若者たち

ザボン

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第十章◆◆◆仙頭先輩

第七十二話

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俺は仙頭先輩と住所の屋敷に来た。
仙頭先輩は、恥ずかしい動画を撮られ、子供達の前でオナニーさせられ、ヨーロッパ旅行をキャンセルさせられ、ヤケになっているようだ。
俺は「こんにちはー、すみません。孝子ママに言われて来ましたー」と言って玄関を入っていった。
覆面の秋川顧問が現れた。
仙頭先輩は、びびっている。
「君の動画は見せてもらった」と、仙頭先輩に向かって話しかけた。仙頭先輩は、雰囲気に飲まれ、「は、はい」と言うのがやっとだった。
「全部脱いで後ろを向け」と秋川顧問が言った。
なぜか仙頭先輩はなにも言わず脱ぎだし、全裸になった。
ケツの穴に指を突っこみ、その後自分のペニスを勃起させて突っ込んだ。
「腹に力を入れて、ケツの穴を締めろ」と言われ、仙頭先輩は「ふんっ」と言って踏ん張った。
ニャッと笑い、ペニスを抜き「ついてこい」と言って2階に連れていき、鍵を開けて中に入った。
そこには同じように貞操帯をした3人の男がいた。

その3人の中に放り込まれ「新入りだ、いろいろ教えてやれ」と言い、秋川顧問と俺は1階に降りた。
2階の映像を見ながら、「なかなか面白そうな企画だ、期待してるぞ」と言われた。

2階の生映像を見ていると、3人に洗礼を受けている。
その後ケツの穴の鍛え方の会話に、仙頭先輩のケツの穴も加わり、ようやく俺と秋川は、安堵した。
そして、先輩3人から、ご指導を受けていった。
2階はわりと必要なものは、与えられる。
今回は「新人が入るが1ヶ月だ」と伝えてあった。そして、「1ヶ月後にその新人が25kgの壁を突破したらお前ら3人全員に特別賞を与える」と話してある。

2階では、まず一番新米の田辺が、ここのルールを説明した。
「いつ、マスターやゲストが来てもいいように、一日三回自分で浣腸する。何回もお湯を入れ、透明になるまでだ」と言ってバスルームを指した。「1ヶ所しかないから、順番だ。お前は一番の新入りにだから最後だ」
田辺は自分が上だと主張した。
「そして、穴選びだ。マスターやゲストが来たら俺たちは横一列に並び、淳さんの号令で後ろを向きよつん這いになって、アナルを試していただく。そして選ばれたアナルをお使い頂く。その際はあの簡易ベッドに仰向けに寝て、頭の上のバーを握り、待つ。握った手を拘束されると、」ここで田辺は一呼吸置いて言った。
「この貞操帯が外される。」
説明しながら田辺の目は虚ろになっていた。
「穴を使われてる最中は勃起し放題だ。
ゲストによってはペニスに触れてくれる場合もある。射精に到ってもOKだ。だから俺たちは、普段から自分が選ばれるよう、体とケツの穴を鍛え、髪型や身だしなみを整えるんだ」
仙頭先輩は驚いて聞いた。「俺は貞操帯を装着されたが、したくなったら、公開式だがオナニーをさせてもらっていた。ここではオナニーはできないのか?」
すると田辺は「お前は随分とあまチャンだな。穴選びで選ばれない奴は、搾汁まで、待つしかない」と教えてくれた。
「搾汁は2週間毎だ。牛の搾乳のように四つん這いになり、スタッフに抜いてもらう。事務的に手を動かされるだけだから、そのときは名一杯妄想するしかないんだ。次は、なんのオカズを妄想するか、毎日軽めに考えるのが楽しみだ。興奮すると勃起して痛いからな」
説明している間、淳と博司は順番に浣腸していて、「次は俺だ、そのあと使っていい」と言って田辺はバスルームに向かった。

仙頭先輩も見よう見まねで浣腸が終ると
一番古株の淳が仙頭先輩のケツの穴に指を突っこみ、「締めてみろ」と言った。
仙頭先輩は随分と年下の先輩に命令されたが、この異様な世界では気にもならなかった。
「ふんっ」と言ってケツの穴をしぼめた。
「全然ダメだ」と言って、「はい、肛門すぼめ100回」と命じた。
その後、淳はしゃがんでヤクルトの空き容器を自分のケツの穴に入れて「ふんっ」と言って潰して見せた。
「やってみろ」と言われ、同じようにやっても全く潰れない。田辺を呼んで同じことをやらせると、淳よりは時間をかけたが潰した。
「明日の朝までに潰せるように訓練しろ、それまで飯抜きだ」
ここでの飯は、体を作るため、鳥のむね肉など高タンパク低カロリーが基本だが、なかなか豪華だ。3人で旨そうに食っている横で、仙頭先輩はヤクルトの空き容器を潰す訓練をしていた。
翌朝、徹夜で訓練したので、少し潰せるようになった。淳は「もっと、グチャと潰せないとダメだが、飯は食わせてやる」と言い、朝飯は皆と一緒に食った。
焼き魚、ご飯、味噌汁、漬物とプロテインだ。夕飯を抜いたので、飯はおかわりをした。
朝の浣腸が終わると、淳から「ヤクルトの空き容器は常にケツの穴に入れて鍛練してろ、寝るときもだ。」と命ぜられ、そして「今日から本来の目的の訓練を始める」と言われた。
前には重りが軽い順に並んでいる。
その重りには30センチほどの紐がついていて、その先に皆同じ金具がついている。
淳は、25kgの重りを選び、金具にジェルをつけ、ケツの穴に突っ込み、「ふんっ」と言って持ち上げた。金具はジェルがついてニュルニュルのはずだが、すごい締め力だ。
まず、5kgの重りを指差し、「やってみろ」と言われた。
同じようにジェルを塗り、ケツの穴に挿し込んで「ふんっ」と持ち上げてみたが、「にゅるっ」と音をたてて抜けてしまった。
「お前の目標は25kgだ」と言い、訓練を続けるよう命じられた。
俺は気になっていたことを淳に聞いてみた。「淳さんは、どのくらいここにいるのですか?」淳は窓の外の遠くを見つめ「今月で1年になる」と呟いた。
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