若者たち

ザボン

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第九章◆◆◆健診と媚薬

第六十一話

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翌日、部室にいくと3年の先輩がワイワイと話していた。
ロッカーを挟んで反対側だったので、僕は挨拶せずに着替えをしていた。
すると、「おい尚樹、精液が残っちゃう症状で、昨日診察行ったんだろ。どうだった?」と聞かれていた。(え、尚樹先輩はみんなに話してるの?)と、動揺した。
尚樹先輩の声がした。「そうなんだよ、男の先生と助手だけど、流石に恥ずかしくてさ、まずまっ裸にされてケツの穴、器具で無理矢理広げられ、、、」
昨日僕がされた診察の内容を恥ずかしげもなくしゃべってる。
「え、そんなことまで!」「ワー、お前よく恥ずかしくないな」「俺、そんなことされたらお婿に行けねーよ」など、周りは言っていた。
(お願いだから僕とクリニックで会ったこと、みんなに言わないでくれ)僕は祈った。
尚樹先輩が一人になったときに、お願いしようと、後をつけることにした。
尚樹先輩達をつけて部室を出ようとすると、「和馬、今日お前当番だろ」と、紙袋を渡された。それは1年の仕事で、練習試合で使うビブスだった。順番で洗濯して来るのだ。そんなやり取りをして、出遅れてしまい、尚樹先輩達を見失ってしまった。「クソッ」と思っていると、トイレから出てきた尚樹先輩達と、バッタリ出くわしてしまった。
「おう、和馬、昨日はお疲れさん」と尚樹先輩が言い「お、お疲れ様です」と小声で言った。僕はドキドキした。
この簡単な挨拶から、クリニツクの話になるのではないか。
目をそらし「失礼します」と、慌ててその場から離れ、隠れて先輩達を監察した。
そのあとの様子から、僕の話題では無さそうなので、ホッとした。
そのあと、ずっと他の先輩と一緒だった。いつ、ぼくのことを言われるかと思うと、聞き耳をたてて、(あの話題になるな)と願った。帰り道もずっとつけて行き、やっと別れて一人になった。
追いかけると、尚樹先輩は喫茶店に入った。コロンという店だ。

喫茶コロンに入ると、尚樹先輩は奥で店の人と親しげに話をしている。
声を掛けそびれていると「いらっしゃいませ、こちらどうぞ」と水をもって来てくれた。仕方なく「オレンジジュース」と注文した。尚樹先輩は奥のスタッフルームに入って、なかなか出てこない。
僕は席に荷物を置いたまま、奥のスタッフルームを覗ける場所に行ってみた。
「何か用ですか?」と聞かれ、「あれ?、君目黒台高校のラグビー部の?」と言われ、顔をみると、クリニックの先生だった。
「尚樹先輩が入っていくのが見えたので」と言いながら、「何でクリニックの先生が?」と聞いた。
「ああ、ここの店のオーナーなんだよ。尚樹君は、さっき裏口から帰ったよ」と言われた。
なんだ、早く声かければ良かった。明日、尚樹先輩の一人になるタイミングを探そう。
そう思いお会計をして、店を出た。
少し歩くと、「きみ、ちょっとまって」とコロンの多分店長と思われる人に呼び止められた。
「その紙袋の中、見せてくれる?」
何か疑われてるみたいだ。
僕はビブスの入った紙袋を見せ、自分でも覗きにこむと、コロンのレジの横に陳列してあった、クッキー詰め合わせが入っていた。
「僕、こんなの知りません」と、慌てて言ったが、「君、目黒台高校だね。ちょっとお店に戻ってくれるかな」と言われ、しぶしぶついて戻った。

俺は交番に来た。
「水原さん」と声をかけた。
「ああ、斎藤くん、どうしたの?」と聞かれた。店の前でよく会い、世間話をしていたが交番に来るのははじめてだ。
(やっぱりカッコいい)と思いながら、「お願いがあるんです」と説明を始めた。
「コロンで万引きした高校生がスタッフルームにいるのですが、ちょっと説教してほしいんです。被害届を出すつもりはないんですが、警官から説教されれば二度としないと思うので」と言い、「本当はダメなんだけど、ま、話すだけなら」と言って、パトロール扱いでコロンまで来てくれた。
「ここに、います」と、スタッフルームに案内して、中に入ってもらった。

