若者たち

ザボン

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第十五章◆◆◆芸能界

第百九話

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ポン太もSMルームに引っ越してきた。
2つの檻のうち小さい右側はポン太の住まいだ。
本郷さんはポン太に「お前は今日からここで、お客様にたいして舐めてサービスするんだ。今まで俺にしてきたように」ポン太は涙を流している。構わず本郷さんはポン太を檻に入れた。ここの管理はすべて斎藤がやることになっている。
住み込みだ。1階も少し改装し寝られるだけの小部屋が作られていた。
しかし斎藤は、ほぼロフトで過ごしていた。
撮影される動画の編集と整理で追われていた。毎日が締め切りで、上納が間に合わない。寝る間を惜しんで働いていた。

大型モニタに映し出される動画も、どんどん長編になっていく。いまは有名人は3人だが、これからどんどん増えていくだろう。
あれから、埴生も龍聖に連れられ頻繁に来ていた。
ぺニスとケツの穴の小ささも、バレてしまえば開き直り快感を求めてきた。
その度に、埴生だけは本郷さんが相手をした。一度、ウズラの卵の産卵を試したけどうまくいかなかった。
失敗した状況も悲しそうな埴生の顔も、長編動画の中で映っている。
埴生のぺニスは、前よりずいぶん大きくなってきた気がする。本郷さんのマッサージのおかげか。
しかし、埴生の貞操帯がとれそうな気配がなかった。

あれから龍聖さんとは気も合い、たまに飯に行く。「埴生さんは、誰かに貞操帯を着けようと頑張ってますか?」と聞くと、「頑張って探してるようですけど、ぶっちゃけ難しいと思います。芸能界よりスポーツ界の友達が多くて、やっぱり芸能界と違って志が強い人ばかりですから」と言った。
(予想通りだ)
斎藤はそう思い、「じゃあ、俳優の浜崎健太にさせましょう」と言った。本郷さんの指示だ。
「龍聖さんも親しいのですよね?」と聞くと、「えっ、何人かで一緒に飲みに行った時にいた、という程度です」と少し焦りぎみに答えた。
「なんとか、龍聖さんと浜崎健太が二人きりになり、その場に自分と埴生さんも居合わす。という状況、作れないですか?」と聞くと、龍聖は頭を悩めていた。

埴生に聞いたところ、浜崎健太は前にイベントで会ったときに連絡先を交換したので飲みには誘える。との事だったので、誘わせた。
しかし、お互い有名人で飲みに行くのは個室なので、なかなかタイミングが合わない。
ならば、と俺は埴生がよく行く店を聞いた。

◇◇◇

「いらっしゃい」深く帽子を被った男性二人が予約の個室に入った。
俺はおしぼりを出しながら、今日は3人さんと聞いてますが。と言った。
「もう一人あとから来るから」と川崎龍聖が言った。
「柚葉のやつ、直前で遅れるって、どういう事ですかね」と愚痴を言った。
「まあ、もうすぐ来るでしょ、飲んでまってましょう」と浜崎健太がおしぼりで手を拭きながら、「でも、龍聖さんと埴生柚葉が親しいのは知りませんでした。福島さん繋がりですか?」と言い、ニヤニヤしている。
浜崎は、埴生柚葉が龍聖と福島宗太のお仲間だと思っているのだ。
「失礼します」と言って部屋に入り、小鉢を出しながら、「まずはビールでよいですか?2本位で」とオーダーをとった。そして部屋を出る前に、「これ、電子お香です。少し焚いて行きますね」と言って、コンセントにセットして部屋を出ていった。
埴生柚葉が来たので、「持ってきましたか?」と俺は聞き、少し待機させて、中の様子をちょくちょく覗いた。
浜崎健太と龍聖は話ながら汗をかいている。
「暑くないですか?」と龍聖が言うと、「本当に」と言いながら、おしぼりで汗を拭いている。そのうち龍聖が「隣に行ってもいいですか」と聞き、返事も待たず移動した。
そして龍聖の右手が浜崎健太の股間に伸びた。
浜崎健太はボーッとしていた。龍聖は、抵抗をしないのを確認すると、浜崎健太のズボンのベルトをはずし、ファスナーをあけ、手をパンツに突っ込んだ。
浜崎健太の手も大きくなった龍聖の股間に触れていた。
龍聖は浜崎健太のペニスを引っ張り出ししゃぶり出した。「あっ、あん、んふ」と小さな声で浜崎健太が喘ぎだした。
(もう少しだ。媚薬足りてくれ)思いのほか展開が遅く、俺はヒヤヒヤした。
しかし間もなく浜崎健太が「あ、あ、あーん」と声をだし恍惚の顔となり、射精した。
今だ!
「お客様、ビールを」といい、入っていき、
埴生柚葉も俺に続かせ「お待たせ」と言いながら、浜崎健太の萎えてきたペニスに貞操帯を着けた。
浜崎健太は、射精の余韻と、そそるような香りと、突然入ってきた店員と埴生柚葉にあっけにとられていた。
「カチッ」と浜崎健太のペニス辺りから、よい音がした。その後も川崎龍聖は喘いでいた。そろそろ終わりの時間だ。じゃあ後はよろしくと言って、媚薬拡散器を回収しながら店を出た。
「浜崎健太が我慢しきれなく、いつ訪ねて来るか楽しみだ」俺は一人言を言った。
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