近未来絵図

第一章～雌に支配され

3 ～村上信一 17才の頃～

「なあなあ、昨日女性省から召集令状がきた」
僕は興奮ぎみにクラスの親友、勇輝に話をした。
「マジで、お前もか！」
クラス１イケメンのやつが１ヶ月ほど前に女性省から呼ばれて、おばさんと直種受させられたとクラス中で話題となっていた。
しかも種を提供すると1000ポイントもらえるそうだ。
僕は童貞だ。少しドキドキして女性センターに行った。

女性センターについた。
若い男性スタッフが床をモップで拭いていた。
受付に行くと「村上さんですね、この中に手引きが入ってますので、手順に従ってください」と言われた。
(なんだこれ？)
封筒の中の書類と添付されている物を手にとって、内容を読み出した。
◇◇◇◇◇◇◇
名前を呼ばれて返事をして部屋に入った。
そこにはずいぶん年上のきれい目なお姉さんと５人ほどの女性スタッフがいた。
「村上信一さん、今日はこちらの女性に精液を提供してもらいます。まずは着ている服をすべて脱いでください」と事務的に言われた。
周りの視線を気にして躊躇していると、
僕の個人データを大きなモニタに表示させ、「既にあなたの体は全部見てますから」と言われ、しぶしぶ脱ぎ出した。
「こちらが村上さんのデータですが、間違えないですね」
その中で証明写真と実際の僕の体を見比べながら聞かれた。
「データよりもペニスは大きめね」「体つきや毛の生え方に成長が見られるわね、画像情報を追加登録しておきましょう」など俺の体をスタッフが、時に部位毎に撮影しながらじっくりと観察している。撮影された画像は日付けと共に、僕のデータベースに自動的にアップされている。
スタッフ全員でその提供を受けるお姉さんのために、僕を品定めを始めたのだ。
その後、学校の成績や精通した日にち、オナニーの回数(自己申告制)まで、その場で共有されているが、僕にはその女性のことはなにも教えてくれない。女性情報保護法案と言う法律で決まっているのだ。
僕は恥ずかしいので小さな声で「間違えありません」と答えた。
すると「申請では最後の射精は３日前の15時となっていますが、それ以降はしてないですね？」と念を押された。
提供前は3日間射精禁止だ。
僕は下を向いて「はい」と答えたが「夢精もしてないですね？」としつこく聞かれ、少しうんざりした。
「濃い種が提供できるか重要なことですよ」と強めに言われ「してません」と答えた。
更にキンマス試験紙というものを尿道に挿し込まれ、変わった色を標本と見比べ「うん、大丈夫みたいね。3日間射精の痕跡は無いわ」と提供を受けるお姉さんにキンマス試験紙を見せて説明していた。
その後お姉さんに「確認コースは初回だからAコースでしたね」と確認して、お姉さんも「そうです」と答えていた。
そして今度は僕に「受付で渡された浣腸は、してくれてますね？」と映像を見ながら確認された。
それは受け付け後に渡された手順に乗っ取って浣腸室でおこなっている証拠動画だ。
一段高い和式トイレで僕が怖々と黒い毛がビッシリ生えている肛門に浣腸液を注入し、大便が肛門からボトボトと垂れ落ちる姿が映っている。
カメラで撮られてたのだ！
僕は真っ赤になり「はい」と答えた。
そして震える声で「この動画も僕のデーターベースにアップされるのでしょうか？」と聞いてみた。
「この浣腸動画は別の管理者用のサーバにアップされて、村上さんの個人IDと
紐付けられるだけだから安心して」と言われた。安心してよいのかわからないが、一般女性からは簡単に見られないのだと理解した。
すると防水性のエプロンをつけた女性スタッフ２名が「じゃあ村上さん、こちらへ」と僕の腕をつかんで“洗浄室”とかかれた透明なガラス張りの小部屋に連れていかれ、台の上で四つん這いにさせられ、まるで犬を洗うように全身にシャンプーをかけられた。
他のスタッフと提供を受けるお姉さんは外からその様子をヒソヒソと何かを話ながら眺めている。
女性スタッフは「これから触って確認してもらうので洗浄しますね」と言ってお湯がドボドボ出ているホースを肛門にあてられた。「あっ、えっ、ちょっと待って」