◇◇◇

3日前

「斎藤、ちょっといいか?」
本郷さんに呼ばれた。
「すごいものを作ったよ」と、少し興奮ぎみだ。前にもすごいものを作ってると言ってたから、完成したんだろう。
「射精マシン2号とか?」と、僕が言うと、
「媚薬拡散機だ」と、早く言いたくてしょうがないようだった。
「よく、鼻から吸う媚薬があるだろ?あれを部屋に充満させて、ムラムラさせる機械だ」「なるほど、で、効果は?」
と言うと、動画を見せた。
真っ暗だか、伸一が「悪い、心理学のプリント貸してくれるか」と言ってる声が聞こえた。そしてガサゴソ音がして、寮の隣の部屋の映像が映った。
部屋の住人二人がそれぞれ机に向かってる。
ここで本郷さんは、3倍速にした。
4分ほどで二人はもぞもぞし出した。
一人が「なんか身体が暑い」と言って脱ぎ出すと、もう一人は服の下から現れた裸体をじっと見ている。
そして、7分で身体を触りに行き二人はキスをしながら、ぺニスをまさぐりあった。
二人で勃起したぺニスをなめあっていたが、20分ほどで、どちらともなくやめて、「今のは無かったことにしよう」と話をしている。
すると、「プリントありがとう。助かったよ」と、伸一の声が入りガサゴソ音がして動画が終った。
俺は息をのんだ。
「あいつらがゲイとは聞いてない」俺はボソッと言った。
「セットする媚薬の量で、効果の時間決められる」と説明を受けた。
俺は「裸をみたい警官がいるのですが」と、即座に言った。

◇◇◇

水原は、座っている高校生の前に座り、「万引きをしたのか?」と聞いた。高校生は首を振った。「お店の人から状況を聞いたけど、君からも聞かせてくれるかな」
すると、高校生は汗をかきながら話し出した。(汗をかいているのは、嘘をついてるからだ)と思ったが、自分も汗がでてきた。
(なんだか気持ちよくなってきた。ぺニスを刺激したい、、いや、何考えてるんだ、職務中だぞ)
高校生を見ると、説明は途中でやめてしまい、机のしたで、何やらモゾモゾしている。
(あの子がしゃぶってくれたら、おじさんもしゃぶってやるのに、え、何考えてるんだ)
もう、理性がなくなった。
俺は立ちあがり高校生の元に行った。
案の定、高校生は股間をまさぐっていた。
俺はその子にキスをしながら、股間に手を伸ばした。
その子も立ちあがり、俺の股間に手を押し付けて、刺激してきた。
俺はその子の制服のズボンとパンツを膝までずらし、その子の大きくなっているかわいいぺニスを握りながら、自分のズボンとパンツをおろした。
俺のぺニスは最大限に勃起していた。
その子は俺のぺニスに触っている。もっと強めに刺激してほしい。
俺はその子のぺニスを少し乱暴に刺激した。
「あっあっ、」と声を漏らした。
(クソッ、自分が気持ちいいと手がおろそかになる。えーい、じれったい。)俺はその子を力ずくで机に伏せさせ、ケツの穴に唾液でグチョグチョにした中指と人指す指を突っこみ、拡張した。
そして、ぺニスを挿したが、まったく入らない。
「クソッ、使えねー」と叫び
その子の顔を引き寄せ、ぺニスで口をこじ開け、突っ込んだ。
「ほら、小僧、もっと舌を使え」
と命令した。

え、なんだ?
俺は何をしてるんだ?

何かが急に覚めていった。
前には下半身丸だして、涙を流している高校生がいた。

(そろそろ時間だ)斎藤は時計に目をやり、スタッフルームに「水原さん、ありが、、」間をおき「水原さん、何やってるんですか」俺は水原さんを突き飛ばして、和馬を抱きかかえた。
水原は倒れ、下半身を丸出しのまま、呆然としていた。
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