべきだ」と主張した。夏樹の恥ずかしい動画はたくさんある。本郷さんが、「須藤は、どうしたいんだ」と聞いてきた。
俺にすがり、甘えてきた夏樹の姿を思い出すと、夏樹の悲しむ顔を見たくない。情がわいてしまったのだ。しかし、バレてしまった今、陥れないとこちらの足元をすくわれる。
俺は「徹底的にやりましょう」と言った。

夏樹は帰って来なかった。
帰ってきて、「ご褒美ちょうだい」って甘えてくるなら考えてやったが、全く連絡をしてこない。
やはり徹底的にやるしかない。

◇◇◇

「おかえり。あら、友達?」
進のお母さんだ。
「夏樹先輩。今夜泊まってもらうから」
そう言うと僕を進の部屋に案内してくれた。
進はコピーしたファイルを確認しだしたが「くそー、中の動画は適当なエロ動画だ。きっとSDカードが1枚無くなってるの気づかれてたんだ」と教えてくれた。
僕は進が言う事をぼんやり聞いていた。
「今日は遅いから寝ましょう」と言って、ベッドの横に布団を敷いてくれ、僕の着替えとしてジャージの上下を出してくれた。
「夏樹先輩、シャワーしますか?」
と聞かれたので首を振った。
「じゃあ俺シャワーしてきます」
と言って部屋を出ていった。
僕は明日、教務科に言って部屋を換えてもらうつもりだ。寮を出た1年がいるので、空いている。前に教務科から部屋を換わるか聞かれて断っていた。
たぶん、すぐに換われると思うから、明日須藤先輩が授業の時間帯に荷物を移動させよう。
そんなことを考えていたら、進がパンイチで戻ってきた。
パジャマのズボンだけ履き、ジャージを受け取ってもなかなか着替えない僕に、「これからの事は明日考える事にして、今日は寝ましょう」と促し、着替えを手伝ってくれた。
進とは去年まで同じラグビー部だったので、一緒に着替えたりもしていたが、こんなにいい体だとは、気が付かなかった。
いつも一緒にいた淳の体には劣るので、目立ってなかったのだ。
進は、僕が着ているパーカーを脱がし、「あらら、シャツまで脱げちゃいましたね。」と言った。そして、進の手が止まり、じっと僕を見つめて、涙を流しながらゆっくりと僕の唇に進を重ねてきた。僕は進のたくましい体に手を回していた。

俺は夏輝先輩の綺麗なはだかを見て、触ったら、今日のコロンでの悔しい出来事を思い出し、なぜかたまらなくなりキスをした。
ファーストキスを男とするとは思ってなかった。
夏輝先輩の唇はとても柔らかかった。
すると、夏輝先輩の舌が僕の口に入ってきた。僕は舌を絡めた。
夏輝先輩は僕にすがるように、唇から鼻筋、目、耳、首すじにキスをし、乳首に到達し、さらに下へと下がっていった。
へそ回りの毛に頬を擦り付けながら、俺のパジャマのズボンをおろした。
そこにはパンツからはみ出した僕のぺニスをがあった。夏輝先輩は頬ずりしていたヘソにキスをし、徐々に下に移動し、俺のぺニスに到達した。そして、ぺニスの先っぽに優しく舌を滑らせてた。

僕の目の前に大人のぺニスがある。
進のぺニスだ。
ほしい、我慢できない。。
僕は、無我夢中でパンツの中の巨大な肉棒をにぎり、僕の手に入りきらない、鬼頭部分をしゃぶった。
「ああっ」と進が声を洩らした。
(大きい)僕は無意識に、思い出したくもない須藤先輩のものと比べていた。
進が自分のパンツを脱ぎ、僕のズボンのベルトを外そうとしているがなかなかうまく行かない。
僕は自分でベルトとホックを外し、ズボンとパンツをモゾモゾと脱ぎ、窮屈だったぺニスを開放した。

夏樹先輩は勃起したぺニスを揺らしながら、俺の肉棒をしゃぶっている。
綺麗な体だ。俺は思った。
尚樹にも引けをとらないと思った。
前から思っていたが、夏輝先輩の顔は目がパッチリしてまつ毛が長く、髭も薄く、かわいらしい顔立だ。
しかし、陰毛やワキ毛は男らしく、キッチリ生えている。その他の部位もうっすらと生えて、男の体だ。俺は夏輝先輩のぺニスに手を伸ばしシゴき出し、自然とそのぺニスを自分の顔に引き寄せて、口に含んでいた。
あのコロンでの、おぞましい体験しか知らない俺は、やっと大人の快楽を知ることができたことに涙が自然と出てきた。
夏輝先輩の体がほしい。もっと夏輝先輩のやらしい部分を感じたい。本能的に俺はぺニスを口から吐き出し、手でシゴきながら、睾丸を経由し、肛門の方へ舌を滑らしていった。
「ああん、ハァハァ」夏輝先輩の声が聞こえる。
肛門は毛が数本しかなかった。人の肛門を見たのはキャプテンの講習会以来2回目で、興奮し、夢中でなめた。
もっと夏輝先輩の体がほしい。と、俺は肛門から夏輝先輩の内部に指を入れた。
「あ、あ、あーんふっ」夏輝先輩はよがり声が強くなった。
俺は、夏輝先輩の内部がみたい、と、指で肛門を開いた。なめては開き、なめては開きを繰り返した。夏輝先輩は「す、進の、ぺ、ぺニス、ほ、ほしい」と囁いた。
俺は自分のぺニスを夏輝先輩の中に挿入した。それでやっと夏樹先輩の体を手に入れた感覚になった。
俺が尚樹にされたように、夏樹先輩の穴を使って俺の欲求を満たしてやる。
そうすれば夏樹先輩にも究極の快楽がもたらされる事を、俺は体験として知っている。
ズボッ、ズボッと、音をたてて俺のぺニスが夏樹先輩に突き刺さる。その度に夏樹先輩の顔が歪み、「あっ、あっ」とあえぎ洩れる。
揺れる夏樹先輩のぺニスからは透明の粘液が撒き散らされ糸を引いていた。俺はもっと奥までこの肉棒を挿入しようと、夏樹先輩の姿勢をかえ、背後から突き刺した。
俺は腰の動きは止めずに、夏樹先輩の顔を振り返えらせ、舌を絡ませた。
「ああん」と夏樹先輩が悶える。
ぺニスから精液が噴出すると同時に、俺は夏樹先輩の体内に俺の分身を放出した。(夏樹先輩の身体の、奥の奥まで届け)
俺は息を切らせながら夏樹先輩の体を後ろから抱き締めた。そしてぺニスも抜かずに、そのまま眠りに落ちた。
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