下腹部にお湯が溜まり、外されるとそのまま肛門からお湯が吹き出した。
「少し残ってるわね、浣腸液を増やすように要望したいわ」と一人がブツブツ言いながら三回繰り返した。
やっと洗浄が終わり、体をバスタオルで拭かれ、天井から吊り下げられている大型のドライヤーで全身乾かされた。
それが終わるとそのまま洗浄室から出されて全裸で椅子に座らされた。
スタッフは手際よく「まずポイントの頭皮だけど、さすがに若いからしっかりしてるわ、データによると両親、祖父母とも毛は残ってるようね、ちょっと触ってみて」
「はい、口を開けて。親知らずが下に一本生えているわね」「チクビは少し黒いかしら、プクッとして形は問題ないわね」と、部位毎に上から確認が進められた。わき毛や胸毛、腹毛は有無や毛質まで確認された。
いよいよ下半身だ。
スタッフたちはピッタリした手袋をして「まずはぺニスからね」と言い、少し股を開かされて立たされ、竿とたまを包み込んで触診された。
さすがに触られて勃起した。
「若いから感度は抜群ね、勃起した大きさ、固さも合格でよいんじゃないかしら」
スタッフはお姉さんに同意を求めながら進めている。
お姉さんも「本当ですね、鬼頭の剥け方も綺麗だし」と同調している。
そして足の先まで検査された。
「じゃあ最後にアナルを検査して問題なかったら精液採取と続けますが良いですね」と、お姉さんに聞いた。僕には聞かれない。お姉さんは「はい」と答えた。
僕は最終的にお姉さんとエッチができるものかとばっかり思っていたので、がっかりした。
恥ずかしいだけだ。そんな僕の様子は関係なく、簡易ベッドに四つん這いにさせられてヌルヌルした液体をアナルにたタップリと塗られ、指を突っ込まれた。
内部をグジュグジュにかき回されて、「やってみる？」とスタッフがお姉さんに聞いた。
お姉さんは少し恥ずかしがったが、最終的に僕のアナルに指を突っ込んだ。
そうしていると萎えていたペニスが復活してきた。
「ここら辺が前立腺だから刺激して」
スタッフがやり方を教えている。
「直接的に刺激するとすぐに射精してしまうけど、ジワジワと精製された精液の方が濃度が濃いのよ」と説明している。
その事は2030年代になってすぐ、アメリカの医学学会が発表した有名な話だ。
僕は思わず「あっ、んふーんっ、そっそこっ、あっ」と喘ぎ声を出した。恥ずかしいが今は考えられない。
スタッフの一人が俺の口に指を突っ込むと、鼻息を荒くしてそれをチュウチュウと吸いながら、自分の一番気持ちいいところにお姉さんの指が来るよう、ケツを動かした。
「じゃあそろそろ終わらすわよ。仰向けに姿勢を変えてください」
アナルから指が抜かれると、「ゼーゼー」と肩で呼吸をしながら、簡易ベッドに仰向けに寝転んで、自分で足を大きく開脚し、ガッチリと両腕で更に開いた。僕の股間からアナルにかけ照明が光々とあてられて勃起したぺニスの先から透明なカウパー液がダラダラと流れ出ている。
僕の情報が表示されていた大型モニタはそんな僕の恥ずかしい姿を映し出している。
“ブイーーン”と音がして細めのバイブレーターを手にスタッフが「さてと、これで出しちゃいましょう」と言ってお姉さんに手渡した。
お姉さんはそのバイブをアナルに突っ込み、前立腺に微震を与えた。
「アウ、アウ、アウ」
僕は口許からよだれが垂れたのがわかった。
しかし、そんなこと気にしていられなかった。頭が狂いそうだ。気持ちがいい。
涙と涎で顔はグチャグチャだ。
「ンーッ、ンーッ、イッ、イク」
必死に開いている太ももの裏に爪を立てて腰を真上に突き出した。
スタッフは手慣れたようにブヨブヨとしたカプセルを僕の尿道に被せ、精液を全部出しきると一滴残らずそのカプセルに格納した。
カプセルは量が多くても格納できるように大きめにできている。そして全部格納されると、その量に合わせてキュッと縮めることができるのだ。
僕はしばらく、そのままなにも考えずにいた。
スタッフはそのカプセルを機械にかけて「なかなか濃度の高い精液が取れたわ」と数字を見て満足そうだ。
スタッフはその数値を僕のデーターに反映させていた。
そして僕のデータには1000ポイントが付いた。