若者たち

ザボン

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第七章◆◆◆目黒台高校ラグビー部

第五十話

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「あれから、淳は行方不明です」と俺はそのときの映像を見せながら報告した。
夏樹と進の行為の最中に淳が出会わせた映像も、ちゃんとあの部屋の隠しカメラはとらえていた。わめきながら寮の部屋を飛び出し、その後淳は消息不明だ。生きているんだか、、
「何をやってるんだ、本郷」少し怒っている。「申し訳ありません」俺は頭を下げた。「まあ、いい。お前が二丁目で不特定多数の相手をさせてから、怖くてあいつには触れなかったからな」
 前に「二丁目で放置して58人の精液を淳の体内にぶちこんだ」と報告したとき、おもいっきり殴られた。その時「なんて勿体ないことをしてくれたんだ」と、怒鳴られた。その当時を思い出し、その時殴られた左ほほを擦った。
「明日は、博司を連れてこい」と指示され、俺は「かしこまりました」と返事をした。動画で博司が気に入ったらしい。「それから、尚樹は淳のケツにぶちこんだから、3ヶ月後に検査して、陰性だったら報告しろ、捨てるのは惜しい体だ」そう言って、俺を追い返した。
俺は成果物であるBDを、2枚置いて、部屋を出て、歩きながら考えていた。
(あの人に始めて嘘の報告をした。)
行方不明なのは本当だが、行き先の情報は、既に掴んでいた。

博司は斎藤に呼び出された。
あのときの動画を公開されたくなければ、と言われ来ざる終えなかった。進を裏切り、幹部メンバーを裏切り、夏樹先輩を裏切って守り抜いてきた俺の恥だ。公開なんかされてたまるか。と思っている。
あの時、大人たちに恥ずかしいところを撮影されたが、知合いにだけは見られたくない。その為なら何でもする。
指定されたホテルに到着すると、すでにチェックインしていた斎藤は俺をエレベーターで3階まで連れていき302号室に一緒に入った。(ここで斎藤の相手をさせられるのか)と考えていた。
斎藤は「まっ裸になれ」と命令してきた。
(やっぱり)と思い、 全部脱いだ。
斎藤は「風呂場に来い」と言い先に入っていった。
(斎藤は脱がないのか?)と不思議に思いながらに後からついて入ると、股を開かされ、風呂場の縁に手を置かされ、ケツの穴を見られた。そして、ヘッドの外されたシャワーでお湯をドクドクとケツの穴から俺のなかに注入した。「あっ、あっ」俺は初めてのことで、悶え、ぺニスが膨張してきた。
そして、耐えられなくなり、「出させて下さい」と訴えると同時に横の便器に座り、脱糞した。風呂場じゅう俺のクソの臭いが充満した。「もう一回だ」俺は立たされ、再度ケツの穴に湯を入れられた。
4回繰り返えされ、「よし、シャワーで体を洗え」と指示され、斎藤の見ている前で、俺はボディソープで洗った。「じゃあ、体を拭いて服を着ろ」と言われ、意味がわからなくなった。
浣腸するところも撮影されてないし、斎藤の相手もしてないし、この行為はいったい何なんだろう。
不思議に思いながら、これで帰れるなら
ちょっと恥ずかしかったけど、まぁいいか。と考えていた。
一緒に部屋を出て、エレベーターホールに行くと斎藤は上のボタンを押した。
「どこに行くのですか?」と聞くと、「別の部屋だ」と告げられた。
最上階の部屋のドアの前に立つと、チャイムを鳴らした。すると中から本郷が俺たちを迎い入れた。
部屋のなかは先程の部屋よりずいぶん広い。
そして、覆面の男がガウンを着て、酒を飲みながらソファーに座っていた。
斉藤が「連れて参りました」と言った。
俺は覆面の前に立たされた。2台のカメラが三脚でセットされており、1台は本郷が構えていた。
「君が博司君か、可愛い顔をしてる」と覆面が言うと、斉藤が「隣に座れ」と命じた。
座ると、覆面が顔を触り、そして服の下に手をいれ体を触り「可愛いなぁ」と囁いた。
俺の横に斎藤も座り、俺のシャツを脱がした。すると覆面は俺の腕をあげ、わきの臭いをかいでから舐め、乳首をなめ、唇もなめだした。
そして、俺の口の中に舌を絡めてきた。
「あー美味しい、やっぱり若い子はたまらないな」そう言うと、俺の鼻や目もなめ回した。斉藤が「そろそろ下半身も確認しますか?」と聞くと、「お前と比べる」と言った。俺は斎藤に全部脱ぐよう命じられ、斎藤自信もすべて脱ぎ捨てまっ裸になった。斎藤に促され、覆面の前に立つと両手を頭の後ろに組んだ。
「二人とも、立派だねぇ」と並んだ俺たちの体をマジマジと観察した。
「ワキ毛とちん毛は同じくらいだ、ぺニスは斉藤がズル剥けに対して博司君のは皮が被ってるんだね」そう言い、ニタニタしている。
「じゃあ、お尻も見せて」と言われ、隣で斉藤がやるように、後ろを向き、股を開き、前屈姿勢になった。
「わあ、ここは博司君のほうが断然やらしいな」と、指で僕の肛門の毛を触りながら言った。そして両手ひとさし指をしゃぶり、たっぷり唾液をつけ、二人の肛門に指をいれた。
肛門のなかで指を曲げ、コネクリ回してる。
おれは、「んふ、んふ」と、声を漏らした。斎藤の顔をみると、少し赤くなって我慢しているようだった。
「これはどうか」1度指を抜かれ、次は2本指が入ってきた。俺は「痛っ」と言った。斎藤は顔を歪ましていた。
「さすがに肛門は斎藤のほうが入りやすいな、だんだん使いやすいケツになってきた」と斎藤を誉めていた。
さんざんケツの穴をいじられて、そして、「じゃあ次は勃起比べだ」と言われた。
また前に向き直し、自分でシゴき、勃起させた。斉藤が早々に勃起させたので、少し焦った。
「博司君のも、綺麗に剥けたね、鬼頭がピンクで美しい。大きさ的には、だいたい同じくらいだけど、じゃっかん博司君のが大きいね」
そう言って、二人のぺニスをにぎり、交互にキスをした。「二十歳と十八歳。君たちは2歳も違う、と思うかもしれないが、どっちも若くて可愛い、二人とも俺のものだ」そう言い、覆面は俺のぺニスを本格的にしゃぶりだした。すると斎藤は、覆面のガウンのボタンを外し、露になった覆面のぺニスをしゃぶった。
覆面は「本郷」と言った。
合図のようだ。
すると、俺は斉藤に羽交い締めにされた。本郷が鞄から粉の薬をだした。それをスマホの上にあけ、少量の水で溶いて注射器で吸い上げ、それを腕に打たれた。

