若者たち

ザボン

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第十五章◆◆◆芸能界

第百六話

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翌週は、福島と一緒に龍聖も来た。
龍聖は話を聞いていたようだが、実際の2階の部屋を見て驚いていた。
大型モニタの動画も、毎回更新されており、ちょうど福島宗太が卵を産み落とす場面だったので、龍聖は股間を膨らまし目を釘付けにして見入っていた。
「龍聖さん、前みたいにポケットに手を突っ込まなくなりましたね」と、本郷さんに言われ、照れ笑いをしていた。
横では福島宗太も自分の画面の中の姿に勃起して、痛たがっていた。
その後、福島の貞操帯は外された。
前回は勝手にぺニスを刺激して射精をしないようにと、隙を見て逃げられないように手を拘束していたが、今回はそんな様子もなかったので、そのままで外した。(たまにペニスは触っていたが)
そして、龍聖は「宗太から天吊り滑車の事を聞きました」と本郷さんに言った。
俺は、「だから自分がどうしたいか、正直になって、はっきり言わないと、気持ちは伝わらないですよ」と言われ、龍聖は「はっ」として言い直した。「前回、宗太がしてもらったことを自分にもしてほしいです」と言った。
「そうか、具体的にどんなことをされたと聞いたんだ?」と聞くと、「浣腸や産卵、型どりなど、あの動画に映っていたようなことです」と答えた。
俺は前回の一連の流れを、斎藤にやらせた。進は一生懸命撮影をしていた。
「福島さんはどうしたいですか?」と聞くと、「自分は龍聖のケツの穴にぶちこみたいです」と言った。
「それなら、少しあとの行程だ。それまでは俺の欲求を満たせ」と言って、浣腸室に連れていった。
天吊り滑車は無理矢理浣腸する場合に有効だが、自らするときのために、浣腸室が準備されている。便器とホースで手軽にできる。
そこで浣腸させてから、福島宗太のケツにぺニスを突っ込んだ。
「あ、あん、そこそこ、あー。いー」福島は喘ぎだした。俺は斎藤と龍聖さんの行程を見ながら、射精をした。
すでに産卵は成功していて、ペニスの型どり中だ。俺は福島宗太にキスをしながら余韻に浸った。
福島のペニスはキンギンで、汁が溢れていた。福島はこの一発を、龍聖のために大事にとってある。と言った感じで、ぺニスをつつくと「やめてくださいよ」と、少し口を尖らす。
ようやく型どりが終わり、福島さんが天吊り滑車のリモコンを手にして、龍聖さんを操っている。
自分の眼前にケツを向けさせ、すでに緩くなった穴にぺニスをブチ込んだ。
「おぉ、いい。龍聖どうだ、」と腰を振りだしたが、「うっ、しまった」と言ってすぐに射精をしてしまった。
見ていた俺と斎藤は苦笑いをした。
福島は萎えたぺニスを龍聖の肛門から抜きながら、「やっちまったー」と嘆いている。
俺は、「斎藤、龍聖さんを気持ちよくさせてやれ」と言いながら、「じゃあまた次回な」と言い、福島のペニスに貞操帯を着けた。
さすがに斎藤は男優だけあってうまい。
腰を振りながらスイッチで龍聖のケツの角度を変えて、龍聖の喘ぎかたを聞いている。
そして、角度が決まり、リモコンを投げ捨て、龍聖のケツを持って、激しく振りだした。
龍聖はよだれを垂らしたまま、気を失った。
ペニスからは精液が吹き出していた。

その後、福島と龍聖はスケジュールが合えば一緒に、会わなければ別々に来た。

福島宗太から連絡があった。
「お会いできて光栄です」
と俺は挨拶をした。
前回の福島宗太と同じように無口だった。
テレビでよく見たあの笑顔は見られなかった。
今回は川崎龍聖も一緒に来ていた。
埴生柚葉も、福島宗太がはじめてペニスに貞操帯を装着されて、ここに来た時と同じ顔をしていた。
大型モニタには、福島宗太と川崎龍聖のすさまじい姿が映し出されている。
埴生にたいし、「福島さんに話は聞いていますよね。まずは着ているものを脱いでください」と言った。そして福島を見て付け足した「福島さんも」
埴生はこちらを睨みながら、服のボタンを外していった。
龍聖から「実際は私が誘い出して、騙したんです」と聞いていた。福島宗太は仲良くなり、躊躇したらしい。結局、装着されてしまえばここに連れてくるしかない。しかも恥ずかしさの代わりに気持ちよさが与えられる。
そう考えて、「悪いことばかりではないよ」と福島が埴生を慰めたと、龍聖から聞いた。
ゆっくり服を脱ぎ全裸となった。
さすがに綺麗な体だ。龍聖や福島は見せるための身体だが、埴生の身体は見せる身体と戦う身体の融合と言うべきか、筋肉質だが、しなやかなのだ。流石プロスケーターだ。
みんなが勃起した。
福島は、「痛、痛いっ、早くこれを外してください」と進に駆け寄っていた。

◇◇◇

いつものように埴生を天吊り滑車を両手首、両足首、両膝に装着した。
そして、いよいよ貞操帯をとった瞬間、みんなが唖然として言葉を発しなかった。
そのなかで「わっ、可愛い」と、照間が声を漏らした。照間は最近大人の身体になりつつあった。
埴生は「頼むから撮らないでくれ」と泣きながら訴えている。しかし、そうは行かない。
貞操帯の金具は一番小さなものが選ばれていた。しかも皮もしっかり被っていた。
埴生は、真っ赤な顔をしていた。本郷さんは「膨張したらどうかな」と言い、電マで刺激した。
埴生は喘いで、勃起した。
皮は剥けたが、ミニサイズだ。
「ここまで小せーと、奇形だよな」と心無い声も聞こえた。
本郷さんは福島に「これ、いつ着けたんだ」ときくと10日前とのことだった。
本郷さんは大きな声でその場にいる人全員に言った。「貞操帯を着けるときは、皮を剥いてから着けるように。風呂で触れないから、鬼頭が洗えないんだ」
みんなが埴生のペニスに注目した。
埴生は恥ずかしさで号泣した。
埴生の鬼頭には白いカスが沢山付いていた。
本郷さんは浣腸用のホースを伸ばし、鬼頭にお湯をかけた。
 じゃあ姿勢を変えよう。そういい、Cボタンを押した。登録したらしい。滑車とクロス鉄骨が動き、目の前の高さに肛門が表われた。
ジェルを指につけ入れようとすると、「イタタタタ」と痛がった。
首をかしげて「斎藤、ケツのなか洗え」と命じた。
ホースで穴に注水するのも、なかなか入らず苦労をした。
「あっ、でる。でる。」と騒ぐので、バケツを下にセットしたとたん、ものすごい勢いで茶水が噴出され、そのあと、うどんのような糞がニュルニュルニュルと出てきた。
俺たちは、言葉にならなかった。
埴生柚葉は、ぺニスだけでなく、ケツの穴も小さい男だった。
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