若者たち

ザボン

文字の大きさ
93 / 136
第十四章◆◆◆体操部

第九十三話

しおりを挟む
俺は貞操帯をつけられて3日たった。
その間、勃起する度にぺニスが痛くなり、萎えていった。ペニスを管理されているとは、こういうことなのだ。と初めて実感した。
サッカー部の回りをうろついて、部室に行って、須藤さんを探した。
須藤さんは全然姿を見せなかった。
進はいたが、何事もなかったように、振る舞っている。
俺はサッカー部の1年に「須藤コーチはいつ来るんだ」と聞いてみると、「コーチは仕事が忙しくて、滅多に来ない。最近は1ヶ月に1度くらいだ」と言われた。
勃起ができないまま、1週間が過ぎた。
すでに我慢の限界だった。
ぺニスについた金具はどうやっても取れなかった。「仙頭先生」俺は泣きながら、教官室のドアをあけた。
先生の前で短パンとパンツを下ろし、全てを話した。
先生は「他のやつらには内緒だが」と言って自分の事を話してくれた。
  ・鍵は大学の後輩が管理していること。
  ・寮の透明BOXでしか開錠されないこと。
  ・その中で、オナニーするしかないこと。
  ・最近は、ほぼ毎日通ってること。
  ・寮生や前の道から丸見えなこと。
  ・そして、その生活に慣れてしまったこと。
俺はショックだった。そんな恥ずかしい生活は絶対にできない。俺はワンワン泣きながら、「そんなのイヤだ、先生なんとかしてよ」と足にすがった。
「それで、鍵は誰が管理してるんだ」と聞かれたので、「須藤さんです。でも全然ラグビー部のコーチに来なくて、会社もわからなくて」と泣きながら言った。
仙頭先生は須藤さんに連絡を取ってくれた。
電話を切り「須藤は、鍵は宮田進に預けたと言ってたぞ」
目の前が真っ白になった。
よりによって宮田に。
「まあ、運動部のキャプテン同士、腹わって話すんだな」仙頭先生が言っている言葉が頭の中を通過していった。
俺はトイレに駆け込み嗚咽した。

◇◇◇

あれから3日たった。
もう、勃起できず10日が経っていて、限界だった。ずっと耐えていることなどできないので、宮田と話すしかない。俺は決心して部活の練習中の宮田の元に行った。
「おい、話がある」俺は話しかけた。
「練習中だ。なんだ、聞いてやるから早くいえ」とぶっきらぼうに言われた。
「鍵、持ってるんだろ、貸してくれ」と言うと、「なんの鍵だ」と、宮田はとぼけた。
俺は「ちょっとあっちで話そう」と言ったが、「4時に練習が終わるから話はそれからだ、部室に来い」と言うと、コートの中の練習に加わってしまった。
俺は4時まで待ってラグビー部の部室に行った。宮田は上半身裸で汗をふいていた。
「こないだは悪かった。俺も脅されてたんだ。頼むから鍵を貸してくれ」と言った。
「貸すつもりはない」と即答した。
そして、「お前がつけてるのは俺の店で売ってる最新のタイプだ。鍵がなければ絶対に取れない。性転換手術を受ければ別だがな」といい、ニタニタと笑った。
ここで殴りかかっても鍵のありかがわからない。
俺は拳を握りしめて耐えた。
「まず、装着具合を見せてみろ」と言われ俺は短パンとパンツを下ろした。
「シャツが邪魔だ、上も脱げ」と言われ、全裸になった。厳密にはぺニスだけは金具で隠れている。
宮田は説明を始めた。
「須藤さんは中級者用を選んだのか、慣れたら上級者用をプレゼントしてやる」そう言って鞄から鍵を出した。
俺は宮田に殴りかかった。「鍵をよこせ」
といい馬乗りになった。
けっこう呆気なく鍵を奪えた。馬乗りのまま貞操帯の鍵穴にさし込んだが、回らない。
動揺している俺を突き飛ばして、宮田が立ち上がった。
「最新式は、鍵が二つあって、同時に回さないと開錠されないんだ、別々の人が管理してれば、その二人がいないと開錠できない」
と言いながら、しりもちをついている俺の後ろに目をやった。
振り向くとラグビー部員がならんでニタニタしていた。
宮田は俺の手から鍵を取り上げ、「もう一本の鍵はこの中の誰かが持っている」と言った。開錠してほしければ、俺たちを満足させてくれ。
宮田も、部員たちもラグパンの前を膨らましていた。俺は部員たちの太い腕で押さえつけられ、開脚させられた。
両腕もガッチリ持たれていて動けない。
「じゃあ、要望通り、開錠してやろう」と言うと、先ほどの鍵を鍵穴にさし、同じクラスの尚樹がもうひとつの鍵を穴に差し込んだ。
「せーのっ」と言いながら回すと、「カチッ」と音がして開錠された。

宮田が「10日ぶりのぺニスはどうかな」といいながらストロー金具を抜きながら外した。俺のぺニスは何も刺激されていないがムクムクと大きくなった。
「お、元気だな」といいながらアナルを指でさすりながら、「だけど俺たちはぺニスよりこっちに興味があるんだ」といい、指を差し込んだ。
「おらもっと舌を使え」、「お前もケツを振るんだよ」、「手が止まってる」と言われ、部員同士でも「おい、まだかよ、早くしてくれよ」、「次、俺がケツの穴使うからな」と言い合っている。全員まっ裸で勃たせている。
1年が二人、先輩に言われ撮影をしている。
俺はペニスを刺激されることもなく、部員に奉仕している。最後に撮影を2年が代わり、1年がケツの穴にペニスを突っ込んできた。
俺のぺニスはギンギンに勃起して、粘液がだらだら流れていた。
しかし、氷のうでペニスを冷やされた。しばらくすると勃起がおさまってきた。サイズを確認し、ストロー金具部を尿道に挿しこんできた。そして、施錠された。
「今日は勃起までだ」俺が告げると、部員達は「残念でしたね」「生殺し、御愁傷様です」などからかった。
今日は初回だから、部員全員でお前を試したが、次回からはやりたくなった奴がお前に声をかける。そのとき、そいつが満足できれば、お前も射精させてやる。
そして、部員に言った。
二人以上でそれぞれ鍵をもってこいつの穴をを使うこと。絶対に二つの鍵を一人で使って開錠しないこと。を告げられた。
そして、俺は部室を放り出された。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

寮生活のイジメ【社会人版】

ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説 【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】 全四話 毎週日曜日の正午に一話ずつ公開

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

  【完結】 男達の性宴

蔵屋
BL
  僕が通う高校の学校医望月先生に  今夜8時に来るよう、青山のホテルに  誘われた。  ホテルに来れば会場に案内すると  言われ、会場案内図を渡された。  高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を  早くも社会人扱いする両親。  僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、  東京へ飛ばして行った。

水泳部合宿

RIKUTO
BL
とある田舎の高校にかよう目立たない男子高校生は、快活な水泳部員に半ば強引に合宿に参加する。

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

少年探偵は恥部を徹底的に調べあげられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...