注射を打たれた博司は、急に興奮しだした。
「あー、誰か俺のぺニスをなんとかしてくれ。熱い、熱い」と騒ぎだし、自分でシゴキだすと、乱暴に覆面のぺニスにもしゃぶりついた。そして、すぐに「お前のケツにぶちこみたい、お願いだ」と言い自分のぺニスを覆面の眼前につきたした。
俺は博司の豹変ぶりに驚いていた。
(あの薬、ほしい)
本郷さんに協力するよう言われ、博司を引き放し、押さえつけた。「やめろ、ああ、欲しい。誰か俺のぺニスを、ぺニスを」と言って叫んだ。だんだんおとなしくなり「お願いだよ、ぺニスをなんとかしてくれよ。」と泣きじゃくった。
本郷さんは博司の両手首をベッドに固定した。博司は、なんとか自分のぺニスの刺激を求め、ベッドに擦り付けようと必死だ。
覆面が博司のぺニスをツンツンと刺激すると、それだけで「あん、あん」と悶え、「もっと、もっと」とせがんだ。
覆面は自分の勃起ぺニスを博司の顔に押し付けた。博司は「あ、あ、ぺニスだ、ぺニスだ」と興奮しながらしゃぶりついた。しかし、すぐに吐き出し、「熱い、熱い、俺のぺニスにも刺激をくれ」と、また叫び出した。
覆面が「ならこれはどうだ」と言い、博司の肛門にぺニスを突っ込んだ。
「う、痛い。そこじゃないよ、ぺニスが欲しいんだよ」と博司は泣きじゃくるが、構わず腰を動かすと、「あん、あん、あん」と喘ぎ出し、「ぺ、ペ、ペニ、ぺニスにも」と嘆願した。博司のぺニスは、血管が浮き出し、透明粘液をダラダラ垂らしている。覆面がつつくと、ビクッと反応する。博司はよだれを垂らしながらうわ言のように、「熱い、ぺニス、早く、早く」とかすれる声を出している。その姿を楽しむように、覆面は博司の尿道を舌で刺激したり、ぺニスの根元を掴み揺らしたりした。その度に博司は、ビクッとし、喘いだ。「お願いだよ、お願いだよお願いだよ」博司は、涙を流しながら小さな声を発していだが、その声もしなくなった。
気を失ったように見えたが、ぺニスは変わらず反応している。
俺は我慢できず、博司にキスをし、そのまま腋の下や、乳首を、愛撫した。
その度に博司のぺニスは反応した。
「ぺニスは刺激するなよ」と注意を受けた。
覆面はあらためて激しく腰を振りだした。
博司の血管が浮き出たぺニスは、全体的にどす黒い色になって、はち切れそうな状態で天をあおいでいる。先からはとどまることがなく、透明粘液が流れ出ている。しかし、博司の顔は涙とよだれでグチョグチョで、苦痛な表情をしている。「そのかわいい顔をもっとグチョグチョにしてやる」そう言うと、覆面はぺニスを抜き、博司の顔面に精液をぶっかけた。
俺は本郷さんに促され、覆面の後を引き継ぎ、博司のケツにぺニスを突っ込んだ。
覆面は満足したようにソファーに座り、俺の行為を眺めている。
すでに博司はぺニス以外は反応しなくなっていた。
そしてその夜、博司のぺニスから精液が噴出されることはなかった。

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